新一年生のパパママ850人に聞いた、1学期の心配事ランキング。入学直後の生活にどんな不安がある?

新入学後、ひと月がたちました。お子さんは元気に学校に通っていますか? 新一年生をお持ちのママパパは、入学直後の生活にどんな不安に抱いていたでしょうか。アンケート調査を振り返りながら、年度はじめの今を振り返ってみましょう。

『小学一年生』2021年7月号(2021年6月1日発売)の誌上にて【お子さんの入学後、特に気になること・心配なことはありますか?】というアンケートを実施。全国の850人のパパやママから回答をいただきました。

さっそくランキングを見ていきましょう。

お子さんの入学後、特に気になること・心配事はありますか?

10位 学校に行きたがらない

「学校に行きたがらない」という心配事が、850人中49票を集めました。

体調が悪い?  授業の内容が分からなくて?  クラスメイトや先生とうまくいっていない?  学校に行きたくない理由はいろいろ考えられ、気をもみますね。特に連休や夏休みなどの後には、学校へ行きたがらない子どもが増えるそうです。

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9位 特にない

850人中74票が「特にない」という回答でした。新一年生のお子さんに兄/姉がいらっしゃる場合などでしょうか。何が起きても大丈夫と、親がどーんと構えていることで、お子さんも安心して学校生活を送れているのかもしれません。

8位 感染症対策や衛生面

850人中94票集まったのは、感染症対策や衛生面です。

目に見えないけれども、バイ菌やウイルスは身の回りにたくさんいます。他の人が口をつけたものは、触らない、食べない。カトラリーや食器を共有しない。咳をしている人にはあまり近づかない。マスクで自衛する。学校や遊びから帰ったら、うがい手洗いを習慣に。などの衛生観念を持てるように教えてあげたいですね。

7位 給食について

給食についてはぐっと増えて850人中141票が入りました。

アレルギーがあると事前に伝えてあるけれど、お友だちに進められて食べてしまうのではないかと心配になったりしますよね。お子さんの苦手なメニューの日には、ちゃんと食べられたかしら? など楽しいランチタイムになっているかが気になりますね。

6位 生活のリズムや体調(新型コロナ関係は除く)

850人中146票は、生活のリズムや体調についてでした。

良く寝て、朝ご飯を必ず食べてから学校に来ること。洗顔、歯磨き、手洗い、うがい、髪をとかす、鼻をかむ、身支度など基本的な生活習慣ができる。排便し、お尻を拭き、水を流すという、トイレがひとりでできる。ひらがなで自分の名前の読み書きができる。自分の名前が言えて、挨拶と返事がきちんとできる。これらは、一年生を迎える学校側が求める、できてほしい事柄だとか。

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5位 保護者同士のつきあいやPTA活動

850人中157票が、保護者同士の付き合いやPTA活動が心配ということでした。年齢や学歴、職歴や生活環境がまったく違う人たちが集まるPTAや、同じクラスの保護者同士の付き合いが心配、と考えるママパパが多いようです。

共働き世帯が一般的になっている現在でも、PTAは専業主婦を前提とした活動ののままだとか。そのためメンバーは女性が8割を占めているそう。「PTA’S」という、PTA業務を外注につなげて楽にするという、PTAの支援サービスがあるそう。活用して、負担を軽くしてみるの良いかも。

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4位 先生との相性

850人中178票だったのは、先生との相性。お子さんや保護者との相性について心配があるとの回答は、約20%を締めました。

学校の先生は、お子さんと毎日顏を合わせて指導を授ける人。授業の進め方や、勉強以外での指導力、みんなをまとめる力や、コミュニケーション能力、人としての部分に信頼を持てるような教員が求められますね。

3位 家庭学習は十分か

850人中234票が集まったのは、家庭での学習についてでした。

宿題や予習復習を日々習慣づけるには、家庭での過ごし方がポイントですよね。勉強する意義をお子さんが理解納得できるよう説明して、歯を磨いたりお風呂に入ったりするように、毎日のルーティン作業にできると良いそう。

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2位 授業中の態度

850人中341票で2位は、授業中の態度について心配という声でした。

小学生低学年の集中力は15分というのは、近頃知られた話ですね。生徒らの興味を引き出して授業を進めていく、先生の力量にも期待したいところ。椅子にきちんと座って静かに先生の話を聞く、発言するときは手を上げるなど、授業中のルールを理解して守れるようであれば安心ですね。

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1位 友だちとうまくやっているか

850人中587票を得て第1位は、「友達とうまくやっているか?」でした。

せっかくできた友達とうまく付き合うことができているのか?  ママパパは心配ですね。年齢が上がるにつれて、うまく付き合える能力が発達するそうですよ。共通の趣味やスポーツなどを通して、仲良く成長していってほしいものです。

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第11位は、「持ち物や衣服について心配がある」に41票あつまりました。

ほとんどの小学校では、私服ですよね。おしゃれすぎたり毎日同じ服を着ていると、いじめの対象にもなったりするとか。複数用意しても、気に入った物しか着ていかないお子さんもいるようです。

日差しを避ける帽子や、寒い外と暖かい室内での温度差に対応できるように、脱ぎ着のしやすい重ね着をするなど、季節に合った身体に負担の少ない服装を選びたいですね。

12位の「その他の具体例」としては、「登下校の安全」が8票、「授業についていけるか」が5票ありました。他に「トイレに行けるか」「タブレット授業で視力が心配」という回答も。

成長を見守りましょう

子どもが小学校生活に慣れてきたと感じられるのは、6月頃がもっとも多いそうです。日々の暮らしや学校行事などを通して、ほとんどの子どもたちが、1学期の間に学校に慣れていくようですよ。

周りの子どもたちとさまざまな場面でかかわりをもつことで成長していくことでしょう。あれこれ心配は尽きないものですが、お子さんを信じて、成長を見守ってあげましょう。

◆アンケートを実施したのは…

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる好きを育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

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構成・文/橋本恵子

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