性別が異なるママにとって、男の子の子育てに不安や驚きは付きもの。けれども、予想もつかない行動に驚愕する反面、それがとても愛しく思えることも多いはず。
今回は、そんな男の子の育児における「あるある」をHugKum編集部がママを対象にアンケートリサーチ! アンケートに寄せられた「はじめての男の子育児にママたちが不安だったこと」をはじめ、男の子ならではの「あるあるエピソード」「ママ大好きエピソード」をご紹介。さらに、男の子の「ママべったり」卒業の時期や、子育てのポイントについてもお伝えします!
目次
はじめての男の子の子育て! ママたちが不安に感じたことは?
男の子特有の心の動きや身体の発達、嗜好、人間関係……。女性であるママにとって、それらはすべて未知のもの。はじめての男の子育児ならなおさら、ママの不安は尽きませんよね。
では、たくさんある心配ごとのなかでも、先輩ママたちははじめての男の子の子育てにどのような不安を抱いていたのでしょうか? アンケートに寄せられた回答をまとめてみました。
将来の思春期や反抗期のネガティブなイメージが心配
男の子の子育てについて、先輩ママたちの多くが不安を抱えていたことのひとつは、将来の「思春期」や「反抗期」に関するもの。大きくなって反抗期が来たら…思春期を迎えたら…うまく接することができるんだろうかと、気が早いとわかってはいても、想像するとついつい不安になってしまいます。
男の子の行動や性格、悩みなどを理解できるか
また、自分とは性別が違うからこそ、男の子の性格や行動心理を理解してあげられるのか心配だった、という声も多く見られました。特に、ご自身が姉妹育ちや一人っ子育ちだったりと、幼い男の子と深く関わりを持つ機会がなかったママにとっては想像もつかないことばかり。
体力が持つか心配
「自分の体力がもつか心配だった」という声も多数。わんぱく&元気いっぱいな男の子の成長を喜ばしく思うと同時に、はたして自分はついていけるのだろうかと自信を失ってしまうこともありますよね。
体が弱いというイメージ
都市伝説のように囁かれる「男の子は女の子より体が弱い」説。この噂を耳にして心配になってしまうママも少なくないようです。なかには、そのわんぱくさから、男の子は「実際に怪我が多い」という意見もありました。
女の子との身体の違い
心のことと同様に、身体のことだって、性別が異なるママにはわからないことばかり。男の子特有の身体の事情に、はたして自分が対応できるのか不安だったという声も寄せられました。
乗り物、戦いごっこ大好き! ママたち共感の『男の子あるある』
お子さんひとりひとりによって個性はもちろん異なりますが、「男の子ならでは!」とママたちが感じている「男の子あるある」もたくさんあるようです。男の子ママたちから寄せられたエピソードの数々を厳選してご紹介します。
乗り物が大好きでついていけない
わが子の口から飛び出す難しい乗り物の名前やマニアックすぎる知識に、ママ、びっくり! まずご紹介する男の子あるあるは「乗り物大好き」。乗り物を眺める真剣なまなざしにはもはや感服してしまう……男の子ならではのエピソードですね。
人間関係がさっぱりしてる
昨日はあんなに喧嘩をしていたのに、今日はきれいさっぱり仲直り。男の子の人間関係は案外あっさり・さっぱりしていて呆気にとられてしまうなんてことも、男の子ママにとっては「あるある」な話のようです。
やんちゃ
好奇心が旺盛で、そこら中を走り周ったり、おもちゃを振り回したり! 中には一瞬たりともじっとしていることがないなんて子も、男の子には珍しくありません。そんな男の子の「やんちゃ」エピソードも多数寄せられました。
戦いごっこや戦隊物が大好き
「やんちゃ」に加えて、「戦いごっこ」「戦隊モノ」好きが加わると、ママはもう大変! 「なにか見えない敵と戦っている」光景も男の子ママにとっては日常茶飯事のようです。
下品な言葉が大好き
男の子たちの多くが通る「うんこ」や「ちんちん」などの「お下品な言葉ブーム」。成長の通過点とはわかっていても、あんまり楽しそうに連呼していると、なにがそんなに面白いのか教えてほしくなりますよね。
家ではママにべったり
お家ではママにべったり! なのに、外では急にそっけなくされる…なんてことも男の子のママにとっては「あるある」 。照れてしまうのか、「外では急に『ママ』と呼ばれなくなる」なんてパターンもあるようです。
夢中なものにのめり込む
男の子ママたちがついつい我が子に関心してしまうことが、大好きなものへのめり込み方。乗り物、昆虫、恐竜などの、大人も知らないような難しい名前まで覚えていたり、その情熱はどこから湧き出てくるのか唖然とするママも多数。
まるで小さな彼氏?男の子の『ママ大好き』エピソード
男の子ママがついキュンキュンしてしまうことといえば、やっぱり我が子の「ママ大好き」エピソードではないでしょうか。アンケートには、読んでいるこちらまでニコニコしてしまうような可愛らしいエピソードがたくさん寄せられました!
『ママじゃないとダメ』
まずご紹介するのが、男の子たちの「ママじゃないとダメ!」なエピソード。ママとしては、パパにお願いしたい、パパと分担したいことはたくさんあるはず。けれども、「ママ大好き」なお子さんには「ママじゃないとダメ!」なことも多々あったり。うれしい反面、ママは困ってしまいがち。
『おかあさん大好き~』
女の子、男の子にかかわらず、子どもはみんなママが大好き。それでも、「大好き!」と直球で気持ちを伝えてくれるのは、案外男の子が多いのかもしれませんね。ママが大好きで仕方ないお子さんたちのほっこりなエピソードが寄せられました。
『お抱っこしてください』(笑)
どうしてもママに抱っこしてもらいたい男の子。「抱っこ、抱っこ」とせがんでダメなら……? ママが大好きなことが伝わってくる、ほっこりなエピソードです。
『パパと離婚してね』
大きくなったら大好きなママと結婚したい息子さん。自分のその夢を叶えるために、まず排除しなければならないものは……!
『ママは僕が守るよ』
小さいながらも男気あふれる一言に、ママ感動。大好きなママのために奮ってくれるその気持ちがうれしいものですよね。
『こっちにしたら?』
ショッピング中、ふたつの商品で迷っていると、すかさず「こっちにしたら?」とアドバイスをくれる息子さん。まるで小さな彼氏のような一丁前な口ぶりがキュートすぎます。
『ママかわいい』と言ってくれる
どんなママでもついデレデレしてしまううれしい一言が「ママかわいい」! ちょっとした変化に気がついて褒めてくれると、ママの意識も高まっちゃいますよね。
『僕だけのママ!』とパパを威嚇
「ママ大好き」な男の子にとっての永遠のライバル、それはパパ……! ママがパパとしゃべっているだけで、パパを威嚇したり、ママ大好き&ひとり占めしたい男の子の気持ちはとどまることを知りません。
『ママ喜ぶと思って』
大好きなママの喜ぶ顔が見たくて……。子どもならではのかわいらしいプレゼントが愛らしくてたまらないエピソードも寄せられました。
『文句を言いながらもスキンシップ』
なかには直接「大好き」とは伝えられないけれど、さりげなくスキンシップをとろうとする照れ屋さんな男の子も! マッサージなど理由をつけながらも、ほんとうはママにべったりしていたいんですね。
ママ大好きな男の子の『ママにべったり』はいつまで?
愛らしくてたまらない、「ママ大好き」な男の子の「ママへのべったり」。ずっと続いてほしい反面、いつかは終わってくれないとそれはそれで困りもの。先輩ママのご家庭では、一体いつまで「ママべったり」が続いたのかアンケートで聞いてみました。
Q.男の子のママべったりはいつまでだと思いますか?
アンケートでは、1位が小学校低学年(50.9%)、2位が4〜5歳(19.4%)、3位が小学校中学年(11.1%)、4位が2〜3歳(9.3%)、5位が小学校高学年(8.3%)という結果に。多くの男の子が、小学校低学年〜中学年の間までには「ママべったり」を卒業するようですね。
また、「下の子が生まれた」「小学校入学」など、お子さんによってそのタイミングやきっかけもそれぞれ異なるようです。男の子たちの「ママべったり」卒業に関して、先輩ママたちから寄せられた体験談もご紹介いたします。
女の子より大変? 男の子の特徴や子育てのポイントは?
「女の子より大変」と言われがちな男の子の子育て。では、男の子にはどのような特徴があり、どのようなことに気をつけて向き合えばよいのでしょうか?
男の子は、力が強く、行動もストレート
個人差はもちろんありますが、全般的に男の子は「力が強く、行動もストレート」と言われます。好きなことに集中するとママやパパの話を聞いてくれなくなったり、気に入らないことがあると激しく泣いて怒ってみせたり、何かにつけて興奮してしまったり……。壮絶な毎日に疲弊してしまうママやパパは決して少なくありません。
「そこにいてくれるだけでいい」という気持ちが大切
そんな、ママやパパにも「パワー」が必要とされる男の子の子育てですが、だからといって、「あれもこれもしなくては」と自分で自分を追い込むのは危険。休みのない子育てだからこそ、時には肩の力を抜いたり、妥協することも大切です。「言うことを聞いてくれない!」「どうしてじっとしてられないの!」と悲観せずに、「子どもがそこにいてくれるだけでいい」とおおらかに心構えてみましょう。
ネガティブに見える行動や特徴はポジティブに捉え直す!
また、男の子の行動の特徴を捉えるときって、ついついネガティブな表現を用いてしまいますよね。
そんな自分に気づいたときは、たとえば、
「落ち着きがない」→「アクティブ!」
「マイペース」→「主体性がある!」
「空気が読めない」→「独創的!」
のように、ネガティブに思えてしまう行動や特徴を、一度ポジティブに捉え直してみましょう。わんぱくが過ぎる男の子ですが、「男の子っておもしろい!」と腹をくくって向き合うことも、楽しく育児に取り組むコツのようです。
男の子の子育てには、男の子ならではの楽しさもいっぱい!
今回ご紹介してきたように、男の子には男の子だからこその楽しさ、かわいらしさもいっぱい! 大変なことや不安なことももちろんたくさんありますが、幼い時期はいつまでも続くものではありません。日々ちょっとした楽しさを見つけながら、時には肩の力を抜いて、できるだけポジティブに取り組んでみましょう。
構成・文/羽吹理美