優しい甘みで子どもが大好きなさつまいもを、毎日のお弁当にもっと活用しましょう!お弁当向きのさつまいもレシピを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載されたなかから厳選しました。子どもに人気の揚げ物やハンバーグ、作り置きできる大学芋やきんぴら、お弁当に少しあるとうれしいパンケーキなどの簡単おやつレシピまで。メインから副菜、デザートまで、バラエティ豊かなレシピをずらっとご紹介します!
お弁当にぴったり!子どもに人気のさつまいもレシピ
【1】さつまいもと昆布のおにぎり
えび、さつまいも、たらこ…色とりどりの食材がたっぷり入った混ぜごはんの4バリエ
◆材料
(3個分)
ご飯 1合分
さつまいも 80g
カツオだし(顆粒) 小さじ1
塩昆布 16g
◆作り方
【1】さつまいもは1cm角に切り、洗った米、カツオだしと一緒に炊飯器で炊く。
【2】【1】に塩昆布を混ぜて6等分し、丸くにぎる。
教えてくれたのは
尾田衣子さんさん
料理家。ル・コルドンブルー東京校で料理ディプログラムを取得。オリーブオイルソムリエ、健康管理士一般指導員、食育インストラクターPrimary などの資格を持つ。料理教室「Assiette de Kinu」主宰。
『めばえ』2019年11月号
【2】鶏肉とさつまいもの甘辛ごまスティック
カリッと香ばしい食感が絶品♪ 甘辛味が後ひくおいしさ。スティック状なのでお弁当にも最適です!
◆材料
(3~4人分)
鶏もも肉 2枚
しょうがの搾り汁 小さじ1/2
片栗粉、ごま油 各適量 さつまいも 200g
【A】
しょうゆ 大さじ1/2
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1
黒いりごま 大さじ1
◆作り方
【1】鶏肉は1.5cm幅の棒状に切り、しょうがの搾り汁を振りかけて片栗粉をまぶす。
【2】さつまいもは2cm幅の棒状に切り、水にサッと浸けてから水気を拭き取る。
【3】フライパンにごま油を多めに入れ、中火で【1】を焼く。全体がきつね色になり、鶏の皮がパリッとして中心部に火が通ったら、フライパンから取り出して油を切る。
【4】同じフライパンで、【2】も同様に焼いて取り出し、油を切る。
【5】フライパンの油を軽く拭き取り、【3】と【4】を戻して を加え、絡め炒める。容器に盛って黒ごまを振る。
◆ポイント
鶏の皮をパリッと焼く!
教えてくれたのは
渥美まゆ美さん
あつみまゆみ/管理栄養士。フードコーディネーター。健康運動指導士。保育園勤務で子どもの料理提供に関わる。料理講師やセミナー講師などフリーランスで活動後、「株式会社Smile meal」を設立。食育など食と健康に関わる活動を行う。2児の母。
『めばえ』2018年1月号
【3】さつまいも入りハンバーグ
ハンバーグにさつまいも!?これが、合うんです!ホクホクした食感とほんのり自然な甘みが子供にうけます!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
さつまいも 1/3本(60g)
【A】
合いびき肉 200g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
パン粉 1/2カップ
卵 1個
小麦粉 少々
塩 小さじ1/2
トマトケチャップ 大さじ1
ソース 大さじ1/2
サラダ油 大さじ2
◆作り方
【1】さつまいもは皮のまま5mm角に切り、水に3分ほどさらす。サッと水けをきって耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで1分加熱する。
【2】ボウルに【A】の材料を合わせてよく混ぜ、【1】を加え混ぜ、食べやすい大きさに分けて丸める。
【3】フライパンにサラダ油を熱して【2】を並べ入れ、焼き色がついたら裏返す。水大さじ2を加えてふたをし、弱火にし、5分ほど蒸し焼きにする。
*かぶ、パプリカ、いんげんなどの野菜を一緒に炒めたり、サラダ菜を添えても。
※電子レンジの加熱時間は、600Wの場合の目安です。
教えてくれたのは
鈴木薫さん
シンプルで、おいしくて、センスのいいレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『めばえ』2013年11月号
【4】スーパーから揚げ
さつまいもでカサ増しし、少ない油でドーンと作ります。つけ込みいらずで、すぐ揚げられるからラクチン!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鶏もも肉 2枚(540g)
【A】
しょうゆ 大さじ2
酒 大さじ1と1/2
おろしにんにく 小さじ2
おろししょうが 小さじ2
さつまいも 1本(250g)
片栗粉 大さじ7
サラダ油 大さじ6
鶏がらスープの素 小さじ1/4
◆作り方
【1】鶏肉は一口大に切って、【A】をもみ込む。さつまいもは1cm厚さの半月切りにする。
【2】バットに片栗粉を敷き、水けをきった鶏肉とさつまいもの半量を入れてまぶし、フライパンに並べ、サラダ油半量を回しかけて強火で焼く。パチパチ音がしてきたら弱めの中火にして5分焼き、返して5分焼く。
【3】キッチンペーパーに取り出し、熱いうちにさつまいもだけに鶏がらスープの素の半量をかけて味をつける。残りも同様にする。
教えてくれたのは
みきママさん
オリジナルの節約ごちそうレシピで人気の〝おうち料理研究家 〟。ブログ「藤原家の毎日家ごはん。」は1日平均120万PV以 上のアクセスを誇る。夫と三人の子どもの五人家族。
『ベビーブック』2015年10月号
【5】さつまいものミネストローネグラタン
寒い冬の日に食べたい、パンとおいもでスープ風にアレンジされたミネストローネグラタン。野菜と一緒にバゲットも入っているので食べ応え十分。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
バゲットの薄切り 5枚
ピザ用チーズ 50g
にんじん 1/2本
玉ねぎ 1/2個
さつまいも 小1本
ベーコン 3~4枚
にんにくのみじん切り 1かけ分
ホールトマト 1/2缶
塩、粉チーズ 各適宜
サラダ油 大さじ1
砂糖 小さじ1
◆作り方
【1】さつまいもは皮付きのまま7~8mmの輪切りにする。にんじん、玉ねぎは1cm角に切る。ベーコンは1cm幅に切る。
【2】鍋にサラダ油を熱し、中火でベーコン、玉ねぎ、にんじんを炒める。しんなりしたら、にんにくを炒め、香りが立ったら水3カップ(分量外)、ホールトマト、砂糖を入れ、さつまいもを加えて煮立て、さらに5分ほど煮る。塩で調味して耐熱皿に盛り、バゲット、ピザ用チーズをのせてオーブントースターで7~8分、表面がこんがりするまで焼いてから、粉チーズを振る。
教えてくれたのは
コウ ケンテツさん
料理研究家。旬の素材を生かした簡単&ヘルシー&おいしいメニューが評判で、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍。1男1女のパパとして、食育や食を通してのコミュニケーション活動にも力を入れている。
『めばえ』2017年2月号
【6】なすとさつまいものチーズグラタン
チーズとミルクのマイルドなグラタン。なす、さつまいもなど季節の野菜を入れておいしくいただきましょう。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
なす 2本
玉ねぎ 1個
オリーブオイル 大さじ1
小麦粉 大さじ1と1/2~2
水 200ml
牛乳 200ml
さつまいも 小1本(200g)
むきえび(背中に切り込みを入れる) 10匹
ピザ用チーズ 40g
◆作り方
【1】なすは2cm幅の輪切りにして、水(分量外)に放し、ザルにあげておく。玉ねぎはスライスする。
【2】フライパンを中火に熱し、オリーブオイルをなじませて【1】をしんなりするまで炒めたら、小麦粉をふり絡めて炒める。水と牛乳を加えてとろみが出たらえびを加えて火を通し、耐熱容器に移す。
【3】さつまいもは水で洗ってラップをし、電子レンジに3分(600Wの場合)かけて、そのまま2分おき、1cm幅の輪切りにする。
【4】【2】に【3】をのせてチーズを散らし、オーブントースターでこげ目が付くまで3~5分焼く。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
いざわゆみこ/料理家。調理師、国際中医薬膳師、中医師の免許をもち、健やかな体作りをサポートする食レシピを多数考案。旬の食材の効能と素材の味を生かした料理に定評があり、発酵食と身近な薬膳を組み合わせた独自のメソッドが人気。テレビの料理番組、雑誌、書籍、カタログなど幅広く活躍。
『めばえ』2017年3月号
【7】さつまいもピラフ
バターとさつまいもが最高の相性!炊飯器でいっしょに炊いて出来上がり!
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
さつまいも 小1本(200g)
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/3本
ロースハム 4枚
米 2合
水 2カップ
サラダ油 大さじ1
塩 小さじ1
バター 10g
◆作り方
【1】米は洗って炊飯器に入れ、水を加えて30分以上おく。
【2】さつまいもは7~8mm厚さの輪切りにして、水にさらす。ハムは粗みじん切りにする。
【3】玉ねぎとにんじんは粗みじん切りにし、サラダ油を熱したフライパンで、しんなりするまでよく炒める。
【4】【1】に塩を加え、【2】と【3】をのせて炊く。炊き上がりにバターを混ぜる。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
22歳で結婚し、二女を出産後、30歳で料理の世界に復帰。簡単でおいしく、栄養バランスのいいレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『ベビーブック』2011年11月号
【8】さつまいもときのこのご飯
秋のうまみが凝縮された炊き込みご飯で、食材の自然な味を楽しんで!
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
さつまいも 小1本(200g)
しめじ 1パック(100g)
えのきだけ 1パック(100g)
米 2合
水 360cc
【A】
酒 大さじ2
塩 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
昆布 5cm角
◆作り方
【1】米は洗って炊飯器に入れ、水を加えて30分以上おく。
【2】さつまいもは1cmの角切りにして水にさらす。しめじは石づきを除いて小房に分ける。えのきだけは石づきを除いて長さを3等分する。
【3】【1】に【A】を加え混ぜ、昆布と【2】をのせて炊く。炊き上がったらざっくり混ぜる。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
22歳で結婚し、二女を出産後、30歳で料理の世界に復帰。簡単でおいしく、栄養バランスのいいレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『ベビーブック』2011年11月号
【9】きのことさつまいも入りカレー焼きそば
秋の風情を感じる具材を入れた焼きそばに、カレー風味で一味違った楽しみ方を!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
しめじ 1パック
まいたけ 1パック
さつまいも 1/2本(100g)
ソーセージ 4本
小松菜 1/2束
焼きそば用の麺 3玉
サラダ油 大さじ2
【A】
ソース 大さじ3
カレー粉 大さじ1
塩 少々
◆作り方
【1】しめじとまいたけは食べやすい大きさにほぐす。さつまいもは皮のまま5mm厚さの小口切りにし、ソーセージも同様に切る。
【2】小松菜は2cm長さに切る。
【3】フライパンにサラダ油を熱して【1】を炒め、軽く火が通ったら、麺、水1/3カップを加えてほぐしながら炒める。水分がなくなったら【A】を加えて炒め、仕上げに【2】を加えて炒め合わせ、塩で味を調える。
教えてくれたのは
鈴木薫さん
シンプルで、おいしくて、センスのいいレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『めばえ』2013年11月号
お弁当にぴったり!さつまいもの簡単作り置きおかず
【1】簡単大学いも
揚げないので、油を気にせずさっぱりとしたおいしさに仕上がります。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
さつまいも 1本(250g)
サラダ油 大さじ3
砂糖 大さじ3
◆作り方
【1】さつまいもはひと口大の乱切りにし、水にさらす。水けをしっかり拭く。
【2】フライパンに【1】を並べ入れ、サラダ油を回し入れ、砂糖を全体にふる。
【3】ふたをして中火弱にかけ、ふつふつしてふたに水滴がついたら、さつまいもを返す。ふたの水滴を拭いて再びふたをする。これを2~3回くり返す(砂糖があめ状になり、ほんのり焼き色がついたらOK)。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
22歳で結婚し、二女を出産後、30歳で料理の世界に復帰。簡単でおいしく、栄養バランスのいいレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『ベビーブック』2011年11月号
【2】アップルポテトサラダ
りんごとヨーグルトの酸味が、ほどよくさつまいもの甘味を引き立ててくれます。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
さつまいも 1本(250g)
りんご 1/2個
【A】
レモン汁 大さじ1/2
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
【B】
マヨネーズ 大さじ3
プレーンヨーグルト 大さじ3
はちみつ 大さじ1
◆作り方
【1】さつまいもは2cm厚さのいちょう切りにし、水にさらす。りんごは皮をむいて1.5cmの角切りにする。
【2】鍋にさつまいもを入れて水をたっぷり注ぎ、強火にかける。煮立ったら火を弱めて10~15分、やわらかくなるまで煮る。
【3】【2】の水けをしっかりきり、【A】とあわせて下味をつける。冷めたらりんごと、混ぜ合わせた【B】を加えて和える。
*はちみつは、メープルシロップや砂糖でもOK。
*1歳未満のお子さんには、はちみつは使用しないでください。
『ベビーブック』2011年11月号
【3】さつまいものみそきんぴら
みその風味が香ばしい!お弁当で一品足りない時にも重宝します。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
さつまいも 1本(250g)
【A】
みそ 大さじ1
酒 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
砂糖 小さじ1
ごま油 大さじ1
白炒りごま 適量
◆作り方
【1】さつまいもは7~8mm厚さの斜め切りにしてからせん切りにし、水にさらす。水けをしっかり拭く。
【2】フライパンにごま油を熱して【1】を炒め、皮の色が鮮やかになったら、混ぜ合わせた【A】を加え、汁けがなくなるまで炒める。
【3】器に盛って、ごまをふる。
『ベビーブック』2011年11月号
【4】手羽先とさつまいもの甘辛煮
子どもが好きな素材を組みあわせた和風おかず。甘辛いバターとしょうゆの味付けがやみつきに!
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
さつまいも 1本(250g)
手羽先 6本
長ねぎ 1/2本
しょうが 1かけ
【A】
酒 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
【B】
水 1カップ
しょうゆ 大さじ1と1/2
酒 大さじ1と1/2
砂糖 大さじ1/2
サラダ油 大さじ1
◆作り方
【1】手羽先は裏から骨に添って切り目を入れ、【A】をからめる。
【2】さつまいもは乱切りにして、水にさらす。長ねぎは3~4cmのぶつ切り、しょうがは薄切りにする。
【3】フライパンにサラダ油を熱して【1】を入れ、こんがり焼き色がついたら、【2】を加え、全体に油が回るまで炒める。
【4】【3】に【B】を加えて、ふたをし、汁けがほとんどなくなるまで15~20分煮る。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
22歳で結婚し、二女を出産後、30歳で料理の世界に復帰。簡単でおいしく、栄養バランスのいいレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『ベビーブック』2011年11月号