離乳食教室とは? 行くべき? 内容・目的からママパパの体験談まで

離乳食期の乳幼児がいる家庭を対象に自治体が実施している「離乳食教室」。離乳食に関する基礎を学べ、正しい知識を身につけることができます。離乳食教室に参加したことがある先輩ママパパの体験談とともに「離乳食教室」について詳しくみていきましょう。

離乳食教室とは

離乳食教室ってなに? 受講するにはどうすればいい? そんな疑問を解決すべく、まずは離乳食教室について詳しくみていきましょう!

離乳食教室の目的

赤ちゃんのはじめての離乳食はママやパパにとってもはじめての経験。何をどのようにあげていいのかわからず、戸惑う事ばかりです。離乳食教室では、離乳食に関する基礎を学び、正しい知識を身につける支援を行っています。

離乳食教室の内容

離乳食のはじめ方や完了期までの段階的なすすめ方、適した大きさや固さ、味付けといった食材の具体的な調理方法やアドバイスなど、離乳食に関する基礎知識を習得。月齢別に与えていい食事とそうでないものなど、赤ちゃんに離乳食を与える際の注意点なども詳しく教えてくれます。お子さんの月齢に分けて離乳食教室を開催している自治体もあり、月齢に合った子どもの食について学べるようになっています。

離乳食教室はどこで受けられる?

居住している自治体によって実施されており、多くの場合が、各自治体の保健センターで教室が開かれています。現在、感染症拡大防止のため、オンラインや録画動画で離乳食教室を行っている自治体もあるようです。

離乳食教室には必ず行くべき?

離乳食教室に行くことで、本やインターネットでは伝わりにくい情報を実際に目で見て理解することができます。必ず行かなければならないものではありませんが、赤ちゃんが離乳食を食べてくれない、作り方がわからないなど不安に思うことがあれば、専門家のアドバイスが聞けたり、同じような悩みを抱えているママパパとの交流ができたりすることも。

離乳食教室では、新しい知識を得られるだけでなく、離乳食についての不安や悩みを解決することもできるので、気になる方は一度参加してみることをおすすめします。

申し込み~参加までの流れ

各自治体によって開催日時や場所、申し込み方法が異なります。多くの自治体では、離乳食教室を実施している保健福祉センターなどへ直接電話、もしくは郵便で、事前に申し込みをして予約する必要があります。自治体によっては、不定期開催のため、該当する世帯に個別にお知らせが届く場合もあります。

詳しくは、居住している自治体に確認しましょう。

離乳食教室に参加したママパパの体験談

離乳食教室に行ってみた感想は? 離乳食教室に参加したことがある、1~2歳のお子さんをお持ちのママパパの体験談を教えてもらいました!

不安が解消された

初めての子育ての時は、離乳食についてあまり詳しく知らないというママパパは少なくありません。料理が苦手だけど私にできるのかな?これであってるの?と不安は募るばかり。離乳食教室では基礎から丁寧に教えてくれ、わからないことはその場で職員や専門家に質問することでもできるので安心ですね。

「市の保健センターで開催している離乳食教室。とても参考になった。 なんとなくどうすれば良いか分かったので不安がなくなった」(20代・茨城県・子ども1人)

離乳食作りがイメージできた

離乳食といっても、どのようなものをどういう風にどれだけつくっていいのかわからないもの。教室では、離乳食を時短で作ることができるちょっとしたアイデアやコツ、離乳食づくりに便利な調理機器なども教えてくれることがあります。教室に参加して離乳食というものがどのようなものであるのか理解できた、というママの声も聞こえました。

「試食や実物の展示があってイメージが掴めた」(30代・岡山県・子ども2人)
「基本的なことと、試食もでき今後の見通しを立てられた。必要そうな道具を揃えられた。」(30代・長野県・子ども1人)

固さや大きさなど具体的なことを知れた

離乳食用の素材の固さや大きさ、味の濃さなど、インターネットや本などではいまいちわかりづらいことも、離乳食教室では実際に目で見て学べるのがいいところ。試食することができるのでわかりやすかった、という声もありました。

※現在、感染拡大防止のため試食を中止している自治体もあります。

「素材の固さや切る大きさ、量について実際に見て食べて知ることができてよかった。」(30代・東京都・子ども2人)
「町がしている保健指導。作り方や固さの目安が知れてよかった」(20代・愛媛県・子ども3人)

離乳食のレパートリーが増えた

限られた食材のみで作る離乳食のメニューは、マンネリに陥りがち。しかし、教室で離乳食のレシピを色々教えてくれるのでメニューの幅が増えたという声も。赤ちゃんがお野菜を食べてくれない時も、作り方を変えたら食べるようになったというケースも多いので、食材のさまざまなアレンジ方法を知っておきたいですね。

「自治体がやっている離乳食教室 単発のもの。とても参考になったし、レパートリーも増えたし、柔らかさなども知ることができていいことしかなかった」(40代・東京都・子ども2人)

第二子のときの学び直しに

第一子の忙しい子育てで、二番目の子が生まれた時には、月齢に合わせて食べられる食材の順番や量など忘れていることも。離乳食についてもう一度学びなおすためにも参考になった、という声もありました。

「市の子育て支援。初めての子供の時は離乳食をどんな固さで作ったらいいのか参考になったし、次女の時は忘れていた部分を思い出せたので参加してよかったと感じた」(30代・高知県・子ども2人)

オンラインの離乳食教室も

離乳食教室に行きたいけど、外出するのは難しいというママパパは、オンラインで学べると便利ですよね。HugKumでもお馴染みの離乳食インストラクター・中田馨さんが代表理事を務める「一般社団法人離乳食インストラクター協会」では、オンラインでの離乳食講座を開催しています。

一般社団法人 離乳食インストラクター協会

無料で体験できるはじめての離乳食教室や手づかみ離乳食教室をはじめ、離乳食インストラクターを目指せるコースなど通信やオンラインで受講が可能。離乳食の基礎だけでなく、だしから作る和の離乳食なども学べるのが特徴的です。

離乳食オンライン講座・通信講座

離乳食づくりが楽しくなるきっかけに

自治体が行う離乳食教室は無料で受けられるところが多く、はじめての離乳食づくりに不安を感じるママパパには特におすすめです。不安をなくして離乳食づくりを楽しめるきっかけにもなるので、ぜひ一度参加してみてはいかがですか。

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文・構成/HugKum編集部

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