昼と夜、赤ちゃんの寝場所はどこにする?
赤ちゃんの寝場所については、お家の環境やライフスタイルに大きく左右されるもの。パパの帰りが遅かったり、上の子がいたり。また、部屋数が少なかったり、目が届く場所がないなど悩ましい問題が横たわっていることも。
まずは、赤ちゃんの寝床問題を探るべく、昼間と夜の赤ちゃんの寝場所の違いを聞いてみました。
日中と夜の赤ちゃんの寝場所を比較
昼間と夜では、全く違う場所で寝かせている、というおうちが多いことがわかりますね。昼間と夜間のそれぞれの寝場所についての理由や寝かせ方をリサーチします。
昼間の赤ちゃんの寝場所
まずは日中、どこに赤ちゃんを寝かせているかを聞いてみました。
結果は、やはり、ママ・パパが過ごしているリビングという回答。でも、大人の寝室という声も次に多いのはちょっと意外かも。しっかり昼寝をさせてあげているからでしょうか。また、リビングに近い居間などに寝かせているとい人も多いですね。赤ちゃん用の寝室や子供部屋は少数派のようです。
次に寝かせている部屋ごとに、理由や詳しい寝かせ方を聞いてみました。
リビング
リビングで寝かせる場合の寝具や寝かせ方は赤ちゃん用の布団・お昼寝用のマットを使う人が多いですね。この場合は、赤ちゃんの周りに手に届いてしまうものがない方が安心ですね。スペースがあればベビーベッドを持ってきている人も。また、クーハンや、バウンサー、ハイローチェアを使う人も目立ちます。昼寝に使ったり、あやしたりと使い勝手がいいのがメリット。実際にママ・パパの体験談も聞いてみました。
ママパパの体験談
大人の寝室
意外と多かった昼に大人の寝室に寝かせている人にどのように寝かせているのかをリサーチ。
リビングが狭かったり近くに部屋がない場合には、自ずと大人用の寝室になるのかも。また、暗くないと眠れなかったり、静かな場所で寝かせたいという理由もあるようです。その際に利用するのは、大人用の布団という回答がダントツ。この場合は、布団に注意!おなかの方にかけて、顔にかからないようにして窒息の危険を防ぎましょう。また、動けるようになった赤ちゃんであれば、ベッドガードをしたり、布団にもぐりこんでいないか、こまめにチェックするようにしたいですね。ベッドガードは挟まれる事故もおこっているので、使うならば安全な設置を。
ママパパの体験談
リビングに近い居間や部屋
こちらも回答として多かったリビングに近い居間や部屋という回答。理由を聞いてみました。
リビングに近い部屋にお昼寝させている人は、和室の割合が多いよう。寝かせやすいのがポイントですね。また、大人用や赤ちゃん用の布団でゆったり寝かせてあげながら、家事などをしながらも目が届くので安心。
ママパパの体験談
その他(赤ちゃん用の寝室や子供部屋)
昼も夜と同じ場所で寝かせているという人は、お昼寝の安心感があると考える人が多いよう。でも、寝返りし出した赤ちゃんはうつ伏せ寝などの心配があるので目が届くようにしておきたいですね。他には、家事などの生活音や上の子の動きが気になって寝られないので、居室と分けるというパターンも多いよう。
ママパパの体験談
夜間の赤ちゃんの寝場所
次に、夜の赤ちゃんの寝場所についてきいてみました。
結果はダントツで大人の寝室という答えに。少数ながら、リビングに近い部屋やリビングに寝かせているという場合もありますね。
大人の寝室
大人用の寝室で寝かせているという人の理由や寝かせ方を聞いてみました。
添い寝が多いからか、大人用の布団という人が多数。この場合は、赤ちゃんの窒息を避けるため、重い布団でなく軽い布団を選んだり、布団にもぐりこんでしまわないような注意が必要ですね。また、ベビーベッドや赤ちゃん用の布団を使うという人も。
ママパパの体験談
リビングに近い居間や部屋
夜でも赤ちゃんはリビングに近い部屋で寝かせているという場合の理由や、寝具をどうしているか聞いてみました。
リビングに近い部屋の場合は赤ちゃん用の布団を使っている人がほとんど。歳の近い子がいる場合には、赤ちゃんの夜泣きで他の子が起きてしまうのを避けたいという気持ちはよく分かります。また、リビングで寝ている場合には、まだ月齢が小さい場合には添い乳もしやすいようにママと寝ていることが結果として多いようですね。
ママパパの体験談
リビング
では、リビングで寝かせているという場合の理由や寝具選びを聞いてみました。
理由として多いのが、日中にお昼寝している場所なので、赤ちゃんが安心して寝てくれるという理由。色々試した結果なのかもしれないですね。また、ママ・パパが共倒れしないように、交代で添い寝しているというちょっと羨ましいパターンも。寝具は赤ちゃん用布団が多くいようです。
ママパパの体験談
その他(赤ちゃん用の寝室や子供部屋)
そのほかに、少数派だった赤ちゃん用の寝室や、子ども部屋という回答も。兄弟共に年齢が上がれば、兄弟一緒だと寝やすそうですね。また、赤ちゃん用の個室を作っているという欧米式パターンも。まだ小さいうちは、ベビーカメラなどで、チェックできると安心ですね。
ママパパの体験談
赤ちゃんの寝床つくりのポイント
赤ちゃんは、小さければ小さいほど、1日のほとんどを寝て過ごすもの。快適な寝場所を作ってあげたいですよね。
安全な寝床つくりのために
寝返りのできない時期の赤ちゃんや、逆に寝返りであちこち動いてしまう時期など、それぞれの月齢・年齢ごとに安全な寝床は変わってきますよね。また、赤ちゃんの睡眠時の事故のほとんどが窒息。
月齢ごとの寝床の注意点
4〜5ヶ月頃くらいまでのまだ寝返りのできない赤ちゃんは、自分で布団をよけることができません。そのためなるべく軽い布団がベスト。子ども用の掛け布団なら配慮されているので安心です。
6〜7ヶ月頃に寝返りができるようになると、今度はベッドであれば落ちないような注意が必要。ただし、ベッドガードは、ベッドとの間に挟まれる事故があるので、設置方法をしっかり確認し、挟まれないような対策が必要です。また、大人の布団の中に置くベッドインベッドは赤ちゃんの寝返りを防いでくれるのでオススメ。
10ヶ月頃つかまり立ちができるようになってきたら、ベビーベッドの場合、立ち上がって落下する危険が。布団を一番下の段にし、手すりは必ずあげておきましょう。リビングなど他の居室で寝ている場合には、手に届くものに注意が必要。口に入るものなどはすべてよけておきましょう。
上の子がいる赤ちゃんの注意点
また悩ましいのが上の子がいる赤ちゃんの場合。上の子も小さい場合、赤ちゃんのちょっとした夜泣きでも起きてしまうことが。赤ちゃんはママとリビングなど別部屋、上の子はパパと寝るなどのパターンが多いようです。子ども部屋で一緒に寝かせる場合には、ベッドインベッドをつかうなど、窒息の心配がないようにしたいものですね。
赤ちゃんの寝場所はシーンに合わせて
赤ちゃんの寝場所に悩むママ・パパは多いはず。出産前に描いていたようにはいかないこともしばしば。今回のリサーチでは、それぞれのおうちやライフスタイルに合わせた赤ちゃんの寝場所を試行錯誤している様子が目に浮かびます。うまくいかない場合には、他の対処法もぜひ試してくださいね。
文・構成/HugKum編集部