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節分の時期は要注意!硬い豆は5歳以下の子どもにはNGです
「誤嚥」(ごえん)とは?
口の中に入った食物は、歯で噛み砕かれ、徐々にのどの奥に送られます。食道の入り口の部分では、食物が気管に入らないように喉頭蓋(こうとうがい)という“ふた”が閉まって、食物を食道の方へ送り込みます。この蓋がきちんと閉じないと、食物片や水分が気管に入りこみ、むせることになります。誤って気管に異物が入ることを「誤嚥(ごえん)」といい、気管が完全に閉塞した状態を「窒息」といいます。
誤嚥を起こす食品でもっとも多いものは乾いた豆で、多く発生するのは1歳から3歳の子どもです。
安全に豆まきを楽しむために
「誤嚥」や「窒息」を防ぐために以下のことに注意しましょう!
豆まきは個包装のパックごとまく
節分の豆はパックごとまき、5歳以下の子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。
兄姉が下の子に与えないように注意する
姿勢を正しく座って食べる
豆以外にも…トマトやぶどう、パンでの窒息事故も起きている
窒息や誤嚥の原因となるものは、硬い豆やナッツ類だけではありません。ミニトマトやぶどうのように、丸くてつるつるしたものは、子供の喉の奥にすっと入って詰まってしまうことがあります。4歳になるまでは4つに切って食べさせるようにしてください。煮豆や枝豆も同様です。
給食のパンを喉に詰まらせる事故も
もしものどに詰まってしまった場合の応急処置方法
背部叩打法
腹部突き上げ法
ママパパだけでなく、家族みんなで気をつけよう
節分など季節の節目のイベントや親族が集まった席などでは、つい小さな子どもに与えたくなります。大きな事故につながらないよう、ママパパだけでなく、おじいちゃんおばあちゃんなど親戚や兄弟にも【5歳以下の子どもには硬い豆やナッツ類を与えない】ということを今一度しっかり共有しておきましょう。
もしもの時の「応急手当方法」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_002/contests_007.html(
参考:「子ども安全メール from 消費者庁」
Vol.540 もうすぐ節分。硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで!