子どもの銀行口座って、作るべき?
お子さん名義の銀行口座、お持ちですか? なかには「作っても使い道がなさそう」と躊躇している方もいるのではないでしょうか。
今回は、13才以下のお子さんを育児中のママパパ650人を対象に、子ども名義の銀行口座の使い道をアンケートでリサーチしてみました。作るべきか、作ったもののどう使うべきか、お悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
子ども名義の銀行口座を作っていますか?
まず聞いてみたのは、こちらの質問。みなさん、そもそもお子さん名義の銀行口座を持っているのでしょうか。
調査媒体:小学館『小学8年生』
設問:お子さん名義の銀行口座を作っていますか?
・はい(77.1%)
・いいえ(21.8%)
アンケートの結果では『はい』との回答が過半数を大きく上回り、77.1%もの票を集めました。対して、『いいえ』は21.8%と少なめ。多くのご家庭がお子さん名義の銀行口座を作っていることがわかりましたね。
銀行口座を作った理由は?
では、上のアンケートで『はい』と答えてくれた方たちは、どのような理由からお子さん名義の銀行口座を作ったのでしょうか。寄せられた回答をランキング形式でお伝えします。
設問:はいと回答した人は、銀行口座を作った理由を次の中から選んでください。
1位:お祝い金やお年玉を貯めるため(68.3%)
68.3%もの票を集めて1位となったのは、『お祝い金やお年玉を貯めるため』というもの。現金で置いておくには多額のお年玉をもらった際、子どもの銀行口座に預けられると便利ですよね。
「親が預かる」と言うと、子どもが不信感を抱く場合もありますが、自分の口座で管理されているとわかれば、子どもも安心です。通帳を子どもに渡して、自分でやりくりをさせれば、お金を計画的に使う練習にもなります。
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2位:教育費の積立をするため(14.3%)
2位は『教育費の積立をするため』でした。
お子さんの教育費は、それ専用の口座を作っておいたほうが管理しやすいですよね。ただし、子どもが成人した後は、親がお金を引き出しにくくなるので注意しましょう。
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3位:お子さんへの贈与のため(5.3%)
3位は『子どもへの贈与のため』でした。
お子さんが独り立ちする際にまとまったお金を渡すことを想定して、貯金をしているママパパも多いはず。通帳を見れば貯まった金額が一目で分かるので、それ専用の口座を持っておくと便利です。
ただし、お子さん名義の口座は、将来本人に通帳を渡すときに贈与税がかかる可能性があるので、これも念頭に置いておきましょう。
4位:お子さんのマネー教育のため(3.4%)
『子どものマネー教育のため』との回答も散見されました。
先述したとおり、自分の口座や通帳が用意されることで、自分のお金がどこでどのように管理されているのかが明確になります。お年玉やお小遣いの貯金・使用の際にたびたび通帳をチェックすることで、「お金は使ったらなくなる」ことが体感でき、金銭管理能力が身に付くかもしれません。
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4位(同率):特に理由はない(3.4%)
なかには『特に理由はない』けれど、とりあえず作ったという方も!
ここまでお伝えしてきた上記の使い道で、活用できるかもしれません。みなさんのアイディアをぜひ参考にしてみてくださいね。
『その他』には「作らざるを得なかった」パターンの回答多数
『その他』としても、さまざまな回答が寄せられました。なかでも目を引いたのが、学費や給食費の引き落としや、マイナンバー登録のために「作らざるを得なかった」というもの。特に、学費は本人名義の口座を作るよう指定がある場合が少なくないようです。
金銭管理能力を養う目的なら、お小遣い帳もおすすめ!
今回は、子ども名義の銀行口座事情について、アンケート調査の結果をもとにお伝えしてきました。
「まだ早いのでは?」と躊躇しがちですが、子どもの口座を作るメリットは案外たくさんあることがわかりましたね。金銭管理能力を養う目的なら、まずはお小遣い帳を利用してみるのもおすすめです。ご家庭の目的に合わせて、口座を作るか・まだやめておくか、検討してみましょう。
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アンケートを実施したのは・・・
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文・構成/羽吹理美