男の子の『ママ大好き』はいつまで? 男の子ママならではのエピソードや あるある体験談

性別が異なるママにとって、男の子の子育てに不安や驚きは付きもの。けれども、予想もつかない行動に驚愕する反面、それがとても愛しく思えることも多いはず。

今回は、そんな男の子の育児における「あるある」をHugKum編集部がママを対象にアンケートリサーチ! アンケートに寄せられた「はじめての男の子育児にママたちが不安だったこと」をはじめ、男の子ならではの「あるあるエピソード」「ママ大好きエピソード」をご紹介。さらに、男の子の「ママべったり」卒業の時期や、子育てのポイントについてもお伝えします!

はじめての男の子の子育て! ママたちが不安に感じたことは?

男の子特有の心の動きや身体の発達、嗜好、人間関係……。女性であるママにとって、それらはすべて未知のもの。はじめての男の子育児ならなおさら、ママの不安は尽きませんよね。

では、たくさんある心配ごとのなかでも、先輩ママたちははじめての男の子の子育てにどのような不安を抱いていたのでしょうか? アンケートに寄せられた回答をまとめてみました。

将来の思春期や反抗期のネガティブなイメージが心配

男の子の子育てについて、先輩ママたちの多くが不安を抱えていたことのひとつは、将来の「思春期」や「反抗期」に関するもの。大きくなって反抗期が来たら…思春期を迎えたら…うまく接することができるんだろうかと、気が早いとわかってはいても、想像するとついつい不安になってしまいます。

「仕事で接していて男の子が可愛いのはわかっていたが、自分の子となるとどう接したらいいか、また思春期など迎えたらどうしたらいいのか、大きくなった時にかかわり方への心配がありました」 (40代・大阪府・子ども1人)
「反抗期が怖いなと思った。」(30代・愛知県・子ども1人)

男の子の行動や性格、悩みなどを理解できるか

また、自分とは性別が違うからこそ、男の子の性格や行動心理を理解してあげられるのか心配だった、という声も多く見られました。特に、ご自身が姉妹育ちや一人っ子育ちだったりと、幼い男の子と深く関わりを持つ機会がなかったママにとっては想像もつかないことばかり。

「男の子の悩みをわかってあげられるか心配だった」(40代・神奈川県・子ども2人)
「女姉妹で育ったので、男の子の気持ちや行動を分かってあげられるか、対応できるか不安だった。」(40代・兵庫県・子ども2人)
「不安で一杯だった。私自身姉妹で男の子が兄弟にいなかったので、男の子がどんな感じなのかわからない事だらけだった。」(30代・福岡県・子ども2人)
男の子の育て方に悩むママはたくさん!男の子の行動パターンや育て方で大切にしたいこと、オススメ本をご紹介!
男の子ママなら、「なんでこんなことするの?」と一度ならずとも感じたことのある人が多いのでは。女の子ならなんとなく自分の経験から察することがで...

体力が持つか心配

「自分の体力がもつか心配だった」という声も多数。わんぱく&元気いっぱいな男の子の成長を喜ばしく思うと同時に、はたして自分はついていけるのだろうかと自信を失ってしまうこともありますよね。

「男の子は動き回りそうなのでついて行けるか心配でした。」(40代・兵庫県・子ども2人)
「男の子一人目の時ははじめてなので嬉しかったけど、2人目の時は、さらに賑やかになりすぎるのかと先が不安に感じました。」(30代・大阪府・子ども3人)

体が弱いというイメージ

都市伝説のように囁かれる「男の子は女の子より体が弱い」説。この噂を耳にして心配になってしまうママも少なくないようです。なかには、そのわんぱくさから、男の子は「実際に怪我が多い」という意見もありました。

「男の子は体が弱いと聞いていたのでそこが心配だった。案の定よく風邪も引くし治りも遅いし怪我も多い。階段からも二回ほど落ちたことがある。」(30代・茨城県・子ども2人)
「女の子にくらべて身体が弱い」(40代・広島県・子ども1人)

女の子との身体の違い

心のことと同様に、身体のことだって、性別が異なるママにはわからないことばかり。男の子特有の身体の事情に、はたして自分が対応できるのか不安だったという声も寄せられました。

「おちんちんの皮のむきかた。」(30代・山形県・子ども2人)
子どものおちんちんの皮ってむかないと「包茎」になるの?【アクロストン式おうち性教育Q&A】
ネット社会の現代では、子どもたちは簡単に性情報にアクセスできます。子どもたちが間違えた情報をうのみにしないために、家での性教育は必要不可欠で...

乗り物、戦いごっこ大好き! ママたち共感の『男の子あるある』

お子さんひとりひとりによって個性はもちろん異なりますが、「男の子ならでは!」とママたちが感じている「男の子あるある」もたくさんあるようです。男の子ママたちから寄せられたエピソードの数々を厳選してご紹介します。

乗り物が大好きでついていけない

わが子の口から飛び出す難しい乗り物の名前やマニアックすぎる知識に、ママ、びっくり! まずご紹介する男の子あるあるは「乗り物大好き」。乗り物を眺める真剣なまなざしにはもはや感服してしまう……男の子ならではのエピソードですね。

「働く車が大好きな息子、散歩中に工事現場があると、30分は動かないで、見ている。 早く帰りたい、、」(30代・茨城県・子ども3人)
「車や電車の種類にものすごく詳しいのでついていけない」(30代・広島県・子ども3人)

人間関係がさっぱりしてる

昨日はあんなに喧嘩をしていたのに、今日はきれいさっぱり仲直り。男の子の人間関係は案外あっさり・さっぱりしていて呆気にとられてしまうなんてことも、男の子ママにとっては「あるある」な話のようです。

「きつい言葉を言ってしまい、私は落ち込んでしまうけど、言われた本人は意外に気にしていないこと。」(40代・兵庫県・子ども3人)
「人間関係が非常にさっぱりとしている。 後をひきずらない。 来るもの拒まず去るもの追わず。」(50代・兵庫県・子ども1人)

やんちゃ

好奇心が旺盛で、そこら中を走り周ったり、おもちゃを振り回したり! 中には一瞬たりともじっとしていることがないなんて子も、男の子には珍しくありません。そんな男の子の「やんちゃ」エピソードも多数寄せられました。

「走り回ったり、おもちゃを振り回したりが多い」(30代・東京都・子ども2人)
「洗濯する前にポケットを確認しないと虫とか入っている時がある。」(30代・山形県・子ども2人)
「とにかくやんちゃです。長い棒があれば拾って振り回すし、虫がいればとりあえず捕まえる。川や海など水があればすぐ入ろうとする。 学校の制服も入学して1か月で破って帰ってきました。」(30代・石川県・子ども1人)

戦いごっこや戦隊物が大好き

「やんちゃ」に加えて、「戦いごっこ」「戦隊モノ」好きが加わると、ママはもう大変! 「なにか見えない敵と戦っている」光景も男の子ママにとっては日常茶飯事のようです。

「何か見えない敵と戦っている。」(30代・東京都・子ども2人)
「戦隊ものが好きだった時期は欲しいものがうーん、と考えてしまう物ばかりだ」(30代・東京都・子ども3人)

下品な言葉が大好き

男の子たちの多くが通る「うんこ」や「ちんちん」などの「お下品な言葉ブーム」。成長の通過点とはわかっていても、あんまり楽しそうに連呼していると、なにがそんなに面白いのか教えてほしくなりますよね。

「うんことかの言葉がなぜだか大好き。一人で笑ってる」(30代・愛知県・子ども3人)
「ちんちんとか、言いまくる」(30代・愛知県・子ども1人)

家ではママにべったり

お家ではママにべったり! なのに、外では急にそっけなくされる…なんてことも男の子のママにとっては「あるある」 。照れてしまうのか、「外では急に『ママ』と呼ばれなくなる」なんてパターンもあるようです。

「家ではママにべったりですが、外では男のこっぽくかっこよく振る舞おうとする」(40代・北海道・子ども3人)
「家ではママと呼ばれるが外では呼ばなくなる」(40代・静岡県・子ども2人)

夢中なものにのめり込む

男の子ママたちがついつい我が子に関心してしまうことが、大好きなものへのめり込み方。乗り物、昆虫、恐竜などの、大人も知らないような難しい名前まで覚えていたり、その情熱はどこから湧き出てくるのか唖然とするママも多数。

「娘と違いオタク気質というか、ゲームにのめり込み、スマホ、タブレット、スイッチを同時進行でやっていたりする」(40代・熊本県・子ども2人)
「恐竜が大好きなのですが、ほとんど覚えているかと思われます。母親には恐竜のかっこよさはわからないし、みんな一緒に見えます。」(30代・栃木県・子ども2人)
大変だけど『男の子はかわいい?』ママたちが胸キュンした子育てエピソード
男の子は「女の子よりもやんちゃで甘えん坊で、手がかかる」なんて言われています。子どもひとりひとりの個性にもよりますが、一般的に女の子の子育て...

まるで小さな彼氏?男の子の『ママ大好き』エピソード

男の子ママがついキュンキュンしてしまうことといえば、やっぱり我が子の「ママ大好き」エピソードではないでしょうか。アンケートには、読んでいるこちらまでニコニコしてしまうような可愛らしいエピソードがたくさん寄せられました!

『ママじゃないとダメ』

まずご紹介するのが、男の子たちの「ママじゃないとダメ!」なエピソード。ママとしては、パパにお願いしたい、パパと分担したいことはたくさんあるはず。けれども、「ママ大好き」なお子さんには「ママじゃないとダメ!」なことも多々あったり。うれしい反面、ママは困ってしまいがち。

「パパはダメでママじゃないとダメなところ。寝かしつけはママがいい、転んだ時もママじゃないと泣き止まない、何か見てもらいたい時もママに見てもらいたい。」(30代・茨城県・子ども2人)

『おかあさん大好き~』

女の子、男の子にかかわらず、子どもはみんなママが大好き。それでも、「大好き!」と直球で気持ちを伝えてくれるのは、案外男の子が多いのかもしれませんね。ママが大好きで仕方ないお子さんたちのほっこりなエピソードが寄せられました。

「女の子はお姉ちゃんという事もあるのか、ぎゅってしてといって手を広げてきてハグしたり、学校に行く前に行ってらっしゃいとハグしますが、抱きついてきて、『おかあさん大好き~』と言ってくるのは弟の男の子の方です。」 (40代・兵庫県・子ども2人)

『お抱っこしてください』(笑)

どうしてもママに抱っこしてもらいたい男の子。「抱っこ、抱っこ」とせがんでダメなら……? ママが大好きなことが伝わってくる、ほっこりなエピソードです。

「とにかく甘えっこ。小学生になっても抱っこ抱っこを言ってくるので『抱っこじゃないでしょ』と言うと『お抱っこしてください』と丁寧にお願いされました。」(40代・東京都・子ども2人)

『パパと離婚してね』

大きくなったら大好きなママと結婚したい息子さん。自分のその夢を叶えるために、まず排除しなければならないものは……!

「大きくなったら、ママと結婚するからパパと離婚してね。」(40代・北海道・子ども3人)

『ママは僕が守るよ』

小さいながらも男気あふれる一言に、ママ感動。大好きなママのために奮ってくれるその気持ちがうれしいものですよね。

「『ママは僕が守るよ』と言ってくれる」(30代・福岡県・子ども1人)
「いつもはバカなことばかりしているけど、何かあるとママを守ろうとしてくれたり、こちらが元気がないと笑わせてくれたりと小さくても男の人なんだな、って思います。」(30代・栃木県・子ども2人)

『こっちにしたら?』

ショッピング中、ふたつの商品で迷っていると、すかさず「こっちにしたら?」とアドバイスをくれる息子さん。まるで小さな彼氏のような一丁前な口ぶりがキュートすぎます。

「買い物していて、どっちがいいかずっと悩んでいたら、『まだ悩んでる。こっちにしたら?』とか決めてくれたり、ケンカっぽくなっても様子を見て近づくとめちゃくちゃ笑顔で甘えてくる」(40代・沖縄県・子ども1人)

『ママかわいい』と言ってくれる

どんなママでもついデレデレしてしまううれしい一言が「ママかわいい」! ちょっとした変化に気がついて褒めてくれると、ママの意識も高まっちゃいますよね。

「『ママかわいい』『ママが一番すき』と言ってくれると、愛しくて仕方ない。」(30代・愛知県・子ども2人)
「めったに履かないスカートを履いたり アクセサリーを付けた時 ダンナより気付いて言葉に出して褒めてくれます。」(40代・大阪府・子ども1人)

『僕だけのママ!』とパパを威嚇

「ママ大好き」な男の子にとっての永遠のライバル、それはパパ……! ママがパパとしゃべっているだけで、パパを威嚇したり、ママ大好き&ひとり占めしたい男の子の気持ちはとどまることを知りません。

「パパと仲良く話していると、『僕だけのママ!』とおこる」(40代・東京都・子ども1人)
「父親と話をしているとダッシュでやってきて、私の膝に座りながら父親を威嚇する」(30代・広島県・子ども3人)

『ママ喜ぶと思って』

大好きなママの喜ぶ顔が見たくて……。子どもならではのかわいらしいプレゼントが愛らしくてたまらないエピソードも寄せられました。

「学校の帰りに光る玉やキレイな雑草をプレゼントって持って帰ってきてくれることがよくあります。 『ママ喜ぶと思って』と言われると捨てれなくてしばらくはとってあります。女の子はそういうことしなかったな~と思い返してみたり。」(30代・石川県・子ども1人)

『文句を言いながらもスキンシップ』

なかには直接「大好き」とは伝えられないけれど、さりげなくスキンシップをとろうとする照れ屋さんな男の子も! マッサージなど理由をつけながらも、ほんとうはママにべったりしていたいんですね。

「普段私が寝る前に寄ってきて、あーだこーだ文句を言いながらもくっついてマッサージ等のスキンシップをとってくる。」(40代・熊本県・子ども2人)

ママ大好きな男の子の『ママにべったり』はいつまで?

愛らしくてたまらない、「ママ大好き」な男の子の「ママへのべったり」。ずっと続いてほしい反面、いつかは終わってくれないとそれはそれで困りもの。先輩ママのご家庭では、一体いつまで「ママべったり」が続いたのかアンケートで聞いてみました。

Q.男の子のママべったりはいつまでだと思いますか?

アンケートでは、1位が小学校低学年(50.9%)、2位が4〜5歳(19.4%)、3位が小学校中学年(11.1%)、4位が2〜3歳(9.3%)、5位が小学校高学年(8.3%)という結果に。多くの男の子が、小学校低学年〜中学年の間までには「ママべったり」を卒業するようですね。

また、「下の子が生まれた」「小学校入学」など、お子さんによってそのタイミングやきっかけもそれぞれ異なるようです。男の子たちの「ママべったり」卒業に関して、先輩ママたちから寄せられた体験談もご紹介いたします。

「我が家の場合、息子が2歳になる頃に下の子が産まれたので、その頃には ママべったりはなくなった。」(30代・茨城県・子ども3人)
「小学生になると急にお兄さんになってしまう。」(40代・神奈川県・子ども2人)
「小学生になってしばらくしたら、外で手を繋いでくれなくなりました。今は3年生ですが、少しずつ少しずつ親と距離を取ろうとしているのは感じます。家の中ではたまにギュッとしてくることもありますが。」(30代・栃木県・子ども2人)
「お友達の体験を聞いてそうかなのかな?と思うところと 今低学年ですが、だんだんと離れていくのが 分かるのであと数年かなと感じる。」(40代・大阪府・子ども1人)
「小学高学年くらいから自分のことを自分でやることがふえてきて、べったりしなくなってきた」(40代・秋田県・子ども2人)

女の子より大変? 男の子の特徴や子育てのポイントは?

「女の子より大変」と言われがちな男の子の子育て。では、男の子にはどのような特徴があり、どのようなことに気をつけて向き合えばよいのでしょうか?

男の子は、力が強く、行動もストレート

個人差はもちろんありますが、全般的に男の子は「力が強く、行動もストレート」と言われます。好きなことに集中するとママやパパの話を聞いてくれなくなったり、気に入らないことがあると激しく泣いて怒ってみせたり、何かにつけて興奮してしまったり……。壮絶な毎日に疲弊してしまうママやパパは決して少なくありません。

子育てが難しいのはどうして…?男女の育児の悩みから日本の子育て事情まで、現役ママパパに大調査!
子育てが難しいと感じる理由は? 男の子、女の子、都市で育てる、地方で育てる、共働きで、専業主婦になって-。生き方が多様化している分、子育て...

「そこにいてくれるだけでいい」という気持ちが大切

そんな、ママやパパにも「パワー」が必要とされる男の子の子育てですが、だからといって、「あれもこれもしなくては」と自分で自分を追い込むのは危険。休みのない子育てだからこそ、時には肩の力を抜いたり、妥協することも大切です。「言うことを聞いてくれない!」「どうしてじっとしてられないの!」と悲観せずに、「子どもがそこにいてくれるだけでいい」とおおらかに心構えてみましょう。

【陰山英男の子育てトーク・愛はときどき間違える】「しんどいと感じる子育てはしない」
百ます計算 、 学力向上だけが隂山先生ではありません 。すでに成人している3人のお子さんの父親でもあります。子育...

ネガティブに見える行動や特徴はポジティブに捉え直す!

また、男の子の行動の特徴を捉えるときって、ついついネガティブな表現を用いてしまいますよね。
そんな自分に気づいたときは、たとえば、
「落ち着きがない」→「アクティブ!」
「マイペース」→「主体性がある!」
「空気が読めない」→「独創的!」
のように、ネガティブに思えてしまう行動や特徴を、一度ポジティブに捉え直してみましょう。わんぱくが過ぎる男の子ですが、「男の子っておもしろい!」と腹をくくって向き合うことも、楽しく育児に取り組むコツのようです。

【我が子の「強み」診断クイズ】漫画とクイズで子どもの「生き抜く力」を発見!
我が子の「強み」、分かっていますか? お子さんに自分の「強み」をたずねたら、どんなことを答えてくれますか? 「やさしいところ」「がんばりや...

男の子の子育てには、男の子ならではの楽しさもいっぱい!

今回ご紹介してきたように、男の子には男の子だからこその楽しさ、かわいらしさもいっぱい! 大変なことや不安なことももちろんたくさんありますが、幼い時期はいつまでも続くものではありません。日々ちょっとした楽しさを見つけながら、時には肩の力を抜いて、できるだけポジティブに取り組んでみましょう。

構成・文/羽吹理美

編集部おすすめ

関連記事