鉛筆削りは、鉛筆や色鉛筆を使う際の必需品です。小学校に入ると毎日必要になります。たくさんの種類やデザインがありますが、それぞれの特性があることを知らずに、なんとなく選んで使用している方が多いのではないでしょうか。
このページでは鉛筆削りの選び方から、具体的な商品までご紹介していきます。読み終わる頃には、お子さんにぴったりな鉛筆削りを見つけることができるはずですよ。
子ども用鉛筆削りの選び方
鉛筆は、子どもが毎日の勉強で使います。そのため、毎日使用することになる鉛筆削りは子どもが気に入ることが重要です。お気に入りの鉛筆削りだと、毎日の準備も楽しくなり、勉強への意欲にも繋がります。子どもが安心して使えるように鉛筆削りの種類、それぞれの特徴や安全性、搭載機能もチェックしながら選んでいきましょう。
鉛筆削りの種類
鉛筆削りは利用目的によって、電動・手動・携帯タイプなどがあります。それぞれに特徴があり、削り方や削るスピード、耐久性も異なります。
・電動
電気モーターで刃が自動回転するので、鉛筆をさしこむだけで使えます。電動鉛筆削りは、楽に早く鉛筆を削ることができます。置く場所を選ばず、持ち運び可能な乾電池で動くコードレスタイプのものと、コンセントに繋いで固定場所において使う有線タイプの2種類がありますよ。手動鉛筆削りより鉛筆を削りすぎたり、電池代や電気代のコストがかかります。
・手動
自分で鉛筆をさしこんだあと、ハンドルを手動でまわして刃を回転させます。手動鉛筆削りは、シンプルなつくりのため、壊れにくく耐久性に優れています。電動タイプよりは、削るのに力を要し時間がかかってしまいますね。
・携帯タイプ
手で握れるほどの軽量サイズであることがほとんど。筆箱などにも収まります。携帯用鉛筆削りは、小型で軽量なため、学校や塾、どこにでも持ち歩きやすく便利。削りカスを入れる部分が小さいので、削りかすをこまめに捨てる必要があります。
安全性などの搭載機能
電動、手動ともに、「芯先調整機能」があります。小さい子どもには、先の尖った鉛筆を持たせるのは不安もありますよね。使いたい用途や子どもの年齢によって、芯先のとがり具合を調整できるので便利です。
電動鉛筆削りの場合、「オートストップ機能」「安全オートストッパー」があると安心です。ダストボックスがセットされていない時は、鉛筆を削ることができません。ダストボックスがセットされていないのに鉛筆を削ると刃に直接触れてけがをする可能性があります。
また、削りすぎてしまうことを防止する「ムダ削り防止機能」や長時間の使用により、内部が熱くなること防ぐ「オーバーヒート防止機能」があると、故障を防ぎ長持ちします。「省エネ機能」が付いていると、経済的にも助かりますね。
手動鉛筆削りの場合、鉛筆をセットするときに、指を挟まないように注意が必要です。差し込むだけで固定することができたり、セットしやすいように透明カバーがついているものなど、メーカーによって工夫がされているので、安心できるものを選んでください。
携帯用鉛筆削りは、差し込み口にフタが付いているものや、刃がむき出しになっていないものを選ぶと安全です。
電動鉛筆削りのおすすめ
電動鉛筆削りを選ぶ際は、子どもが自分で鉛筆を削るための安全面についても注意が必要です。どのような機能がついているのかを確認しましょう。
実際に使用されている方の意見を参考に、おすすめの電動タイプの鉛筆削りを紹介していきます。
バービー 電池式スリム電動鉛筆削り器
女の子のキャラクター商品ですが、シンプルなデザインで幅広い年齢層で使うことができます。乾電池式でコードレスなため、置き場所も選ばず、縦置きや持ち運びも可能。コンパクトサイズなのにダストボックスは大容量。ダストボックス取り出し時には、急に作動しないように安全オートストッパーが付いているので安心です。
ナカバヤシ 電動鉛筆削り スリムタイプ
写真は、ナカバヤシのスリムタイプの電動鉛筆削りです。コンセント使用タイプなので、学習机に固定して使用するのに適しています。「芯先調整機能」つきで、芯先を「細い・普通・太い」の3段階に調整することができます。
「ムダ削り防止機能」もついていて、削りすぎることはありません。他に、安全性にも配慮された「安全オートストップ機能」、連続使用時の過熱を防ぐ「オーバーヒート防止機能」がついています。
手動鉛筆削りのおすすめ
最近では力を入れずに削れるアイテムも増え、子どもでも使いやすくなっている手動鉛筆削り。子どもの手の大きさに合わせてサイズを選んだり、適度な重さがあるものを選ぶと安定感があり、削りやすくなります。安心して使用するためにも、直接刃に触れない、指を挟まないように工夫されているものを選ぶといいですね。
実際に使用されている方の意見を参考に、おすすめの手動タイプの鉛筆削りを紹介していきます。
ソニック かるハーフ 手動鉛筆削り
ソニックの従来品よりも、半分の力で削れるように設計されています。セットは簡単で鉛筆を差し込むだけで指を挟む心配がありません。削り具合は鈍角な仕上がりで安心です。「ダストケースロック機能」がついていて、ケースが出て削りかすが散乱するのを防ぎます。カラー展開も豊富で、男の子向け・女の子向け・大人向けデザインもあり。
無印良品 手動式鉛筆削り
無印の鉛筆削りは、見た目がおしゃれでシンプルなホワイト。どのインテリアにも合うデザインです。子どもが自分で絵を書いたり、シールを貼ったりして、楽しみながらオリジナル鉛筆削りを作ることができます。
・「リビングで勉強するので見た目がシンプルな鉛筆削り希望で、私が選んだ。3年ほど使用して何度か落としてしまっているが、全く壊れない」(40代・岐阜県・子ども1人)
三菱鉛筆 鉛筆削り KH-20 手動式
子ども用に限らず、落ち着いた色や質感で事務用品として支持が高い、こちらの鉛筆削り。軽めのハンドルでスムーズに削れ、削った表面はなめらかな仕上がりです。好みの削り具合に調節可能なノック式芯調節機能つき。別売りで固定用クランプが取り付け可能。
・「主人のお下がりを使っています」(40代・神奈川県・子ども2人)
コクヨ 手動鉛筆削り器 まなびすと
優れた安全性、機能性を持つコクヨの「まなびすと」は、持ち運びがしやすい軽量タイプ。デスク固定用クランプ付き。子どもが使うことを重視して作られていますよ。鉛筆を固定するスライド時に指を挟まないよう、透明の安全カバーが付いています。力を入れなくても削りやすく、5段階調節機能で鉛筆の芯の削り具合を設定できます。
・「手動で、1~5のダイヤルで芯の削り具合が選べる。コンパクトでお手頃な値段だったから」(30代・埼玉県・子ども2人)
CARL 鉛筆削り エンジェル5プレミアム
小さくても重量があり安定感があります。丸い形が手で押さえやすいため削りやすく、2段階芯調節機能付き。鉛筆を傷つけないように固定するチャック部がゴム製。「削り心地」「削り味」ということを再認識させてくれる手動式国産最高級品です。精度と耐久性に優れ、長期使用可能!
ナカバヤシ 手動鉛筆削りき
子どものためを考えて作られた設計で軽い力で削ることができます。机に固定できるクランプ付きで、上部のつまみを動かすだけで鉛筆の固定ができるシンプルな構造。カラー展開は子どもの好きな色が必ず見つかる明るい5色(ブルー・ピンク・グリーン・オレンジ・イエロー)。
シャチハタ ケズリキャップ
シャチハタの「ケズリキャップ」は、空のペットボトルに取り付けて、鉛筆削りになります。ペットボトルが削りカス入れになり、たくさんためる事ができ、捨てやすいので便利。芯の硬さの違う色鉛筆用と鉛筆用の2段階の削り角度が選択可能です。
アスカ Asmix 鉛筆削り器
角形のシンプルなデザインで、ムダ削り防止機構つき。削るときの音が小さく、軽量なので、持ち運びにも便利。コンパクトな作りにも関わらず、外形8mmまでの鉛筆に対応しているので、六角鉛筆はもちろん、三角鉛筆も削ることができます。低学年でも安心して、使うことができますね。明るい色の展開で子どもに好まれますよ。
ポケモン 鉛筆削り 手動
鉛筆削りを好きなキャラクターで選ぶ場合もありますね。人気のキャラクター製品も多くのメーカーよりたくさん登場。しっかりしたスチール製で長期使用可能。また、わかりやすいひらがな表記の5段階の芯先調節機能や底面に滑り止めが付いています。
携帯用ミニ鉛筆削りのおすすめ
芯の先が丸くなったり、急に折れたりした時に、その場で削ることができるととても便利ですね。
軽量でコンパクトサイズなのものは、持ち運びにも最適です。実際に使用されている方の意見を参考に、おすすめの携帯用の鉛筆削りを紹介していきます。
サクラクレパス 小学生文具 えんぴつけずり
持ち運びに便利な小型タイプ。透明ボディで、削りカスの量が確認可能。削る側と、削りかすを捨てる側の2ドアタイプになっているので、安心ですね。名前欄もついているので便利です。
公文式のオリジナル鉛筆削り
公文の「こどもえんぴつ」に対応している鉛筆削り。削りカス用のケース内に鉛筆削り部分が収まっていて安全構造です。透明ケースで削りかすの量が確認可能。公文式の「こどもえんぴつ」は太めなため、普通の太さの鉛筆削りも付いていて、2種類の鉛筆を削ることができます。
「くもん こどもえんぴつ はじめてセット 」のセット商品の一部として売られています。
・「色々な鉛筆を持っているため」(30代・神奈川県・子ども1人)
ステッドラー 鉛筆削り ノリスクラブ
ドイツのステーショナリーブランド「ステッドラー」の鉛筆削りは、鉛筆、色鉛筆、太軸鉛筆用2穴タイプ。プッシュ式ボタンを装備し容器が簡単に抜けないように安全面にも配慮。オシャレなデザインだけではなく、携帯用のため開閉式のカバーがついており、削りかすが散乱しないように工夫されています。
・「蓋がついていないと、筆箱が汚くなるから 特に問題なく使えている」(40代・愛知県・子ども1人)
サンエックス すみっコぐらし 筆箱 ソフトペンケース 両面開き 鉛筆削り付
子どもたちに人気のキャラクターの筆箱に鉛筆削りが付いているタイプ。ボタンを押すと飛び出して使うことができます。小型ですが、一体化しているので、紛失する心配がありません。ただし、削りかす入れがないため注意が必要!
・「筆箱は毎日持って行くため、急に鉛筆削りが必用な時はいつでも使えるため」(40代・茨城県・子ども1人)
鉛筆削りは子ども目線で選びましょう!
>鉛筆削りは、電動・手動・携帯用とそれぞれに特徴があります。毎日使用するため、安心して使える機能があることが必須条件。子どもと一緒に選んで、使いやすくデザインも納得したもの、楽しく使用できるものを選びたいですね。
構成・文/末原美裕・井上しの