子どもの散髪、家でするときの基本
お子さんのヘアカット、みなさんはどうしてますか?ヘアサロンに行っているという人は少数で、おうちでママやパパが自己流でカットしている、という人がほとんどのようです。なんだかうまくいかない、きまらない…とお悩みのママ、必見!
人気美容室「ZACC」(ザック)のパパ美容師がテクニックを伝授する、大好評の「おうちでヘアカット&アレンジ」。
ヘアカットにトライする前に揃えておきたいアイテムや環境の作り方、カットのコツなどを紹介します。
子どものヘアカットの際に用意するもの
スムーズにヘアカットを行うためにも、まずはカット専用のはさみや道具を用意しましょう。切れ味の悪いはさみを使うと、刃先が髪に引っかかり、子どもがカットを嫌がる原因にもなります。
- バリカン
- くし
- すきばさみ
- 霧吹き
- クリップ
- はさみ
あると便利なもの
ケープ
ケープは切った服が洋服につかず、便利です。お風呂で切るという声も多く聞かれますが、これがあれば、着衣のままさっと前髪だけ切りたい、などの時に便利。
クリップ
髪量が多かったり、女の子で長かったりする場合は、ブロックごとに分けるのが成功のキモ。クリップを使うときれいにまとまります。
商品協力/貝印株式会社【はさみ、すきばさみ、バリカン、ケープ(2種類)】http://www.kai-group.com/
子どもの髪の切り方に必要なコツって?
カット専用のはさみの使い方
一般のはさみとカット専用のはさみでは、作りも刃も少し違います。軸になる刃(静刃)と動かす刃(動刃)をより意識しやすいように、小指を固定させるベラが付いているのが特徴的。切れ味がよいように、硬度が高い鋼が使われていることが多いようです。
はさみの持ち方
カット専用はさみの片穴には、ベラ(突起)がついています。ベラがあるほうの穴に薬指、ないほうに親指を入れて使います。ベラは小指を添えるためのものです。薬指側を固定して軸とし、親指を上下させて動刃だけを動かすと、安定してカットすることができます。すきばさみも同様にして使います。
髪の毛に当たる刃の角度に注意!
髪の毛に対して垂直に刃を当てるのがまっすぐにカットする基本です。子どもを座らせて、大人が立ったままカットすると、目線が高いため手元のはさみが寝てしまい、まっすぐに切ることができません。大人も座るなどしてなるべく刃先に近い目線でカットするようにしましょう。
はさみ使いの基本テクニック1
髪の毛に対して垂直に刃を当てて切ります。切り口はまっすぐなラインに。長い髪の毛先を切るときは、左手の人差し指と中指で髪の毛をはさみ込み、はみ出た部分を真横からカットしていきます。
ポイント
はさみ使いの基本テクニック2
毛先に動きを出したいときには、髪の毛に対して刃を縦方向に入れて、毛先に長短をつけていきます。前髪が多く、まっすぐに切ったあとに、重い印象になってしまうときは、縦にはさみを入れて仕上げるとよいでしょう。
男の子、女の子向けのヘアカットやアレンジテクニックが満載です!
『おうちでできる ヘアカット&アレンジ』
再編集/HugKum編集部