赤ちゃんや幼児に!プレゼント&ギフトにおすすめの絵本
【1】『いない いない ばあ』
松谷みよ子/作 瀬川康男/絵 童心社
◆こんな本
「にゃあにゃが いないいない ばあ」「くまちゃんが いないいない ばあ」。このシンプルなくり返しがたまらなく楽しい、超ロングセラー。この絵本を初めて読むときは、まず遊びましょう。乳児さんはその楽しさを経験しないまま、いきなり絵本で遊びを楽しむことはできません。たっぷり遊び、その延長で読み聞かせましょう。くり返し何回でも楽しめる1冊です。
◆対象年齢
0歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【2】『くっついた』
三浦太郎/作 こぐま社
◆こんな本
読み聞かせというより、歌うように読み、遊びましょう。「くっついた」はことさらに語尾を強調せず、シンプルに読みます。子どもたちが「たぁ」「たぁ」と語尾を重ねて声に出してきたりもします。「くっついた」は、頬を両手で優しく包むしぐさをしてもいいですね
◆対象年齢
0歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【3】『おしくら・まんじゅう』
かがくい ひろし/作 ブロンズ新社
◆こんな本
冬の遊び「おしくらまんじゅう」の絵本です。おしくらまんじゅうで押されたこんにゃくは、まんじゅうたちをはね飛ばす! 次は、納豆や、おばけとおしくらまんじゅうしたらどうなる?子どもと「そーれ♪ おしくら……」と、声をかけながら読むと楽しいでしょう。
◆対象年齢
0歳、1歳、2歳~
◆ママパパの口コミ
『edu』2015年5・6月号
【4】『たなばたさま きららきらら』
長野ヒデ子/作・絵 世界文化社
◆こんな本
七夕まつりの準備はこの絵本からスタート! 七夕のいわれ、お飾りや短冊を準備する様子などを、おじいちゃんとおばあちゃんが教えます。
◆対象年齢
2歳~
『新幼児と保育』2014年6・7月号
【5】『よーいどん!』
中川ひろたか/文 村上康成/絵 童心社
◆こんな本
走って、くぐって、泳いで、こいで、最後には、とんで、探してゴールイン! 子どもたちはハラハラドキドキ、一緒に心が走ります。「よーいどん!」は子どもたちの大好きな言葉のひとつで、生活のさまざまなシーンで使われているので、幼い子でも大丈夫。元気に楽しく読んでください。
◆対象年齢
1歳~
◆ママパパの口コミ
『新幼児と保育』2014年8・9月号
サンタさんから!クリスマスプレゼントにおすすめの絵本
【1】『さんかくサンタ』
tupera tupera/作 絵本館
◆こんな本
さんかくの形をしたサンタさんが、いろいろなまるやしかくのものにふれあう楽しいお話。読後は、お絵描きや、工作も楽しめます。読み聞かせのあと、三角の紙に「さんかくサンタ」やクリスマスツリーを描いたり貼ったりしても、楽しいですよ。
◆対象年齢
1歳~
◆ママパパの口コミ
『edu』2015年5・6月号
【2】『クリスマスのおばけ』
せな けいこ/作・絵 ポプラ社
◆こんな本
クリスマスとおばけ、子どもの喜ぶもの二段重ねの絵本です。子どもたちにとっては幸せなクリスマスの日。その夜、おばけの子どもがどうしているかを考えるという愉快でやさしさにあふれる絵本。
◆対象年齢
1歳~
◆ママパパの口コミ
『新幼児と保育』2014年12・1月号
【3】『ツリーさん』
新井 洋行/作・絵 講談社
◆こんな本
ツリーさんがみんなを呼びます。「みんなー くっついて」。一番に来たのは黄色いポンポン飾り。くるくると巻きつき、ツリーさんを飾ります。すると、次々ほかの飾りもやってきて、ツリーさんは素敵なクリスマスツリーになりました。クリスマスの準備にぴったりの楽しい1冊。
◆対象年齢
0歳~
『新幼児と保育』2016年12・1月号
【4】『クリスマスのかくれんぼ』
いしかわこうじ/作・絵 ポプラ社
◆こんな本
「かおも からだも まっしろだよ。なにかな? ごろん ごろん/ごろん ごろん ころがして つくろう! ゆきだるまでした」。さまざまな形の型抜きページをめくると、クリスマスにちなむいろいろなものが現れます。くり返し読んで、当てっこ遊びを楽しみましょう。
◆対象年齢
1歳~
◆ママパパの口コミ
『新幼児と保育』2016年12・1月号
【5】『こうくんとちいさなゆきだるま』
はせがわ さとみ/作・絵 小学館
◆こんな本
こうくんが庭に作ったゆきだるまに、夜、にょきっと手足が生えてきました。楽しい冬遊びでいっぱいのゆきだるまの世界に行ったこうくんは?だるまを探したり、街の看板やお店のメニューを見たり、楽しい絵本。
◆対象年齢
2歳~
◆ママパパの口コミ
『edu』2015年5・6月号
大人のプレゼントにもおすすめの絵本
【1】『あさになったので まどをあけますよ』
荒井良二/作 偕成社
◆こんな本
朝の素敵な光景が伝わる本。小さな村、にぎやかな街。それぞれの場所で、それぞれの朝を迎えます。見慣れた庭やお部屋がキラキラ輝いて見え、まるで、深呼吸をするようなさわやかさを感じることでしょう。何気ない日常にこそ、生きる希望があることを教えてくれる1冊。
◆対象年齢
4歳~
◆ママパパの口コミ
『edu』2015年5・6月号
【2】『かさの女王さま』
シリン・イム・ブリッジズ/作 ユ・テウン/絵 松井るり子/訳 らんか社
◆こんな本
「わたくしは ゾウがすきなので ございます」 花やチョウなどの伝統的な傘の絵柄ではなく、大好きなゾウを描く主人公ヌット。王様の「なぜ 花とチョウでは いけなかったのですか」の問いに、ヌットはそう答えます。そんなヌットを王様は、「この子は こころから 絵をつけた」と認めてくれます。『かさの女王さま』はタイが舞台の静かな物語です。
◆対象年齢
5歳~
『新幼児と保育』2017年6・7月号
【3】『ねえ だっこして』
竹下文子/文 田中清代/絵 金の星社
◆こんな本
「ねえ おかあさん おかあさん ときどき わたしも だっこしてすこしで いいから だっこして」。弟や妹ができたときの複雑な感情は、個人差も大きく、子どもはとらえにくいかもしれませんが、猫の目を通して語られる感情のゆらぎは、子どもが共感しやすいのかもしれません。自分の気持ちをうまく表現できない子どもの代弁者として、すでに15年近く読み継がれています。
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳、6歳
◆ママパパの口コミ
『新幼児と保育』2017年8・9月号
【4】『もりのかくれんぼう』
末吉暁子/作 偕成社
◆こんな本
秋の森の中に、たくさんの動物が隠し絵になって描かれています。ビッグブックもあるロングセラー絵本。
◆対象年齢
3歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【5】『あやちゃんのうまれたひ』
浜田桂子/作・絵 福音館書店
◆こんな本
「うまれたときね、ちっちゃかった?」「ね、ママ、かわいかった?」 6歳の誕生日を前に、あやちゃんは、お母さんにたずねます。予定日を過ぎてもなかなか生まれてこなかったこと、おじいちゃん、おばあちゃん、パパ、家族みんなでその日を待っていたこと、誕生をみんながどんなに喜んだかが、ママのやさしい言葉であやちゃんに伝えられます。
◆対象年齢
5歳~
◆ママパパの口コミ
『edu』2015年9・10月号
教えてくれたのは
JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。
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文・構成/HugKum編集部