【名づけ】「桜」を使った女の子の名前24選! 意味や古風な名前例も紹介

1年に1回、美しい花を咲かせる「桜」。日本らしい美しさや華やかさを感じる漢字ですね。春を代表する花を指す「桜」は、実は名づけでも人気のある漢字の一つなのをご存知でしょうか。「桜」一文字の名前はもちろん、他の漢字と組み合わせた魅力的な名前がたくさんあるんです。

今回は「桜」の成り立ちや意味について解説。また、「桜」を含めた名づけ例を、女の子の名前にフォーカスを当てて紹介します。

「桜」を使った名前は女の子の名づけで人気!

明治安田生命の名づけランキング2024では、女の子のランキング36位に美桜(みお)がランクイン。41位には実桜(みお)、72位に桜(さくら)と、「桜」を使った名前が数多く選ばれています。

また、同ランキング内の「人気の漢字ベスト25」女の子版では、12位に「桜」がランクイン。草や木、花を指す漢字で名づけに好まれる漢字はたくさんありますが、「桜」は近年特に人気が高いのです。

参考:明治安田生命

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「桜」の名付け【みんなの体験談】

春の訪れを象徴する「桜」という名前には、響きの美しさやイメージの豊かさから、名づけの候補として選ばれることも多くあります。ここでは「桜」という名前に込めた思いや、実際に名づけた方々の声を紹介します。

桜子(さくらこ・ようこなど)

・春らしく可愛いイメージ (40代・山梨県・子ども1人)
・可愛いし日本的 (30代・神奈川県・子ども3人)
・桜子(ようこ) 古風な感じ (40代・福井県・子ども3人)

彩桜(あやさ・さくら・いおなど)

・生まれた季節の花 (30代・福岡県・子ども2人)

「桜」の由来と意味

ここからは、「桜」の由来と意味をあらためて確認していきましょう。

「桜」の読み・画数

「桜」はやわらかく華やかな印象を持つ漢字です。読み方には主に以下のものがあります。画数は「桜」で10画です。
・さくら
・おう
・さ

「桜」の成り立ち

「桜」は「木」と「嬰を」組み合わせた会意形声文字。もともとは「櫻」でしたが、現代では「桜」が主流となっています。大地に立つ「木」の象形文字と、子安貝や貝で作られた首飾りをあらわす「嬰」から、枝を取り巻くように咲く桜の姿に通じています。

「桜」の意味

「桜」は本来の意味のほかに、日常の中でさまざまな表現に使われています。

たとえば「桜咲く」。これは試験に合格するなど喜ばしい結果を得ることや、能力が花開くことをあらわしています。また古くからある「花は桜木(さくらぎ)、人は武士」は、「花の中で最も桜が優れているように、あらゆる職業のなかで武士は最高である」という意味です。

「桜」を使った名前に込められるイメージ

「桜」を使った名前にはどんなイメージが込められるのでしょうか。

人の心を打つ魅力

春が近づくと開花を心待ちにされる桜は、人の心を打つ魅力を持っています。花の咲きはじめから、満開の姿、新しい葉が芽吹きはじめる葉桜まで、古来さまざまな詩や俳句などにその姿が描写されてきました。美しく咲く桜のイメージから、ひときわ目立つ魅力的な人のイメージが込められます。

古風な美しさ

桜は日本古来の花。古くからその美しさは愛でられてきました。さらに、桜は日本の国花でもあります。このことから、「桜」を使った名前には日本特有の古風な美しさのイメージが込められます。

「桜」を使った名前に込められる願い

続いて、「桜」に込められる願いについても見ていきましょう。

努力が実を結びますように

先ほども触れた「桜咲く」などの慣用句から。厳しい冬の寒さを乗り越えて美しく花咲く桜の姿から、「努力が実り、能力が花開きますように」という願いが込められます。

恵まれた人生になりますように

桜は毎春、見事な花を咲かせて人々を楽しませる花です。このことから、「桜」を使った名前には「成果が何度も花開く」「幾度も楽しいことが訪れる恵まれた人生」を願えます。

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「桜」を使ったおすすめの名前24選

それでは、「桜」を使ったおすすめの名前を見ていきましょう。今回は女の子の名前にフォーカスを当てて紹介します。

「桜」を使った古風な名前8選

桜子(ようこ、しょうこ、さくらこ)

古風なイメージの「桜」には、昔ながらの「子」の付いた名前もおすすめ。世代を問わず好かれる名前になります。

桜千(さち)

「桜」と規模の大きさをあらわす「千」を組み合わせれば、無数の花を咲かせる満開の桜の木をイメージさせる名前に。幾千と咲く桜のように、たくさんの幸せが訪れますようにと願って。

桜乃(さくらの、はるのなど)

しなやかな美しさをあらわす「乃」は、女の子の留め字として人気の漢字です。たおやかで古風なイメージの名前を付けたい方にもおすすめ。

知桜(ちはる)

知性をあらわす「知」は、名前でも知的なイメージや賢さを願って用いられる漢字です。賢さと華やかさを兼ね備えた人に。

桜音(さおん、おうね)

「音」は響きや感性を表す漢字。桜のようにやさしく心に残る音色をイメージした名前で、感受性豊かな人に育ってほしいという願いが込められます。

桜美(おうみ)

「美」は美しさや調和を意味する漢字で、桜の花の魅力をさらに引き立てます。古風ながらも現代的な響きもあり、幅広い世代に好まれる名前です。

桜香(おうか)

「香」は香りや気品を表す漢字。桜の花の香りのように、周囲にやさしさと心地よさを届ける人に育ってほしいという願いが込められています。

桜世(さよ、さくよ)

「世」は時代や人のつながりを表す漢字です。桜のように人々に愛され、穏やかな人生を歩んでほしいという願いを込めた、落ち着きのある古風な名前です。

「桜」を使った珍しい名前8選

桜娜(さな)

しなやかな美しさ、麗しいさまをあらわす「娜」。桜のたおやかな美しさをイメージさせる名前です。

明桜(あお)

明るく元気なイメージなら、「明」を使った名前もおすすめです。春の光の下で輝く桜のような、明るく美しいイメージが込められます。

海桜(みお、みはる)

スケールの大きさや凪いだ海のような穏やかさを願って名前でも好んで用いられる「海」。「桜」と組み合わせれば、のびのびと育ちますように、自身の能力を開花させられますようにといった願いが込められる名前に。また、「海」の青、「桜」のピンクと連想される色も美しい名前です。

理桜(りお)

「理知」「理解」といった、筋道立っているさま、知性などの意味を持つ「理」。「桜」と組み合わせれば、知的なイメージと桜のような華やかな美しさをあわせ持った人になりますようにという願いが込められる名前に。

参考:赤ちゃん命名辞典

桜陽(おうひ)

「陽」は太陽やあたたかさを意味する漢字。桜と組み合わせることで、春の日差しの中で咲く桜のような、明るく前向きな人に育ってほしいという願いが込められます。

桜凛(さり)

「凛」は凛とした姿勢や芯の強さを表す漢字。桜のやさしさと凛とした強さをあわせ持つ、芯のある美しさを感じさせる名前です。

桜彩(さあや)

「彩」は色彩や華やかさを意味する漢字で、桜の美しさと調和します。感性豊かで明るい印象を持たせたいときにぴったりの名前です。個性的でありながら、やさしい響きも魅力です。

璃桜(りお)

「璃」は美しい宝石を表す漢字で、透明感や輝きをイメージさせます。桜の繊細さと宝石のような輝きをあわせ持つ、上品で印象的な名前です。

「桜」にちなんだ名前8選

桜(さくら)

一文字の名前は親しみやすく覚えやすいのが特徴です。桜のように、皆に愛される人に。

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美桜(みお)

桜の美しさにあやかって。人を魅了する美しさや、たくさん花をつける桜のように豊かな心を願える名前です。

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優桜(ゆお)

日常でよく使う「優」もまた、男女問わず名付けで人気の漢字です。人の心を癒す、優しい桜の色のイメージを込めて。心優しくたおやかな人に。

桜花(ようか・おうか)

女の子の名付けで人気の高い「花」。「桜」と組み合わせることでさらに華やかなイメージが込められます。

桜咲(さき)

「咲」は花が開く様子を表す漢字。桜咲には「人生に花を咲かせるように」という前向きな願いが込められます。春らしい明るい印象の名前です。

桜空(さく、そら)

「空」は広がりや自由を象徴する漢字。桜と組み合わせることで、春の空に舞う桜のような、のびやかで自由な心を願う名前になります。

桜里(さり)

「里」はふるさとや人とのつながりを表す漢字。桜里には、温かい人間関係の中で花開くような、やさしさと親しみやすさが込められています。

桜希(さき)

「希」は希望や願いを表す漢字で、未来への前向きな気持ちを込めることができます。桜の華やかさと希望の意味をあわせ持つ、明るく優しい印象の名前です

名付けの際のポイント・注意点

最後に、赤ちゃんの名前を考えるときにおさえておきたいポイントや注意点について解説します。

名前の意味・名前の響き

名前の意味を左右するのは、用いる漢字です。同じ響きの名前でも漢字が違えば意味やイメージが大きく変わることもあります。また、「桜」と組み合わせる漢字によっても名前の印象は左右されます。

名づけの際には、漢字の意味や由来をよく調べ、ママパパの願いにふさわしいものを選びましょう。その漢字が一般的にどんな使われ方をされているのかも考える必要があります。もともとの意味がポジティブでも、広く認知されているイメージが良くないものならばほかの漢字も考えたほうが良いかもしれません。

また、名前は書くだけでなく、自分で名乗ったり、人に呼ばれたりと声に出すことも多いもの。名前候補は実際に声に出してみて、苗字とのバランスや響きから感じ取れるイメージを確認しましょう。漢字本来の意味は良いものでも、響きからネガティブな物事が連想されるようなら、違う読みを検討するのがおすすめです。

姓名判断

日本では古くから、名前の字画からその人の性格や運命を占う姓名判断がさかんに行われてきました。

姓名判断の結果に神経質になる必要はありませんが、気になるなら一度調べてみましょう。姓名判断は、Webサイトで手軽にできるものから、お寺や神社で行う本格的なものまで幅広い選択肢があるので、自分に合った方法で確認してみてくださいね。

「桜」の名づけに関するよくある質問

「桜」という漢字は、響きの美しさや季節感から名づけに選ばれることも多く、気になる点や疑問がある方も少なくありません。ここでは名づけに関するよくある質問にお答えします。

Q. 女の子の名前に「桜」を使うのは古風ですか?

古風というより季節感や自然の美しさを感じさせる人気の漢字です。現代でも「さくら」「桜子」など、幅広い世代に親しまれています。

Q. 「桜」を使った珍しい名前にはどんなものがありますか?

「彩桜(あやさ)」「桜羽(おうは)」「桜音(さおん)」など、響きや漢字の組み合わせで個性を出した名づけが増えています。読み方の自由度も高いです。

Q. 「理桜」という名前にはどんな意味がありますか?

「理」は知性や筋道を表し、「桜」は春の花の象徴です。理桜には「知性と華やかさを併せ持つ人に育ってほしい」という願いが込められることがあります。

Q. 男の子で「桜」を使った名前はありますか?

近年では「桜翔(おうしょう)」「桜士(おうじ)」など、力強さや優しさを込めた男の子の名前にも使われています。柔らかい印象を好む家庭に選ばれています。

「桜」の華やかで古風なイメージを名前に込めよう!

この記事では、「桜」の成り立ちや意味、おすすめの名づけ例を紹介しました。華やかで美しく、少し古風な印象を持つ「桜」は、名づけにもぴったりの漢字です。今回紹介した漢字の意味やイメージをふまえて、大切なお子さんの名づけに候補に「桜」を使った名前をぜひ入れてみてくださいね。

※ HugKum の記事から「名づけ」に関する記事をピックアップしました。参考にしてみてください。記事はこちら

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文・構成/HugKum編集部

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