子どもには学校の勉強だけでなく、たくさんの知識や特別な経験を学んでもらいたいと考える親は少なくないと思います。そこで考えるのが習い事。今回は、小学生男子女子の人気の習い事ランキングやおすすめのスポーツ、習い事にかかる平均費用や金額、小学生の習い事の数や時間帯、忙しいママによる子どもの習い事の送迎方法、集中力を高める家庭での学習方法、親の関わり方などをご紹介します。
目次
小学生男子と女子の習い事人気ランキング│おすすめの習い事を調査
小学生男子に人気!「スポーツ」の習い事│水泳、テニス、合気道、バスケットボール
小学生男子にもっとも人気が高かったのは、スポーツの習い事である水泳。その他人気のスポーツは、テニス、相木小津、バスケットボールなど。次いで学習系の習い事がランクイン。バイオリン、ギター、ドラムなどの楽器、レゴ、ロボット教室などの少数派も。
小学生女子に人気!「音楽」、「スポーツ」の習い事│ピアノ、電子オルガン、水泳
女の子は1位ピアノ・電子オルガンと、2位水泳が拮抗していました。女の子も男の子同様、「その他」は「通っている習い事はない」が含まれますが、スポーツ系はチアリ―ディング、卓球、それ以外は硬筆、絵画教室、和太鼓などもありました。
小学生女子にもっとも人気が高かった習い事はピアノ・電子オルガン。これに2位の水泳が迫る勢いです。その他小学生女子に人気の習い事は、チアリ―ディング、卓球など、それ以外は硬筆、絵画教室、和太鼓なども見られました。
✔詳しくは「読者調査からわかった小学生の習い事、人気ランキング発表!男の子、女の子別の1位は?」をチェック!
小学生に人気のスポーツの習い事「ボルダリング」
ボルダリングとは、自力で壁面を登るロッククライミングの一種のスポーツ。壁面を上るコースを見極める知力も必要なスポーツで、かつ、全身運動のため、柔軟性も高まるとされています。
✔詳しくは「子どもの「習いごと」何を選ぶ? 今、注目はこの2つ」をチェック!
習い事をしている小学生の割合は?習い事の数は何個?│小学生の習い事を調査
小学生で習い事している割合は72.5%
調査結果によると、学校外で習い事をしている小学生の割合は72.5%となっています。しかしその割合は高学年ほど低下しており、中学生になると31.2%まで落ちます。それもそのはず、中学生になると、習い事の代わりに学習塾に通う子どもが増えるため、納得の結果だと言えるでしょう。
✔詳しくは「平均費用は?おすすめは?辞めたいと言ったら?「子供の習い事」完全ガイド!」をチェック!
小学生の習い事の数は1個か2個
「子どもの習い事に関するアンケート(株式会社イオレ)(※1)」によると、子ども習い事の数は、年齢を問わず「1個」、または「2個」と回答した人が6割以上でした。
また、「子どもの習い事に関する調査(NTTコム リサーチ)(※2)」によると、習い事に通うペースは、「週1回」が28%、「週2回」が27%、合計で半数を超えたことからも、小学生の習い事の数は1個か2個であることがわかります。
小学生が習い事をしている時間帯はいつ?毎日してるの?│小学生の習い事を調査
小学生の習い事の時間帯は午後4時から午後7時までの間
「中央教育審議会 生涯学習分科会 「家庭・地域の教育力の向上に関する特別委員会(第6回)」議事録・配付資料 [資料1-2] [4(1)](文部科学省)(※3)」によると、子どもが平日の習い事から帰宅する時間は「午後6時から7時の間」が23.0%と最も高く、続いて「午後6時より前」が21.4%となっています。
また、習い事の時間は「1~3時間くらい」が48.8%と最も多く、以下「3~5時間くらい」が21.8%、「5~7時間くらい」が13.2%となっています。
よって、帰宅時間と習い事に従事している時間を鑑みると、午後4時から午後7時が習い事をしている時間帯と考えられます。
小学生の習い事は、毎日ではなく週1回か週2回
「子どもの習い事に関する調査(NTTコム リサーチ)」によると、習い事に通うペースは、「週1回」が28%、「週2回」が27%、合計で半数を超えたことから、小学生の習い事は、毎日ではなく週1回か週2回であることがわかりました。
小学生の習い事、費用の平均は?どれくらいの金額が必要?│小学生の習い事を調査
小学生の習い事の平均費用は10,000~11,000円(月にかかる金額)程度
1年生から6年生までの小学生の習い事にかかる年間費用は、だいたい10,000円から11,000円程度。この金額が、現実に即している習い事の費用と考えられます。
✔詳しくは「平均費用は?おすすめは?辞めたいと言ったら?「子供の習い事」完全ガイド!」をチェック!
親も忙しい!小学生の習い事の送迎│小学生の習い事を調査
車の送迎を必要とする小学生の習い事が3割以上
「中央教育審議会 生涯学習分科会 「家庭・地域の教育力の向上に関する特別委員会(第6回)」議事録・配付資料 [資料1-2] [4(1)](文部科学省)」によると、平日の習い事への行き方は、「自転車で行く」が48.9%と最も高く、次いで「歩いて行く」が38.2%、「車で行く」が36.2%となっており、車での送迎を必要とする塾や習い事が3割を超えています。また、休日も「自転車で行く」が47.4%と最も高く、次いで「車で行く」が40.4%となっており、平日よりも休日の方が車での送迎の割合が高い結果となりました。
小学生の習い事、忙しいママの送迎・時間のやりくり法とは?
子どもの成長に伴い、習い事の選択肢や習い事に行ける場所が拡大していきます。忙しいママが子どもの習い事のために行う送迎や、忙しい時間のやりくり法について聞きました。
「小学生の子どもの習い事の送迎はファミリーサポートに頼っています」
習い事の場所が遠く、仕事の都合もあるため、習い事の送迎などをファミリーサポートに頼んでいます。同じ教室の友達と一緒に送迎してもらうことで、費用の折版もできています(小学2年生女子の母)
✔詳しくは「読者調査からわかった小学生の習い事、人気ランキング発表!男の子、女の子別の1位は?」をチェック!
小学生の習い事選びには、どんなことが必要か?
小学生の習い事は、子どもが得意なこと、どんなことに興味を持っているのかを見極めることが必要
尾木ママとして知られる教育評論家の尾木直樹さんに、子どもの習い事について語っていただきました。
「ますます多様化を見せている子どもの習い事。だからこそ、自分の子どもの得意なこと、興味を持っていることを見極めることが大切になります。家族は子どもの気持ちをサポートしてあげましょう」
習い事選びで必要なのは、親の希望よりも子どもの興味や意欲だと言えそうです。
✔詳しくは「子どもの「習いごと」何を選ぶ? 今、注目はこの2つ」をチェック!
小学生の習い事、学校の勉強との両立や親の関わり方、通う時の危険を回避する方法
小学生の子どもに、習い事と学校の勉強を両立してもらう方法
習い事を始めても、学校の勉強はおろそかにしたくない! 宿題の効率の酔い済ませ方など、時間管理も重要ですね。習い事をしながらも、上手に勉強に取り組まる方法とは?
✔詳しくは「親は、子供の集中力のプロデューサーになろう!【隂山英男の家で伸ばす! 子どもの学力】」をチェック!
小学生の子どもの習い事に、共働きの親が上手に関わる方法
子どもが習い事を始めると、送迎や予習復習のサポートなど、親の役割も増加します。共働き家庭の場合は、子どもとどう関われるとよいでしょうか?
✔詳しくは「共働き世帯の子供は「寂しい」?ワーママの子育てに後ろめたさは無用です!」をチェック!
小学生の子どもが習い事に通うときの危険を回避する方法
習い事は保育園・幼稚園、学校が終わってから通う場合がほとんどです。高学年になれば、自分一人で通う、というケースも。これまで「安全」だと思っていた場所が、実は危険にさらされていた、ということもあるかもしれません。習い事に通う際に気をつけるべき事とは?
✔詳しくは「防犯・安全アドバイザーが語る“子供の連れ去り・誘拐犯罪”の意外な落とし穴とは?」をチェック!
習いごとによって得られる体験は、子どもの心と体にとって大きな刺激となります。何よりも楽しく続けられるものを見つけて、お子さんの興味・才能を開花させてあげてください。
関連リンク
(※3)中央教育審議会 生涯学習分科会 「家庭・地域の教育力の向上に関する特別委員会(第6回)」議事録・配付資料 [資料1-2] [4(1)](文部科学省)
文・構成/HugKum編集部