2歳、3歳になったら、イベント感覚で子供と一緒にお料理をしてみてはいかがでしょうか。子どもと一緒に作るなら、まずはおやつ作りがおすすめ。晩御飯もピザなどの簡単で楽しいメニューなら手伝ってもらえる工程がいっぱいです。。2~3歳の子どもなら、ソーセージや野菜たっぷりのみそ汁にも挑戦してみましょう。幼児誌『ベビーブック』『めばえ』に掲載されたものの中から、子供と一緒に作る料理のレシピを厳選してまとめました。
子どもと作る晩御飯ならピザがおすすめ!
教えてくれたのは
鈴木 薫さん
シンプルで、おいしくて、センスのいいレシピが人気。今回は双子のお姉ちゃん、花世ちゃん・花永ちゃんにも登場してもらいました。下には弟も。
「娘たちは2歳からお手伝いを始めました。クッキーやピザといった遊び感覚でできるものが大好きで、トッピングなどの発想の豊かさには驚かされます。自分で作ったものは何でも食べてくれるという利点もあります。お友達を招待するときは一緒にやるとさらに盛り上がりますよ。初めてお手伝いする子は、しめじをほぐすだけでも“作った感”を感じて喜んでくれます。
手作りピザのいいところは、食べやすい具を選び、味つけを濃くしないなど、なるべく子ども向きにヘルシーに作れるところ。子ども一人用のミニピザはわが家では大人気メニューなので是非試してみてください」
【1】ピザ生地の作り方
薄いクリスピータイプのピザ生地を発酵なしで簡単に!
■材料(直径25㎝×2枚分)
強力粉 200g
塩 小さじ1
水 100㏄
オリーブ油 大さじ2
■作り方
【1】混ぜる
ボウルに強力粉、塩、水を 入れ、箸などで混ぜ合わせる。
【2】こねる
【1】にオリーブ油を加えて、手でこねる。まとまったら、30分ほどおく。
【3】のばす
【2】を2等分し、めん棒(または手)でそれぞれ直径25 ㎝ぐらいにのばす。
*生地は【2】の状態で冷凍保存できる。ラップに包み、冷凍保存用袋に入れる
【1】お花ソーセージのトマトソースピザ
ブラックオリーブを芯に、輪切りのソーセージをお花に見立ててかわいく飾ろう!
◆材料
(直径25cm×1枚分)
ピザ生地 1枚
トマトソース 1/2カップ
ピザ用チーズ 80~100g
ソーセージ 5本
ブラックオリーブ(種なし) 2~3個
絹さや 5枚
◆作り方
【1】ソーセージは5等分の輪切りにし、ブラックオリーブも輪切りにする。
【2】ピザ生地にトマトソースを塗って、チ ーズを全体に散らす。ブラックオリーブを中心にしてソーセージ5切れを並べる。
【3】220℃に熱したオーブンで15~20分ほど焼く。取り出して、サッとゆでた絹さやを飾る。
◆ポイント
■どんな具にも合う定番中の定番!トマトソースの作り方
■材料(1と1/2カップ分)
【A】
トマト水煮(缶詰) 1缶
砂糖 大さじ1
塩 小さじ1
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1片
オリーブ油 大さじ2
■作り方
【1】玉ねぎは粗みじん切りに、にんにくは みじん切りにする。
【2】鍋にオリーブ油を中火で熱し、【1】を炒める。薄茶色になったら【A】を加え、トマトを潰しながら加熱し、半量ほどになるまで煮詰める。
【2】照り焼きチキンとブロッコリーのピザ
手作りの甘辛い照り焼きチキンとマヨネーズの相性バツグン!大人も子どももやみつきになる味です。
◆材料
(直径25cm×1枚分)
ピザ生地 1枚
ピザ用チーズ 80~100g
鶏もも肉 1枚
玉ねぎ 1/2個
小麦粉 大さじ1/2
サラダ油 大さじ1
酒 大さじ2
【A】
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
しょうゆ 大さじ2
ブロッコリー 1/3個
マヨネーズ 大さじ3
刻みのり 適量
◆作り方
【1】鶏もも肉は2cm角に切って小麦粉をまぶす。玉ねぎは繊維にそって薄切りにする。
【2】フライパンにサラダ油を中火で熱して【1】を炒め、肉の色が変わったら酒を加えてふたをし、弱火で2分ほど蒸し焼きにする。鶏肉に火が通ったら【A】を加えて汁けが少なくなるまで煮詰める。
【3】ピザ生地にマヨネーズを塗ってチーズを散らし、【2】、サッとゆでたブロッコリーをのせ、220℃に熱したオーブンで15~20分ほど焼き、取り出してのりを散らす。
【3】しらすといんげん・コーンのピザ
魚介系ピザも“しらす”なら簡単・おいしい。コーンといんげんでからふるに栄養もトッピング!
◆材料
(直径25cm×1枚分)
ピザ生地 1枚
ピザ用チーズ 80~100g
カレークリームソース 1/2カップ
しらす干し 大さじ4
いんげん 6本
コーン 大さじ3
にんじん 適量
◆作り方
【1】いんげんはサッとゆでて、2cm長さに切る。コーンは汁けをきる。にんじんは5mm厚さの輪切りにしてゆで、クッキー型などで抜く。
【2】ピザ生地にソースを塗ってチーズを散らし、しらすと【1】をのせ、220℃に熱したオーブンで15~20分ほど焼く。
◆ポイント
■ちょっぴりスパイシー!カレークリームソースの作り方
■材料(1と1/2カップ分)
玉ねぎ 1/2個
牛乳 400~500㏄
バター 大さじ2
小麦粉 大さじ2
カレー粉 小さじ1
塩 小さじ1
■作り方
【1】玉ねぎは繊維に添って薄切りにする。
【2】フライパンにバターを中火で熱し、【1】を炒める。透き通ったら【A】を加えて焦がさないように混ぜ、全体に粉を絡める。牛乳を加えて手早く混ぜ、全体がなじんだら塩を加えてとろみがつくまでよく混ぜる。
【4】いちごとブルーベリーのクリームチーズピザ
カラフルで華やか、ケーキ感覚で楽しく作りたいデザートピザ。クリームチーズで甘さ抑えめに。
◆材料
(直径25cm×1枚分)
ピザ生地 1枚
いちご 8個
ブルーベリー 大さじ4
クリームチーズ 100g
はちみつ 大さじ3
コーンフレーク 適量
◆作り方
【1】いちごは4等分に切る。
【2】クリームチーズは室温に戻し(または電子レンジで1分ほど加熱し)、はちみつを加えて混ぜる。
【3】ピザ生地に【2】を塗り、【1】とブルーベリー、コーンフレークをのせ、220℃に熱したオーブンで15~20分ほど焼く。
【5】ひと口ピザ
ひとくちサイズのピザ生地に、好きな具をのせて。切らずに食べられるから便利!
◆材料
(直径5cm×6~8個)
ピザ生地 基本の生地の1/6量
トマトケチャップ・マヨネーズ 各適量
ピザ用チーズ 適量
パイナップル・ベーコン 各適量
うずら卵の目玉焼き 2個
◆作り方
【1】ピザ生地は6~8等分して直径5cmほどにのばし、ケチャップとマヨネーズを塗り、チーズを散らす。
【2】【1】に2枚残してパイナップルとベーコンをのせ、220℃のオーブンまたはトースターで10分ほど焼く。何ものせない生地に目玉焼きをのせる。
【6】ネコのピザ
たまにはこんな工作ピザも楽しい!ネコのちょっと悪っぽい顔つきがCOOLです。
◆材料
(幅12cm×2枚分)
ピザ生地 基本の生地の1/6量
カレークリームソース 大さじ2
ピザ用チーズ 大さじ2
ソーセージ・のり 各少々
プリッツ 適量
◆作り方
【1】ピザ生地を2等分し、猫の顔と耳の形に2枚分のばす。顔と耳を指で押さえてくっつける。
【2】【1】にソースを塗ってチーズを散らし、 220℃に熱したオーブンまたはオーブントースターで10分ほど焼く。のりとソーセージで顔を作り、プリッツでひげをつける。
【7】スティックピザ
スティック状にしたピザに、いろんなテーマで飾りつけを。デザートっぽい具ものせればパーティーにぴったり。
◆材料
(18cm×6本分)
ピザ生地 基本の生地の1/6量
トマトソース・マヨネーズ・ピザ用チーズ 各適量
【A】
むきえび 2個
アボカド(2cm角切り) 1/4個
チョコレート・マシュマロ 各適量
じゃがいも 1個
【B】
たらこ・マヨネーズ 各小さじ1
ヤングコーン(輪切り) 1本分
カレークリームソース 適量
◆作り方
【1】ピザ生地は18×12cmぐらいの長方形にのばし、6等分に切る。
【2】2本に、トマトソースにマヨネーズを少量混ぜたソースを塗り、チーズを散らして【A】をのせる。
【3】2本にチョコレートとマシュマロをのせる。
【4】じゃがいもを電子レンジで加熱して2cm角に切り、【B】と混ぜる。
カレークリームを塗った残り2本にのせ、チーズを散らす。
【5】【2】~【4】を220℃のオーブンまたはトースターで10分ほど焼く。
【8】ちょうちょピザ
ハート形で抜いたハムを羽にして、ピザの上にかわいいちょうちょを描きます。
◆材料
(直径10cm×2枚分)
ピザ生地 基本の生地の1/6量
トマトソース 大さじ2
ピザ用チーズ 大さじ2
ハム 2枚
いんげん 2本
◆作り方
【1】ピザ生地を2等分して直径10cmほどにのばし、トマトソースを塗り、チーズを散らす。
【2】【1】に、ハート形に抜いたハム8切れと、ゆでて4cm長さに切ったいんげんをのせて蝶の形にし、いんげんの輪切りで目をつける。
【3】220℃に熱したオーブンまたはオーブントースターで10分ほど焼く。
初出:『めばえ』2015年3月号
子どもでも作れる簡単料理!おやつから一緒に作ってみよう!
教えてくれたのは
阪下千恵さん
料理研究家、栄養士。おいしくて、栄養バランスのいいレシピが人気。二人の女の子のママ。今回は、次女の怜音(れいな)ちゃんにお手伝いしてもらいました。
「次女の怜れい音な は、3歳からお手伝いを始めました。何でもやりたがる性格なので、自分からちょこちょこキッチンについてきて、最初は食器を拭いたり、野菜を洗ったり……。「助かった、上手~」ってほめていたら、包んだり、丸めたり、こねたりといろいろなことができるようになり、自然に上達していきました。
でも、子どもだから失敗は当然。とくにキッチンの床にビニールシートを敷くなどせず、失敗したら拭けばいいやと思って、踏み台だけ用意してやらせています。食事作りだと、仕上がらないとお腹が空いて親子ともイライラしがちなので、おやつ作りがオススメです。休日の昼下がりなど、親の気持ちや時間に余裕があるときに始めてみてはどうでしょう。
できることがひとつずつ増えていくと、子どもはそれが自信になりますし、親は成長が目で見てとれるのでうれしいもの。少し忍耐強くなるという(笑)、親自身の成長にもつながると思います」
【1】こねこねクッキー
ただこねるだけで超簡単にできるクッキーレシピは覚えておくと便利。休日のゆっくりとした時間を見計らって、親子でおやつ作りにトライ!
◆材料
(直径約3cm×25個分)
バター 60g
砂糖 30g
小麦粉 90g
ベーキングパウダー 小さじ1/4
【A】
きなこ 大さじ2
砂糖(あれば粉糖) 大さじ1/2~1
塩 ひとつまみ
◆作り方
【1】ビニール袋にバターと砂糖を入れてこねる。
【2】小麦粉とベーキングパウダーを混ぜ、【1】に加えてこねる。
【3】1.5cm程度の丸形に丸める(生地がやわらかくなりすぎたら30分ほど、冷蔵庫で冷やす)。
【4】170℃に予熱したオーブンで15~20分焼く。粗熱がとれたら、混ぜ合わせたAをビニール袋などに入れてまぶす。
◆ポイント
こねる:★☆☆
※星印は難易度1~3を表しています(★1つが比較的容易)。子どもの成長に合わせ、お手伝いをさせるときの目安にしてください。
手でモミモミしてこねます。仕上げが不均一の場合は、お母さんが最後に調整してください。
丸める:★★☆
生地をちぎって丸めます。サイズは多少、バラつきがあっても大丈夫。
『めばえ』2014年7月号
【2】トマトゼリー
トマトジュースとりんごジュースを合わせて。甘いだけじゃなく、トマトの酸味と栄養もプラスして。
◆材料
(13×19cmのバット2枚分)
粉寒天 4g
水 1カップ
【A】
りんごジュース 1カップ
トマトジュース 1/2カップ
はちみつ(または砂糖) 大さじ2~3
◆作り方
【1】鍋に水と粉寒天を入れ、かき混ぜて溶かす。
【2】【1】を中火にかけ、混ぜながら2分間加熱して寒天を完全に溶かす。火から下ろして【A】を加えて混ぜる。
【3】【2】をバットなどに入れて冷やし固め、好みの型で抜く。(サイコロ状に切るなどお好みで)
◆ポイント
混ぜる:★☆☆
※星印は難易度1~3を表しています(★1つが比較的容易)。子どもの成長に合わせ、お手伝いをさせるときの目安にしてください。
耐熱のゴムべらが便利ですが、なければ木べらなどで。最初はお母さんが鍋を押さえてあげてもいいですね。
抜く:★☆☆
型で抜いたあと、お皿に移すのが難しい場合はお母さんが手伝ってあげてください。
【3】フルーツクレープ
季節のフルーツをたっぷり使って。好きな具を巻き巻きするときのお子さんの笑顔がたまりません。
◆材料
(直径18cm×6~7枚分)
【A】
小麦粉 50g
砂糖 5g
塩 ひとつまみ
卵 1個
バター(溶かしたもの) 15g
牛乳 125cc
バター 適量
ホイップクリーム 適量
バナナ、カットメロン、ブルーベリー 各適量
◆作り方
【1】ボウルに【A】を入れて泡立て器で混ぜ、卵を加え、粉がダマにならないように手早くグルグル混ぜる。滑らかになったら、人肌に温めた牛乳を加えてさらに混ぜる。
【2】【1】に溶かしたバターを加えて混ぜ、ラップをかけて涼しい場所(約18℃)に30分おく。
【3】直径20~22cmのフライパンを熱してバターを薄く塗り、【2】をお玉1杯弱くらい流し入れて焼く。取り出して次々と重ねて冷ます。
【4】バナナを切り、【3】の生地にホイップクリームを絞り、メロンやブルーベリーなどと一緒に包む。
◆ポイント
切る:★★☆
※星印は難易度1~3を表しています(★1つが比較的容易)。子どもの成長に合わせ、お手伝いをさせるときの目安にしてください。
バナナの皮をむき、テーブルナイフで切ります。できれば5mm~1cm幅に、難しければ厚めでも大丈夫です。
絞る:★☆☆
市販のホイップクリームを絞ります。達成感があるせいか、子どもが喜んでやる作業ですね。
包む:★★☆
好きなフルーツをのせ、半分に折って、さらに半分に折って4つ折りにします。できれば円筒形に包んでも。
【4】かぼちゃパイ
かぼちゃの自然な甘みを生かして、小さめなパイを。冷凍のパイシートを使えば簡単です。
◆材料
(5~6cm×5~6個分)
冷凍パイシート(18cm×18cm) 2枚
かぼちゃ 100g
【A】
塩 少々
はちみつ 大さじ1/2~1
【B】
卵黄 1個分
牛乳 小さじ1
◆作り方
【1】かぼちゃは1.5cm角に切り、やわらかくゆでる。熱いうちに皮ごとつぶし、【A】を加えて混ぜ、冷ます。
【2】冷凍パイシートは半解凍にし、2枚一組で好みの型で抜く。
【3】【2】の半量に【1】を丸めてのせ、縁に混ぜ合わせた【B】を塗り、上から生地をかぶせ、縁をフ ォークで押さえてくっつける。上にも【B】を塗る。
【4】210℃に予熱したオーブンで10分焼き、190℃に下げて15~20分焼く。
◆ポイント
抜く:★☆☆
※星印は難易度1~3を表しています(★1つが比較的容易)。子どもの成長に合わせ、お手伝いをさせるときの目安にしてください。
パイシートをお好みの型で抜きます。5cmぐらいの大きさがオススメです。型ではなく、ナイフで切っても。
※余った部分はもう一度のばして冷やし、型で抜くか、別のものに利用しても。
押さえる:★★★
縁をフォークで押さえて、上下のパイ生地をくっつけます。
塗る:★☆☆
刷毛で卵黄と牛乳を合わせたものを塗ります。小さい刷毛があると塗りやすいです。
【5】スイートポテト
甘さ控えめ、豆乳でさっぱり味に。さつまいもの季節にたくさん作りたいですね。
◆材料
(6cm×5~6個分)
さつまいも 中1本(250g)
バター 15g
砂糖 大さじ1~2
豆乳(または牛乳) 大さじ1
卵黄 1個分
【A】
卵黄 1個分
豆乳(または牛乳) 小さじ1
◆作り方
【1】さつまいもは皮をむいて1cm幅の輪切りにし、やわらかくなるまでゆでる。ざるに取って鍋に戻し、熱いうちにしっかりとつぶす。
【2】【1】にバター、砂糖、豆乳、卵黄の順に加え、そのつどていねいに混ぜる。
【3】【2】を丸める(やわらかいようであれば、弱火にかけて生地がつるんと鍋肌から離れる程度に軽く練りながら加熱し、粗熱が取れるまで冷ます)。混ぜ合わせた【A】を表面に塗る。
【4】200℃に予熱したオーブン(あれば中段~上段)で、15分ほど焼く(トースターの場合は焦げやすいので注意しながら8分程度焼く)。
◆ポイント
つぶす:★☆☆
※星印は難易度1~3を表しています(★1つが比較的容易)。子どもの成長に合わせ、お手伝いをさせるときの目安にしてください。
耐熱べらやしゃもじでつぶします。へらでつぶすのが難しいときは、耐熱のビニール袋に入れて、手袋をしてつぶすと簡単です。
丸める:★★☆
できれば楕円形に丸めます。難しければ丸くてもカワイイです。
【6】あずき入り蒸しパン
牛乳をヨーグルトに替えてしっとりモチモチに。あずきはべつの具に変えてもOKです。
◆材料
(5~6cmのカップ×5~6個分)
【A】
卵 1個
プレーンヨーグルト 110g
砂糖 30g
サラダ油 大さじ1
ゆであずき 35g
【B】
小麦粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ2
◆作り方
【1】ボウルに【A】を入れてよく混ぜ、あずきの2/3量も加えて混ぜる。
【2】【1】に混ぜ合わせた【B】を加えて混ぜる。
【3】紙を敷いたプリンカップに【2】を8分目まですくい入れて、残りのあずきをのせる。
【4】蒸気が上がった蒸し器に【3】を並べ入れ、強火~中火で15~20分蒸す。
◆ポイント
割る:★★☆
※星印は難易度1~3を表しています(★1つが比較的容易)。子どもの成長に合わせ、お手伝いをさせるときの目安にしてください。
卵を割るときは平らな台にコンコンと打ちつけて、ヒビを入れます。慣れないうちは平らなお皿に打ちつけると、失敗してもお皿に広がるので安心です。
混ぜる:★☆☆
泡立て器でグルグルと混ぜます。大きめのボウルだとやりやすいです。最初はお母さんがボウルを押さえてあげたり、下に濡れ布巾を敷いて安定させても。
すくい入れる:★★★
計量スプーンなど、深さのあるスプーンがオススメです。こぼしてもいいように、カップの下にクッキングペーパーなどを敷いておくと片づけが楽。生地の量はお母さんが最後に調節してください。
のせる:★☆☆
残りのあずきをのせます。飾りだから子どもの好きなようにどうぞ。
初出:『めばえ』2014年7月号
2歳、3歳向け!子どもと一緒に料理してみよう!
教えてくれたのは
こんぺいとさん
今回取材に協力してくれたのは「台所のある幼児教室こんぺいと」。作って、 食べて、遊んで知力を育てるのがコンセプトで、1歳から料理体験ができます。
【1】鶏ひき肉のソーセージ風
ビニール袋のなかでこねこね。ひと工夫で子どもといっしょに手を汚さずに作る。
◆材料
(写真の大きさで4本分)
鶏ひき肉 200g
玉ねぎ 1/2個
片栗粉 大さじ1
ケチャップ 大さじ1
塩・こしょう 各少々
※お好みで野菜を添えても。
◆作り方
【下準備】
玉ねぎをすりおろしておく。オーブンペーパ―(クッキングシート)を切っておく。
【1】タネを入れる
丈夫なビニール袋にすべての材料を入れる。(子どもはできる材料だけ入れればOK)。
【2】もんで混ぜる
大人が袋の口を持ち、子どもが全体をもむようにしてよく混ぜる。
【3】絞り出す
袋の口を結び、角を1cmほど切り落とし、手を添えて、子どもがオーブンペーパーの上に絞り出す。
【4】ペーパーで包む
ペーパーを子どもがくるくる巻き、両端をねじって 留める。
【5】レンジでチン
耐熱皿にのせて電子レンジに入れ、子どもがボタンを押し、3分30秒~4分加熱する(竹串を刺し、中まで火が通っているか確認する)。
※電子レンジの加熱時間は、600Wの場合です。
※ペーパーやカップは「電子レンジ・オーブン調理可」と表記のあるものを選びます。
【2】野菜たっぷりみそ汁
いろいろな野菜を子どもと一緒に“遊び感覚”で調理するのにもおすすめ。
◆材料
(小ぶりのお椀4杯分)
キャベツ 1枚
エリンギ 小1本
にんじん(薄い輪切り) 4枚
だし汁 300㏄
みそ 30g
◆作り方
【下準備】
にんじんは下ゆでする。
【1】キャベツをちぎる
洗って芯を除き、葉を子どもが手で一口大にちぎる。芯はスライスする。
【2】エリンギを裂く
大人がサッと洗って食べやすい長さに切り、子どもが手で縦に細く裂く。
【3】にんじんを型抜きする
子どもが好みの型で抜く。
※鍋にだし汁とエリンギを入れ、 ひと煮立ちしたらキャベツを入れる。材料が柔らかくなったらみそを溶き入れ、下ゆでしたにんじんを型抜きして飾る。
【3】バナナヨーグルトとにんじんりんごの蒸しパン
甘さ抑えめなので食事にも、おやつにも。
◆材料
(カップおよそ4個分)
【A】
小麦粉 200g
ベーキングパウダー 小さじ4
砂糖 大さじ4
★バナナヨーグルト
サラダ油 小さじ2
砂糖 大さじ1
バナナ 1/2本
レモン果汁 小さじ2
ヨーグルト 100㏄
★にんじんりんご
100%りんごジュース 80cc
サラダ油 小さじ2
にんじんすりおろし(好みにより増変する) 大さじ3
◆作り方
【1】タネを混ぜる
丈夫なビニール袋2枚(バナナ用とりんご用)に【A】を半分ずつ入れる(バナナの袋には、砂糖大さじ1 を足す)。空気を入れて口を閉じ、子どもが袋を振って混ぜる。
【2】バナナをむいて切る
子どもがバナナは皮をむき、フォークなどで好きな大きさに切り、大人は変色を防ぐためレモン汁をかける。
【3】にんじんをすりおろす
大人が皮をむいたにんじんを子どもがすりおろす。
【4】もんで混ぜるバナナの袋にはサラダ油、
ヨーグルトを加え、にんじんの袋は、サラダ油、りんごジュースと【3】を合わせ、子どもが全体をもんで混ぜる。
【5】絞り出す
袋の口を結び、角を1cmほど切り落とし、手を添えて、紙カップなどの容器に八分目まで生地を子どもが絞り出す。バナナの場合は、【2】 のバナナをのせる。
【蒸し方】
湯気の上がった蒸し器に入れ、15~20分蒸す(蒸し器がない場合は、生地をカップの半分までにし、電子レンジで約4分加熱)。どちらも竹串を刺し、串に記事が付かなければでき上がり。
初出:『ベビーブック』2017年9月号
再構成/HugKum編集部