大量に出される夏休みの宿題。普段とは馴染みのない宿題もあり、親の手がないと終わらせられないという家庭も多いのでは。今回は、どのくらいママ・パパが手伝っているのか、また苦手な宿題、宿題を効率的に進めるコツなどをリサーチしました!毎年、子どもの宿題に苦戦している人は必見です。
目次
夏休みの宿題、親はどこまで手伝う?
子どもだけではなかなか進まない宿題。手伝いたいけど、手を出し過ぎるのも良くないしと悩んでいる人も多いですよね。そこで、7歳〜12歳の子をもつママ・パパに、夏休みの宿題をどこまで手伝うかアンケートを実施。実際、どのようにしているのかを聞いてみました。
Q.お子様の夏休みの宿題は手伝いますか?
約15%の人が「基本的に手伝う」と回答。そして、一番多く半数以上を占めていたのは「内容によっては手伝う」という人たち。子どもの苦手な宿題は手伝わざるを得ない場合が多いですよね。また、約23%の人は「手伝わない」と回答。それぞれの意見を聞いてみました。
『基本的に手伝う』
たくさんある宿題。それぞれの内容を理解しているかどうかをチェックするためにも手伝うという声が。せっかく取り組んでもやり方が違った、なんていうことがあったら残念ですもんね。
『内容によっては手伝う』
普段の宿題とは違う内容のものや、自由研究は親が手伝うという人が多いよう。苦手意識を持っているものは夏休み中に解消しておきたいですよね。
『手伝わない』
自分なりに取り組ませるために手伝わないという人も。自由研究なども子どもならではの発想が浮かぶかもしれませんね。
小学生が苦戦しやすい夏休みの宿題は?
ここで、小学生が苦戦してしまうという夏休みの宿題をリサーチ。1位はやっぱりアレ?!
ダントツ1位は自由研究。自由と言われるとさらに悩むというものですよね。そして、1位に匹敵する勢いなのが読書感想文。苦手という子も多い上に、本を選ぶところからつまずく子も。またポスター・絵日記は普段はないやり慣れていない宿題なので、取り組みにくいのかもしれないですね。
自由研究はテーマ決め・まとめが苦手
自由研究が苦手という理由は、やはりテーマ決め。夏休みの最初にテーマを決めておかないとならず、何日も悩んでしまうという子も多いのでは。また、まとめ方も自分でスラスラできる子は少ないですよね。
読書感想文は書くのがが苦手
読書感想文は、書くのに苦労するという声が大半。親も苦手だったり、正解がないものなのでどのように書いていけばいいのか悩んでしまう子がたくさんいるよう。
ポスターは描くのがが苦手
ポスターは出されたテーマに沿って、図案を考える必要がありますよね。見たものを描けばいいというものではないので、描き出しから悩んでしまう子が多いよう。そもそも絵が苦手という子も少なくないですよね。
日記・絵日記はまとめるのが苦手
日記はあったことや思い出を書けばいいものの、きちんと書かなければと思うほどに書き方に悩んでしまうよう。絵日記の場合は、絵での表現も必要なので、取り組みにくいもののようですね。
学習系ドリルは取り組むのが苦手
お勉強系のドリルは苦手だという子が多いよう。特に理解できていなかった部分などは取り組むのも大変だし、親も気分を乗せるのが難しいですよね。
子どもたちの夏休みの宿題エピソード
子どもの夏休みにはいろいろな思い出がありますよね。残念なものから素敵!というものまでご紹介します。
『苦手な宿題は後回しにしてしまう』
サクッと終わるものは夏休み前半に終わらせて安心していると、手間がかかるものが手付かずで残っていたなんていうのはあるあるなエピソードですよね。
『やる気があって感心!』
自ら宿題を早めに終わらせてしまったという素晴らしい子や、受験中にも関わらず頑張ったという子も。親から見てもすごいなんて羨ましいですね。
『親がほぼやった自由研究が入選してしまった』
自由研究は親が手伝うという人が大半。でも、うっかり親の力が入りすぎたり、ほぼ親がやってしまうなんて人も少なくないのでは。賞を取ってしまうのは気まずいですね(笑)
『宿題を溜めてしまい泣きながらやる。さらにやり直しを言い渡され…』
とにかく宿題を夏休みの最後まで残してしまうエピソードは多いですよね。その上、提出したものをやり直しさせられたなんていう悲しいエピソードも。
『絵の課題を放置してた結果…』
なかなか取り組むことができないポスターなど絵の宿題。ギリギリにやろうとすると絵の具が足りないというのはあるあるなのでは。買いに行くと人気の色がないなんて焦りますよね。
『屋外で実験して熱中症になりかけた』
猛暑が続く夏休み。外での実験を長時間続けて、熱中症になりかけたという子も。無事でよかったです。
夏休みの宿題を計画的に進めるコツ
みんなが悩んでいる、夏休みの宿題を計画的に進めるコツをママ・パパにリサーチ。今年の夏こそはすっきり宿題が終わらせられるはず!
スケジュールを決めて進める
夏休みの最初に宿題を一覧にまとめ、スケジュールを組むという声がたくさん挙がりました。学習系は早めに終わらせてしまい、残りの時間はじっくり取り組めるようにするという人も。また、終わっていく様子が見えるとやる気も出そうですよね。
毎日コツコツやる習慣をつける
一日になるべく多くやってしまうのではなく、毎日少しずつやる習慣をつけるという声も。夏休みをダラダラ過ごさないようにもなりますよね。
夏休み前からから準備を始める
出ると分かっている宿題は夏休み前に準備をしておくという人も。気に入った本は買っておく、知りたいと思ったことはリサーチしておくなど、事前準備があればスムーズに取りかかれますね。
学校の授業と同じように時間を区切る
学校の授業と同じような時間配分で宿題をすると、生活サイクルの乱れも防げる上に、無理なく取り組めそうです。
宿題をすごろくにしてやる気アップ!
子どもが楽しい気分で取り組めるのが、宿題すごろく。ゲーム感覚で、ゴールに向かうほどに宿題が終わるのは一石二鳥ですね。
遅れた宿題の挽回に!おすすめのアイディア
気づいたら終わっていない宿題がたくさんあった、なんていう時は焦ってしまいますよね。挽回するためにはどんな作戦があるのでしょう?
得意な宿題から片づける
得意なものは取り組みやすいので、先に終わらせてしまい、苦手なものはなるべく時間をかけるという声が。
範囲を決めて集中的に取り組む
急に焦って長時間取り組みのは子どもも抵抗感がありますよね。それよりも、少しずつ着実に取り組むという声も。
集中できる時間帯にやる
午前中に終わらせて、集中力が切れてくる午後は遊び時間にするなど、集中して取り組める時間を作るという人も。集中すれば早く進められますよね。
宿題や遊びのルールを決める
宿題をしたらゲームや遊びができるのは、子どもにとっても分かりやすく、すぐに頑張れそうですね。
苦手なものは手伝って、できるものは自分でというメリハリを
子どもが苦戦しやすい宿題や、スムーズに進めるコツが色々と出てきましたね。親も全てを手伝ってしまうのも大変だし、子どもの自主性を育てるためにも、できるものは自分でやるように促し、苦手なものはフォローする、という態勢でメリハリをつけるのが良さそうです。夏休み=宿題、という思い出になってしまうのは残念なので、ぜひスムーズに終わらせる方法を一緒に考えてあげてくださいね。
文・構成/HugKum編集部