離乳食のひじきはいつから?量は?おすすめのうどんやおやきレシピも伝授!

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。海藻のひとつ「ひじき」には、カルシウムや食物繊維、鉄分などが含まれています。離乳食にもどんどん取り入れていきたい食材ですね。今日は、離乳食にひじきを使うときの注意点などをお話します。

離乳食のひじきはいつから?どれくらい食べていいの?

8カ月頃、「ひとつまみ」からスタート

ひじきを食べられるのは、8カ月頃から。離乳食中期の後半を目安にします。最初はひとつまみからスタート。乾燥ひじきの場合は、水で戻してからひとつまみの量です。中期の間は、2~3gくらいを目安にしましょう。

ひじきは離乳食後期から。食べられる量は5g程度

離乳食後期のひじきの量は、5g程度を目安にしましょう。後期の食材の大きさは5㎜が目安ですが、ひじきは食べにくく消化が悪いのでみじん切りでOKです。また、水溶き片栗粉などでとろみをつけると食べやすくなります。

離乳食で使うひじきの冷凍保存方法

生ひじきを購入すると、使い切れない場合がありますよね。そんな時は冷凍保存もできますので、活用してみてください。

1.生ひじきを流水で良く洗って、水切りする

2.お湯やだしで加熱する

3. 月齢に合わせて切る

4. 冷凍する

小分けした1回分を、密封できる容器に冷凍して日々の離乳食づくりに使いましょうね。

ひじきを使ったおすすめ離乳食レシピ

ひじきといえば「煮物」のイメージかもしれません。もちろん煮物はおすすめメニューのひとつですが、赤ちゃんはその色を見て嫌がることもあります。うどんに入れると、一緒にツルツルっといただけます。ひじきメニューに「うどん」も取り入れてみてくださいね!

しらすとひじきのうどん

 

手順は完了期ですが、材料の切り方と量を変えれば中期から食べられるメニューです。

<材料>

うどん 80g
しらす 10g
にんじん 10g
玉ねぎ 10g
乾燥ひじき(もどしたもの) 5g
かつお昆布だし 150ml
しょう油 0.8ml

<作り方>

・しらすとうどんは下茹でし、塩抜きしてから1㎝の長さに切る
・ひじきは水で戻してから、1㎝に切る
・にんじん、玉ねぎは1㎝にスライス

1.かつお昆布だしで、にんじんと玉ねぎを煮る

2.1がやわらかくなったら、ひじきとうどんも入れて煮る

3.しらすを入れて、しょう油で風味をつける

じゃがいものひじきおやき

離乳食後期から食べられるおやきレシピです。手づかみメニューとしても使えますね!

*「アレルギー表示義務7品目」に含まれる乳製品のチーズを使っていますのでご留意ください。

※アレルギー表示義務7品目とは
消費者庁が指定するアレルギー発症の原因になりやすい物質のこと。重篤度・症例数の多い 7 品目(鶏卵、乳、小麦、落花生、ソバ、カニ、エビ)については内閣府令で表示を義務付けしています。

アレルギーと対応策の記事はこちらを参照してください。

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<材料>

乾燥ひじき(もどしたもの) 一つまみ
じゃがいも 50g
チーズ 3g

<作り方>

・じゃがいもは湯がきやすい大きさに切る
・ひじきは水で戻して、みじん切りにする
・チーズは小さくちぎる

1.じゃがいもをやわらかくなるまでゆがく

2.1をつぶして、チーズを混ぜ合わせる

3.形作って、フライパンで両面を焼く

鶏のひじきハンバーグ

こちらは離乳食後期からの手づかみメニューとしておすすめです。高野豆腐を入れて栄養もアップ!

<材料>

鶏ひき肉 15g
玉ねぎ 5g
乾燥ひじき(もどしたもの) 3g
高野豆腐 小さじ1/2

<作り方>

・玉ねぎ、ひじきはみじん切りにする
・高野豆腐はすりおろす
・ひじきは水で戻して(、)みじん切りにする

1.材料をすべてしっかりと混ぜ合わせる

2.形作ってフライパンで両面蒸し焼きにする

ひじきのおだしごはん

離乳食後期から食べられるメニューです。赤ちゃんの月齢、発達に合わせておかゆや食材の大きさを調整してください。まいたけを抜いて7倍かゆにすれば、離乳食中期から食べられます。

<材料>

ご飯 50g
にんじん 5g
まいたけ 5g
乾燥ひじき(もどしたもの) 3g
かつお昆布だし 150ml

<作り方>

・にんじんは1㎝の千切り
・ひじき、まいたけは5㎜の長さに切る
・ひじきは水で戻して、1㎝に切る

1.かつお昆布だしで、にんじん、まいたけ、ひじきの順に煮る

2.鍋にご飯、1の具材と煮汁50mlを入れ、蓋をして弱火で炊く

離乳食のひじきに関する体験談

HugKum編集部では、12歳のお子さんがいるママやパパを対象に、離乳食のひじきに関するアンケートを実施しました。まずは、お子さんがひじきを食べた様子についてお聞きしました。

Q.離乳食でお子様はひじきを好んで(嫌がらずに)食べてくれましたか?

20%を超えるお子さんがひじきを好んで食べ、64%を超えるお子さんがひじきを口にできています。
お子さんに人気があるとは言えないひじきですが、半分以上のお子さんが食べられています。

それでは、実際のママパパの体験談を聞いてみましょう。

ママパパの体験談

「もともとなんでも食べる子だったので、特に問題なく食べてくれた。 柔らかく煮ることだけ注意した。」(20代・神奈川県・子ども1人)
「ベビーフードに入っていたひじきだったためか、嫌がることなく食べていた。」(30代・鳥取県・子ども2人)
「全くうまくいかなかった、喋れるようになってから理由を聞くと黒いから怖いと言っていた」(20代・茨城県・子ども2人)
「見た目の黒さと香りが苦手なようで食べなかったので使わなくなりました」(30代・大阪府・子ども2人)
「ヒジキは嫌がるのであえて食べさせていない。カルシウムやミネラルは他の海藻や煮干しであげてる」(30代・神奈川県・子ども2人)
「豆腐ハンバーグにして手づかみ食べしていました。水に戻さなくていいドライパウチをストックしておいてよく使っていました。」(30代・神奈川県・子ども2人)

見た目が黒いのが苦手、という声も聞かれました。他のものに混ぜたり柔らかく煮る作戦は試してみたいですね。
ひじきを入れるだけで、ぐんと栄養価がアップします。ぜひ、取り入れてみてくださいね!

記事執筆

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

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