「ふじわらのみちなが」の〝の〟って何? 日本で「2番目に」高い山は? 歴史・地理クイズに挑戦!【無料ドリル・名探偵コナン編】

大好評のHugKum「無料ドリル」に、この春『名探偵コナンの12才までに歴史・地理センスを育てる165問』が登場。「12才までに」押さえておきたい内容ですが、大人でも手ごたえのある内容です! 歴史や地理に関する皆さんの教養はどのくらい? さっそくクイズでチェックしてみてください。

名探偵コナンが出題①【日本地理】富士山はどうしてあんなに高くなった?

ではさっそく『名探偵コナンの12才までに歴史・地理センスを育てる165問』の日本の自然編・中級から出題。

富士山といえば3,776メートルもある日本一の山。でも大昔は小さい山でした。どうしてこんなに大きくなったのでしょう。正解を以下のなかから選んでください。

答えは、❸ マグマがふき出し、積み重なっていったから

それでは答えをもう少し詳しく見ていきましょう。

「山」はどうやってできる?

「山」には大きく分けて2種類ある。ひとつは、長い時間をかけて地面が移動してぶつかり、盛り上がってできた山。世界一高い山、エベレストはこのようにしてできたよ。もうひとつは、富士山のような火山だ。火山は噴火によって地下にあるマグマがふき出し、溶岩が積み重なることでだんだん高くなっていくんだ。

 

4つの山が積み重なった「富士山」

富士山の場合、まず数十万年前に「先小御岳(せんこみだけ)」という山ができ、次に「小御岳(こみだけ)」という山ができた。さらに、10万年前ぐらいに小御岳の噴火によって、今の富士山の原型となる「古富士(こふじ)」が誕生。そして約1万年前から古富士で噴火が続いて「新富士山(しんふじさん)」ができ、今の富士山になったよ。

 

『名探偵コナンの12才までに歴史・地理センスを育てる165問』より

名探偵コナンが出題②【日本地理】日本で2番目に高い山は?

同じく日本の山に関する問題です。日本一の山といえば上述の富士山ですが、それでは日本で2番目に高い山は? 意外と知らない人も多いんです…。

答えは、❶ 山梨県にある「北岳」

正解は山梨県の南アルプス市にある「北岳(きただけ)」。その標高は3,193メートルです。

「奥穂高岳(おくほたかだけ)」が2番目になっていたかも!?

日本で2番目に高い「北岳」と3番目に高い「奥穂高岳」(長野、岐阜の県境)の高さの差はわずか3メートル。大正から昭和にかけて奥穂高岳の山案内人だった今田重太郎という人が登山者から山頂がよく見えるように、山頂に石を積み上げたところ(これを「ケルン」という)、これが3メートルを超えて北岳よりも高くなってしまった。もちろん、この高さは認められなかったけれど、今でもその石は残っているよ。

奥穂高岳の積み石(ケルン)の上には、神をまつる祠が立っている

日本で2番目に長い川は?

日本でいちばん長い川は信濃川で367キロメートル、2番目に長い川は利根川で322キロメートル、3番目は石狩川で268キロメートルだよ。

 

『名探偵コナンの12才までに歴史・地理センスを育てる165問』より

名探偵コナンが出題③【歴史】聖徳太子が「厩戸王」と書かれるのはなぜ?

ここからは歴史の問題です。人物編・初級から出題。

飛鳥時代の政治家、聖徳太子。最近の教科書では「聖徳太子(厩戸王)」などと記載され、厩戸王(うまやどのおう)と書かれるようになっています。その理由は?

答えは、❶ もともとの名前が「厩戸王」だったから

「聖徳太子」は、本人が亡くなった後につけられた称号。本人は当時「厩戸王」または「厩戸皇子(うまやどのみこ)」と呼ばれていたといわれています。

「摂政」になった聖徳太子

聖徳太子は、6世紀の末、天皇の代わりに政治を行う「摂政(せっしょう)」という役職についたよ。そして豪族で天皇と関係の深い蘇我馬子(そがのうまこ)といっしょに、天皇中心の国づくりを目ざして政治の改革を進めたんだ。

 

聖徳太子が行った政治

聖徳太子はさまざまな政策を行ったよ。
●「冠位十二階」を定めた
生まれた身分に関係なく、能力が高ければ出世できるようにしたよ。そして、役人の位を12に分けて、冠の色で区別したんだ。
●「十七条の憲法」をつくった
仏教の教えをもとにして、役人の心がまえなど17のルールをつくったよ。
●中国に使いを送った
中国(隋)と交流するために、使いを送った。この人たちのことを「遣隋使」というよ。

 

『名探偵コナンの12才までに歴史・地理センスを育てる165問』より

名探偵コナンが出題④【歴史】藤原道長(ふじわらのみちなが)の〝の〟はいったい何?

「藤原道長(ふじわら〝の〟みちなが)」「平清盛(たいら〝の〟きよもり)」など、歴史上の人物でよく見かける「の」。名前の前にこの「の」をつけて読む理由は?

答えは、❷ 「藤原」や「平」は天皇からあたえられた呼び名だから

奈良時代や平安時代、手柄を立てた人物に天皇が「藤原」や「平」などの「氏(うじ)」をあたえました。なので、これはいわゆる現代でいう名字ではなかったのです。

「氏姓制度」とは?

古墳時代に豪族たちの組織である「ヤマト政権」がつくった、人々の身分を支配する制度が「氏姓制度(しせいせいど)」だよ。「氏(うじ)」は、それぞれの豪族の一族につけられる、グループ名のようなもの。「姓(かばね)」は、豪族の身分や地位を表すものだったんだ。

 

平安時代の「氏」

その後「氏姓制度」はなくなったけれど、天皇が、手柄を立てた人などに「氏名(うじな)」をあたえるようになった。「藤原道長」は「天皇からもらった氏である藤原〝の〟道長」という意味。そのうち、朝廷の重要な役割をもつ人々は、「藤原」「平」「源」「橘」の4つの「氏」によって占められるようになったんだ。

『名探偵コナンの12才までに歴史・地理センスを育てる165問』より

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いかがでしたか。上記のクイズは『名探偵コナンの12才までに歴史・地理センスを育てる165問』から出題しました。

同書は、歴史・地理の気になる疑問を、コナンや少年探偵団といっしょにクイズ&解説を追いながら解決。
「なぜ地図は北が上なの?」「徳川家康はどうして長生きできたの?」といった問いから歴史や地理の理解を深め、考えるセンスを磨きます。

『名探偵コナンの12才までに歴史・地理センスを育てる165問』原作/青山剛昌 監修/粕谷昌良(小学館)1650円(税込)

 

『名探偵コナンの12才までに歴史・地理センスを育てる165問』より

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今回新しく加わったのは「名探偵コナンと学べるシリーズ」の以下3点。

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構成・文/HugKum編集部

©Gōshō Aoyama / ©Masayoshi Kasuya, Shogakukan 2023 Printed in japan

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