ハロウィンおすすめ絵本9選|おばけ、魔女、かぼちゃと親しむ絵本で盛り上げよう!

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近年、日本でもハロウィンイベントが浸透し、毎年この時期になると街中は徐々にハロウィンムード一色に。大人も子どもも、ドキドキわくわくするハロウィンは大好き!
そこで、『この本読んで!』編集部が選ぶ、この時期だからこそ読んでみたいハロウィンをテーマにした絵本10冊を紹介します。

ハロウィンといえば!あの英語フレーズに親しむ絵本

『ハロウィン! ハロウィン!』

作/西村敏雄(白泉社)

 

今日はハロウィンです。みんなでこわい格好をしてお菓子をもらいに行きましょう。たろう君は帽子とマントをつけて、ドラキュラになりました。それを見ていた動物たちも、「やりたいな~」。たろう君は、ネズミさんに袋を、ネコさんには黒い紙を、ブタさんにはトイレットペーパーを用意しました。さて、どんな仮装になるのでしょう。

絵本の登場人物たちといっしょに「トリックオアトリート!」と叫びながら、びっくりすることが待っているストーリー世界に出発しましょう。

『ハロウィン ドキドキ おばけの日!』

作/ますだゆうこ 絵/たちもとみちこ(文溪堂)

 

おばけが大大大っきらいで、ハロウィンが近づくと憂うつになってしまう男の子、レイ。でも、みんなはどんな仮装をするかで盛り上がっているみたい。仕方がないから、ママに手伝ってもらって、やさしそうなおばけになることにします。ところが、夜、つくったおばけにそっくりのおばけが現れました。

ハロウィンの起源など豆知識のほか、おばけの仮装のつくりかた、パーティー料理なども紹介されているので、親子で一緒にハロウィンを楽しめます。

『きょうはハロウィン』

著・イラスト/平山 暉彦(福音館書店)

 

アメリカに引っ越してきたばかりの日本人の男の子ケンちゃんは、ハロウィンの日に隣の家のピートに誘われて、一緒に近所の家を回ることに。初めての体験にドキドキワクワクのケンちゃんですが、たどり着いたのはまるで魔女屋敷のような町外れの古びた家の前でした。

本場の海外ハロウィンの様子や、ハロウィンの由来などが描かれている本格ハロウィン絵本。大人も子どもも、アメリカのハロウィンの知識を養うのにぴったりな1冊です。

かぼちゃを使ったランタンづくりや料理に親しむ絵本

かぼちゃを使ったランタンづくりや料理に親しむ絵本

『パンプキン』

写真・文/ケン・ロビンズ 訳/千葉茂樹(BL出版)

 

ハロウィンといえば、パンプキン。空気がひんやり涼しくなって、落ち葉で地面が覆われるころ、あちらこちらで見かけるようになります。春に種をまいてから、芽が出てツルが伸び、花が咲いて実が大きくなるまでを写真で見せます。

形も色も大きさもさまざまなパンプキンで、おばけランタンを作りましょう。ペンで下書きして、ふたを切り抜いて「わた」を出し、仕上げに目や鼻、口を切ったら、できあがり。写真絵本を見ながら、かぼちゃランタンを作ってみましょう!

『ハロウィンのランプ』

作・絵/小林ゆき子(岩崎書店)

 

今日はハロウィン。ジーナは「クラスでいちばんこわいランプをつくろう!」と張り切りますが、先生は、サリーさんのランプを「クラスでいちばんだね!」とほめました。ジーナはおもしろくありません。その晩、サリーとの約束を破ってジーナが出かけていったパーティーは、本物のおばけのパーティーでした。さあ、ジーナはどうなってしまうのでしょう!

どきどきするストーリーは、ハロウィンシーズンの読み聞かせにぴったりです。

怖いけど憧れ!?怖いけどかわいい? 魔女やおばけに親しむ絵本

『ハロウィーンの星めぐり 「夜に飛ぶものたち」』

詩/ウォルター・デ・ラ・メア 絵/カロリーナ・ラベイ 訳/海後礼子(岩崎書店)

 

本を開くと一面に広がる秋の夜空。魔女たちがほうきに乗って、星がまたたく夜空を飛んでいきます。その下を、仮装して出かけていく子どもたち。魔女たちは、ひらりひらりと風を切って空を飛び回り、ちょっとしたいたずらもしながら、子どもたちとともに帰っていきます。

細かいストーリーを描き込んだ絵に添えられた詩は、ハロウィンの夜を静かに過ごすのにぴったりです。ゆっくりと味わいながら読んで、楽しい1日を終えるのもいいですね。

『ハッピー ハロウィン!』

作・絵/新井洋行講(講談社)

 

「とんとんとん」と窓から誰かがやってきます。最初はおばけちゃん、次におおかみおとこくん、そして……誰もいないと思ったら、ドラキュラさん。最後はお待ちかねの魔女さんです。みんながおばけになって楽しむ、ハッピーなハロウィーンの夜!

キラキラの紙ジャケットもお祭り気分を盛り上げます。「とんとんとん」の言葉のくり返しは、皆で声をそろえて言うのもよいですね。最後のカボチャのお面は、ぜひ顔に当て、子どもたちと楽しみましょう。

『おさるのジョージ ハロウィーン・パーティーにいく』

原作/M.&H.A.レイ 訳/福本友美子 画/マーサ・ウェストン(岩波書店)

 

かわいいこざるのジョージは、なかよしの《きいろぼうしのおじさん》と一緒に、友達のグレイさんのうちのパーティーに出かけます。大好きなパーティーでグレイさんに会えると喜んでいたら、なんと魔女が玄関に。驚いたジョージですが、「今夜は仮装パーティー」と聞いて、自分も仮装してみたところ…。

おさるのジョージは、子どものやってみたいと思うすべてのことをやってくれます。そして、それを見守る《きいろいぼうしのおじさん》や《おともだちのグレイさん》ら、大人の温かいまなざしや寄り添いにも心温まるシリーズです。

『ゆめちゃんの ハロウィーン』

作/高林麻里(講談社)

米国ニューヨークに住むゆめちゃんが、初めてハロウィーンに参加する物語。読者はゆめちゃんと一緒に、海外行事を初体験することができます。準備から当日までを、アメリカの子どもたちはどんなふうにして過ごすのでしょう。

新しいことを始めたり、協力をして何かをつくりあげる楽しさ、また、自由に自分のなりたいものを考えるワクワクを絵本を通して味わいましょう。

子どもと一緒に、心あたたまる絵本との出合いを

街中がハロウィンムード一色になる中、お家でも絵本を通して、心あたたまる思い出として子どもの記憶に残ったらいいですね。

本の世界に浸ることは子どもの心の奥行きを広げます。「子どもの心をもっと育てたい!」そう思っているけれど何を選んでいいのか迷ったときは、『この本読んで!』から選んでみてはいかがでしょうか。

読み聞かせや絵本についてもっと知りたい方はこちら!

絵本と読みきかせの情報誌『この本読んで!』

毎号100冊の新刊絵本紹介や、年齢対象別おはなし会プログラム、絵本作家のインタビュー、赤ちゃん絵本・のりもの絵本などテーマによる特集など、多彩な内容を見やすいカラー誌面で構成。家庭での読みきかせはもちろん、学校の朝読の参考にもなる情報が満載。

最新号の91号(2024年夏号)は「ザ・キャビンカンパニー」「未来を拓く絵本」「防災の絵本」など、絵本選びに役立つ情報が満載です。

絵本と読みきかせの情報誌『この本読んで!』

協力/『この本読んで!』編集部 構成/HugKum編集部

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