今さら聞けない!「調味料の正しい保存方法」と便利な容器ガイド。調味料9種の一覧と、常温・冷蔵の判断ポイント

PR

温度や湿度などの環境によって、味や風味が変わってしまう調味料。料理の味に大きく関わるので、適切な保存が求められます。ごく基本的な調味料について、保存のポイントをわかりやすくまとめました。使いやすい保存容器についても、ご参考にしてください。

調味料の風味やおいしさを長持ちさせる鍵は、温度にあります。そこで、常温保存・冷蔵保存・冷凍保存の3つに分類して、正しい保存方法をみていきましょう。調味料ごとに配慮する点が違います。それぞれの特徴や、味の変化を想像しながら活用してください。

調味料の保存方法

ごく基本的なついて、保存方法をご覧ください。

保存方法一覧

醤油・酢・酒・みりん・味噌・砂糖・塩・ソース類・油の保存方法です。

醤油

醤油は光と熱に弱いことから、冷暗所におくか、または冷蔵庫で保存します。さらに、酸化によって劣化するため、開封後1か月をめどに使い切るのが基本です。使うペースに合った大きさで購入を。

食材保存にも利用できるお酢は、強い殺菌作用によって腐ることはありません。冷暗所での常温保存ができます。

ただし、ポン酢やドレッシングなどは、開封後要冷蔵です。

お酒はアルコールによる殺菌作用により、腐敗しません。ただし、光や温度変化による劣化防止のため、温度が安定した冷暗所、または冷蔵庫で保存してください。

みりん

本みりんの場合は冷蔵すると、含まれる糖分が結晶化してしまうため、常温で保存します。

みりん風調味料の場合は含まれるアルコール分が少なく、劣化しやすい特徴が。冷蔵庫で保存してください。

味噌

未開封の味噌は、常温で保存ができます。開封後はカビの発生を防ぐため、冷蔵庫で保存してください。

また、味噌は-20℃まで凍らない特徴がありますが、冷凍保存もOK。冷凍後も固まらず、使い勝手は冷蔵と同じです。

砂糖

密閉性の低い容器で砂糖を保存すると、固まってしまうことがあります。気密性のある容器に入れて、常温で保存してください。

湿気やにおいを吸収しやすいので、乾燥した場所での保存が適しています。洗剤などからのにおい移りにも注意してください。

ソース類

ソースとは、野菜や果物などのピュレ、またはジュースに、スパイス類が含まれたものです。開封後は冷蔵庫で保存してください。

光や熱を嫌う油は、冷暗所での保存が基本です。酸化によって劣化するため、きっちりとフタをします。

余った油を再利用する場合は、できるだけ早く使い切ることが大切です。

保存場所 一覧

冷蔵保存、常温保存で迷った際はこちらをご参考にしてください。

冷蔵庫で保存すべき調味料

開封後要冷蔵の調味料がこちらです。開封後に劣化したり、味に変化を起こしやすいもの。

・味噌(冷凍も可)
・ポン酢や果実酢、ドレッシングなど
・ソース類(ケチャップ、マヨネーズも含む)

また、冷蔵保存をおすすめする調味料はこちらです。

・醤油(冷暗所でも可)
・みりん風調味料

常温保存できる調味料

常温保存ができる調味料はこちらです。乾燥する環境や、低温を避けてください。

・塩(湿気を吸わない配慮をする)
・酒(夏場は冷蔵での保存が望ましい)
・砂糖
・酢
・みりん
・油
・はちみつ

冷凍保存が可能な調味料

・味噌

調味料保存についてのポイント

保存場所に迷った時の指標となるのは、腐敗・醗酵についての正しい知識と、温度変化への配慮です。

開封後の常温保存について

お酒やみりんは、含まれるアルコールによって菌の繁殖が抑えられることから、開封後も常温で保存ができる調味料です。

お酢も、酸による強い殺菌効果を持ちますが、ポン酢やドレッシングのように、含まれる食材が多くなると保存性は下がります。開封後に冷蔵庫へ入れ、早めに使い切ってください。

みりん・オリーブオイル・はちみつなど、低温によって成分が白濁するものは、常温で保存してください。

白濁しても湯煎にかければ元に戻すことができるので、心配はありません。
白濁しても湯煎にかければ元に戻すことができるので、心配はいりません。

常温保存とは、湿度・温度が高くならない冷暗所のことです。また、夏場の温度・湿度の上昇や、コンロなどの調理器具の近くは注意します。

また、開封後は異物の混入を防ぐため、しっかりフタ閉めて保存することが大切です。

冷蔵保存と常温保存の違い

冷蔵保存か常温保存かで迷った場合、わかりやすい判断基準は、販売店での置き場です。商品として陳列していた際、常温で販売されているものなら、未開封のうちは常温保存ができます。

また、冷蔵庫が普及する以前から一般的に使われていた調味料は、醗酵作用を持つものが多く、常温での保存が可能です。

・味噌
・みりん
・酒
・醤油
・塩
・砂糖

ただし、味噌と醤油については、開封後は酸化が進む場合もあります。冷蔵や冷凍がすすめられる場合もあるので、商品ごとに確認してください。

調味料の保存容器について

適切な保存容器があると、劣化を防ぐだけでなく、使用しやすいメリットも生まれます。透明な素材なら中身が見えてわかりやすく、密閉性があると万全。

数多い保存容器の中から、いくつか参考になるものを挙げました。ご購入の参考にしてください。

フレッシュロック 角型800ml  4個セット

調味料は種類が多く、容量も様々なことから、キッチンが煩雑になりがちです。そんな時は大きさが選べて、統一されたデザインの容器に買い揃えるとすっきりまとまります。大きさは、スパイスボトルから、4.0Lまで。

Vtopmart不浸透性フタ付き食品保存容器4点セット3.2L

スタッキングができる、大容量のコンテナ。パッケージのままで投入しても、密閉できる大きさです。

山崎実業(Yamazaki) マグネット小麦粉&スパイスボトル

美しく実用的な保存容器があると、キッチンに立つのも楽しくなります。マグネットで壁面収納が可能。すべて分解して洗えるので衛生面でも安心です。

プラキラ 中身が見える 保存容器 調味料入れ 0.55L 食洗機対応

食洗器対応の容器は衛生的で、なにかと便利なものです。サイズも豊富に揃います。

おいしさを生み出す保存法

毎日のように使用する、基本的な調味料について保存方法を確認しました。

普段から頻繁に開け閉めしながら使う調味料と、未開封のストック用調味料でも、保管場所は変わります。上記を参考にしながら適切に保存しましょう。適切な方法で保存された調味料は、料理の味わいを高めます。調味料本来の味を保つことが大切ですね。

こちらの記事もおすすめ

「唐辛子」の必読情報|辛いのについ食べちゃう料理とトリビア、万能調味料のレシピが使える!
唐辛子は熱帯地方の調理に多く用いられる反面、その発汗作用は体を温める効果もあり、寒い地方の料理にも欠かせないもの。どちらも脂肪の分解を助ける...

構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

編集部おすすめ

関連記事