初心者におすすめのハーモニカ7選|実は穴の数や構造でこんなに種類が!吹き方などの基本も

コンパクトながらも情緒的な音色を奏でることができる、定番の楽器のハーモニカ。

そんなハーモニカですが、いくつか種類があるのを知っていますか?  同じハーモニカであっても、種類が違えば演奏できる曲の幅や演奏のしやすさが違ってきます。今回は初心者の方向けに、ハーモニカの種類や吹き方などの基本から、おすすめの商品まで紹介します。

ハーモニカの種類

一見すると同じに見えるハーモニカですが、実は穴の数や内部構造によってそれぞれ特徴が違います。種類によって演奏できる曲も違ってくるため、知っておいたほうが良いでしょう。

10ホールズハーモニカ

最もスタンダードなハーモニカです。吹き口は10穴しかありませんが、音を発するための「リード」が、拭き音用と拭い音用の各1枚ずつ入っており、合計20音を奏でられます。また、拭き口が12穴や14穴などの亜種もあり、「10ホールズ」ではありませんが仕組みは同じなため、それらも「10ホールズハーモニカ」の分類になっています。

構造上#や♭といった半音階が難しいことから「ダイアトニックハーモニカ(全音階ハーモニカ)」、主にブルースの演奏に使われることから「ブルースハープ」とも呼ばれています。大きさは約10cmほどで、子どもでも持ちやすい大きさです。価格も4,000円前後と、初心者向けのハーモニカといえるでしょう。

【MANJI M-20 – SUZUKI】

クロマチックハーモニカ

クロマチックとは「半音階」という意味です。横に付いているボタンレバーを操作することで、「10ホールズハーモニカ」では難しかった#や♭といった半音階を簡単に出せます。16穴のハーモニカなら4オクターブの音域をカバーでき、楽曲の種類を選ばず、さまざまな演奏が楽しめます。

ただ、「10ホールズハーモニカ」と比べて仕組みが複雑で、安いものでも約2万円以上します。プロ用のだと100万円を超える純銀製もあるほどです。慣れていないと音を出すのも難しく、人によっては「壊れているのでは?」と勘違いする人もいます。良くも悪くも、プロ専用のハーモニカといえます。

【Chromonica 280 – HOHNER】

複音ハーモニカ

吹き口が上下についた特殊なハーモニカです。それぞれが別音ではなく、2穴で1音を奏でます。基本的な仕組みは10ホールズハーモニカと同じですが、チューニングがズレた上下の穴を通すことで、ビブラートのような響く音を鳴らします。同じ曲でも10ホールズハーモニカとは違った音色が楽しめるため、演歌や童話など、重みや深みを効かした演奏に使われることが多いです。

ただ、内部構造が複雑なため、10ホールズハーモニカとは違い半音階は演奏できません。複雑な曲だと演奏できないこともありますので注意してください。サイズは約20cmほど、価格は8,000円ほどで購入できます。

【No.1521 特製・トンボバンド – TOMBO】
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初心者の方へ|ハーモニカの基本

ハーモニカの基本的な吹き方

ハーモニカの基本は「出したい音の場所に口をつけて吹くだけ」です。フルートのように吹き方に注意したり、リコーダーのように穴をふさぐ必要はありません。隣の音も鳴ってしまいますが、誰がやってもある程度は鳴ってしまうため、気にしなくて良いです。むしろ、隣の音と混ざり合った音色は、ハーモニカ特有の味わい深い音になるでしょう。

とはいえ、演奏するためにはある程度、目的の音を鳴らす必要があります。大体の穴の位置めがけて、息を細く吹きかけてください。慣れないうちは口をすぼめてしまっても良いでしょう。感覚だけで穴の位置が分かり、その穴めがけて息を送れるようになることが大切です。

繰り返し練習すれば、穴の位置や息の吹きかけ方も分かるようになり、細かい音の使い分けもできるでしょう。専用の持ち方もありますが、始めの内は気にしなくて良いです。両手で持って、まずは狙った音を出すことをマスターしてください。

初心者におすすめな楽曲

ハーモニカに限ったことではありませんが、初心者は簡単な曲から始めるのが基本です。練習曲には「きらきら星」や「かえるの合唱」など、単純かつ全音階だけで演奏できる曲を選ぶと良いでしょう。知っている曲だと、テンポや全体の流れも分かりやすく、上達も早くなります。一曲をマスターするころには使い方もマスターし、演奏が楽しくなるはずです。

また、どうしても演奏したい曲があるなら、挑戦してみると良いです。好きな曲ならモチベーションも上がり、やる気が出ます。最後まで演奏しきれた感動は、得難い経験になります。ときには、ママパパも一緒になって参加し、楽しく練習しましょう。

初心者向けのハーモニカの種類

初めてハーモニカを使うなら10ホールズハーモニカがおすすめです。3種類の中で最もクセが無く、基本が練習しやすいからです。息を吹くだけで簡単に音も出せ、小さい子どもでも馴染みやすいでしょう。価格もお手頃価格で、ママパパの負担も軽いです。

また、複音ハーモニカも初心者におすすめな部類です。「息を吹くだけで簡単に音が出る」のは複音ハーモニカも同じで、すぐに練習が始められます。ただ、独特の響きがあるため、音楽初心者だと音階が分かりにくいです。複音ハーモニカから始めるなら、音楽の基礎があったほうが良いでしょう。

クロマチックハーモニカは、音を出すのにコツがいるため、初心者にはあまり向きません。多彩な演奏を可能にするとはいえ、初心者なら、複雑な演奏を練習曲には選ばないでしょう。「好きな曲を演奏したい」といった理由でもなければ、選ばないほうが無難です。ある程度ハーモニカが上手くなったら、クロマチックハーモニカに挑戦してください。

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初心者におすすめのハーモニカ7選

初心者にもおすすめな、人気のハーモニカを7つ紹介します。

No.1710 メジャーボーイ – TOMBO

樹脂とステンレス製の、シンプルな10ホールズハーモニカです。滑らかで輪郭のある音色と豊かな音量があり、プロも愛用する一品になります。気密性の高い本体は空気漏れがしにくく、初心者でも簡単に音が出せます。柔らかい音色がジャンルを問わず、どの曲にも対応するでしょう。

また、耐久性も高く、簡単には壊れません。個人でメンテナンスもでき、長く愛用できます。初心者からプロまで使える、最も「メジャー」なハーモニカです。

No.1215K トンボ・シングル – TOMBO

幼稚園や小学校低学年用の教育用ハーモニカです。音が分かるよう、音域ごとに穴の位置が区切られています。ハーモニカ本体には「ド」のマークも付いており、音階も分かりやすいです。音配列表には吹く穴と吸う穴も記載され、初心者でもすぐに使い方が分かるでしょう。

また、ストラップを通す穴もあります。紐を通して首から下げておけば、失くす心配はありません。初心者、特に子ども向けのハーモニカです。

MANJI M-20 – SUZUKI

木製ボディのサウンドを再現した、シンプルな10ホールズハーモニカです。樹脂と木製を合わせた新素材を使用しており、ボディ自体が震えることで、芯のある最高の鳴りを表現します。耐久性も高く、湿気や衝撃などによって変形しにくいです、メンテナンスも可能で、長く愛用できます。

また、音の流れを計算したデザインとなっており、開けた背面からは音を大きく広げます。自然にホールドしやすい形でもあるため、演奏もしやすくなるでしょう。

エアーウェーブ AW-1 – SUZUKI

穴の間隔を広くした、幼児向けの10ホールズハーモニカです。間隔を広げるとこで隣の音と混ざりにくくし、一音ずつ演奏しやすくしています。口当たりの良い、丸みを帯びた樹脂製カバーを使用しており、小さい子どもでも安全に使えるでしょう。

練習用のハーモニカとしてはもちろん、幼児用の音の出る玩具にもおすすめなハーモニカです。

Chromonica 280 – HOHNER

プラスチックボディを採用したクロマチックハーモニカです。4オクターブ以上の音域を可能とし、幅広い演奏に対応します。スライドレバーを操作すれば、12音階すべての音を演奏でき、荒夜曲調が演奏できるでしょう。

また、気候に強いABS樹脂製であり、音が安定しているのも特徴です。ソロ演奏でも深みのある音色を奏でます。

No.1521 特製・トンボバンド – TOMBO

1927年発売から今なお続く、人気の複音ハーモニカです。日本を代表し、世界に誇る複音ハーモニカといっても過言ではありません。木製本体から生み出す上品で柔らかな音色は、童謡、唱歌、演歌などさまざまな曲に良く合います。他にも、タンゴやシャンソンなど、世界各国の曲にも良く合い、海外からも人気が高いです。

また、湿気対策に本体とリードプレートとは釘で固定されています。ボディ部分には樹脂製素材を使用しており、初心者でも扱いやすいハーモニカです。

スズキ・ハミング SU-21 – SUZUKI

圧倒的な音の鳴りが特徴の複音ハーモニカです。1.1mmの厚いリードプレートが音量を上げ、軽く吹いただけでもしっかり音が鳴ります。

気密性が高いことで音漏れもしにくく、音の強弱も付けやすいです。息切れがしにくいため、初心者でも扱いやすいでしょう。

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初心者には10ホールズハーモニカがおすすめ

ハーモニカは、演奏初心者におすすめの楽器です。基本的には「ただ吹くだけ」なので、すぐにでも始められます。サイズも小さく、園児からでも始めやすいです。2,000円程度で購入できる商品もあり、演奏道具としてではなく、音の出る玩具として買ってあげるのも良いでしょう。

初心者なら、10ホールズハーモニカがおすすめです。子どもと一緒にママパパ用も購入して、親子そろってハーモニカ演奏を楽しんでください。

文・構成/HugKum編集部

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