子供が小学校に入学して新しい生活が始まったら、それをきっかけに何か習い事を始めさせたいと考えている方も多いことでしょう。小学生1年生から習い事をさせると、好奇心が育つほか集中力のアップなどさまざまなメリットがあります。そこで小学生1年生の習い事について、習い事の種類や回数、月謝などをご紹介し、男の子と女の子それぞれにおすすめの習い事についてまとめてみます。
目次
小学生1年生に習い事をさせるメリットは?
小学生1年生といえば、ついこの前まで幼稚園や保育園に行っていた幼い子供。そんな子供が習い事を始めると、どんなメリットが得られるでしょうか。主にある習い事のメリットとして、次の3つが挙げられます。
興味や好奇心が育つ
小学校に通うようになると、今まではなかった国語や算数などの学習の時間が出てきて、子供たちにとっては新しいことをたくさん学ぶことができる場になります。でも、学校の授業や活動以外の体験をできるのが、習い事です。子供の興味が広がり、「やってみたい」、「知りたい」という好奇心をはぐくむことができます。
集中力がつく
幼いうちは誰でも落ち着きがなく、ひとつのことに集中することも苦手です。でも習い事を通して、ひとつの物事に集中して取り組んでいく経験ができるため、集中力を養うことができます。最初は学校の授業をじっと聞いていることができなかった子供でも、習い事を通して、授業や学校の活動にも集中していけるようになるかもしれません。
体力がつく
小学生1年生という幼いうちは、たくさん動いて体力をつけていくことも、大切な仕事のひとつです。水泳やダンスなどの体を動かす習い事を始めれば、子供の体力をつけていくこともできるでしょう。風邪をひきやすい、学校を休みがちな子供こそ、運動の習い事に目を向けてもいいかもしれません。
習い事をしない場合のメリットは?
一方、子供には習い事をさせないという考えの家庭もあります。習い事にはお金も時間もかかり、その必要性に疑問を感じる保護者の方もいるでしょう。子供の習い事をする、しないを決めるのは各家庭で考えがあって当然です。ただ、子供が楽しんでいなかったり嫌がっていたりするのに、親の一方的な考えだけで習い事を押しつけてしまっていたら、考えてみることが必要かもしれません。
小学生1年生の習い事事情
では実際に小学生の習い事について、個数や時間帯、週に通う回数などについてご紹介しましょう。やや古いデータですが、平成19(2007)年に全国の保護者約6万7千人、児童5万3千人近くに対して行った調査結果で、学校外で習い事を行っている小学生の割合は72.5%でした。このうち小学生1年生に限ってみると67.7%と、約6~7割の子供が習い事を行っているようです。
習い事は何個?
小学生の子供の習い事の数については、「1個」または「2個」がおよそ6割以上という調査結果があり、1~2個が妥当な数と言えるかもしれません。
習い事をする時間帯は?
小学生が習い事をする時間帯については、平日子供が習い事から帰宅する時間は「午後6時~7時の間」が23.0%、続いて「午後6時より前」が21.4%と、午後7時前に帰宅する子供が半数を占めています。
週に何回通っている?
週に習い事に通う頻度については、「週1回」が28%、「週2回」が27%、と、半数が週に1~2回であるようです。
覚えておきたい、習い事の月謝の常識
子供に習い事をさせるときに、親が気になるのは月謝のこと。月々習い事にかかる費用は、どのくらいが妥当なのでしょうか。
小学生1年生の習い事、月謝はいくらくらい?
文部科学省の平成26年度「子供の学習費調査」によると、進学塾や学習塾などの補助学習費を除いた、習い事などにかかる月額費用は小学生1年生の場合は11,083円でした。これは小学生1年生から6年生までで学年別に見ても大差なく、およそ11,000円~12,000円が習い事の月謝として平均でしょう。
月謝の払い方やマナー
習い事の月謝の払い方は、習い事の教室によって異なります。全国展開しているような大きな学習塾などでは、月謝の引き落としや振込みが利用できる場合が多いでしょう。これなら月謝の払い忘れ予防になり、習い事教室へ迷惑をかけることもありません。
一方、個人で行っているようなピアノ教室などでは、月謝袋に現金を用意して手渡しする場合もあるでしょう。現金の手渡しなら、できるだけ新札を用意して渡すようにする、という意見もあります。受け取ったほうは、親御さんがきちんとしているという印象を受け、礼儀になるという考え方もあるようです。
習い事の月謝で起こり得るトラブル
子供の習い事の月謝で考えられるトラブルとしては、払い忘れや滞納などがあります。月謝を滞納していれば、子供が習い事教室に気持ちよく通うことができなくなってしまうかもしれません。
また月謝を手渡ししている場合は、子供に月謝を持たせたはずなのに、どこかで紛失して教室側は「受け取っていない」という話になるケースも考えられます。お金にまつわるトラブルは、せっかく子供が楽しんでいる習い事に水を差してしまうことになりかねませんので、親の方が注意しておきたいですね。
小学生1年生の男の子におすすめの習い事
では小学生1年生の男の子に特におすすめしたい習い事5つをご紹介します。
ダンス
小学校の必須科目にもなり、年々子供たちの人気が高まっているのが、キッズダンス。音楽にあわせてリズム感が身につき基礎体力向上にもつながります。またチームで踊るダンスも多いため、協調性や競争心も子供の心に芽生えていくでしょう。
バレエ
バレエというと女の子が習うイメージがあるかもしれませんが、男性バレエダンサーは希少な存在。姿勢がよくなり、集中力がついて紳士的になるなど、男の子でも魅力的なメリットがあります。
テニス
総合的な運動能力が鍛えられると言われるのが、テニスです。錦織圭選手が世界で活躍していることからも、テニスプレイヤーにあこがれてテニスを始める男の子も多いのかもしれません。
武道
子供に武道を習わせたいと考える親が多いのは、礼儀を重んじる武道の精神がひとつの理由でしょう。幼いうちから礼を身につけ、集中力や相手を敬う気持ちが育っていくと期待できます。
空手
武道と同じように、道場で練習を積むのが空手。集中力や強い気持ちを子供の中に育てていくことができるでしょう。
小学生1年生の女の子におすすめの習い事
次は小学生1年生の女の子におすすめの習い事5つです。小学館の学習雑誌『小学一年生』編集部の調査結果から、小学生の女の子の習い事で人気の高かったものをご紹介します。
ピアノ
小学生の女の子に最も人気があったのは、ピアノや電子オルガンの習い事。有名アニメやアイドルの曲の歌を弾いたり、音楽が好きな子なら、自然と楽しめるようになるでしょう。
水泳
男の子も女の子も共通で、子供の習い事として昔から人気が高いのが、水泳です。小学校の体育の授業で水泳があったとしても、少しは泳げるようにしておきたいと思うのが親の本音かもしれません。
英語
女の子の習い事では、英語や英会話の習い事も上位にランクイン。小学校の授業で英語が取り入れられるなど、子供の教育への意識が高い家庭なら英語や英会話を子供に習わせたいと思うケースが多いのでしょう。
習字
習字の習い事も人気です。習字を習っておくと、文字をきれいに書けるようになるため、将来得られるメリットが大きいと考える方が少なくない習い事です。
学習塾
子供の習い事では、学習塾という選択肢もあります。小学生なら国語や算数といった基礎科目を学ぶケースが多いようです。
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子供の習い事なら小学生1年生から考えてみよう
子供の習い事を始めるきっかけは、子供が「やってみたい」と言ったときなど、いくつかあるでしょう。子供が小学校に入学して、小学生1年生になったときは子供が習い事を始めるひとつの機会として考えてみてもいいのかもしれません。子供の習い事の月謝や個数、内容、頻度などについてチェックしてから、自分の子供にはどんなものが合っているのか考えてみてはいかがでしょうか。
文・構成/HugKum編集部