離乳食のおやきレシピ17 選|後期からの手づかみ食べの時期におすすめ

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こんにちは! 離乳食インストラクターの中田馨です。今日は手づかみ食べの時期に大活躍する「おやき」を小麦粉やご飯、豆腐などいろいろな食材でご紹介します。

離乳食のおやきはいつから食べられる?

おやきは離乳食後期から

おやきが食べられるようになるのは離乳食後期から。離乳食後期になると自分で手づかみで食べる練習が始まります。そんなときに大活躍するのが「おやき」です。

ここでは、おやきレシピを紹介します。おやきの大きさは赤ちゃんの発達を見ながら小さめで作ったり大きめで作ったりしてくださいね。

離乳食用おやきの冷凍方法

冷凍保存は個別包装

おやきを多めに作っておいて、冷凍で保存することもできます。1枚1枚ラップに包んでジップロックなどに入れて密封させて冷凍庫に入れます。解凍するときはフライパンやオーブンで弱火でじっくる温めるとおいしく解凍できます。

保存期間

冷凍したおやきの保存期間は1週間です。

じゃがいもを使ったおやきの離乳食レシピ6選

離乳食後期~OK(ツナとほうれん草のおやき)

*写真のおやきの大きさは、離乳食後期~完了期くらい

材料

じゃがいも 40~50g

(具材)
ほうれん草 2~3g
ツナ水煮缶 3~5g

作り方

1.じゃがいもの皮をむき1cm厚さに切り、やわらかくなるまで湯がく
2.ほうれん草は湯がいてみじん切り。ツナは水切りしておく
3.じゃがいもをなめらかになるまでつぶし、具材を混ぜ入れる
4.形を作ってフライパンで両面を焼く

【離乳食後期】ツナとじゃがいものお焼き

手づかみメニューにもなるおやきです。「自分の手でつかんでぱくぱく」の練習にぴったり。

<材料>

じゃがいも 40g
ツナ水煮缶 15g

<作り方>

・じゃがいもは茹でやすい大きさに切る
・ツナはザルに入れてお湯を回しかける

1.じゃがいもをやわらかく茹でて湯切りしてつぶす
2.1にツナを混ぜ合わせてフライパンで両面を焼く

離乳食後期 ヒラメのおやき

材料

ヒラメ 15g
じゃがいも 30g
青のり 少々
片栗粉 小さじ1

作り方

1.じゃがいもを乱切りにする。
2.鍋に水とじゃがいもを入れ軟らかくなるまで茹でる。カレイも別の鍋で白くなるまで湯がく。
3.じゃがいもは細かくつぶす、カレイは5㎜に切る。
4.ボウルに3、青のり、片栗粉を混ぜ合わせて小判型にする。
5.フライパンで両面を焼く

【離乳食後期】納豆とじゃがいものお焼き

普段のじゃがいものおやきに、納豆を少し加えるだけで、風味が出て食べやすくなります。納豆の粘りがふんわり感を出してくれますよ。今回は食感を出すために少し荒めにじゃがいもをつぶしました。

<材料>

じゃがいも 50g
ひきわり納豆 5~10g
青のり 少々

<作り方>

1.じゃがいもは茹でやすい大きさに切る
2.じゃがいもはやわらかくなるまで茹でる
3.2のじゃがいもをつぶし、納豆と青のりを混ぜる
4.形を作って、フライパンで両面を焼き色がつくまで焼く

にんじんと青のりのおやき

材料

じゃがいも 40~50g

(具材)
にんじん 5g
青のり 少々
かつおぶし 少々
豆乳 5ml

作り方

1.じゃがいもの皮をむき1cm厚さに切り、やわらかくなるまで湯がく
2.にんじんは5㎜(1㎝)の千切りにする
3.じゃがいもをなめらかになるまでつぶし豆乳と具材を混ぜ入れる
4.形を作ってフライパンで両面を焼く

鶏ささみとじゃがいものおやき

おかずとして食べるおやきです。離乳食完了期からOKのメニューです。


<材料>

鶏ささみ 5g
じゃがいも 25g
ブロッコリー 5g
卵 10g

<作り方>

1.鶏ささみは湯がいて細かく切る
2.じゃがいもは湯がいてつぶす
3.ブロッコリーは湯がいてみじん切りにする
4.1、2、3と卵を混ぜ合わせて形を作り、フライパンで両面を焼く

ご飯を使ったおやきの離乳食レシピ3選

しらすのごはんのおやき

軟飯を使って少しソフトなおやきを作ります。

<材料>

軟飯 50g
しらす 5g
青のり 少々

<作り方>

1.しらすはお湯で湯がいて塩抜きする
2.軟飯を軽くつぶしてから、ほかの材料をすべて混ぜ合わせる
3.形を作って、フライパンで両面を焼く

チーズの軟飯お焼き

チーズと青のりの風味がおいしいおやきです。

◆材料(赤ちゃん1人分)

軟飯 50g
チーズ 3g
青のり 少々

◆作り方

1.軟飯をボウルに入れて軽くつぶしながらチーズと青のりを混ぜ入れる
2.フライパンに1を平らに入れて弱火でじっくり両面を焼く

離乳食完了期以降 サバごはんおやき


材料

ごはん 50g
生サバ 10g
グリンピース 5g

作り方

1.サバは皮と骨を取り、湯がいてほぐす。グリンピースは湯がいて薄皮を取る
2.1とごはんを混ぜ合わせる
3.2を形作って、フライパンで両面焼く*サバの水煮缶でもOK。その際は湯がかなくてもよい

豆腐を使ったおやきの離乳食レシピ

豆腐を使ったおやきの離乳食レシピ

豆腐と納豆のおやき

いつものお豆腐をおやきにして、手づかみ食べでいただきます。

<材料>

木綿豆腐 25g
納豆 5g
片栗粉 5g

<作り方>

1.納豆はザルに入れてお湯を回しかけ粘りを取る
2.木綿豆腐をつぶして納豆と片栗粉を混ぜ合わせる
3.形を作って、フライパンで両面を焼く

小麦粉で作るおやきの離乳食レシピ3選

簡単しらすのお好み焼き

とても簡単にお好み焼き風のおやきを作ることができます。

<材料>

しらす 5g
キャベツ 15g
小麦粉 15g
牛乳 15ml
卵 5g

<作り方>

1.しらすは塩抜きする、キャベツは千切りまたはみじん切りにする
2.すべての材料を混ぜ合わせる
3.フライパンに流し入れて両面を焼く

【離乳食完了期】ニラのれんこんおやき

ニラがたっぷりの、ごはんにもおやつにもなるおやきです。

<材料>

小麦粉 20g
れんこん 10g
ニラ 5g
牛乳 10ml

<作り方>

1.れんこんはすりおろす、ニラはみじん切りにする
2.すべての材料を混ぜ合わせる
3.フライパンに流し入れて両面を焼く

コーンとチーズのお好み焼き

完了期になると、手づかみメニューにもなるお好み焼きも便利です。野菜の甘みとチーズの塩分で十分においしく、ソースがいらないお好み焼きが作れます。

<材料>

キャベツ 20g
コーン 5g
チーズ 5g
小麦粉

かつお昆布だし

<作り方>

1.キャベツは、千切りにする
2.小麦粉、かつお昆布だしを混ぜ粉っぽさがなくなったら卵も混ぜる
3.2にキャベツ、コーン、チーズを入れサックリと混ぜる
4.フライパンに3を流し入れて中火で焼く
5.焦げ目がついたらひっくり返す。火の通りが気になる場合は蓋をして蒸し焼きにする

米粉を使ったおやきの離乳食レシピ2選

【離乳食完了期】 チーズ入り米粉のおやき

米粉を豆乳と混ぜて焼くだけの、簡単な米粉のおやきです。

<材料>

米粉 20g
豆乳(牛乳) 40ml
チーズ 3g
青のり 少し

<作り方>

1.材料をすべて混ぜ合わせる
2.フライパンに1を入れて弱火~中火で両面をじっくり焼く

【離乳食完了期】 しらすとかぼちゃの米粉のおやき

混ぜて焼くだけ! 時短でできる手作りおやつです。

<材料>

米粉 20g
豆乳 40ml
しらす 5g
かぼちゃ 10g

<作り方>

1.しらすはお湯で湯がき、塩抜きする。かぼちゃは皮と種とワタを取り除き、1cm角に切る
2.かぼちゃは湯がいて、やわらかくする
3.材料をすべて混ぜ合わせる
4.フライパンに流し入れて両面を焼く

さつまいもやかぼちゃの離乳食おやきレシピ2選

さつまいもやかぼちゃの離乳食おやきレシピ

安納芋のおやき

さつまいもを生のまますりおろして焼くおやきです。今回は安納芋を使いました。

<材料>

さつまいも 40g
しらす 3g

<作り方>

1.しらすはお湯で湯がいて塩抜きする、さつまいもはすりおろす
2.さつまいもとしらすを混ぜ合わせる
3.フライパンに流し入れて両面を焼く

かぼちゃとレーズンのおやき

かぼちゃの甘みとレーズンの甘みがおいしいおやきです。

<材料>

かぼちゃ 40g
レーズン 5g

<作り方>

1.かぼちゃは、皮、種、ワタを取り除く。レーズンはお湯につけて1/2に切る
2.かぼちゃを湯がいてつぶし、とレーズンを混ぜ合わせる
3.形を作って、フライパンで両面を焼く

手づかみ食べで、自分で食べることは赤ちゃんにとって「自分でできたからおいしい!」と思える瞬間です。今日紹介したおやきをベースに、お好みの具材を混ぜ合わせて作ってみてくださいね。

記事執筆

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

離乳食のおやきに関する体験談

HugKumでは、0~2歳のお子さんがいるママやパパに離乳食のおやきについてアンケート調査。お子さんのくいつきや取り入れ方の体験談をご紹介します。

ママパパの体験談

「おやきにすると手で食べやすいのでたまに使っていた。 混ぜる具材にもよるが割とよく食べてくれた。」(30代・埼玉県・子ども2人)

「パウチのレトルトに片栗粉と小麦粉を混ぜてつくるとおいしく作れた」(30代・広島県・子ども3人)

「手づかみで食べられるし、いろいろ食材をみじん切りにして刻んでまとめて焼けばよいので、バリエーションも豊富で良い。冷凍もできるのでストックも作れて離乳食作りが助かった」(40代・大分県・子ども2人)

「しらす、ひき肉、豆腐、納豆など、具材を替えながらいろいろと作るため、飽きないと思う。しっかりと食べてくれる」(30代・愛知県・子ども2人)

「小麦粉や片栗粉の量が多くて、硬めになると余り食べないので、柔らかさの調節が大変」(30代・千葉県・子ども1人)

「好んで食べているが、自分で作ると失敗するので、おやきの素を買って作っている」(30代・兵庫県・子ども1人)

手軽に作れるおやきミックスも人気!

赤ちゃんも食べやすくて人気のおやきですが、粉や水分の加減が難しく失敗してしまうことも。そんなときは手軽に作れるおやきミックスがおすすめです。ママパパ人気のおやきミックスをご紹介します。

和光堂 赤ちゃんのやさしいおやきミックス 鶏レバーとかぼちゃ

じゃがいもベースのおやきミックスです。鉄・カルシウム入りで、お子さんに不足しがちな栄養もおいしく摂れます。しらすや豆腐などの具材を混ぜてアレンジしても。

ママパパの口コミ

「作るのもすごく簡単だし1回分で作れていいと思う。赤ちゃんもよく食べてくれます」(30代・大分県・子ども2人)

和光堂 赤ちゃんのおやきミックス さつまいもと紫いも

こちらはおからベースのおやきミックスです。鉄・カルシウム・食物繊維入りで、やさしい甘さのおやきが作れます。バナナやりんごなどの具材とまぜておやつにもおすすめです。

ママパパの口コミ

「おいしそうに食べていました」(30代・石川県・子ども2人)

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文・構成/HugKum編集部

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