1才の夜泣きが止まらない理由は? いつまで続く? やってはいけないこと、病気の可能性、朝まで寝る方法を調査

赤ちゃんの夜泣きが続くと、ママ・パパも大変です。この記事では、1才になる頃に赤ちゃんが夜泣きする理由、1才児の夜泣きの特徴、対処法を取り上げます。また、絶対にやってはいけない夜泣き対策についても解説しています。さらに赤ちゃんの夜泣きはいつまで続くのか、病気の可能性、1才児が朝まで寝る方法なども紹介します。

1才児の夜泣きが激しいのはなぜ?

1才児の夜泣き
1才児の夜泣き、ママ・パパには大変ですよね。

 

子育てには悩みや心配事が尽きませんが、なかでもたくさんのママ・パパを悩ませているのが、夜泣きではないでしょうか。子育てや仕事で疲れているのに、赤ちゃんの夜泣きが続くと、ママ・パパは身体的にはもちろん、精神的にも疲れてしまいます。これまで夜泣きをしなかったのに、1才頃になってから夜泣きが始まるケースもあります。

1才が夜泣きする理由

赤ちゃんの夜泣きは、生後半年くらいから始まり、1才〜1才半くらいでおさまることが多いようです。ですが、ときには2才、3才くらいまで続くことや、1才になってから夜泣きが始まることもあります。まず、1才児が夜泣きする原因を考えてみましょう。

睡眠サイクルの乱れ

赤ちゃんは成長とともに睡眠時間が短くなっていき、それとともに1日の生活サイクルができあがっていきます。ですが1才児では、まだ「夜=眠る時間」というような体内時計がしっかりできあがっていないことがあります。それが睡眠サイクルの不安定さにつながり、夜泣きの理由となっていると考えられます。

ストレス

赤ちゃんにとって、毎日視界に入るもののすべてが新しいことだらけ。特に1才になる頃には、外に遊びに行くなど、毎日たくさんの刺激を受けます。初めての場所に出かけた、知らない人と出会うなど、小さな刺激でも、場合によっては赤ちゃんにとってストレスとなることがあります。

新しい経験

脳は、寝ている間に日中の出来事を整理します。そして日中に新しい経験をした場合、その刺激によって夜泣きすることがあります。

不安、甘えたい気持ち

1才児はまだまだ、ママ・パパに甘えたい時期。「寒い/暑い」「お腹がすいた/お腹がいっぱい」など、さまざまな理由で甘えたい気持ちから、夜泣きすることもあります。

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1才の夜泣きの例や特徴

1才児の夜泣きには、ぐずり泣きから泣き叫ぶタイプまで、さまざまなパターンがあります。1才児の夜泣きの例や特徴を見ていきましょう。

突然泣く、叫ぶ

静かに寝ていると思ったら、突然泣き出したり、叫んだりすることがあります。抱っこをしてあやしても、なかなか泣き止まず、苦労するケースもあります。

のけぞる

体をのけぞるようにして、全身に力を入れて泣き続けます。

泣き止まない

夜中に泣き出しても、しばらくして泣き止んで眠ってくれれば安心です。ですがときには、なかなか泣き止まず、泣き続けることがあります。

何度も起きる

一度泣き止んでも、何度も目を覚まして、泣くことがあります。

ギャン泣き

絶叫しているかのように激しく泣くことがあります。

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1才の夜泣きの対処法

赤ちゃんの夜泣きは、ママ・パパも起きてしまいますし、寝不足が続くと負担になります。夜泣きが始まったら、次のような方法を試してみてください。

授乳する、ミルクを飲ませる

赤ちゃんはお腹が空いて泣き出しているのかもしれません。授乳したり、ミルクをあげて、赤ちゃんが落ち着くかどうか確認してください。その際、急に部屋の照明をつけて明るくすると、赤ちゃんが朝の時間と勘違いしてしまうこともありますので、部屋を明るくしすぎないよう注意してください。

おむつを交換する

おしっこやウンチでおむつが汚れてしまい、その不快感で泣いているのかもしれません。おむつの状態を確認して、汚れていたり、ムレたりしていたら、新しいおむつに替えてあげましょう。

抱っこする

ママ・パパとのスキンシップによって、赤ちゃんが泣き止み、安心して眠ることもあります。夜泣きが始まったら、やさしく言葉をかけたり、お気に入りの歌を歌ってあげたりしながら、抱っこしてあげましょう。縦抱き、横抱きなど、いろいろ試してみてください。

着替えさせる

暑かったり寒かったり、身に着けている衣服が赤ちゃんにとって快適ではない可能性があります。汗をかいているときは、新しい衣服に着替えさせると、すっきり気持ちよくなって寝てくれることもあります。

音楽を聞かせる

赤ちゃんが好きな曲や、赤ちゃんが落ち着くと言われる音楽などをかけてみるのもひとつの方法です。しばらくすると、赤ちゃんが落ち着いてきて、静かに眠りにつくかもしれません。

外の空気に触れる

部屋から出て、外の空気に触れると赤ちゃんの気分が変わり、夜泣きがおさまることがあります。ベランダの窓をあけ、窓の近くで抱っこしてあげると次第に眠りにつくことがあります。ただし、ベランダの近くで抱っこするときは、十分注意してください。

絶対にやってはいけない夜泣き対策

なかなか泣き止まないからといって、以下で取り上げる方法は絶対にやってはいけません。

NG:揺さぶる

赤ちゃんを激しく揺さぶる行為は絶対にやってはいけません。

疲れているのに夜泣きで起こされてしまい、ついイライラしてしまうことがあるかもしれませんが、赤ちゃんを激しく揺さぶると脳などにダメージを及ぼす危険性があります。

厚生労働省では、赤ちゃんの泣きについて説明した動画やサイトがあります。ぜひ参考にしてください。

参考:赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~

NG:添い乳

赤ちゃんが夜泣きしたときの対処法として、授乳をおすすめしましたが、添い乳(ママが横になった姿勢のまま授乳すること)は避けるようにしてください。添い乳が習慣になってしまうと、赤ちゃんが寝ながらママのおっぱいを探して泣くようになってしまい、常にママが赤ちゃんに添い寝することにもなりかねません。

しかし、考え方や事情はそれぞれです。どうしてもこの方法しかない場合は、赤ちゃんの窒息に気をつけてください。

NG:放置する

赤ちゃんの夜泣きに悩まされているママ・パパは、精神的に追い詰められてしまうこともあります。イライラしたり、赤ちゃんに怒ってしまいそうなときは、赤ちゃんが目に入る範囲内で、一度赤ちゃんから離れてみるという方法もあります。10~15分程度で、赤ちゃんが泣き止み、寝始めることもあります。

ただし、夜泣きしている赤ちゃんを完全に放置してはいけません。

NG:電気をつけて起こす

暗い部屋で寝ているときに、電気をつけてしまうと、赤ちゃんを余計に驚かせて、泣かせることになってしまいます。夜中に授乳やおむつ交換を行うときも、豆電球や間接照明など、やさしい照明をつけるようにしてください。

しかし、ときには一旦、起こしてから眠らせるという方法が有効なこともあります。赤ちゃんの様子によって、いろいろ試してみてください。

NG:ママ・パパが自分を追い詰める

泣き止まない赤ちゃんを相手にしていると、「自分のことを嫌っているのかもしれない」「夜泣きを止められないなんて、親として失格」などと、責任を感じてしまうママ・パパもいます。

ですが赤ちゃんの夜泣きの原因はまだわからないことが多く、ママ・パパが自分を責める必要はありません。夜泣きは誰もが経験することともいえます。成長すれば、夜泣きはなくなります。原因を深く追求することもやめましょう。

赤ちゃんの夜泣きはいつまで続く?

毎晩のように赤ちゃんが夜泣きすると、「いつまでこんな毎日が続くの?」と気分が落ち込んでしまいます。育児中のママ・パパへのアンケートによると、夜泣きがおさまった時期は生後13〜18ヶ月が最も多くなっています。

詳しいアンケート結果と、月齢・年齢・原因ごとの夜泣きの対処法はこちらをご覧ください。

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1才のひどい夜泣き、病気の可能性は?

夜泣きがひどいと、「病気なのでは?」と心配になるかもしれません。夜泣きと症状が似ている病気としては、次のようなものがあります。

夜驚症

夜泣きと似ている病気にに「夜驚症(やきょうしょう)」があります。これは、寝ているときに赤ちゃんや子どもが泣き叫ぶ症状で、睡眠障害の1つです。夜驚症は、体は寝ているのに、脳の一部が起きている状態になっています。声をかけても反応せず、本人が翌朝、起きていたことを覚えていないことがほとんどです。

発達障害

夜泣きが激しい赤ちゃんや、逆に寝ているときもお腹が空いているときもあまり泣かない赤ちゃんがいると、発達障害を心配する方がいるかもしれません。しかし発達障害は、1才児の段階ではまだ判断することが難しく、早くても3才くらいに成長しないと診断できないと言われています。

睡眠障害

特に体調が悪くないのに、夜泣きが激しい場合、乳幼児慢性不眠障害の可能性があります。睡眠障害の症状と判断基準、さらに対策については、下記の記事で詳しく説明しています。

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1才児が朝まで寝る方法はある?

1才児が夜泣きせずに、朝までぐっすり眠ってくれると、ママもパパも一安心です。誰にでも効果的な方法はありませんが、できることから工夫して試してみてください。

日中に外で遊ばせる

日中に外で太陽の光を浴びて遊ばせると、夜は疲れてぐっすり眠ってくれることが多くなるはずです。ですが、初めての場所や知らない人とたくさん会うと、赤ちゃんにとって大きなストレスや刺激となってしまう可能性があります。よく知っている、刺激の少ない場所を選んで遊ばせるようにしてください。

生活リズムを整える

朝起きる時間から、ごはん、お昼寝、入浴、就寝の時間まで、それぞれのおおよその時間を決めて、毎日それを繰り返すようにしましょう。すると生活リズムや体内時計が整いやすくなり、赤ちゃんも夜は寝る時間と認識できるようになっていきます。

スキンシップをたくさんとる

赤ちゃんにとって、ママやパパとのスキンシップの時間はとても大切です。抱っこして、やさしく声をかけてあげることで、赤ちゃんは安心します。特に寝る前の30分~1時間ほどは赤ちゃんとのスキンシップの時間にすると、赤ちゃんはリラックスして眠りにつけるようになるでしょう。

寝る前にはブルーライトを見せない

スマホやPCのブルーライトには、日中の太陽の光と同じような働きがあります。そのため、赤ちゃんは夜にブルーライトを浴びると、昼間と錯覚してしまう可能性があります。スマホを使って、赤ちゃんが楽しめる映像などを見せることがあるかもしれませんが、夜になったら避けるようにしてください。

部屋を暗くする

就寝時間になったら部屋の照明を暗くして、眠る時間だと赤ちゃんにも認識させてあげましょう。朝になったら、カーテンを開けて太陽の光を室内に入れ、朝がきたことがわかるようにしてください。

服の着せすぎ、寝具のかけすぎに注意

寝るときの赤ちゃんの服や寝具にも気をつけてください。服を着せすぎたり、寝具をかけすぎているため、赤ちゃんは暑すぎて夜泣きしているのかもしれません。快適な温度・湿度で眠れているか確認してあげましょう。

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できることから試してみて

1才児の夜泣きに悩まされているママ・パパはとても多く、毎日続くととても辛いものです。1才児はまだ体内時計が未完成で、睡眠サイクルが確立できていないため、夜泣きしてしまうことも多いのです。

夜泣きに必ず効く特効薬のようなものはありませんが、今回ご紹介した方法をいろいろと試してみてください。赤ちゃんも、ママ・パパも心地よく眠れる方法をぜひ見つけてください。

記事監修

Kawai
助産師・看護師・保育士
河井恵美

看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わる。青年海外協力隊として海外に赴任後、国際保健を学ぶために兵庫県立大学看護学研究科修士課程に進学・修了。現在はシンガポールの産婦人科に勤務、日本人の妊産婦をサポートをしている。また、助産師25年以上の経験を活かし、オンラインサービス「エミリオット助産院」を開設、様々な相談を受け付けている。

エミリオット助産院

文・構成/HugKum編集部

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