ママやパパを悩ませる赤ちゃんの夜泣き。夜泣きとは理由がわからないのに、ひたすら泣き続けること。おっぱいかな、オムツかな、暑いのかな、といろいろと手を尽くしても泣き止んでくれない経験のある人は多いはず。そんな夜泣きの原因や、パパママたちの経験談、対処法をご紹介します。
ママパパにアンケート!夜泣きはいつからいつまで?
まず、ママパパたちに夜泣きがいつから始まったのかを聞いてみました。そして、夜泣きがあったという人には、いつまで続いたのかをリサーチ。
赤ちゃんの夜泣きはいつから?
まず、赤ちゃんの夜泣きがいつから始まったのかを聞いてみました。
70%の赤ちゃんが夜泣きをしているので、多くのパパママが苦労しているのがうかがえます。夜泣きが始まった時期も様々ですが、生後6ヶ月までには始まったという人がおよそ半数。産後の疲れた体にはつらい時期ですね。
そして、逆に夜泣きがなかったという幸運な人が30%も。でも夜中の授乳をしている可能性はあるので、ずっと寝ていられるというわけではないのかも。
夜泣きはいつまで続く?
夜泣きがあったというママたちに、いつまで続いたのかをリサーチしてみました。
アンケートの結果は、夜泣きがなくなった時期はさまざまでした。一番多いのは、生後10ヶ月〜12ヶ月という声。一人歩きもできるようになり、赤ちゃん的にも大きな変化があるのかもしれないですね。とはいえ、1歳越えても終わらず、2歳まで続いたという人も多いので、皆さん苦労していることがわかります。
赤ちゃんが夜泣きするのはなぜ?
実は赤ちゃんの夜泣きにこれといった原因はありません。ただ、大人は体内時計で自然と睡眠と覚醒のバランスが取れていますが、まだ未熟な赤ちゃんはそのサイクルが整っていなく、寝たり起きたりを繰り返しますよね。また、月齢によって考えられる理由も違ってくるようです。
新生児~3ヶ月頃
ママのお腹にいた時のように、寝たり起きたりのサイクルが続いている生まれたばかりの赤ちゃん。睡眠が浅くなると起きてしまって、うまく寝付けずに泣き続けるということが多いようです。眠いけど眠れない・・大人でもそんなことってありますよね。オムツ変えや授乳、室温調整などをして眠りやすい環境を整えてあげましょう。また、ママのお腹にいた時の名残が残っていることもあるので、ママの心臓の音が聞こえるようにぴったりと抱っこしてあげるのも安心して眠れるポイント。
生後6ヶ月頃
睡眠サイクルが整ってくる時期ですが、この頃になって夜泣きが始まる子も多いですよね。夕方以降に昼寝をしてしまったり、逆に日中にしっかりお昼寝できなかったという場合にも睡眠サイクルが崩れるので、夜泣きの原因になることも。神経質になる必要はないけれども、ある程度日々の睡眠サイクルが同じになるように、食事やお散歩の時間を調整してあげられるといいですね。また、大人もそうですが、朝は太陽の光をしっかり浴びることで夜に眠くなるホルモンが分泌されるので、赤ちゃんと一緒にカーテンを開けてしっかり朝日を浴びましょう。
1歳
1歳すぎると、ママ・パパが横にいることで安心して寝られるという習慣がついてきます。そこで、やっと寝たと思って違う部屋に行ったり、トントンしていた手を外してしまうと、ハッと起きてしまい泣き止まない・・・ということになりがち。また、日中の出来事を夢で見て、びっくりして泣き出してしまうこともあるようです。夢を見るという経験もまだ少ないので分かる気もしますよね。寝入る直前にはなるべく1人で睡眠に入れるように体から手を離しておくなどすると、状況の変化に驚いて泣くことは少なくなるのでは。
2歳
2歳になるとイヤイヤ期が始まる子もたくさん出てきますよね。イヤイヤ期とは、何をしてもイヤ!と反抗してしまうこと。夜泣きと一緒ですね。夜泣きでもパパママたちがどんなに手を尽くしても、気持ちを落ち着けることができず、また眠ることがイヤで泣くのだと言えます。イヤイヤ期が終わるのと同時に夜泣きも終わることが多そうです。
夜泣きしない子もいる
ママたちに聞いたアンケートでは30%近くが夜泣きをしないと答えていました。夜泣きをしない赤ちゃんはなぜなのでしょう?実は、どの赤ちゃんも生まれたばかりは浅い睡眠を繰り返しているので、多かれ少なかれ目を覚ますことがあるよう。でも夜泣きしない赤ちゃんは、自分でいつの間にか眠りにつけるようです。だから、夜泣きをしないうちの子は変なの?と気になってしまうパパママも心配は無用。また、眠る前の絵本など、決まったルーティーンで睡眠の切り替えがしっかりできるという子も多いかもしれないですね。
みんなが実践していた夜泣きの上手な対処法
夜泣きに困ったパパやママが、夜泣きの時に実践していた対処法を教えてもらいました。夜泣きに悩んでいるパパママは、すぐに実践してみて!
抱っこや授乳してあやす
夜泣きしてしまったら、とりあえず抱っこするという声が多数。またついでにミルクをあげて、オムツも変えて、気分の切り替えをするという人も。
・立って抱っこし、おむつ替えとミルクを飲ませる (30代・大分県・子ども3人)
添い乳
一番効果が高そうなのが添い乳。ママも起き上がる体力がない場合や、抱っこして置いた時にまた泣いてしまう、という時には添い乳をするという人も多いようです。
・ひたすら抱っこして家の中をウロウロし、落ち着いてきたところで添い乳してあげました。 (20代・熊本県・子ども2人)
背中やおなかをトントンしてあげる
赤ちゃん自身も不安だったり興奮してしまっている可能性もあるので、寝かしつけるように背中をトントンしてあげると落ち着く場合もあるようです。
・抱っこで背中とお腹ポンポンして落ち着かせる。 (30代・茨城県・子ども3人)
一度気分をリセットする
・ベランダに出て起こしてから寝かせる。 (40代・北海道・子ども3人)
子守歌を聞かせる
優しい子守歌を聞くと、気分が切り替わりまた眠りについてくれる赤ちゃんも多そうですね。
・揺らしながら子守歌 (30代・埼玉県・子ども1人)
少し放置して泣きたいだけ泣かせる
泣きたいだけ泣かせてあげると、自然に落ち着いて寝てくれる場合もあるよう。
・安全確保して泣きたいだけ泣かせる (30代・神奈川県・子ども3人)
睡眠サイクルが整うと落ち着く夜泣き
パパママにとっても睡眠が削られて、いつまで続くの・・・と悩んでしまう人も多いはず。でもたくさんのパパママがあの手この手で対処していることが分かりましたね。また、成長につれて睡眠サイクルは必ず整ってくるものなので、思いつめずに、しばらく泣かせてもいいかなとラクに構えるのもよいでしょう。そして赤ちゃんがお昼寝する時には一緒に寝て、体力を温存しておくのがオススメです。
文・構成/HugKum編集部