保育園での服装の基本と選び方
保育園の服装を選ぶ際は、年齢にかかわらず、 “動きやすい”、“着脱しやすい”、“安全”、この3点を意識して選ぶことが大切です。
伸縮性のある素材が使われていて、サイズは大きすぎず小さすぎないちょうどいいもの、そして余計な付属品はついていないシンプルなものだと安心。保育園では食事や外遊びなどで汚れることも多いので、汚れたら悲しくなるようなオシャレ着は避けましょう。
園によっては禁止もあり!NG服の一例
保育園での服装は、危険だったり脱ぎ着しづらかったりという点から、園によっては以下の洋服を禁止としているところもあります。
【NGの服装の一例】
・フードや紐がついているもの
・スカート
・タイツ
・ボタン付きの服
女の子の服装を選ぶ場合は、スカートを履かせたいと思うママパパもいるかと思いますが、園によってはNGとするところも。レギンスを履いていればOKとしている園もあります。
さらに、洗濯がしやすく、お手入れが大変でないものや、コーディネートをしやすいシンプルなデザインのものにしておくと良いですよ。
着替えに必要な枚数
保育園ではめいいっぱい遊ぶ子どもたち。当然洋服はすぐに汚れてしまいます。持ち物として着替えの枚数は何枚くらい用意すればいいのでしょうか。
下着も含めて3セット~5セットあると安心
食事の前やお昼寝の前に着替えることが多く、洋服は1日に下着も含めてそれぞれ3セットずつは置いておく必要があります。トイレトレーニング中はさらに多めに下着や洋服が必要になることも…。
ママパパの体調が悪かったり、天候が悪かったりして洗濯ができない日もあることを考慮し、それぞれ5枚ほどは用意しておくと安心です。
定期的なメンテナンスも忘れずに
また、保育園では外遊びをたくさんするので、洋服はすぐにくたびれてボロボロになってしまいます。気づいたら穴が空いていた!なんてこともあるので、週末は洋服をチェックし、ほころびがあったら直したり、くたびれたものは新しいものに買い替えたりと、定期的にメンテナンスをすることも大切です。
0~3歳までの年齢別の適切な服装
ここからは、保育園の服装について年齢ごとに詳しくご紹介します。
~6カ月までの赤ちゃんの服装
0歳児といっても、まだ寝ていることの多い赤ちゃんと、首や腰がすわって動きまわるようになった赤ちゃんとは着せる服装も異なります。ポイントは保育士さんがオムツ替えや着替えをさせやすいかということ。
6ヶ月くらいまでの赤ちゃんの場合は、肌着の上にロンパースやカバーオールを着せてあげるようにしましょう。用意するのは以下のとおり。
【肌着】
汗を良く吸い取るもの、着替えさせやすい前開きのもの
【ロンパースやカバーオール】
ボタンやフードなど余計なものがついていないシンプルで前開きもの。
オムツ替えも授乳の頻度も多いこの時期は、保育士さんのお世話も大変。できるだけ簡単に脱ぎ着できるようなシンプルな洋服を選ぶようにしましょう。
※ロンパースやカバーオールがNGの保育園もありますので、ご確認ください。
6ヵ月~11ヵ月までの赤ちゃんの服装
腰も据わり、ハイハイやタッチができるようになったら、前開きのタイプをやめて、上からかぶったり、下から履かせたりする上下別々のタイプを選ぶようにしましょう。用意するものは以下のとおり。
【下着】
股下にスナップがついているロンパースタイプがおすすめ
【Tシャツ、ロンT】
余計な付属品がついていないシンプルなもの
【ズボン】
ウエストがゴムで、ひざ丈より長く、裾を踏んで転んでしまわないくらいの長さのもの
ポイント
動き回るようになったら、すぐに脱げたりお腹が出たりしてしまわないように、下着は股下までつながっているロンパースの方が安心です。また、ハイハイするときは、膝が床にあたってしまうので、痛くないように膝丈より長いズボンを履かせてあげましょう。フードや紐などの余計なものは怪我の原因にもなりかねないので、避けるように。
1歳~3歳児は動きやすさと着替えやすさを重視
1歳以降、立って歩けるようになってきたら、動きやすさをより重視した服選びが大切です。また、だんだんと一人で着替える練習をするようになるので、自分で脱ぎ着しやすいものを選ぶと良いでしょう。用意するものは以下のとおり。
【下着】
ロンパースではなく、つながっていないもの
【Tシャツ、ロンT】
余計な付属品がついていないシンプルなもの
【ズボン】
なるべく、ウエストゴムで、ジャストサイズのもの
【靴下】
シンプルで余計な装飾がないもの
【靴】
外遊びがはじまり、保育士から指示があったらサイズのあったものを
ポイント
しっかりと立って歩けるようになると、園庭や公園でダイナミックに遊ぶことも増えてきますので、危険のないように、できるだけシンプルなデザインの洋服を選ぶことがポイントです。
冬の着せすぎに要注意!寒さや暑さは下着と上着で調節を
基本的に準備する洋服のほかに、季節に合わせて下着や上着で調節することも大切です。
夏は暑いので、下着はタンクトップのタイプを選ぶようにしましょう。Tシャツも綿素材の通気性のよい素材のものを選んでおくと安心です。
一方、冬は下着を半袖タイプのものにして、TシャツはロンTかトレーナーなどを着せるようにしましょう。その際、裏起毛の洋服は選ばないように。子どもは大人よりも体温が高いので、厚着させすぎると、かえって汗をかき、冷えて風邪を引いてしまうということも。園の中は暖かいので、ロンT1枚でも十分です。寒さが心配な場合は、カーディガンや外遊びをする際に着る、ジャケットなどの上着で調節できるようにしておきましょう。
保育園の服や持ち物は名前付けが必要!
保育園に着ていく洋服の準備ができたら、全てのものに名前を付ける必要があります。誰の持ち物か分かるように下着や靴下など1つ1つ名前を書き込む必要も。
名前を書きたくないときはどうする?
でも、下の子のおさがりに使いたかったり、少し高価なブランドものだったり…直接洋服に名前を書きたくないというママも多いのでは? そんなときにおすすめの洋服に直接名前を書きこまなくてもよいアイデアをご紹介します。
マスキングテープを洋服のタグに貼りつける
貼って剥がせるとして何かと便利なマスキングテープですが、洋服の名前付けにも使えます。マスキングテープは防水性で洗濯しても簡単には剥がれないので、活用しているママも多いよう。
やり方は洋服のタグの部分に名前を書いたマスキングテープを巻きつけて貼るだけ。ちょっとやそっとのことでは取れませんが、これなら万が一取れてしまってもすぐに付け直すことができるので、お手軽でおすすめです。
お名前リボン
スナップ付きなので、何度も使えて便利なのが『お名前リボン』。洋服のタグにくるっと巻きつけてパチンとスナップを留めるだけでOK! 色んなものに使いまわせるので、一つ持っておくと便利です。
プリントネームタグ
最近では、名前をネームタグにプリントしてくれるサービスも増えてきています。こちらの『プリントネームタグ』では、名前を入力して注文すると100枚のネームタグとアイロン接着テープが届きます。これを洋服のタグにくるっと巻き付けて接着面をアイロンテープで留めれば、洋服を傷つけずに名前をつけることができます。洋服のお役目が終わったら、テープをハサミで切ればOK!
お名前スタンプがあると便利
これから始まる保育園生活では、毎日持っていくおむつの予備や、ハンカチなどの小物類から洋服まで、名前付けが必要なものが多く、結構な枚数に書き込む必要があります。そんなときは、お名前スタンプがあると便利です。
以下の記事ではさまざまなタイプのお名前スタンプを紹介していますのでチェックしてみてくださいね。
保育園用の子ども服はどこで買う?
保育園の服はすぐに汚れるので、プチプラブランドで揃えるのがおすすめ。とはいえ、お友達とかぶるのはできるだけ避けたいと考えるママも多いでしょう。
ここでは、保育園用に使える、安くても可愛くて丈夫な子供服の取り扱いがあるおすすめブランドをご紹介します。
ママとのリンクコーデも叶う!安いのにオシャレな『dev!rock』
『dev!rock』は韓国発の子ども服ブランド。Tシャツやレギンスなど1,000円以下で手に入る商品も。デザインも豊富なので保育園用にもぴったり! また、まるで大人の洋服をミニチュアにしたようなシックで大人っぽいアイテムも豊富なので、ママとリンクコーデを楽しむこともできます。
dev!rock 公式通販サイトはこちら
ママも一緒に買いたくなる!『ZARA』
スペイン発のファストファッションとしてもお馴染みの『ZARA』ですが、ベビー服や子ども服の取り扱いもあります。さりげないフリルや柄が人ともかぶりづらく、とてもオシャレ。保育園で使えそうな丈夫でシンプルな洋服もたくさんあります。店舗だとベビーやキッズファッションを扱っているお店は限定されてしまいますが、オンラインでも購入可能です。
ZARA店舗での受け取りや、お急ぎ便でなければ送料無料なので、気軽に買えるのも嬉しいポイント。
ZARA 公式通販サイトはこちら
人とかぶらない!可愛くて丈夫な洋服が豊富な『NEXT』
『NEXT』はイギリス発のファッションブランド。ベビー服やキッズ服の取り揃えも多く、値段が手頃なのにデザインが可愛く、しかも丈夫な作りになっているので、保育園用の洋服としてもおすすめ。
NEXT 公式通販サイトはこちら
園生活を楽しい気持ちで♪
保育園の服装は、過ごしやすくてお手入れもしやすいシンプルなものが一番ですが、Tシャツ1つでも柄やデザインが豊富なので、どんな洋服を着せようか選ぶ時間もきっと楽しいはず。園生活がママにとっても子どもにとっても楽しいものとなりますように。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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構成・文/HugKum編集部