お月見の花「秋の七草」をチェック! 見頃を迎える秋の花やフラワーアレンジメントのおすすめを紹介

日本の秋を代表する行事といえば、美しい月を眺めるお月見です。そして、お月見に欠かせないものが秋を彩る花ですが、一体どのような花を飾ればよいのでしょうか? この記事では、お月見にふさわしいとされる花はどんな花なのか、お月見に飾る「秋の七草」の種類や特徴、花言葉などを取り上げます。また、お月見の時期に見頃を迎える花や、お月見にぴったりのフラワーアレンジメント、飾り物、お供え物なども紹介します。

お月見の花ってどんな花?

「お月見」は、古くから続く日本の伝統行事です。季節の花を飾り、夜空に輝く月を見上げながら、お酒を飲み、お団子を食べます。では、お月見に飾る花にはどんな花がよいのでしょうか?

お月見(十五夜・中秋の名月)とは?

そもそも「お月見」とは、秋の夜に満月を観賞することをいいます。平安時代、中国から伝わった「観月(かんげつ)」と呼ばれる宴の風習が貴族の間で広まり、江戸時代になると庶民の間でも、収穫の感謝や来年の豊作を願う意味が込められた行事として浸透しました。

お月見は「十五夜」や「中秋の名月」とも呼ばれます。十五夜とは、旧暦の毎月15日の夜のこと。中秋の名月とは、旧暦の8月15日の夜に見える月を表しています。

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お月見に飾る花は「秋の七草」

お月見には「秋の七草」と呼ばれる花を飾る風習があります。「秋の七草」について、それぞれ特徴と花言葉を紹介します。

 

ススキ

イネ科の多年草で1~2mまで成長する草花です。穂が動物の尾に似ていることから「尾花」とも呼ばれています。お月見の代表的な草花といえるでしょう。

花言葉

生命力、活力、勢力、心が通じる、隠退、後悔のない青春

萩(ハギ)

垂れた細枝から、白やピンクの小さな花がたくさん開花します。その名前は、秋のお彼岸に供える「おはぎ」の由来にもなりました。

花言葉

想い、思案、内気、前向きな恋、柔軟な心

葛花(クズ)

葛餅や葛切り、葛湯や葛根(かっこん)などでも親しまれているマメ科の大型つる性植物です。

花言葉

治療、活力、根気、努力、芯の強さ、恋のため息

撫子(ナデシコ)

可憐な淡紅色の花を咲かせ、「大和撫子(やまとなでしこ)」の語源にもなっています。撫でたくなるような可憐な姿は、古来から愛されてきました。

花言葉

純愛、無邪気、貞節、思慕、才能、大胆、いつも愛してほしい

桔梗(キキョウ)

多年草で、40cm~100cm程に成長します。その姿が持つ美しさ、凛々しさから、多くの武将が家紋として用いました。現在では、絶滅危惧種に指定されています。

花言葉

清楚、気品、誠実、従順、優しい温かさ、永遠の愛

女郎花(オミエナシ)

古来から多くの歌や句に詠まれてきた、美しい花。美女(おみな)を圧倒(へし)する美しさが語源などと言われます。

花言葉

美人、親切、心づくし、約束を守る、はかない恋

藤袴(フジバカマ)

キク科の多年草である藤袴も絶滅危惧種になっています。淡紫色の花をつけ、弁の形が袴に似ている姿が名前の由来となっています。

花言葉

思いやり、遅延、躊躇、あの日の記憶、優しい思い出

お月見のころに見頃の花は?

お月見の時期には「秋の七草」のほかにも、さまざまな花が見ごろを迎えます。いくつか紹介します。

彼岸花(ヒガンバナ)

リコリス、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれる球根植物。秋のお彼岸の時期に花を咲かせることから、その名がつけられました。

花言葉

独立、情熱、あきらめ、悲しい思い出

金木犀(キンモクセイ)

強い香りが特徴的な金木犀は、沈丁花(ジンチョウゲ)、クチナシとともに「三香木」とも呼ばれます。独特の甘い香りから、花びらは、お酒やお茶、お菓子や漢方薬などにも使われています。

花言葉

謙虚、謙遜、真実、陶酔、気高い人、初恋

菊(キク)

日本の秋を代表する花といえるのが、菊です。平安時代から鑑賞用として品種改良が進み、さまざまな種類が誕生しています。

花言葉

高貴、高潔、高尚、長寿と幸福、わずかな愛、破れた恋

秋桜(コスモス)

実は海外から入ってきたコスモス。その名前は、ギリシャ語で「美しい」を意味する「kosmos」に由来しています。花の形が桜に似ていることから、漢字では「秋桜」と書きます。

花言葉

美麗、優美、調和、謙虚、純潔、乙女の真心

薔薇(バラ)

薔薇は春に咲く種類もありますが、秋に見ごろを迎える種類もあります。秋に咲く種類は、春に咲くものよりも色鮮やかで強い香りが特徴です。

花言葉

愛、美、情熱、感謝、幸福、告白、ひとめぼれ、あなたしかいない

お月見に飾りたいフラワーアレンジメントのおすすめ

お月見に飾りたいフラワーアレンジメントを紹介します。秋の七草を使った定番のものや、人気の高い菊「クラッシックマム」を使ったものなど、おすすめの3タイプを集めてみました。

十五夜のアレンジメント

中秋の名月をイメージしたフラワーアレンジメント。秋の七草であるススキと月に見立てた黄色のピンポンマムを中心に使った商品は、十五夜の雰囲気を華やかに演出してくれるでしょう。

秋の七草 フラワーアレンジメント

秋の七草に数えられるススキやオミナエシをはじめ、ユリ・リューカデンドロ・日扇の実を使った気品を感じさせるフラワーアレンジメントです。M~LLと4種のサイズを展開しています。

「月見富士」フラワーアレンジメント

人気のクラッシックマムと月をイメージさせるポンポンマムを中央に配置。富士山をモチーフとした和テイストあふれるカゴも、中秋の名月を眺める風流な夜にぴったりとマッチしています。

花以外におすすめの  お月見の飾りやお供え物

十五夜や中秋の名月を楽しむためのアイテムは、花だけではありません。お月見の夜に映える花以外の飾りやお供え物を紹介します。

お月見飾り  うさぎの餅つき

ひとつひとつが手作り、木製の歳時記お飾りです。満月をバックに餅をつく、かわいいウサギたちの姿はお月見にぴったり。簡単な組み立て式です。

 苔ダマ風飾り  お月見盃

うさぎのお月見をモチーフとした苔ダマの飾りです。お手入れのいらないフェイクグリーンで作られているため、気軽に飾ることができます。場所を選ばない卓上サイズです。

お月見団子  こしあん・芋あん  15個セット

お月見のお供え物といえば、お月見団子です。十五夜に合わせた、こしあん8個と、いもあん7個の15個セット。健康と幸福を願いながらお供えして、おいしく頂きましょう。

秋の七草やお供え物で、いつもと違う夜を

「お月見」と改まって考えると、なにやら面倒にも思えますが、好きな花(秋の七草でなくてもOK)や、お気に入りのスイーツを用意して、月を眺めながら、夜のひとときを過ごしてみませんか。

十五夜でなくても構いません。実は古くから「十三夜(じゅうさんや)」や「十日夜(とおかんや)」にもお月見を楽しむ習慣がありました。晴れた日を狙って、夜空に浮かぶ月や秋風に揺れる花を眺めながら、おいしいものを食べて、いつもと違う夜を楽しんでください。

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文・構成/HugKum編集部

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