フライパンで焼ける 「ちぎりパン」。かわいいデコパンからアレンジ方法まで完全ガイド

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パンのくぼみに沿ってちぎりながら食べられることから、小さなお子さんにとっても食べやすいのが、ちぎりパン。チョコペンでデコレーションしたり、野菜やハムを挟んサンドイッチにする楽しみもあります。お家で焼くコツや、お子さんが楽しめるアレンジを集めました。

作り方が簡単で、比較的失敗が少ないちぎりパンは、パン作り初心者にもおすすめのパンです。忙しい家事や育児の間でも気軽に焼けて、おやつやプレゼントに利用できますよ。たくさん焼いて、朝ごはん用に冷凍するのも賢い方法。型やオーブンがなくても、フライパンを使えば作れます。

まずはやってみよう、の気持ちでチャレンジしてみてください。

フライパンで作るちぎりパン

毎日でも作りやすくて、シンプルな作り方です。フライパンだけで焼けるのが魅力のレシピを、みていきましょう

材料

(直径20㎝のフライパン1個分)

【A】
強力粉 220g
砂糖 30g
塩 小さじ1/2

牛乳 130g
ドライイースト 6g

バター20g

生地をこねて丸める

【1】耐熱容器に牛乳を入れ、ラップをかけずに電子レンジ500wで30秒加熱してください。ここに、ドライイーストを加えて、サッと混ぜておきます。

イースト菌がよく働くように、人肌程度のぬるめに温めるのがポイント。

【2】ボウルに【A】と【1】を加え、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜます。

【3】生地をひとまとめにして取り出し、作業台の上でこねてください。

手の平のつけねに体重をかけ、生地を向こう側へ押し伸ばします。手前に折りたたみ、90度回転させてから、同じ動作を繰り返してください。4分程こねると、生地がなめらかに。

みるみるうちに、生地の感触が変わってきます。
みるみるうちに、生地の感触が変わってきます。

【4】耐熱容器にバターを入れ、ラップをかけずに電子レンジ500wで20秒加熱します。

【5】生地をボウルにもどし、【4】のバターを加えて。

生地の真ん中をくぼませて。
生地の真ん中をくぼませて。

最初は生地を折りたたみながら、バターを包みこむように。

包み終わったら、次はミカンの皮をむくように、外側の生地を引っぱり、内側の面を出します。再度丸めたら、外側へ引っぱる作業を繰り返すことで、全体にバターが混ざります。

【6】生地を作業台に取り出して、再度4分程こねてください。

最初はべたつきますが、だんだんとまとまってくるので、ご安心を。
最初はべたつきますが、だんだんとまとまってくるので、ご安心を。

【7】生地を4等分にカットします。

ひとつを手の平にのせ、生地のふちをつまんで中央に引き寄せてください。このとき、表面に張りが出てなめらかに。発酵時にガスが抜けてしまわないよう、しっかりとつまんで、口を閉じます。

生地同士を寄せて、つまむように閉じてください。
生地同士を寄せて、つまむように閉じてください。

一次発酵

【1】フライパンに水大さじ1を入れてから、オーブン用シートを敷きます。

【2】丸めた4つの生地の、閉じ目を下にして並べ入れます。フタをして、とろ火で1分加熱してから、火を止めてください。このまま20分ほどで、生地が1.5倍ほどに膨らみます。

1回目の発酵です。
1回目の発酵です。

ガス抜きと成型

【1】生地を取り出し、4つ重ねてください。上から手のひらで押しつぶしてガス抜きをします。

生地を計量しながら、16等分にカットしてください。目安は25gです。

【2】16等分した生地を、先の工程と同様に丸めます。口はしっかりと、つまんで閉じてください。

二次発酵

【1】フライパンからオーブンシートをはがし、水気を拭きとります。再度フライパンに敷いてください。生地の閉じ目を上にして並べ入れます。

【2】とろ火で1分加熱して、火を止めます。生地が1.5倍ほどに膨らみます。フタをしたまま、15分ほど寝かせてください。

閉じ目を上にすると、焼き色がきれいにつきます。
閉じ目を上にすると、焼き色がきれいにつきます。

焼き上げ

【1】フタをしたまま、とろ火で8~10分焼きます。生地をひっくり返して、再びとろ火で7~8分焼きます。

ひっくり返す際は、大きなお皿の上に、生地をオーブンシートごと引っぱり出し、フライパンを上から被せるとスムーズです。

【2】焼き上がった後は、網などの上に取り出して粗熱をとります。

ちぎりパンの型選び

ちぎりパンを作るための、おすすめの型を紹介します。

上記のレシピではフライパンを使用したため、型は必要ありませんでしたが、オーブンで焼く場合は型が必要です。定番はスクエア型ですが、作りたい人数によって大きさを選んだり、使い勝手の良い素材を選んだりできます。普段お使いのケーキ型を、まずは利用してみてもよいでしょう。

ふっ素加工 エンゼルケーキ焼型 18cm

エンゼル型は、真ん中の穴に好きなフルーツやお菓子を詰めることができるので、見映えがします。

シリコン加工スクエア パン型

お手入れのしやすさなら、シリコン素材の型が◎。洗いやすさと、焼き上がりの型離れが良く、お値段もリーズナブルです。焼き上がりは、蒸されたようなしっとりとした食感に。

日本一簡単に家で焼けるちぎりパンレシピ【パン型付き】

わかりやすく、丁寧な解説を読みながら焼けば、失敗せずに焼くことができます。様々なパン作りにチャレンジしたくなるかもしれませんね。

ちぎりパンのアレンジレシピ

基本の焼き方に慣れてきたら、ダイスチーズやクリームチーズ、くるみなどを加えるアレンジも試してみると、味の幅が広がります。ここでは、ウインナーやチョコレートを使った、ちぎりパンのアレンジレシピをご覧ください。

かわいい! キャラクターちぎりパン

生地で耳をつけたり、シッポをつけたり、お子さんと楽しんでください。焼き上がりにデコペンで描けば、クマやひよこの形をしたかわいいキャラクターパンが完成。

ウインナーの加え方

基本のレシピに、80gを目安にウインナーやベーコンを加えてください。

生地をこね終え、ガス抜きをしたタイミングで、生地の上に加えます。外側の生地を引っぱりながら、具材を混ぜ合わせて。

成型する時に、混ぜ込んだ具材が見えるように丸めると、おいしそうな見た目に。焼き上がり後は、粗びき胡椒を振って。

冷凍できるちぎりパン

作ったちぎりパンは、冷凍ができます。粗熱をとった後、ラップで包んでフリーザーバッグへ入れてください。冷凍庫で2週間程度の保存期限です。

食べる時は、冷凍庫から常温に移して解凍してください。さらにトースターなどで焼くか、または、ふんわりとラップをかけてから電子レンジで温めると、おいしく食べられます。

1時間で焼き立てパンが味わえる

パン作りといえば、発酵の温度管理をしたり、道具を揃えたり、難しい工程があるように思いますが、ちぎりパンはごく簡単。フライパンで発酵、焼き上げができるので、初心者の方には取り掛かりやすいパンです。1時間程あれば、焼き立てのパンが味わえますよ。ぜひ試してみてくださいね。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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