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「桜」を使った名前は女の子の名づけで人気!
明治安田生命の名づけランキング2021では、女の子のランキング30位に美桜(みお)がランクイン。66位に桜都(おと)、75位には未桜(みお)と、「桜」を使った名前が数多く選ばれています。
また、同ランキング内の「人気の漢字ベスト25」女の子版では、12位に「桜」がランクイン。草や木、花を指す漢字で名づけに好まれる漢字はたくさんありますが、「桜」は近年特に人気が高いのです。
参考:明治安田生命
「桜」の由来と意味
ここからは、「桜」の由来と意味をあらためて確認していきましょう。
「桜」の成り立ち
「桜」は「木」と「嬰を」組み合わせた会意形声文字。もともとは「櫻」でしたが、現代では「桜」が主流となっています。大地に立つ「木」の象形文字と、子安貝や貝で作られた首飾りをあらわす「嬰」から、枝を取り巻くように咲く桜の姿に通じています。
「桜」の意味
「桜」は本来の意味のほかに、日常の中でさまざまな表現に使われています。
たとえば「桜咲く」。これは試験に合格するなど喜ばしい結果を得ることや、能力が花開くことをあらわしています。また古くからある「花は桜木(さくらぎ)、人は武士」は、「花の中で最も桜が優れているように、あらゆる職業のなかで武士は最高である」という意味です。
「桜」を使った名前に込められるイメージ
「桜」を使った名前にはどんなイメージが込められるのでしょうか。
人の心を打つ魅力
春が近づくと開花を心待ちにされる桜は、人の心を打つ魅力を持っています。花の咲きはじめから、満開の姿、新しい葉が芽吹きはじめる葉桜まで、古来よりさまざまな詩や俳句などにその姿が描写されてきました。美しく咲く桜のイメージから、ひときわ目立つ魅力的な人のイメージが込められます。
古風な美しさ
桜は日本古来の花。古くからその美しさは愛でられてきました。さらに、桜は日本の国花でもあります。このことから、「桜」を使った名前には日本特有の古風な美しさのイメージが込められます。
「桜」を使った名前に込められる願い
続いて、「桜」に込められる願いについても見ていきましょう。
努力が実を結びますように
先ほども触れた「桜咲く」などの慣用句から。厳しい冬の寒さを乗り越えて美しく花咲く桜の姿から、「努力が実り、能力が花開きますように」という願いが込められます。
恵まれた人生になりますように
桜は毎春、見事な花を咲かせて人々を楽しませる花です。このことから、「桜」を使った名前には「成果が何度も花開く」「幾度も楽しいことが訪れる恵まれた人生」を願えます。
「桜」を使ったおすすめの名前12選
それでは、「桜」を使ったおすすめの名前を見ていきましょう。今回は女の子の名前にフォーカスを当てて紹介します。
桜(さくら)
一文字の名前は親しみやすく覚えやすいのが特徴です。桜のように、皆に愛される人に。
美桜(みお)
桜の美しさにあやかって。人を魅了する美しさや、たくさん花をつける桜のように豊かな心を願える名前です。
明桜(あお)
明るく元気なイメージなら、「明」を使った名前もおすすめです。春の光の下で輝く桜のような、明るく美しいイメージが込められます。
桜子(ようこ、しょうこ、さくらこ)
古風なイメージの「桜」には、昔ながらの「子」の付いた名前もおすすめ。世代を問わず好かれる名前になります。
桜乃(さくらの、はるの、ももの など)
しなやかな美しさをあらわす「乃」は、女の子の止め字として人気の漢字です。たおやかで古風なイメージの名前を付けたい方にもおすすめ。
桜千(さち)
「桜」と規模の大きさをあらわす「千」を組み合わせれば、無数の花を咲かせる満開の桜の木をイメージさせる名前に。幾千と咲く桜のように、たくさんの幸せが訪れますようにと願って。
知桜(ちはる)
知性をあらわす「知」は、名前でも知的なイメージや賢さを願って用いられる漢字です。賢さと華やかさを兼ね備えた人に。
海桜(みお、みはる)
スケールの大きさや凪いだ海のような穏やかさを願って名前でも好んで用いられる「海」。「桜」と組み合わせれば、のびのびと育ちますように、自身の能力を開花させられますようにといった願いが込められる名前に。また、「海」の青、「桜」のピンクと連想される色も美しい名前です。
優桜(ゆお)
日常でよく使う「優」もまた、男女問わず名付けで人気の漢字です。人の心を癒す、優しい桜の色のイメージを込めて。心優しくたおやかな人に。
桜花(ようか など)
女の子の名付けで人気の高い「花」。「桜」と組み合わせることでさらに華やかなイメージが込められます。
理桜(りお)
「理知」「理解」といった、筋道立っているさま、知性などの意味を持つ「理」。「桜」と組み合わせれば、知的なイメージと桜のような華やかな美しさをあわせ持った人になりますようにという願いが込められる名前に。
桜娜(さな)
しなやかな美しさ、麗しいさまをあらわす「娜」。桜のたおやかな美しさをイメージさせる名前です。
参考:赤ちゃん命名辞典
名付けの際のポイント・注意点
最後に、赤ちゃんの名前を考えるときにおさえておきたいポイントや注意点について解説します。
名前の意味・名前の響き
名前の意味を左右するのは、用いる漢字です。同じ響きの名前でも漢字が違えば意味やイメージが大きく変わることもあります。また、「桜」と組み合わせる漢字によっても名前の印象は左右されます。
名づけの際には、漢字の意味や由来をよく調べ、ママパパの願いにふさわしいものを選びましょう。その漢字が一般的にどんな使われ方をされているのかも考える必要があります。もともとの意味がポジティブでも、広く認知されているイメージが良くないものならばほかの漢字も考えたほうが良いかもしれません。
また、名前は書くだけでなく、自分で名乗ったり、人に呼ばれたりと声に出すことも多いもの。名前候補は実際に声に出してみて、苗字とのバランスや響きから感じ取れるイメージを確認しましょう。漢字本来の意味は良いものでも、響きからネガティブな物事が連想されるようなら、違う読みを検討するのがおすすめです。
姓名判断
日本では古くから、名前の字画からその人の性格や運命を占う姓名判断がさかんに行われてきました。
姓名判断の結果に神経質になる必要はありませんが、気になるなら一度調べてみましょう。姓名判断は、Webサイトで手軽にできるものから、お寺や神社で行う本格的なものまで幅広い選択肢があるので、自分に合った方法で確認してみてくださいね。
「桜」の華やかで古風なイメージを名前に込めよう!
この記事では、「桜」の成り立ちや意味、おすすめの名付け例を紹介しました。華やかで美しく、少し古風な印象を持つ「桜」は、名付けにもぴったりの漢字です。今回紹介した漢字の意味やイメージをふまえて、大切なお子さんの名付けに候補に「桜」を使った名前をぜひ入れてみてくださいね。
※ HugKum の記事から「名づけ」に関する記事をピックアップしました。参考にしてみてください。記事はこちら。
文・構成/HugKum編集部