家事をしない夫をなんとかしたい!妻の嘆きや夫の言い分、協力してもらうための対処法をリサーチ

忙しい子育てをしている日々の中で、不満として挙がってきがちなのが、「夫が家事をしない」という問題。最初は小さな不満でも、だんだんと大きなストレスになってしまうことも。今回は、妻側の夫が家事をしてくれないという嘆きから、夫側の家事をしない・できない理由までご紹介。赤裸々な体験談に思わず深くうなずいてしまう人が多いはず!

家事をしない夫、何とかならない?

ママ友などとの会話でも多く挙がりがちな、夫が家事をしないけど、どうにかならないのかという話。なんでやってくれないのかしらという漠然とした疑問から、許せない!という大きな不満になってしまっていることも。まずは、妻と夫双方の言い分を聞いた上で、家事をやってもらうための対処法を探ってみました。

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家事をしない夫を持つ妻側の体験談

0〜12歳の子を持つママたちに、夫が「家事をしてくれない」と思ったことはあるのか、また、いつ、どのような状況で「家事をしてくれない」と思ったのかを聞いてみました。

残念ながら夫が家事をしないと答えた妻たちの具体的な体験談を見てみましょう。読むだけで怒りがフツフツ湧いちゃうかもしれません・・・。

基本的に何もしない

家事をするしないの以前に、何もしないという回答。この洗濯物見えてないんですかー?と聞きたくなっちゃいそうですね・・・。

「仕事の帰りが遅くなった時など、洗濯物を外に干したままで取り込んでくれていない事。夫の仕事が休みの日は洗い物はそのまま食べたものはテーブルに置いたままな事。ごみ捨てなど、一切してくれない事。基本何もしてくれません」(40代・神奈川県・子ども2人)

体調が悪いときも当たり前の家事を求めてくる

風邪など体調が悪くて寝込んでいるのに、当然食事は作ってくれるものと考えている夫は意外と多そう。しかも、妻が寝込むってよっぽど辛いときに限定されてますよね・・・。

「具合が悪くて寝込んでいるときでも、『飯は?』と当たり前のように言ってくる」(40代・東京都・子ども2人)

口だけで動いてくれない

妻の大変そうな状況を見て、やるよと言ってくれるものの、結局動いてくれないという嘆きも。さっきの言葉は何?!とさらに疲れを感じそうですね。

「私が疲れている時でも、口では今日は自分がやるよ、とは言っても動いてくない」(40代・千葉県・子ども2人)

手伝う気すら感じられない

家事をやる以前に、手伝う気すらないという夫も。嫌々手伝われると、頼まなきゃよかったと嫌になってしまいますよね。

「専業主婦がやるものだと考えている人なので 手伝う気もないと思う。 言わなきゃやってくれないし、手伝う時も 嫌々やってる感じがする」(40代・埼玉県・子ども2人)

休日も自分だけ寝ている

そうそう!という妻たちが多いのがこちらの回答では。ゆっくり寝られていいですね〜と嫌味の一つも言いたくなりそう。妻も仕事をしているとしたら納得できないですよね・・・。

「土日仕事が休みの時に必ず昼過ぎまで寝て、ごはんだけ食べて昼寝したりゴロゴロしてスマホを触ったり、まったく家事をやる気がないし、自分さえ休めばよいと思っている」(40代・広島県・子ども2人)

言わないとやってくれない

見えているはずなのに、言わないとやってくれないという夫の謎な行動。家事を自分のことと捉えていないんでしょうね。

「玄関の真ん中にごみ袋を置いていたのに、それを軽々ひょいと乗り越え、『いってきまーす』と仕事にでかけて行ってしまった。言わないとやってくれないなんて悲しくなりました」(30代・新潟県・子ども2人)

機嫌が悪いとやってくれない

家事をする・しないは気分によるという人も。忙しい時や機嫌が悪い時があるのは、妻も同じですよー!

「家で仕事をしていて立て込んでいる時は家事はやってくれない。機嫌が悪い時はやってくれない」(40代・神奈川県・子ども2人)
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家事をしない・できない夫側の理由は?

妻たちの嘆きがたくさん挙がってきましたが、夫側にもやらない理由があるよう。7〜12歳の子を持つ「家事をあまりしていない・全くしていない」と答えた素直な(?)夫の理由を具体的に聞いてみました。妻の納得がいくものなのか見ていきましょう。

妻に任せている

多いのが妻に任せているという回答。完璧なので自分は手出しができないという理由のようですが、完璧じゃなくていいからやってほしい、と思う妻も多いはず。

「嫁が完璧にする」(40代・大阪府・子ども2人)
「任せている。手を出すと怒られるから」(40代・愛知県・子ども2人)

時間がない

家事をする時間がそもそもない、という人も。本当に全く時間がないのか、ちょっと疑問にも感じますが・・・(笑)

「家事をする時間がない」(40代・埼玉県・子ども2人)
「自身の仕事で帰りが遅いため、洗い物のみしかしていない」(30代・広島県・子ども3人)

やる気がない

残念ながら、そもそもやる気がないという人も。妻と母がいるので、という回答には、家事は女性のものではないんだけど、とも思ってしまいますよね。

「自分から進んでやろうとしていない」(40代・千葉県・子ども2人)
「妻と母がおり、あまり必要性を感じない」(50代・大阪府・子ども2人)

家事が上手にできない

やろうとしてもうまくできないという夫も。うまくできないなりにもやってくれたり、やり方を聞いてくれたらいいのに、とも感じてしまいますね。

「家事が上手に出来ないから」(30代・新潟県・子ども1人)
「やり方がよくわからないから」(40代・東京都・子ども1人)
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夫と上手に家事分担するポイント

家事をしない夫と家事の分担をするにはどうしたらいいのでしょう。分かりやすい分担を考えたり、やる気を出してもらうように促すなど、ポイントをいくつか挙げてみました。

家事を見える化する

家事は料理、掃除など分かりやすいものだけだと夫側が思いがち。でも、冷蔵庫の中身やストック類がなくなった時の買い出しや献立を考えるなどのいわゆる「見えない家事」もたくさんあります。そんな家事を細かくリストアップして目に見えるようにすることで、妻にどれだけの負担が偏っているのかが目に見えるように。また、夫にもできる家事が分かりやすくなるメリットも。家事のリスト化をするスマホアプリもあるのでぜひ活用して。

DLはこちら >>app store >>andoroid

完璧を求めない

ついいつも自分がやっている方法と違ったり、詰めが甘いとイラっとしてしまうこともあるもの。でも、任せたからには、多少のことには目をつぶることも大事。役割分担は本来当然のことですが、やってくれてありがたいと思うようにするとラクになるはず。

細かく指示する

例えばざっくりゴミを出してというお願いだけだと、次に使うゴミ袋がセットされていなかったり、洗濯物をたたんでも各部屋に分けて置いてくれないなどあるあるですよね。最初から、ゴミを出したらこれもして、というように行動を細かく指示するようにしましょう。まさか?!ということが起きるのが夫の家事。妻もそれに対応することで徐々に覚えてもらうのがいいもの。

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家事をしない夫への対処法アイディア集

アンケートで挙がってきた、実際に家事をしない夫への対処している方法やアイディアをご紹介。こんな夫なんかいらない!なんていうことを思ってしまう前に(笑)、こうすればうまくできるかもと参考になるものも多いはず。

家事をしてくれたら褒める

まずはやってくれたことを大げさに褒めるというアイディア。褒められれば誰でも嬉しいですよね。得意なことだと感じてくれると次へつながるようです。

「作ってもらったご飯を絶賛した。私には作れないと人前でも自慢するようした。作ってくれるだけでとても助かるのでこちらは片付けを進んでやれるようにもなった。今でも休日の日は料理を作ってくれる」(30代・東京都・子ども2人)
「夫が作ったご飯を大袈裟に褒める→また作ってくれる。休みの日に食事を作ってくれるととてもラクになれた」(40代・神奈川県・子ども1人)

感謝の気持ちを伝える

家事は分担するべきですが、やってもらって当然と思うのではなく、感謝の気持ちを伝えるのも大事。家族みんながいつも感謝を伝えあえる関係だと素敵ですよね。

「感謝の言葉は効果抜群です。いつも笑顔で接すると夫も笑顔になります。子供たちも嬉しそうです。たまにコーヒー作ってあげたり、おやつも一緒に食後に出すと気分も良くなり、仕事から寄り道せずに一直線に帰ってくるようになりました」(30代・新潟県・子ども2人)

して欲しいことを明確に伝える

察してもらう、ということができないのはよく聞く話。してほしいことがあれば、具体的に伝えるということも必要なよう。言わないでも気づいてほしいですが、してほしいことをやってくれると満足感を得られるはず。

「言えばやってくれる。毎回言うのはそれはそれでストレスに感じるが、それでもマシ」(30代・大阪府・子ども2人)
「毎回指示を出さないと気づかないことに、多少イライラしますが、それで動いてくれるなら、と毎度お願いをします」(30代・大阪府・子ども1人)

二択で選んでもらう

あれをやって、というと、ちょっと角が立ちそうですが、二つのうちどちらかという聞き方をすると、選んでやってくれるよう。

「スマホゲームせず、子どもの相手をするかキッチンのあとかたづけをするか二択で選んでもらっています。しぶしぶですがやってくれます」(40代・千葉県・子ども1人)

疲れているときはまず休ませる

疲れているときに無理に家事をやってもらうと嫌々になったり、やらされている感が出てしまうことも。まずは休んでもらってからやってもらうと、お互い不満を感じないで済むようです。

「たっぷり休んでもらうと回復して、子供と遊んでくれたり掃除をしてくれたりするから助かります」(30代・埼玉県・子ども2人)

やるまで放置する

夫が家事に気づいてくれるよう、何もせずに放置するという作戦も。さすがにまずいと感じてくれるようですね。

「根比べになるが、やらなかったらやってくれた」(50代・福岡県・子ども2人)

離婚を持ち出す

分担できないから離婚する!という強硬策に出るという人も。それだけ悩んでいる、つらいということを感じてもらう最終手段としてとっておきたいかも。

「言ってからしばらくは効果がある」(40代・東京都・子ども2人)
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妻のストレスを減らすことを双方で考えるのがベスト

家事をしてくれないストレスは、毎日は小さいことでも、積もり積もると大きな不満の塊になってしまうことも。家で不機嫌になってしまわないように、おかしいと気づいた時点で話し合うようにしましょう。その時に、夫にも言い分があると理解し、一方的に突きつけるのではなく、お互いに納得できるような形にし、その後も柔軟に変えていくようにするのがオススメですよ。

 

文・構成/HugKum編集部

 

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