パパママ1000人に聞いた「小学生がいま夢中になっていること」3位読書、2位スポーツ、1位はうーん、やっぱり…

みなさんも、小学生のときに「夢中になって○○をしたなぁ」という記憶があるのではないでしょうか。楽しい、もっと知りたい、もっと出来るようになりたい…そんな子どもたちのワクワクは、いまどんなことに注がれているのでしょうか。今回は、いま夢中になっていることを小学生1000人に聞いてみました!

アンケートを実施したのは・・・

『小学8年生』は、本を通して好奇心を刺激し可能性を伸ばす新しい学習雑誌!! 学年を問わず楽しめる付録と特集で、小学生を全力で応援します! 目玉は、小学生たちの創造性を伸ばすユニークな「チャレンジ付録」。本誌は、付録連動企画のほか、お楽しみ記事や、まんが・読み物で、小学生の好奇心を育み、知識欲をかきたてます。子どもたちだけでなく、大人もいっしょに楽しめる、一味違う新しい学習雑誌です。

小学生が夢中になっていることトップ10

今回の調査では、小学館の学年誌『小学8年生』4・5月号の読者1000人にアンケートを実施。質問内容は「いま夢中になっていることはなんですか。次の中からひとつ選んでください(複数回答あり)」というもの。また各回答で、具体的にどんなものに夢中なのかもあわせて回答してもらいました。

さっそく10位からみていきましょう。

10位 楽器

1000人中47人が、楽器という回答でした。なかでもピアノが最も多く、次いでギター、バイオリン、フルートなど。中には、カリンバやオタマトーンという珍しい楽器の名前も。

夢中になっている人からは、「弾きたい曲があるから」「上手になりたいから」という理由が多く挙げられました。

9位 漫画

『日本史探偵コナン』(小学館刊)

 

9位にランクインした漫画(1000人中51人)。「鬼滅の刃」が圧倒的に多く、「ドラえもん」「名探偵コナン」「呪術廻戦」が上位に。歴史漫画も票数を集めました。

漫画に夢中になっている理由は、「面白いから」「楽しいから」「いろいろなことがわかるから」だそうです!  漫画の面白さは、理屈ではないようですね。

8位 プログラミング

2020年に学校でも必修化されたプログラミング。1000人中65人が夢中になっていると回答してくれました。作品が形になるプログラミングは、どんどんやりたくなる傾向にあるようです。アプリをリリースしたり3Dゲーム制作したりする小学生も珍しくない時代になってきました。

プログラミングに夢中になっている人からは「自分がプログラミングした通りに動いて面白いから」「ロボットが好きだから」「学校で授業を始めたから」など、夢中になる動機はさまざまのようです。

7位 その他

その他の内訳を見てみると、レゴ、将棋、あやとり、料理、お菓子づくり、パソコン、ミニ四駆、ラジコン、けん玉、手品、生き物の飼育、謎解き、縄跳び、世界遺産検定など。たくさんの楽しそうな活動が挙げられました。中には、「朝一番早く登校すること」に夢中になっているという人も!

6位 TVや動画視聴

1000人中84人が、TVや動画視聴という回答です。具体的には、YouTubeが多く、ついでゲーム実況、ドラえもん、バラエティー番組、ポケモン、ハリー・ポッターシリーズなどが挙げられました。

「好きだから」「面白いから」のほかに、「学校で流行っているから」という理由も。友達と番組の話題で盛り上がれるのも、夢中になる楽しさかもしれませんね。

5位 勉強

1000人中94人が勉強と答えてくれました。勉強に夢中な理由としては、「楽しいから」「算数を頑張っている」「好きだから」「頭がよくなりたいから」「テストでいい点を取りたいから」「自信になるから」「受験が近いから」「物知りになりたいから」など。知的好奇心を持って勉強に取り組んでいる人が多いことがわかりますね!

4位 ものづくり

1000人中109人が何かしらのものづくりに夢中になっている結果に。具体的には、工作、折り紙、段ボール工作、プラモデル、レゴ、料理・お菓子作り、ブロック、ペーパークラフト、ミニチュア作り、手芸、スライム作り、ピタゴラ装置作り、ロボット作り、動くおもちゃ作り、本・雑誌作り、化学実験、消しゴムハンコ、電気の仕組み、陶芸、編み物など。

理由には「楽しい」「好きだから」に次いで、「テレビ・YouTubeを見てやりたくなったから」「自分だけの物が作れるから」「作品を作り上げる達成感が大きいから」など、ものづくりを通してアイディアを形にする楽しさを体感しているようです。

3位 読書

1000人中119人が読書という回答でした。具体的にハマっている本は「サバイバルシリーズ」、小説、「銭天堂シリーズ」、歴史の本、「かいけつゾロリシリーズ」、クイズの本、「ハリーポッターシリーズ」、「○○のひみつシリーズ」、伝記など。

夢中になる理由は、「知らないことが知れて楽しい」「勉強になるから」「家族友人に薦められたから」「難しい言葉も覚えられる」「映画を見て興味を持ったから」「小学校で50冊読むごとに賞状がもらえるから」などが挙げられました。

2位 スポーツ

2位はスポーツです(1000人中144人)。具体的な競技名は、多い順に、サッカー、水泳、野球、縄跳び、テニス、体操、ドッジボール、バスケットボール、バドミントン、鬼ごっこ、ラグビー、空手、かけっこ、ソフトボール、一輪車、剣道、卓球、鉄棒、陸上、アイススケート、スキー、スケボー、バレエ。

夢中になる理由は、「楽しいから」「目標があるから」「頑張って進級するため」「上手くなってきたから」「チームメイトとプレーするのが楽しいから」「頑張れば上手になれる」など、前向きな気持ちで夢中になっていることが伝わってきました。

1位 ゲーム

1000人中178人が夢中になっていると回答し、1位になったのはゲームでした。

具体的には、多い順に、「マインクラフト」、「マリオシリーズ」、「あつまれどうぶつの森」、「フォートナイト」、「ポケモン」、スマホアプリ、「スプラトゥーン」など。

夢中になる理由は、「楽しいから」「作るのが楽しいから」という理由に次いで、「友達とできるから」「家族で楽しめるから」と周りの人と一緒に楽しめるという理由が目立ちました。

11位以下も票数多く、夢中になるものは多種多様

10位以下のランク外ですが、11位は漫画を描く、12位は歌、13位はダンス、14位はアート、15位は外国語という結果となりました。7位のその他という回答の多さからも、夢中になることはさまざまで、多様化していることがわかります。

 

子どもたちの夢中になっていることランキング、いかがでしたか。子どもたちが夢中になってワクワクする経験は貴重なもので、必ず学びの要素があるという人もいます。何かに夢中になれるということ自体、素晴らしいことなのかもしれません。夢中になった我が子を、見守れる親でありたいものですね。

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文・構成/HugKum編集部

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