毎日の家事の中でも特に大変なご飯づくり。家事や育児に追われた日には、「今日はもう簡単なものでいいかな…」なんて思うこともあるのではないでしょうか?
そんなときにおすすめなのが、今回ご紹介する電気圧力鍋。家庭にひとつあるだけで、毎日のご飯づくりがグッと楽になること間違いなしですよ。
電気圧力鍋とは?何ができるの?
電気圧力鍋は、火を使わなくても圧力調理ができる調理家電です。電気圧力鍋があれば、ボタンひとつ押すだけで時間のかかる煮込み料理などを、短時間で簡単に調理できます。
本来なら時間のかかる「煮込み」の工程が短時間で完了するおかげで、光熱費を節約することもできますよ!
電気圧力鍋の特徴・メリット
圧力鍋をもっていなかったり、ガス式を買ったものの使わなかったりした方の中には、「使っているときにシューシューと大きい音が出るのが怖い…」という方もいるのではないでしょうか?
電気圧力鍋はガス式に比べると音が静かになっています。そのため、圧力鍋を初めて使う人でも怖がらずに調理できますよ。それに加え、電気圧力鍋は火加減や圧力のコントロールといった、ガス式圧力鍋の難しかったポイントを自動で行ってくれます。そのため、調理の火加減が苦手な方でも安心して使うことができるんです。
家事や育児で忙しいお母さんに電気圧力鍋をオススメできる最大のポイントは、何と言っても「調理中にキッチンを離れられること」!
電気圧力鍋は、食材を鍋にセットしてボタンを押せば、炊飯器のようにほったらかしで調理をしてくれます。そのため、電気圧力鍋で調理をしている間に、キッチンを離れて他の家事をしたり、子どもとの時間を作ることができますね。
電気圧力鍋 愛用者の声
アンケートに書かれていた、実際に電気圧力鍋を愛用している方からの回答のご紹介です。
やはり、「調理中に手が空くこと」や「火を使わないこと」が、電気圧力鍋が大人気になったポイントのようですね。
「調理中は完全に手があくので、幼い子どもがいる家庭にはありがたい。」(30代・神奈川県・子ども3人)
「子どもも自由に使えて、安全性がある」(30代・東京都・子ども1人)
電気圧力鍋の選び方
実際に電気圧力鍋が欲しい!と思っても、「種類が多くてどれを選べばいいかわからない…」と途方にくれてしまう方もいるかもしれません。
今回は、電気圧力鍋の選び方について、ポイント毎にご紹介します。
容量・大きさの選び方
フライパンや炊飯器などの調理器具・調理家電は、家族の人数によって最適なサイズが変わりますよね。それは、電気圧力鍋も同じです。そのため、便利そうだからいちばん容量の大きいものを買っておこう、と購入してしまうと使い勝手が悪くなってしまうかもしれません。
電気圧力鍋は3L前後の製品が多いですが、2人以下の家族や、1食で食べきれる量だけ作りたい、という方は3L以下の製品を中心に選びましょう。
対照的に、3人以上の家族や、作り置きをするためにたっぷり作りたい、という方は3L以上の製品を選ぶことをおすすめします。ただし、容量が大きくなるとその分製品自体のサイズも大きくなります。キッチンに置いても邪魔にならないサイズに抑えることが重要ですよ。
調理機能や自動メニューの種類
電気圧力鍋の中には、「圧力調理」以外にも「無水調理」や「蒸し調理」ができる製品や、できた料理の「保温」や「温めなおし」ができる製品もあります。
また、電気圧力鍋には、料理毎に最適な温度・加熱時間で調理をしてくれる「自動メニュー」があります。この自動メニューの種類も、製品によって様々です。少ないものだと肉じゃがや豚の角煮といった人気メニューが6種類、多いものだと200種類を超える製品もありますよ!
どうせなら調理機能や自動メニューが多いものを購入したいと思うかもしれませんが、電気圧力鍋は機能が多ければ多いほど、高価だったり、操作が複雑になったりします。予算に合ったものや、自分が使いやすいと思えるような製品を購入するようにしましょう。
加熱方式の違い
電気圧力鍋の加熱方法は、マイコン式とIH式の2種類があります。それぞれにどんなメリットやデメリットがあるかのご紹介していきますね。
・マイコン式
多くの電気圧力鍋はこちらのマイコン式です。食材の入った調理容器を、ヒーターで下から加熱をする方式になります。
マイコン式のメリットは、IH式に比べて電気代が安くなること。対するデメリットは、加熱が下からのみのためIH式に比べて熱の通りに少々ムラが出やすいことです。
「電気圧力鍋を日常的に使いたいけど、ランニングコストを少しでもを抑えたい」という方は、マイコン式を選ぶのがオススメですよ。
・IH式
IH式は、電磁誘導を使うことで、調理容器を全体から加熱する方式になります。食材をムラなく加熱することができるため、料理の仕上がりにはこだわりを持ちたい!という方にオススメです。
IH式は仕上がりが良くなる半面消費電力が多く、マイコン式に比べて電気代が高くなりがちです。ランニングコストを抑えたい方は注意しましょう。
ふたの種類と違い
電気圧力鍋のふたは、スライド式とプッシュ式の2種類があります。ふたの種類なんて気にしたことがなかった、という方もいるかもしれませんが、実はふたの種類によっても使い勝手やお手入れのしやすさが格段に変わりますよ。
・スライド式
スライド式は、ふたを左右に回転させて開け閉めすることができる方式です。ふたを電気圧力鍋本体から外すことができるため、手入れがしやすいポイントがオススメですよ。ただ、調理前後にふたを外して作業をしたいときには、ふたの置き場所が必要になります。
・プッシュ式
プッシュ式は名前の通り、ボタンをプッシュすると、炊飯器のように上向きにふたが開く形式です。ふたの置き場もいらず、簡単に開けることができます。ただし、本体から一切外せないようになっている製品も多く、お手入れをするのには少々不便です。
お手入れのしやすさはどうか
電気圧力鍋はどの製品であっても、基本的にふたや本体とふたの間のパッキンなどを調理のたびに洗う必要があります。そのため、フライパンや鍋に比べると、どうしてもお手入れに多少手がかかってしまいます。
そのため、電気圧力鍋を選ぶときは、自分の調理頻度に合わせて、無理なく洗える範囲のものかどうかを確認しておくことも大事ですよ。
電気圧力鍋のおすすめ
電気圧力鍋の選び方についてのご紹介でした。ここからは、製品の多い電気圧力鍋の中でも、特におすすめのものをご紹介したいと思います。電気圧力鍋の選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 2.2L 2020年モデル
アイリスオーヤマの電気圧力鍋は、圧力鍋だけでなく通常の鍋やグリル鍋にもすることができる便利なところがポイントです。ふたがスライド式になっているため、使い方によってガラス鍋にも切り替えることができますよ。
自動メニューは69種類もあり、機能はグリル鍋以外にも「蒸し調理」や「無水調理」、「低温調理」の他にも、ほかの電気圧力鍋では珍しい「発酵調理」までもあります。
容量も2.2Lのものから4Lのものまであるため、様々な調理方法を試してみたい!という方にオススメです。
シロカ 電気圧力鍋 SP-D121
シロカの電気圧力鍋の特徴は、なんといってもそのコンパクトさ。サイズは1.3L~2Lと小さめですが、価格も低いため、少人数の家庭や電気圧力鍋を試してみたい方にオススメです。
また、温めなおし機能も備わっているため、人によって食事の時間が異なる家庭でも満足して使うことができますよ。
さらには、自動メニューだけでなく、圧力時間を好きに設定できる「お好みモード」も備わっています。自動メニューで調理だとあまり自分の好みの柔らかさじゃなかったな、と思った方でも自分の好みに合った柔らかさに調整することができますよ!
ティファール マルチクッカー クックフォーミー
ティファールの「クックフォーミー」シリーズは、食べたい料理と人数を決めるだけで、必要な食材や分量・調理手順を簡単に教えてくれる機能があります。そのため、料理が苦手な方でもミスなく簡単に作ることができますよ!
さらにクックフォーミーは専用のスマホアプリが用意されていて、内臓レシピ以外にも様々料理を作ることが可能。あまり料理が得意じゃない方や、色んな料理を作りたい方におすすめです。
コイズミ マイコン電気圧力鍋
コイズミのマイコン電気圧力鍋は、名前の通りコンパクトな電気圧力鍋です。容量は1.6Lと小さめですが、保温機能やタイマー予約機能がついているなど、とても使い勝手がいいですよ。
また、圧力の強さや時間を設定するのがダイヤル式のため、老若男女問わず使いやすいデザインとなっています。
D&S マイコン電気圧力鍋
D&Sの家庭用マイコン電気圧力鍋のおすすめポイントは、なんといっても価格の安さです。
4Lと電気圧力鍋の中でも大容量にもかかわらず、平均価格よりも安いため、大家族の方や一度にたくさん作りたい方に最適です。
タイマー予約機能も付いているため、朝に用意をしておけば帰るころには1品が完成する使い勝手の良さも人気のポイントです。
ショップジャパン クッキングプロ
ショップジャパンのクッキングプロは、これひとつで8通りもの調理ができる機能の多さがポイントです。
「圧力調理」から始まり、「炊飯」「無水調理」「蒸し調理」「スロー調理」「煮込み調理」に加え、温めなおしや、なんと炒め物までできますよ。
調理したい材料に合わせてボタンが異なるため、複雑な操作を覚える必要がないのもおすすめのポイントです。
シャープ ヘルシオ ホットクック
シャープのヘルシオシリーズにも、ホットクックという電気圧力鍋があります。いくつかのモデルがありますが、その中でもオススメなのは、2019年に発売した画像のモデルです。
蒸しトレイが付属しているため、なんとこれ1台で煮込み料理と蒸し料理と2つ同時に調理することができます。この製品があれば、調理時間を0に抑えることも夢じゃないかもしれませんよ!
電気圧力鍋ひとつで、家族の時間も
電気圧力鍋の選び方や製品についてのご紹介でした。
便利な調理器具は電気圧力鍋以外にもたくさんありますが、電気圧力鍋の魅力は何と言ってもほったらかしで調理ができること。電気圧力鍋がひとつあるだけで、夕方の忙しい時間に余裕ができて、大切な家族と一緒に過ごす時間を増やすことができます。
また、ボタンひとつで調理ができるため、お子さんがいる家庭でも安心して使うことができますね。ぜひこの機会に購入をしてみてはいかがでしょうか?
文/西田絢(京都メディアライン)