授乳中、ママたちはさまざまな悩みを抱えています。初めての出産そして母乳育児をするなかで、授乳中の母体の変化だけでなく、母乳に関する悩みやママの食生活の影響などあらゆる面で不安や疑問を感じることが多いようです。
そこで今回は先輩ママたちに授乳中に体験したさまざまな悩みから、授乳中に抱く疑問の解決策、食生活やダイエット、薬の飲み方の注意点までまとめてみました。
授乳中、先輩ママのお悩みで多いのは?
授乳中に感じた悩みをママたちから教えてもらいました。母乳育児に慣れるまでさまざまな悩みがでてくるようですね。
母乳が出なかった
母乳育児をしたくても、母乳がなかなか出なくストレスに感じるママは少なくありません。自分を責めてしまったり不安に感じたりすることも。乳頭マッサージは医師によって賛否両論ありますが、マッサージをすることで母乳が出やすくなったというママの声もあります。まずは医師や助産師に相談してみましょう。
赤ちゃんがうまく吸えない
赤ちゃんにとってもおっぱいを吸うことは初めてのことです。体力をたくさん使って一生懸命赤ちゃんはおっぱいを吸おうとしています。間違った吸い方をしていると母乳がうまく出てこなかったり、乳首が傷ついてしまう原因にもなります。赤ちゃんに上手に乳首をくわえさせてあげるちょっとしたコツを覚えておくといいでしょう。
授乳中の痛み
個人差はありますが、産後数日たった頃から徐々に母乳が作られ始め、胸がカチカチに張りひどい痛みを感じることも。定期的に授乳や搾乳をしないとすぐに胸がパンパンになり、授乳サイクルが落ち着くまで痛みを感じることがあります。さらに初期段階は頻繁に赤ちゃんに授乳をするため、乳首が擦り切れてしまい出血する場合も。セルフケアをすることで悪化することを防ぐこともできるので痛みを感じたら早めにケアするようにしましょう。
授乳が足りているか不安
多くのママが母乳が足りているのか不安になるものです。新生児の時は基本的に約3時間おきに授乳し、母乳の場合は赤ちゃんが欲しがるだけあげても問題ありません。時期ごとの授乳量の目安を覚えておくと安心です。詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
赤ちゃんが寝てばかりで授乳ができなかった
なかなか赤ちゃんとのタイミングと合わず、定期的に授乳をすることができず悩んだママもいるようです。新生児はとくに体力がなく、おっぱいを吸っているうちにすぐに眠ってしまうことも。授乳時間が短くても体重が増えていれば問題ありませんが、授乳間隔が1時間以内だったり、おしっこの量が少なかったりすると母乳が足りていない可能性もあります。赤ちゃんの体重が減ってしまっているようでしたら、かかりつけの医院や助産師さんに相談するようにしましょう。
乳腺炎になった
母乳育児を行っているママに起こりやすい病気のひとつでもある乳腺の炎症。乳管が詰まり母乳が溜まってしまい炎症が起きる「うっ滞性乳腺炎」と、乳腺が細菌に感染して炎症を起こす「化膿性乳腺炎」の2種類があり、授乳中何度も繰り返し乳腺炎になることもあります。高熱、胸全体の赤み、しこり、頭痛などといった症状がみられたら、悪化する前に産婦人科へ受診することをおすすめします。
卒乳のタイミング
一般的な卒乳の目安時期は、歳半〜2歳頃と言われていますが、ママが子供の様子やママの体調などのタイミングを見計らって行うのがベストで周りに合わせる必要はありません。初めのうちはなかなか授乳回数を減らすタイミングがつかめないこともあるので、卒乳計画を立て、規則正しい生活を心がけることから始めてみましょう。授乳回数が減っても突然母乳が出なくなるわけではないので、お母さんはおっぱいケアを忘れずに!詳しいケアの方法は、こちらの記事をご覧ください。
次のページでは食事内容やダイエットについて解説します。