子どもの習い事として定番のそろばん。子どもがそろばんを習う効果やメリットにはどんなものがあるのでしょうか。またそろばんと他の習い事を両立するのなら、どんな習い事があるでしょうか。東京都内のそろばん教室のほか、子どもにおすすめのそろばんとあわせてご紹介します。
目次
子供の習い事「そろばん」の効果やメリット
子どもが習い事でそろばんを始めると、どんな効果やメリットがあるのでしょうか。そろばんで取得できる資格についてもご紹介しましょう。
集中力が高まる
そろばんを習う子どもは、集中して計算を行うので、集中力が高まります。じっと座っていることが苦手で、まわりのことに気が散ったり、すぐに飽きてしまったりするのは子どもの特徴ですが、そろばんを通してひとつのことに集中して取り組む力が身につくでしょう。
数字に対する抵抗力がなくなる
そろばんを習うと、頭の中にそろばんが浮かんで、計算力や暗算力がつくと言われます。またそれ以外にも、玉をゲームのようにはじきながら計算するため、数字に対する抵抗力がなくなり算数の時間も楽しみになるかもしれません。子どもにとって得意な科目ができることは、自己肯定して自信を持つ上でも大切なことです。
資格が取得できる
そろばんを習うと、そろばん検定の資格を取得できるようになります。そろばん検定は「珠算能力検定」と呼ばれるもので、そろばんを習う子どもがたくさん挑戦しています。そろばんの能力が上がって取得できる級が上がっていけば、子どものやる気もアップするでしょう。さらに上級を取得できれば、履歴書にも記載できる上、子どもにとっても大きな自信となることでしょう。
そろばんを習わせるデメリット
そろばんを習うことのデメリットといえば、ダンスや水泳など体を動かすスポーツと異なり、ひたすら同じような練習問題に取り組むため単調なことがあげられるでしょう。そろばん教室に一緒に通う友だちがいるなど、子どもが楽しく続けられる要素があると、続けやすくなるでしょう。
教室に通うならいつから?長く続けさせるには?
では、子どもがそろばん教室に通うことを考えたとき、始める年齢や月謝など気になることを見ていきましょう。
何歳から始めるといい?
そろばんを習い始める子どもの年齢はさまざまです。数字を理解できれば小学校入学前から始める子どももいます。小学校の授業でそろばんを取り入れているところもあるため、小学校入学前~小学校低学年頃の間から始めてみると良いでしょう。
何歳まで習うといい?
そろばんを習っている子どものやめどきのひとつに、中学校入学がきっかけとなることが多いようです。中学生になると部活動などで忙しくなるため、小学生の間にそろばんの力を身につけておくといいでしょう。また、そろばん検定などの資格取得を目標にして、それを取得できたらそろばんを卒業するというケースもあるでしょう。
月謝はどれくらい?
そろばん教室は他の習い事に比べると、費用が比較的安い特徴があります。そろばん教室や週に通う回数により異なりますが、月謝は5,000円~10,000円前後の場合が多いでしょう。
そろばんの習い事を「辞めたい」「ふざける」子どもに続けさせるには?
そろばんを習っていても「辞めたい」と言ったり、ふざけたりする子どもが出てくるかもしれません。子どもがそろばんに集中していないのは、思うように計算ができなかったり、なかなか合格点がとれなかったりする可能性もあります。頭ごなしに子どもをしかるのではなく、その裏にある理由を考えて、親子で話してみることが大切でしょう。
そろばんと両立させると良い子どもの習い事とは?
そろばんの他に習い事をする場合、どんな習い事を選ぶといいでしょうか。
スイミング
そろばんでは頭を使うので、両立するのなら体を使ったスポーツはいかがでしょう。水泳は全身運動で、子どもの習い事としても満足度の高いスポーツのひとつです。
武道
「礼にはじまり、礼に終わる」と表現される武道は、体を動かすだけでなく、礼儀もきちんと身に着けることができます。子どもは礼儀や忍耐の心も学ぶことができるでしょう。まさに文武両道、武道はそろばんとの両立も無理なくできる習い事だと思います。
英会話
子どもの習い事として人気の高い英会話。グローバル化する社会で生き抜く力をはぐくむことができるでしょう。そろばんで頭脳を磨き、英会話でコミュニケーション能力を高めることが期待できます。
東京都内のそろばん教室のおすすめ
では東京都内にあるおすすめのそろばん教室をいくつかご紹介します。
「石戸珠算学園」(墨田区、江東区など)
全国に200校以上展開する、大手のそろばん教室です。「すごいね!」「よくできたね!」といった前向きな言葉で子どもを育てているのがモットー。「やればできる」という小さな成功体験を積んで、子どもが成長していけるようなシステムが組まれています。
「宮本暗算研究塾Max」(中野区、豊島区、西東京市)
珠算競技の最高峰と言われる全日本珠算選手権大会に数多くの生徒が参加している暗算塾です。また生徒たちは珠算や暗算で数多くの段位を取得しています。
「渋谷そろばん教室」(世田谷区、練馬区)
高度な暗算力を短期間で身に着けることを目標に、独自のカリキュラムが用意されています。各生徒が自分の目標を立てて、講師と一緒にそれを達成できるように授業が行われています。
「そろばん教室88くん」(江東区、練馬区、調布市、八王子市など)
東京都内各地のショッピングセンターなどに教室がある、そろばん教室88くん。一人ひとりの学習進度にあわせて指導が行われています。
「トモエMIアカデミー」(新宿区)
そろばんと英語教育に特化した トモエMIアカデミー。英語を使いながらそろばんの計算力を学ぶことができ、算数と英語の両方を一度に学ぶことができます。
子供におすすめのそろばん
子どもがそろばんを始めるなら、子どもでも使いやすいそろばんをまずは用意しましょう。
「トモエそろばん 初心者用そろばん算盤 15桁」
初心者向けのそろばんです。15桁でコンパクトサイズのため、子どもが持ち運びするのにも最適。幼児や小学校低学年~高学年まで、幅広く使えます。
「トモエそろばん そろばんスタンダード (4玉・23桁)」
初心者にピッタリの入門モデルのそろばんです。そろばんが慣れてきてもそのまま使える、23桁。
「そろばんセット(雲州堂そろばん)」
23桁のそろばんとファスナータイプのケースのセット。ケースには持ち手もついていて、学校やそろばん教室への移動の際も便利です。
「トモエそろばん 児童用100玉」
ゲーム感覚でそろばんの楽しさを学べる、子ども向けそろばんです。玉が5つずつ色分けされているため、数のかたまりを理解しやすくなります。
「ダイイチ 播州そろばん ハローキティ そろばん9」
400年以上の歴史ある兵庫県小野市の播州そろばんの技術を活かして作られています。パステルカラーがかわいらしい、ハローキティのそろばんです。
そろばんは「子どもの習い事」の定番
そろばんは、昔から子どもの習い事として定番。パソコンやスマートフォンが当たり前になった現代でもそろばんを習わせたいと思う方が多いのは、そろばんを学ぶことで身につく集中力や計算力がすばらしいからでしょう。子どもの習い事を検討する際は、そろばんを候補として考えてみてはいかがでしょうか。
文・構成/HugKum編集部