子育て中、1日のルーティンの最後の項目である「寝かしつけ」。日によって寝かしつけにかかる時間はさまざまで、気がつけば1時間以上たっても全く赤ちゃんが寝てくれる気配がないこともあったり…。しまいには寝かしつけているママパパが先に寝落ちしてしまうパターンも少なくないですよね。寝かしつけがスムーズにいく方法をいろいろ試してみたママパパも多いのはないでしょうか。
目次
寝かしつけが必要な新生児、寝ないのはなぜ?
赤ちゃんを寝かしつけるまでいつもより時間がかかってしまう…なんて日、よくありますよね。新生児が寝ない理由はさまざまです。まずは赤ちゃんが寝ない理由を探してみましょう。
新生児が寝ない、考えられる原因は?
オムツがぬれていたり、ミルクの後のげっぷが出ていないことが原因でぐずっている場合や、体調を崩しているとき、もしくは暑すぎたり寒すぎたりなど周りの環境が影響していることも。まずは赤ちゃんが寝ない理由を探してみて、どれも当てはまらない場合は、生活リズムを見直してみるのもひとつの方法です。毎日同じ時間に起きて寝る、そして眠りにつく前の日課を習慣化させることで赤ちゃんも寝る前のサインがわかるようになると言われています。
新生児が寝ないとき、放置しても大丈夫?
赤ちゃんはママパパがただそばにいるだけでも安心することができます。寝ないからといって赤ちゃんを放置するのではなく、できるだけそばにいて顔を見て話しかけたり、スキンシップをとってみたりするなどして赤ちゃんの様子をみるように心がけましょう。
赤ちゃんの寝かしつけにかかる時間はどれくらい?
新生児の寝かしつけにママパパはどれくらいの時間を費やしているのでしょうか。アンケート調査を実施しました。
Q.1歳未満の赤ちゃんの寝かしつけにかかる時間は、平均どれくらいでしたか?
今回のアンケート結果によると、新生児の寝かしつけにかかる平均時間は「30分」という回答が一番多かったです。しかし意外にも約40%の回答が寝かしつけにかかる時間が「20分以下」であることでした。半数以上のママパパが30分以内の寝かしつけに成功しているということがわかった一方、25%は45分以上寝かしつけにかかっていることも明らかになりました。ではママパパたちはどのような方法で赤ちゃんを寝かしつけているのでしょう。効果的な寝かしつけ方法を教えてもらいました!
ママパパが実践している効果的な寝かしつけ方法
新生児ママに効果的な寝かしつけ方法を教えてもらいました。寝かしつけに困っているママはぜひ参考にしてそれぞれの赤ちゃんにあった方法を見つけてみてください。
授乳や添い乳をする
ミルクや母乳を飲ませて寝かしつける方法は今回のアンケートで一番多くみられた回答でした。赤ちゃんは小さな体でたくさんの体力を使ってミルクを飲んでいます。授乳をしているときに赤ちゃんが寝落ちすることもよくあるみたいですね。寝転んで母乳をあげる添い乳では、疲れたママが一緒に寝てしまうこともあり、赤ちゃんがベッドから落ちたり、窒息したりしないよう注意が必要です。
「添い乳か抱っこ紐をつけて抱っこして、ひたすら家をウロウロしてました。」(20代・熊本県・子ども2人)
抱っこして寝かしつける
ママパパとのスキンシップがはかれる抱っこは赤ちゃんは大好き!ママパパのぬくもりを感じる腕の中は、赤ちゃんが1番心地よい居場所なのかもしれませんね。
「抱っこしてたら気づいたら寝てる。 泣いても放置したら気づいたら寝てる。」(30代・福岡県・子ども3人)
トントンしながら添い寝する
赤ちゃんの呼吸と同じ速さで背中や胸、おしりをトントンしてあげると安心して眠りやすくなるといわれています。添い寝をすることで大好きなママパパとのスキンシップもでき、赤ちゃんの心も落ち着くみたいですね。
「添い寝でトントンする。しなくても寝てくれる事もある。」(20代・埼玉県・子ども1人)
部屋を暗くし眠りやすい環境にする
赤ちゃんが眠りやすい環境を作ることは寝かしつけにおいて特に大切なことです。温度や湿度設定、照明、音など赤ちゃんが心も体も落ち着く環境を整えてあげましょう。
「自分がゆったりとした気持ちになって赤ちゃんを落ち着かせる」(30代・埼玉県・子ども1人)
寝る時間を習慣つける
寝かしつける前の行動を毎日同じようにすると寝る時間を習慣つけやすいといわれています。規則正しい生活を送って生活のリズムを整えることが乳幼児の頃から大切であり、毎日同じ時間に決まったことをするように心がけましょう。
「『寝る時間だよ』と声をかけ、そっとベビーベッドに置き、『おやすみなさい』と言ってから離れる。』(30代・富山県・子ども2人)
絵本を読み聞かせる
絵本の読み聞かせは寝る前の日課としておすすめです。赤ちゃんは絵本の内容を理解していなくてもママパパの声を聞くことで安心することができます。寝る前に本を読むことを習慣づけると、絵本を読んだら眠くなるというリズムがつくようになるともいわれています。
「絵本を何冊か読んだ後、部屋を暗くしてベビーラックでゆらす」(30代・東京都・子ども1人)
赤ちゃんの寝かしつけにおすすめグッズ
ママパパに寝かしつけにおすすめのグッズを教えてもらいました!
おくるみ
おくるみを使ってママのお腹にいたときの体勢を再現できる「おひなまき」をすると、赤ちゃんが安心できぐっすり眠ってくれることもあるそうです。通気性もよく汗も吸収してくれるコットン100%生地は肌触りも抜群です。授乳ケープや日よけカバーとしても使えるので眠りにつかせるときに1枚あったらとても便利ですね。
エルゴ 抱っこ紐
身体にフィットする心地よさで人気のエルゴの抱っこひも。歩いていると抱っこ紐の中で自然に眠っていることも。
「包まれている安心感があるのか落ち着いてくれる!泣いて泣いてダメな時は効果あり」(30代・埼玉県・子ども2人)
ナチュアスッテンおしゃぶり
デンマーク発の天然ゴム製おしゃぶり。シリコンより柔らかくオーガニック素材であるという点も人気の秘密のようです。
NUKのおしゃぶり
自然に鼻呼吸できる形に設計されたNUKのおしゃぶりは赤ちゃんのお口にフィットして安眠できるといわれています。いつも使用している哺乳瓶と同じ口をしたおしゃぶりだと赤ちゃんも落ち着くのかもしれませんね。
「安心するのかとても良いみたいでもう手放せない 親も楽になる」(20代・長野県・子ども2人)
テテオの入眠ナビ
赤ちゃんの口からはずれにくい設計がされており、眠りにつくときのために作られたおしゃぶりです。電子レンジでカンタン除菌できる手軽さはママにとってもうれしいポイントです。
セガのドリームスイッチ
動く絵本プロジェクターの「ドリームスイッチ」。天井に映し出される絵本をみながら眠りにつくことができ、10分の物語が終わると眠りをナビゲートするキャラクターが登場するなど眠りを誘う工夫がされています。英語に対応している物語は英語でも聞くことができるのもうれしいですね。
ディズニーいっしょにねんねすやすやメロディーくまのプーさん
通常テンポとスローテンポが選べられるようになっていて、赤ちゃんがリラックスできる胎内音や波の音などの環境音も聞くことができます。プーさん以外にもミッキーとミニーが発売されており、寝るときは手放せなくなるような寝かしつけアイテムです。
ディズニーのCD
ディズニーソングのオルゴール版が聞けるCDは胎教にもよさそうということで妊娠中から聞いていたママもなかにはいるそうです。オルゴールのやさしい音に赤ちゃんも心が落ち着くのかもしれませんね。
はらぺこあおむしの絵本
「はらぺこあおむし」は世界中で愛されているロングセラーの絵本です。しかけのあるページをめくるたびに出てくるカラフルな絵は字がまだ読めない乳幼児でも視覚で楽しめます。
おそらのえほん
スマホを使って簡単に寝室がシアターに変身!ディスクと専用プロジェクターを携帯につけるだけでお部屋の天井に絵本が映し出される仕組みになっています。専用アプリで絵本のテキストがみられ、ママの声で読み聞かせができます。ベットに寝転んで寝る前の楽しい親子タイムになりそうですね。
寝かしつけの親子タイムを大切に
育児や仕事で疲れ切っているママパパは、赤ちゃんにちょっとでも早く寝てほしくて、つい気持ちが焦ってしまうときもありますよね。しかし、寝かしつけはスキンシップがとれる大切な親子タイムでもあります。先輩ママパパたちがやっている効果的な寝かしつけ方法をヒントに、赤ちゃんのお気に入りの寝かしつけ方法を探してみて下さい。
文・構成/HugKum編集部