読みきかせは胎教にも!プロが選ぶ「妊娠中に読みたい絵本」13選

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お母さんが寛ぎ、ゆったりと幸せな気持ちになれる絵本や、生まれてくる子どもに「この世界はすてきなところだよ」と伝えられるような絵本をおなかの赤ちゃんに読み聞かせしてみてはいかがでしょう。胎教にも、お母さんのヒーリングにもいい絵本をおすすめします!

絵本を読み聞かせる胎教の効果とは?

胎教とは?

赤ちゃんはおなかの中で外の音を聞いているといわれます。胎児の耳の機能が完成すると言われる妊娠20週ごろ以降から、徐々に絵本読み聞かせや音楽を聴かせるなどを始めてみるといいでしょう。「胎教」とは、胎児への教育、つまりおなかのなかにいる赤ちゃんの気持ちが安らいだり、身近な人の声を認識するはじめの一歩を踏み出すことです。

絵本の読み聞かせの効果

おなかの中の赤ちゃんに音を聞かせることで何かを覚えさせたり、音楽を記憶させることで才能が花開くといった効果までは検証されていません。ただ、赤ちゃんは身近な人の声、特にいちばんそばにいるママの声はしっかり認識しているともいいます。その意味で、赤ちゃんの存在を大事に思っているよ、と言うメッセージとして声をかけたり、簡単な絵本を読んであげたりすることは親子コミュニケーションの第一歩。ママも読み聞かせをすることで、母親になる心の準備ができるでしょう。

絵本の読みきかせはいつから始める?

おなかの赤ちゃんの聴覚が完成する妊娠20~25週ごろから

胎児の聴覚は妊娠20~25週にかけて完成すると言われています。そこで、お母さんが寛ぎ、ゆったりと幸せな気持ちになれる絵本や、生まれてくる子どもに、「この世界はすてきなところだよ」と伝えられるような絵本をおなかの赤ちゃんに読みきかせをしてみてはいかがでしょう。

胎教に関するママの体験談

HugKumでは、妊娠中の絵本を読み聞かせる胎教について、アンケートで聞いてみました。ママたちの体験談をご紹介します。

「聞こえていそうだから。赤ちゃんとコミニュケーションをとっているみたいで楽しい」(30代・岐阜県・子ども2人)
「昔話を聞かせていました。自分も昔話を思い出すのにいいきっかけだったから。 息子は昔話が大好きです。おなかの中でよく聞いていたからかよく読んで~と言ってきます」(30代・鹿児島県・子ども1人)
「子どもも自分も穏やかな気持ちになれるかなと思ったので。 子どもと繋がっているような気持ちになれた」(30代・東京都・子ども2人)
「海外で出産した為に日本語を聞かせたかったから。自分の心も穏やかになった」(40代・秋田県・子ども1人)
「やってみたかったから。効果等は別として、その時しかできないいい思い出になった」(40代・神奈川県・子ども2人)

胎教にも、お母さんのヒーリングにもいい絵本を『この本読んで』編集部が5冊おすすめします!

ママの癒し効果も!妊娠中に読みたい「胎教にいい5冊」

『てをつなぐ』

作/鈴木まもる(金の星社)

お腹の赤ちゃんの小さな手を想いながら、ゆっくりと読みたい

「ぼくはおかあさんと てを つないだ」、お母さんは妹と、妹はお父さんと……。つないだ手が、どんどんつながっていきます。お相撲さん、図書館の人、お医者さん。やがてその手は、肌の色も話す言葉も違う、外国の人の手につながります。そして、人間にとどまらず、ウサギ、ライオン、クマ、タコと、あらゆる生きものたちの手とつながっていきます。手をつなぐとあったかいね。こんなふうに地球上のみんなが手を携えれば、争いも環境破壊も、人種を越え話し合って解決できるように思います。

『この世界いっぱい』

 

作/リズ・ガートン・スキャンロン 絵/マーラ・フレイジー 訳/長田弘(ブロンズ新社)

大人が読みたい絵本。声に出してお腹の子の胎教にも

浜辺で遊ぶ子どもたち、収穫物を市場へ持ち寄る人たち。夕日に肩寄せ合う老夫婦。木々を渡る風も、なぐりつける雨も、移ろいゆく自然の一部。やがて夕闇が迫る頃、人々は家路を急ぎ、あたたかな夕食に集います。私たちすべては、この地球上に生かされているのだということを実感せずにはいられません。この世界いっぱいに満ち溢れている幸せに感謝し、日々を大切に生きていこうと思える、抒情詩のような絵本。2009年、コルデコット・オナー賞受賞作です。

『クジラにあいたいときは』

 

 文/ジュリー・フォリアーノ 絵/エリン・E・ステッド 訳/金原瑞人(講談社)

生まれてくる子を想像しながら、時にはパパの読みきかせも

「クジラに あいたい ときは まどがいる」、「それと うみも」。小さな男の子は、窓辺に置いた高イスにちょこんと座り、首をかしげて海を見ています。「そして まって ながめて」。

クジラに合うには時間も必要なようです。「あれはクジラかな?」と傍らにいるイヌに相談している後ろ姿が愛らしく、まだ見ぬわが子を重ね合わせてしまうかもしれません。空想の世界で翼を広げて、遥かな海原を冒険しているのをそっと見守ってあげてください。

ママパパの口コミ

「子育てが楽しみになった」(30代・宮城県・子ども2人)

『よあけ』

 

作・画/ユリー・シュルヴィッツ 訳/瀬田貞二(福音館書店)

ママが不安定な気持ちの時は、穏やかなトーンで読んで赤ちゃんとの繋がりを感じて

山に囲まれた湖。暗闇の山端にひと筋の陽の光が差し、空気は藍から薄紫色に染まりはじめました。木の下では、毛布にくるまった祖父と孫が、まだ寝息を立てています。やがて、湖面にさざ波が起こり、もやが立ち込めました。あたりはゆっくりと少しずつ明るくなってきます。夜明けです。起きだした二人は身支度を整え、朝日が輝く湖に舟を漕ぎだします。言葉がほとんどないこの絵本は、全編、静謐な空気が漂う絵本です。

『あさになったので まどをあけますよ』

 

 作・絵/荒井良二(偕成社)

お腹の赤ちゃんに絵本の読みきかせをしながら、心を整えましょう

ページをめくると、大きな山あいに広がる町の風景が目に入り、清々しい空気が漂ってくるようです。「やまは やっぱり そこにいて きみは やっぱり ここにいる だから ぼくは ここがすき」と、牧歌的な詩が続きます。街や川面に映る岸部、海辺の砂浜など、誰もが生まれ育った故郷を思い出して懐かしくなるような、絵画のように美しい景色です。朝になったので、窓を開けますよ。あなたの町は晴れていますか? 今日も一日が始まります。

ママパパの口コミ

「ストーリーがしっかりしていて読む側も楽しめた」(40代・新潟県・子ども3人)

0歳の赤ちゃんも大好き!鉄板人気絵本で胎教を

『いない いない ばあ』

 

作/松谷みよ子 絵/瀬川康男(童心社)

まずたっぷり「いないいないばあ」と遊び、その延長で読み聞かせましょう。大げさにせず、抑揚や表情は自然な流れに任せましょう。

ママパパの口コミ

「生まれる前から準備していた本。2歳頃までは大好きで、読むたびにきゃっきゃ言って喜んでいた」(30代・栃木県・子ども1人)

『くっついた』

 

作/三浦太郎(こぐま社)

読み聞かせというより、歌うように読み、遊びましょう。「くっついた」はことさらに語尾を強調せず、シンプルに読みます。「くっついた」は、頬を両手で優しく包むしぐさをしてもいいですね。

ママパパの口コミ

「色んな生き物がくっついて最後にお母さんとお父さんがくっつくところが微笑ましい」(40代・福島県・子ども3人)

『パタパタあそぼう いない いない ばあ!』

 

作/ジュリアーノ・フェリー(小学館)

集団より、1対1が適した単純なしかけの絵本です。おなかの赤ちゃんと一緒に絵本と向き合いましょう。表紙以外に言葉はありませんので、おなかに話しかけながら、ゆっくりしかけをめくってください。ママのお気に入りのページは、くり返し何回でも読むとよいでしょう。

『ととけっこう よがあけた』

 

案/こばやし えみこ 絵/ましま せつこ(こぐま社)

タイトルと同名のわらべうたの絵本。巻末に楽譜がありますので、歌いながらページをめくってください。歌えなくても大丈夫。わらべうた絵本は、読むだけでもその楽しさが伝わるよう工夫されています。明るくリズミカルに読めば、ママも赤ちゃんも明るい気分に。

ママパパの口コミ

「赤ちゃんの頃読んでいた。語呂がよくリズム感があって楽しい絵本」(30代・広島県・子ども2人)

『ころ ころ ころ』

 

作/元永定正(福音館書店)

色と音(言葉)の絵本です。月齢や状態(機嫌がよい、眠いなど)によって、さまざまな読み方が可能です。ルールはありません。語りかけるような素直な気持ちで、リズミカルに読んでみたり、ゆったり読んでみたり、いろいろ工夫してみましょう。

ママパパの口コミ

「とにかく丸いものが転がる感じと可愛さで盛り上がった」(40代・新潟県・子ども3人)

『たたくと ぽん』

 

作/寺村輝夫 絵/和歌山静子(あかね書房)

絵本を使って遊びます。「ぽん」と卵をたたくとひよこ。ひよこをたたくと、にわとりに。「ぽん」を先に読んでから、ページをめくると効果的です。そのとき自分のおなかを、「ぽん」と軽くたたきます。赤ちゃんとコミュニケーションをとっている気分になれますよ。

『がたん ごとん がたん ごとん』

 

作・絵/安西水丸(福音館書店)

貨物列車が線路を走っていきます。乗り込んでくるのは、哺乳びんだったり果物だったり、ネコだったりで統一感がないのだけれど、最後のページで「こうなるのか!」となります。「がたん ごとん がたん ごとん」は子どもたちの大好きなリズムです。丁寧にテンポよく、はっきり読んであげましょう。

ママパパの口コミ

「反復言葉が楽しそうでした」(30代・千葉県・子ども2人)

『わんわん わんわん』

 

作・絵/高畠 純(理論社)

動物の鳴き声が、さまざまな書体、デザインで配置されていて、同じ「わんわん」でも、それぞれに違った気持ちが込められていることがよくわかります。0~1歳児の好きな動物の鳴き声だけで構成された絵本です。赤ちゃんが目の前にいることを想像しながら読んでみましょう。

ママパパの口コミ

「色んな動物の鳴き声だけの絵本だが、子どもにはウケが良いようで何度も読んだ記憶があります」(30代・東京都・子ども2人)

子どもと一緒に、心温まる絵本との出合いを

本の世界に浸ることは子どもの心の奥行きを広げます。それがママの読みきかせだったら、子どもは本の世界にぐんぐん引き込まれ、本の中でいろいろな経験を積んでいくことでしょう。「子どもの心をもっと育てたい!」そう思っているけれど何を選んでいいのか迷ったときは、『この本読んで!』から選んでみてはいかがでしょうか。

読みきかせや絵本についてもっと知りたい方はこちら!

絵本と読みきかせの情報誌『この本読んで!』

毎号100冊の新刊絵本紹介や、対象別おはなし会プログラム、絵本作家のインタビュー、赤ちゃん絵本・のりもの絵本などテーマによる特集など、役立つ多彩な内容を見やすいカラー誌面で構成。家庭での読みきかせはもちろん、学校の朝読の参考にもなる情報が満載。全国各地で読みきかせ活動をされているボランティア、司書、教師の方々に支持されています。

2024年3月5日発売の最新号(90号)の特集は「第5回 親子で読んでほしい絵本大賞」、「ハッピーエンドの絵本」「読書バリアフリー」ほかになります。

絵本と読みきかせの情報誌『この本読んで!』

 

絵本セレクト・文/『この本読んで!』編集部 構成/HugKum編集部

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