こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。ディップとして使うだけではなく、和えても加熱しても美味しいマヨネーズ。大人の料理に大活躍するマヨネーズですが、離乳食にはいつから使えるのでしょうか?今回は、マヨネーズを離乳食に使う時の注意点やマヨネーズを使ったレシピを紹介します。
目次
離乳食にマヨネーズはいつからOK?
まずは、マヨネーズを使える時期について説明します。
1歳半を過ぎた幼児期からがおすすめ
マヨネーズを子どもに使うとしたら離乳食完了期から。とされていることも多いのですが、私は、1歳半を過ぎた幼児期からの使用をおススメします。その理由は、油が多いことと生卵を使っているから。内臓機能の未熟な幼児さんですので、頻繁に使うことはNG。メインの調味料はしょう油と味噌を中心に。油が多いマヨネーズはごくたまに使う方が良いでしょう。
マヨネーズを食べさせるときの注意点
では、子どもにマヨネーズを食べさせるときの注意点について説明します。
必ず加熱する
マヨネーズは生卵を使っています。離乳食期に生卵はNGです。幼児期に入っても、最初は必ず加熱することがお約束。例えば、炒め物を作る時は、マヨネーズを油代わりにして炒めることもできます。和え物をする時も、鍋の中で加熱しながら和えましょう。卵アレルギーがある場合は、医師に相談し使用できるかどうかを必ず確認することが大切です。
少量だけ使う
子どものレシピにマヨネーズを使う場合は「風味付け」として少量だけ使います。そもそも、マヨネーズは大人向けに作られたものです。美味しいマヨネーズの味を知ってしまうと「欲しい!」と思ってしまいます。ですので、コッソリ風味をつける程度にとどめます。味を知ってしまうと赤ちゃんが欲しがりますので、マヨネーズのチューブそのものを食卓に置くのもNGです!これは、大きくなっても同じです。「その時に味付ける量だけ」を大人が決めて子どものご飯に取り入れましょう。
離乳食でも使えるマヨネーズの代用方法は?
離乳食期にマヨネーズが使えないなら、別の食材で代用してみましょう。また、幼児期になっても、卵アレルギーがあったり「まだ、マヨネーズはやめておこう」と思っている場合は、プレーンヨーグルトが代用できます。プレーンヨーグルトだけでもOKですが、こんな食材を組み合わせて代用してみませんか?
【1】プレーンヨーグルトとオリーブオイル
<材料>
プレーンヨーグルト 大さじ1
オリーブオイル 小さじ1/2
塩 極少々
<作り方>
上記の材料を、混ぜ合わせるだけ!
【2】プレーンヨーグルト+豆腐
<材料>
プレーンヨーグルト 大さじ1
絹ごし豆腐 大さじ1
<作り方>
豆腐を裏ごしし、プレーンヨーグルトを混ぜ合わせます
幼児期用マヨネーズの手作りレシピ
マヨネーズは家でも作れますのでチャレンジしてみましょう。幼児期におすすめのレシピを紹介します。
手作りマヨネーズのレシピ
<材料>
卵黄 1個
酢 大さじ1
塩 小さじ1/2
サラダ油 100g
<作り方>
1.材料を常温に戻しておき、ボウルに、油以外を入れてよく混ぜ合わせます。
2.サラダ油を数回に分けて入れてよく混ぜる。ツノが立って白っぽくなればOK。
冷凍保存はできる?
手作りマヨネーズは保存料が入っていないため早めに食べなければいけません。子どもに使う場合はその日のうちに。パパママが食べるなら当日~翌日を目安に使い切ります。消毒した容器に入れて冷蔵庫に保存します。冷凍保存するのではなく、冷蔵保存で早めに食べる方がいいでしょう。
市販のマヨネーズのおすすめ品
市販のマヨネーズには、添加物が入っていることも。子どもに使う場合は特に、できる限り優しいものを選ぶようにしましょう。ノンエッグには、酵母エキスや増粘剤、乳化剤なども入っているので、原材料名を確認して購入しましょう。
私がおすすめなのが以下の2つのマヨネーズです。この2つのマヨネーズはスーパーでも手に入りやすいです。
松田のマヨネーズ
原材料は、食用なたね油(遺伝子組換えでない)、卵、りんご酢、食塩、蜂蜜、マスタード、にんにく、コショウ、しょうがです。「自然体のマヨネーズ」と書かれているように、平飼いの卵を使ったり、こだわった原材料で作られているマヨネーズです。
有機卵のマヨネーズ
原材料は、食用植物油脂[なたね油(オーストラリア)、べに花油(アメリカ又はメキシコ)]、卵黄(大分)、醸造酢[りんご(チリ)、さとうきび(ブラジル、タイ他海外)]、砂糖[てんさい(北海道)]、食塩(オーストラリア、高知)、香辛料[マスタード(カナダ)]、(一部に卵・りんごを含む)。大分県の豊かな環境の平飼いの卵を使ったりこちらもこだわった原材料で作られているマヨネーズです。
マヨネーズを使ったおすすめレシピ
幼児期|コーン入りポテトサラダ
<材料>
じゃがいも 50g
コーン缶 10g
マヨネーズ 極少し
<作り方>
1.じゃがいもを乱切りにする。小鍋にじゃがいもと水を入れ火にかけふたをして軟らかくなるまでゆがく
2.1の水分をなくし、コーンとマヨネーズを入れて火にかけ水分を完全に飛ばす
3.鍋の中でじゃがいもを潰し、混ぜ合わせる
幼児期|そぼろかぼちゃマヨネーズ風味
<材料>
鶏ひき肉 10g
かぼちゃ 40g
マヨネーズ 極少し
昆布だし 150ml
<作り方>
1.かぼちゃを2㎝角程度に切る。昆布だしにかぼちゃを入れて煮る
2.フライパンにマヨネーズを入れて鶏ひき肉を炒める
3.火を止めた2にかぼちゃを入れて和える
普段の料理に、マヨネーズを時々取り入れて食卓に彩りを!
一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在15歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、22年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する和の離乳食パクパクセミナー、離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで4000人が受講。
編集部おすすめ!「bebemeshi for family」おそとごはん(たべるとくらすと)
忙しいときや外出のときに便利!無農薬・減農薬栽培、有機栽培の野菜と、国産のお魚、宮崎県の鶏ささみを中心に使用したこだわりの無添加離乳食。味付けは一切せず、丁寧にとった出汁の旨味を大切にしているママにもベビーにもやさしい&おいしい離乳食です。7ヶ月、9ヶ月、12ヶ月と赤ちゃんの成長に合わせて選んで。ギフトセットもありプレゼントにもおすすめ!