ホットケーキの絵本おすすめ
【1】『ちびくろ・さんぼ』
ヘレン・バンナーマン/文 フランク・ドビアス/絵 光吉夏弥/訳 瑞雲舎
◆こんな本
人種差別問題で、相次いで出版社が絶版にしていたが、2005年に瑞雲舎から17年ぶりに復刊。「トラが溶けてできたバターでホットケーキを焼いて食べる」シーンは印象深く、ママパパ世代は懐かしく感じるのでは。良書ゆえ、次の世代にも、ぜひ受け継いでいってほしい1冊です。
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳、6歳
◆ママパパの口コミ
【2】『おいし~い』
いしづ ひちろ/作 くわざわ ゆうこ/絵 くもん出版
◆こんな本
作者のいしづちひろさんは、『おいし~い』を作りたいと思ったきっかけを「親戚の幼い子どもたちに接したことから」と語っています。そのときに、子どもたちというのは、ただ存在しているだけで、こちらを幸せな気持ちにさせてくれるものと感じたようです。 絵を担当されたくわざわゆうこさんは、「『おいし~い』では、スープを『ごっくん』しているシーンが特にお気に入り」とか。2人タッグは、ほかに「に~っこり」「おやすみ~」(くもん出版)などもあります。どれも、思わず笑顔がこぼれるシリーズです。
◆対象年齢
0歳、1歳、2歳
【3】『しろくまちゃんのほっとけーき』
わかやま けん/作 こぐま社
◆こんな本
「ぽたあん どろどろ ぴちぴち ぷつぷつ…」ホットケーキが焼けていく名場面は、ママパパ世代が子どもの頃も、今の子ども達の目も釘付けにしますよね。主人公こぐまちゃんは、2~3歳の男の子で一人っ子、しろくまちゃんという仲良しの女の子が隣に住んでいるという設定。作者のわかやまけんさんのお子さんがまさにこぐまちゃん世代だったため、そこからヒントを得ていたそう。絵にもこだわりが。こぐまちゃんの左右アシンメトリーの耳にも注目して読んでみて。
◆ママパパの口コミ
「ホットケーキを焼くページが好きで何回も読んだ記憶がある。料理が難しい年齢でも食べ物はこうやって作るんだと言うことがわかる内容で良かった」(20代・北海道・子ども2人)
【4】『おばけとホットケーキ』
新井 洋行/作 くもん出版
◆こんな本
かわいいおばけたちと遊ぶ、新井洋行さんのおばけの絵本シリーズ。こちらは、おばけたちとホットケーキ作り。
お話しをガイドしてくれるのは、ピンクのおばけルララちゃん。ルララちゃんがホットケーキに必要な材料を教えてくれるので、親子で一緒に絵本の中で探してみて。
◆ママパパの口コミ
【5】『ねずみくんとホットケーキ』
なかえ よしを/作 上野 紀子/絵 ポプラ社
◆こんな本
「ねずみくんの絵本」シリーズは、31巻続くロングセラー絵本。こちらの「ねずみくんとホットケーキ」のあらすじは、お友達のねみちゃんがホットケーキを作るとねずみくんたちを誘ったのですが、みんなはそれぞれ違う食べものを物のリクエスト。困ったねみちゃんは、いったいどうしたのでしょう。続きは絵本で、驚きの展開を楽しんで。
◆ママパパの口コミ
「ねずみくんとねみちゃんの様子がとても面白かった」(40代・東京都・子ども3人)
【6】『また!ねずみくんとホットケーキ』
なかえ よしを/作 上野 紀子/絵 ポプラ社
◆こんな本
ねみちゃんが
また ホットケーキを
つくってくれるんだって
ウキウキしながらやってきたねずみくんと仲間たち。でも「3時になったらホットケーキのおやつよ」といわれたみんなは待ちきれず、時計の針を進めてしまい、あっという間に3時。ねみちゃんは大慌て。
でも今回も、ねみちゃんのほうが一枚ウワテ。物語の結末は、ホットケーキのように、丸く収まり、ハッピーエンドです。
【7】『ぐりとぐら』
なかがわ りえこ/作 おおむら ゆりこ/絵 福音館書店
◆こんな本
みんなの大好きな「ぐりとぐら」シリーズは、この絵本からスタート。きっと、読み聞かせをするママやパパも「ぐりとぐら」の絵本を一度は耳にしたことがあるのでは。ママたちも子どもの頃に読んだよ、と子どもに伝えてあげるのもいいですね。
◆ママパパの口コミ
「ぐりとぐらは昔から自分も読んでもらった本なので受け継がれてる喜びと、ぐりとぐらは日常が描かれている話がしやすかったです」(30代・鹿児島県・子ども2人)
文・構成/HugKum編集部