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【国語】外国人から見た不思議な言葉文化『日本人の知らない日本語』
『日本人の知らない日本語』は、日本語学校を舞台に個性豊かな外国人の生徒と先生のやり取りが繰り広げられる漫画です。
外国人にあらためて「〇〇って何ですか?」と聞かれると、答えられないことがある凪子(なぎこ)先生。そこから調べた日本語の成り立ちや、間違えがちな日本語について、ユーモアを交えながら解説してくれます。
とにかく外国人の生徒たちのキャラが濃くて、勘違いに大笑い! 外国文化との違いについても、そうなんだ!とびっくりすることが多いので、大人でもおもしろく読めます。
『日本人の知らない日本語』
著:蛇蔵&海野凪子
KADOKAWA
【社会】もしも昔の日本が猫の国だったら『ねこねこ日本史』
YouTubeでも人気の『ねこねこ日本史』は、もし歴史上の偉人が猫だったら? というコンセプトで、日本史を描いた漫画。小学生にはふりがなが振ってある「ジュニア版」がおすすめです。
卑弥呼がねこじゃらしで民衆をあやつったり、大石内蔵助がマタタビにおぼれたりと、猫でデフォルメされているのが楽しい4コマ漫画です。猫好き、歴史好きも、このネタできたか! と笑えるはず。日本史全体の流れがゆるく頭に入ってくるのでおすすめです。
『マンガでよくわかる ねこねこ日本史ジュニア版』
著:そにしけんじ
実業之日本社
【社会】名探偵コナンが時代を謎解き『日本史探偵コナン』
大人気漫画『名探偵コナン』の歴史編。本編でおなじみのメンバーが、昔の時代にタイムスリップした子どもたちを助けて、事件の謎を解いていくシリーズです。
縄文時代から昭和まで、全12巻が刊行。縄文時代編では、ドングリでクッキーを作ったり、オオカミを落とし穴で退治したりしながら、事件に巻き込まれていきます。
歴史に興味を持つ糸口として、低学年からも読める内容。その時代の暮らしや文化に触れながら、筋に惹きこまれてどんどん読み進めてしまう漫画です。
『日本史探偵コナン 1 縄文時代』
原作:青山剛昌 漫画:山岸栄一 斉藤むねお
小学館
【算数】ドラえも~ん、教えて~!!『ドラえもんの算数おもしろ攻略』
国民的キャラクターのドラえもんが、漫画を通していろいろなことを教えてくれる「おもしろ攻略」シリーズ。算数・国語・理科・社会科…といろいろな教科があり、つまづきやすいところをのび太が代弁してくれるので、親近感がわきます。
たとえば、算数では、計算から図形、グラフまで細かく巻が分かれていて、苦手分野だけを読めるのが嬉しいですね。問題を解かないと!という気合いをいれずに、さらっと漫画で読めてしまいます。
『ドラえもんの算数おもしろ攻略 面積・体積がわかる』
キャラクター原作:藤子・F・不二雄 著・小林敢治郎
小学館
【理科】翻弄される実験器具たちがおもしろい「ビーカーくん」シリーズ
実験器具キャラクター「ビーカーくん」たちが活躍するシリーズで、実験器具の話や化学実験を、漫画を交えておもしろく紹介してくれます。
著者のうえたに夫婦は、理系ではない奥さんと元研究員のご主人が一緒に活動しているユニットで、ちょっと難しいお話をゆるーい漫画に仕上げています。昔から変わらないビーカーくんが進化する道具に対抗心を燃やす様子など、思わず笑ってしまいます。理科の実験が始まって興味が湧いてくる高学年からがおすすめ。
『ビーカーくんとそのなかまたち』
著:うえたに夫婦
誠文堂新光社
※シリーズに『ビーカーくんのゆかいな化学実験』『ビーカーくんとすごい先輩たち』『ビーカーくんがゆく!工場・博物館・実験施設』があります
【理科】本当の進化ってこういうこと!『ゆるゆる生物日誌』
長すぎる進化の歴史を漫画にした作品で、関西弁の生物がゆるーく教えてくれます。
古代生物が相手を食べることで能力を取り込んだり、限られた資源を取り合って「オレがすわるんやっ」と喧嘩したり……。過酷な状況を生き抜いてきた生物をシュールに描きます。絵は種田ことびさん、監修はサイエンスライターの土屋健さんで、古代生物や進化・遺伝子のしくみをおもしろく解説してくれています。
『ゆるゆる生物日誌 – はるか昔の進化がよくわかる』
著:種田ことび 監修:土屋健
ワニブックス
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文・構成/日下淳子・HugKum編集部