赤ちゃんの密着抱っこができる「ベビーラップ」人気ブランド6選|スリングとの違いや魅力、巻き方も紹介

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一枚の布で赤ちゃんをすっぽり包み込み、密着して抱っこやおんぶができる「ベビーラップ」には、一般的な抱っこ紐とは違った魅力があります。特徴や人気メーカーをチェックして、ベビーラップ選びの参考にしましょう。抱っこやおんぶの仕方も解説します。

ベビーラップの魅力とは

首座り前の小さな赤ちゃんから縦抱きで使えるベビーラップには、さまざまな魅力があります。大人と赤ちゃん両方にうれしい特徴として、代表的な三つの魅力をあげてみましょう。

赤ちゃんとの密着度が高い

ベビーラップを使った抱っこでは、一般的な抱っこ紐よりも、赤ちゃんと大人の密着度が高くなります。それは、体にぎゅっと巻きつけたベビーラップの中に、赤ちゃんを包み込むように入れるからです。

信頼している大人であるママやパパと密着していると、赤ちゃんはリラックスした状態で過ごせるといわれています。肌が直に触れ合うことで安心し、精神的に安定するそうです。

また、密着して抱っこできるということは、それだけ安定していて赤ちゃんが揺れない姿勢になっています。そのため、抱っこしている大人は普段通りの自然な動きが可能です。

抱っこする人への負担も少なめ

赤ちゃんの体重を紐のように線で支えるのではなく、布の面で支えるベビーラップは、抱っこするママやパパの負担を減らします。両肩に掛ける布が幅広なので、そのぶん赤ちゃんの体重が分散されるのです。

布同士の摩擦も、赤ちゃんの体重の負担を減らします。肩だけでなく、背中や腰にも布を巻いているので、上半身全体で赤ちゃんを支えている状態です。

そのため、ベビーラップでの抱っこは、長時間していても疲れにくいのが特長です。赤ちゃんと触れ合いながら家事や仕事に取り組めます。

どんな体形の人でも使える

大きな一枚布でできているベビーラップは、体に巻きつけてぎゅっと結んで使います。そのため、体形に合わせて自在に調整できるというのもメリットです。標準的な体形より小柄でも大柄でも、問題なく使えます。

バックルでとめるタイプの抱っこ紐は、調整できる幅に限界があるため、体形によっては安全に使えない可能性があります。その点、夫婦で抱っこ紐を共有したいという場合にも、ベビーラップは向いています。

男女では体形が違うため、バックルでとめる抱っこ紐は都度サイズ調整が必要です。一枚布のベビーラップなら装着しながら自然と調整できるので、わざわざサイズを変える手間がありません。

ベビーラップとスリングの違い

抱っこをするのに使う布製のアイテムに「スリング」があります。ベビーラップと似た印象のあるアイテムですが、どのように違うのでしょうか?

たすき掛けをして使うのがスリング

密着度の高い状態で赤ちゃんを抱っこできるベビーラップは、大きな一枚布を体に巻きつけて使います。布と体の間にできたポケット状の隙間に赤ちゃんを抱っこします。

自分の体に合わせて調節できるので、間違った姿勢で抱っこをしてしまう危険性が少ないのも特徴といえます。

一方スリングは、片側の肩にたすき掛けして使うアイテムです。正しく装着してハンモック上になった布の中に赤ちゃんを入れて抱っこします。

ベビーラップのように結ぶ必要がないので簡単にできそうですが、不安定状態になると赤ちゃんが抜け落ちることもあるため、片手を添えておくなどの注意が必要です。

おすすめのベビーラップブランド6選

さまざまなブランドから、それぞれ特徴のあるベビーラップが展開されています。

どのような特徴があり、どんな人におすすめなのかを解説していきますので、自分に向いたものを選んで快適に赤ちゃんを抱っこしましょう。

ドイツの老舗『ディディモス』

今でこそスタンダードなアイテムになったベビーラップですが、世界で最初に製品化されたのは1972年のことでした。そして、そのときに製品化したのがディディモスです。単にベビーラップを作って販売しただけでなく、より薄くて丈夫な素材の開発も実施しました。

ディディモスのベビーラップはシンプルな一枚布タイプ。ベビーラップの巻き方の開発もしています。専門家と研究を重ねた巻き方は、赤ちゃんを快適に抱っこできるでしょう。

公式サイトでは対面抱っこからおんぶのしかたまで紹介しています。

公式サイトはコチラ>>https://didymos.jp/

シンプルな1枚布の『モービー』

モービーのベビーラップはシンプルな1枚布で、金具やプラスチックパーツが赤ちゃんに当たる心配がありません。デザインもスタイリッシュでフリーサイズのため、ママやパパ、家族との兼用も可能です。洗濯機で洗えていつでも清潔に使えます。

人間工学に基づいた仕上がり『ボバ』

創設者夫妻が自分たちの子どもを抱っこするときに、「一晩中抱っこしていても疲れないものはないか」と考え作り出されたのが、ボバの『ボバラップ』です。

バックルでとめる抱っこ紐のように食い込むことがなく、面で支えるのでラクに赤ちゃんを抱き続けられます。伸縮性のある生地を採用しているので、しっかり結んでいれば定期的に結び直す手間もありません。

また、活動的になってきた赤ちゃんを快適に抱っこできる『ボバキャリア』は、人間工学に基づいて作られています。赤ちゃんに最適な姿勢を保てる抱っこ紐です。

ママパパの口コミ

「子供はニコニコして入っていた 巻くのが大変だったけど、腰の負担は少なかった」(40代・静岡県・子ども1人)

シンプルでスタイリッシュ『コニー』


新生児から体重20kgまで長く使える『コニー抱っこ紐』は、自分も抱っこ紐難民だったという代表が、自分にぴったりの抱っこ紐を作りたいという思いで制作したものです。

機能性はもちろんですが、シンプルでスタイリッシュな見た目にもこだわっているため、ファッションを邪魔せずに装着できます。

抱っこしているときはもちろん、抱っこしていないときでもショールのように羽織ったままでいられるほどおしゃれ。

一枚の布でできているベビーラップではなく、Tシャツを着るようにして正しい位置になるよう調節するだけなので、装着の手間がないのもメリットといえます。サイズ調整も簡単で、ママやパパをはじめとした家族みんなで使えます。

ママパパの口コミ

「慣れるまではきつい感じがするが、しばらく使っているうちに馴染んでくる」(30代・千葉県・子ども2人)
「疲れづらく長時間使用できる」(40代・広島県・子ども4人)

ヘッドサポート付きの『スモルビ』

スモルビのベビーラップは、首すわり前の赤ちゃんも安心して使いやすいヘッドサポート付き。ヘッドサポートパッドを装着すれば、赤ちゃんの頭を支える必要はなく、簡単な家事など両手を使って行えます。

装着のたびにねじれやすい肩紐も「ねじれ防止マーク」で分かりやすく、また、サイズ調整も可能でママやパパ、家族と兼用できます。使用者の声を採用し、見た目のスタイリッシュさも機能面もリニューアルし続けています。

ママパパの口コミ

「サイズ調節ができるので、誰かと兼用で使えて便利。 マークもついているので、装着の仕方がわかりやすい。」(30代・福岡県・子ども1人)

全世界20ヵ国で愛される『ポグネー』

2005年に誕生し、全世界20ヵ国のママ・パパたちに愛されているポグネー。ベビーとのおでかけに『快適さをプラスする』をモットーに、創造的なデザインと実用性、安全性を兼ね備えたアイテムを提供しています。

ベビーラップは、肩や背中だけでなく腰ベルトでしっかり支えて身体への負担を最小限に抑える人間工学的デザイン。3重構造で赤ちゃんをしっかり包み込み、成長して体重が増えてもヒップカバーで調整ができるので長く安定して支えてくれます。

ママパパの口コミ

「密着具合がよくて、よく寝てくれた」(30代・千葉県・子ども1人)

ベビーラップの巻き方

大きな一枚の布でできているベビーラップは、正しい巻き方で使うことで、安全にラクに赤ちゃんを抱っこできます。抱っことおんぶの仕方をそれぞれ1種類ずつ紹介しますので、これを参考に巻き方を身に付けましょう。

難しそうに見えますが、慣れると意外と簡単にできますよ。

抱っこをする場合

ベビーラップで赤ちゃんを抱っこする場合、まずはベビーラップを真ん中あたりで持って蛇腹に折ります。そして、下側がおへその位置になるように、お腹に当てて、背中で交差させてから肩に掛けましょう。

ベビーラップとお腹の間にこぶし1個分のスペースを作ったら、赤ちゃんを抱き上げてベビーラップに入れます。このとき、赤ちゃんの膝裏がベビーラップの下側部分に当たるように調節しましょう。

正しく赤ちゃんが入ったら、ベビーラップの上側を赤ちゃんの肩の上まで引き上げます。そして、あなたの肩に掛けてある布をぎゅっと引き締めましょう。

その後、赤ちゃんの脚の下を通して背中側に余った布をまわし、結べば完成です。

おんぶをする場合

おんぶのときには、まずベビーラップを床に広げてから中心に赤ちゃんを寝かせます。下半分でおしりを包み、肩も覆いましょう。

次に、持ち上げて背負う準備です。右手の親指以外の指をあなたから見て赤ちゃんの左脇の下に入れて肩を持ちます。左手は親指をあなたから見て赤ちゃんの右脇に入れて肩を持ちます。

そして、あなたの右肩の上を通るようにして、赤ちゃんを背負いましょう。体を前傾姿勢にしながらベビーラップを蛇腹折りにして、背中側にまわします。赤ちゃんの膝下を通して前へ出したら、お腹の部分で余った布を結んで完成です。

肩の部分が食い込まないように、広げて調整するとよいでしょう。

ベビーラップを活用しよう

巻き方が難しそうに見えるベビーラップですが、1度覚えれば負担が少ない上、長く使える便利な抱っこの方法です。巻き方を変えることで、新生児はもちろん、活動的になってくる年頃まで抱っこできます。

赤ちゃんと常に密着していられるベビーラップは、安心感があるのはもちろん、重さを分散できるので、ラクに抱っこできる方法でもあります。

抱っこするあなたにも赤ちゃんにも快適な方法を探している人にぴったりです。

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構成・文/HugKum編集部

 

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