東大生が子どもの頃、好きだった絵本BEST3を発表!国語脳を鍛えるには、読んだ後の親子の語り合いが不可欠

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 天才子役として名を馳せ、難関中学に進学した女優の芦田愛菜ちゃんが、小学生の頃、年間180冊本を読んでいたというのは有名な話。ですが、東大生たちも、幼少期の読書量は負けていなかったようです。20代〜40代の東京大学の学生・卒業生257人を対象にした、「自分が受けた幼少期の教育」に関するアンケートでは、「育脳」と「幼少期の読書」の相関関係がうっすらと見えてきます。東大卒ママの会がまとめた『東大卒ママたちに教わる、「東大脳」を育てる3歳までの習慣』(小学館)から、東大生の読書事情をのぞいてみましょう。

東大生が子どもの頃、好きだった絵本ベスト3は?

 

 

 

  東大生は「本が好き」という噂は本当です。東大卒アンケートでも、約7割の人が「本が好き」と回答しています。子どもの頃に読書をした人は、成人してからも読書量が多く、社会性や自己肯定感が高いという調査結果も出ているそうです(国立青少年教育振興機構 2013年)。

 それでは、東大生が好きだった絵本はなんでしょう? アンケートで上位を占めたのは、すべて大ロングセラーの絵本ばかり。アンケートの回答コメントもあわせてご紹介しましょう。

1位 『ぐりとぐら』シリーズ(福音館書店)

「カステラが卵でできていることを知ったり、料理の仕方を覚えたりしました」

2位 『はらぺこあおむし』シリーズ(偕成社)

「歌のように読んでいたら、いつのまにか曜日を全部覚えていました」

3位 『ノンタン』シリーズ(偕成社)

 「リズミカルに繰り返し同じ言葉が使われていて、たくさんの言葉を覚えました。歯磨きやトイレなど、生活習慣を学ぶのにも最適」

 

絵本の読み聞かせが習慣化している家庭が多数

 アンケートでは、「3歳頃には毎晩寝る前に絵本を2、3冊読んでいた」「3歳で毎日10冊は読んでいたと思う」「20冊程度の読み物シリーズを繰り返し何年も読んでいた」「記憶にある限り、毎日数時間単位で読んでいた」などの声も寄せられています。また、

「物ごごろつく前から家にはたくさんの本があり、寝る前などに母に本を読んでもらうのが楽しみでした。その後、小学生になっても本を読むのが大好きで、図書館にあるページ数の多いシリーズを読破しました。大学入試で長文問題を読むのが苦でなかったのは、子どもの頃からの習慣のおかげかもしれません」と語る東大卒ママもいました。

 国語力はすべての勉強の基礎。それが培われるのが幼少期からの読み聞かせや読書ではないでしょうか。

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東大生は、絵本を読んで終わりではない! 親子で語り合い国語脳を鍛えていた

 

 

東大生たちの子どもの頃の読書事情。ただ読んでいたばかりではありません。ここからがすごいのです。なんと、読み終わったら、その絵本の内容について親子で語り合ったり、絵本に出てきた動物など本物に会いに行ったりしたといいます。

「幼い頃、本の内容について親と話すのが大好きでした。親が1ページ飛ばして読むとすぐにわかるほど、読んだ本について詳しくなりました」

「(絵本を読んだあと)動物園で本物のライオンを初めて見たときとても印象に残り、家で何度も真似をして遊んだり、ライオンについて食い入るように観察していたそうです」

 読み終わった絵本について語り合うことは、復習につながり、子どもは一生懸命記憶をたどり、記憶にかかわる回路が鍛えられるそう。絵本に出てきた動物などの本物を見に行くことは、子どもの好奇心を刺激し、探究心も伸ばせるそうです。 

 こうやって見てみると、絵本について語り合うのも、動物園に行くのも決して難しいことではありませんよね。私たちの日常でも取り入れられそうです。ぜひ、ご家庭でも今日から絵本の読み聞かせを始めてみましょう。 

 

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著者

東大卒ママの会

東大を卒業し、0~4歳の子育て真っ最中のママたちが執筆。東大生・卒業生257名へのアンケート分析を基に、実際に自分たちが受けてきた教育を振り返り、「今すぐ実践できる」育脳メソッドを提案している。

文・構成/小学館出版局生活編集室

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