ピザ生地の保存は2日前からできる
ピザ生地は、食べたいタイミングの2日前にあらかじめ準備して保存することができます。材料を混ぜて捏ねるだけなので、案外簡単ですよ。自由にお好みの具材を選んで焼けば、手巻き寿司のような感覚で楽しむことができます。
ポイントは、発酵過多になると酸味が出てきてしまいますから、十分な発酵とのバランスを考えることです。2つの保存方法について確認します。
発酵後に保存する
お昼に生地を作り、夕食に焼きたい時などに最適な方法ですが、最長で2日間は保存することもできます。発酵を終えた後に冷蔵庫で保存して、それ以上の発酵は最小にして状態を保つことが大切です。
低温で発酵しながら保存する
低温でゆっくり発酵を待つ方法です。仕込みを10時間〜16時間ほど前に済ませるので、焼きたい時間から逆算してください。オーバーナイトと呼び、前夜に仕込み、翌日の午前中に焼くスケジュールが一般的です。
時間をかけて発酵が進むことで、粉っぽさがなくなり、もっちりとした生地に仕上がります。発酵工程のない生地の作り方もありますが、おいしさでは断然こちらです。
焼いた後の保存は冷凍
生地は焼いてから冷凍することもできます。酵母の発酵は気にする必要がなく、市販のピザ生地の扱いと同じなので手軽です。パンと同じく、冷蔵よりは冷凍がむいていて、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ご覧ください。
ピザ生地の用意
まずは材料のご紹介と、捏ねる手順を確認します。その後に保存の方法へと進みます。
生地作り
まずは、ピザ生地の発酵まで、手順を確認します。
◆材料
【A】
小麦粉 300g
塩 小さじ½
ドライイースト 5g
ぬるま湯 150g
オリーブオイル 大さじ1
◆作り方
【1】ボウルに【A】を入れてよく混ぜ合わせます。
【2】ぬるま湯とオリーブオイルを加えて、よく捏ねます。
【3】ひとまとめにして、10分ほど捏ねてください。
【4】半分に分けて丸くまとめ、端の部分を内側に丸め込んでください。乾いた布巾をのせて放置します。
【5】常温で発酵して膨らむので、倍の大きさになれば完了です。2時間〜5時間が目安です。
発酵後の保存
続いて、生地を保存する方法です。
保存方法
【1】膨らんだ生地のガスを抜くため、手のひらでやさしく押しつぶしてください。
【2】表面にオリーブオイルを塗り、ラップでひとつずつ包みます。
【3】密閉できる容器に入れて冷蔵庫に入れます。冷蔵庫でも発酵は続き、多少膨らみます。
保存期間
2日間はこのまま保存ができます。冷蔵庫でも発酵が進むため、甘味がなくなり酸味が増しますから、2日以上になる場合は冷凍保存をご参考にしてください。
冷蔵庫で発酵しながら保存
低温で16時間程度かけて発酵を待つ方法です。
発酵の方法
【1】生地用の材料をすべて混ぜ合わせ、丸く成型します。
【2】タッパーなどに入れてから冷蔵庫で12〜16時間ほど、じっくりと発酵するのを待ちます。だんだんと膨らみ、倍の大きさになれば完了です。
【3】時間を早めたい時は、常温で1.5倍ほどの大きさになってから冷蔵庫に入れると、10時間程度の発酵時間になり、調節ができます。
焼き方のバリエーション
どちらの保存方法でも、生地の焼き方は共通です。詳しい手順をご紹介します。
具材をのせて焼く
【1】打ち粉をして、平らに伸ばします。両面焼きのグリルやトースターで焼く際は、長方形に伸ばします。
【2】フォークを使って、生地に穴を開けておきます。
【3】お好きな具材をのせて、余熱後、250℃のオーブンで7分程度、グリルなら6分ほど焼くと、生地に軽く焼き色がつき、チーズが溶けます。
白生地のまま焼く
ピザ生地は、インドのナンのように具材なしで食べるのも、おいしい食べ方です。オリーブオイルと塩があれば、簡単な軽食になりますし、生ハムやスモークサーモン、フレッシュチーズをトッピングして食べるのもいいですね。
白焼きのローズマリー添え
チーズなどの具材をのせずに、焼いた生地を楽しむレシピです。このまま冷凍保存もできます。
◆材料
ピザの生地 1枚分
オリーブオイル 適量
岩塩 適量
ベビーリーフ
トマト
モッツァレラチーズ
ローズマリーなどをお好みで
◆作り方
【1】発酵を終えたピザの生地を薄く伸ばして、250℃のオーブンで7分ほど焼きます。両面焼きのグリルなら6分ほどです。またフライパンでも焼けますが、特に薄く伸ばしておくことがポイントです。
【2】岩塩をオリーブオイルに混ぜ、焼いたピザ生地につけてお召し上がりください。フレッシュなローズマリーがあると、フォカッチャ風です。
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