赤ちゃんの「寝言泣き」はいつからいつまで? 夜泣き・夜中の覚醒との違い、長い・激しいときの対処法

寝ている赤ちゃんが突然泣き出したら、それは「寝言泣き」かもしれません。この記事では、赤ちゃんも寝言を言うのか、寝言泣きとは何か、ストレスが原因となっているのか、寝言泣きはいつ始まり、いつまで続くのかを解説します。

さらに、赤ちゃんの寝言泣きの例、夜泣きや夜中の覚醒との違い、寝言泣きが激しい場合の対処法、寝言泣きを軽減する工夫も取り上げます。

赤ちゃんも寝言を言うの?泣くのは寝言?

赤ちゃんの寝言
赤ちゃんが寝ながら泣いているのは、寝言?

 

赤ちゃんは寝ているときに、「あー」「うー」などの言葉を発することがあります。これは、赤ちゃんの寝言の可能性があります。赤ちゃんはまだ言葉を話せませんが、寝言を言うことがあります。

赤ちゃんの寝言泣きとは?原因はストレス?

赤ちゃんが寝ながら突然泣き出すことを「寝言泣き」と言います。寝言のときと同じように寝ぼけた状態となっている可能性があり、眠りの浅いレム睡眠時に起きると考えられています。

赤ちゃんはまだ言葉を話せないので、寝言を言う代わりに、「ううう」とうなったり、「ギャー」と泣き出したりすることがあるのです。

寝言泣きと夜泣きの見分け方や、寝言泣きの詳細については、以下の記事でも解説しています。

赤ちゃんの「寝言泣き」とは? 夜泣きとの違いや見分け方、対処法や注意点を解説【助産師監修】
赤ちゃんが寝てる時に突然泣くのは「寝言泣き」かも? 赤ちゃんが泣くことは当然のことですが、ママとパパにとって特にツラいのが夜中に泣き出して...

赤ちゃんの寝言泣きはいつから始まる? いつまで続く?

赤ちゃんの寝言泣きは、生後何か月ころから始まり、いつまで続くのでしょうか?

生後4ヶ月~6か月ころから

赤ちゃんの寝言泣きは、生後4ヶ月~6ヶ月ころに始まることが多いようです。体や脳が発達していくこととあわせて、寝言泣きが始まると考えられます。

1歳~1歳半ごろまで続く

寝言泣きがおさまってくるのは、だいたい1歳~1歳半ごろ。睡眠サイクルが少しずつ整ってくると、寝言泣きが無くなっていくようです。ただし、寝言泣きが始まる時期やおさまる時期は個人差があります。

赤ちゃんの脳が発達している証拠

赤ちゃんの体や脳が発達していくと、大人と同じように、赤ちゃんの睡眠にも「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が繰り返し表れるようになっていきます。

これが寝言泣きにつながっていると考えられています。寝言泣きは赤ちゃんが成長している証拠とも言えるのです。

新生児がうなるのはなぜ? 原因やシチュエーション別の対策法【助産師監修】
「ん゛〜ん゛〜」という新生児が発するうなり。このうなりは、赤ちゃんによってはとても大きな声でうなる子もいて、ママは気になったり、心配になった...

赤ちゃんの寝言泣きの例

赤ちゃんの寝言泣きは、夜泣きと見分けるのが難しいこともあります。寝言泣きには、具体的にどんな特徴があるでしょうか?

寝てる時に一瞬泣く、突然泣く

寝ている間に、一瞬だけ泣いたり、突然泣き出したりしたら、寝言泣きの可能性があります。

寝言でしゃべる

「あ~」「う~」など、目を覚ましているときに同じように言葉を発している場合、寝言泣きの可能性が高いでしょう。

寝言で笑う

大人は寝言で笑い出すことがありますが、それと同じように赤ちゃんも寝ながら笑うことがあります。

寝言でうなる

笑うことと対照的に、「うぅぅ」などと、うなることがあります。

寝ながらヒックヒック

赤ちゃんが泣いた後、ヒックヒックとなることもあります。

寝言や泣くことを繰り返す

寝言を言ったり、泣いたりすることを、1時間くらいの周期で繰り返すことは、寝言泣きの特徴です。これは、レム睡眠とノンレム睡眠が、だいたい40~60分の周期で表れることに関係しています。

寝言泣き、夜泣き、夜中の覚醒とはどう違う?昼寝で寝ながら泣く理由は?

では、寝言泣きと、夜泣きや夜中の覚醒はどう違うのでしょうか。

寝言泣き

赤ちゃんが寝ているときに泣き出しても、体を優しくさすったりすると、すぐに静かに眠るようなら、夜泣きではなく寝言泣きと言えるでしょう。

また、寝言泣きは赤ちゃんが眠ってから数十分から1時間後から始まり、繰り返し起こることが多く、泣き方も、ハッキリと泣いたり、うなったり、奇声のような声をあげることが特徴です。

夜泣き

寝言泣きはすぐに静かに寝つくことが多いのに対して、夜泣きはどんどん本気泣きになっていきます。

昼寝で寝ながら泣く

夜ではなく昼寝の最中に、赤ちゃんが寝ながら泣くこともあります。寝ぼけながら泣いていたり、すぐにおとなしく寝るようなら、寝言泣きかもしれません。

夜中の覚醒

夜中に赤ちゃんが目を覚まし、複数回起きてしまうのは、夜間覚醒と考えられます。これは体内時計のズレなどが関連していると考えられています。

赤ちゃんが寝ない原因を月齢別に解説! 新生児の寝かしつけのコツや寝ない赤ちゃんへの対処法【助産師監修】
ママパパが赤ちゃんが寝なくて困ったことは? 赤ちゃんが寝なくて困った、という経験はありませんか? Hugkumではママ・パパにアンケートを...

赤ちゃんの寝言泣きが長い、激しい、どう対処すればいい?

赤ちゃんの寝言泣きが長く、激しいときは、ママ・パパも心配になることでしょう。寝言泣きが起きたときは、赤ちゃんを起こすべきなのでしょうか。

寝言泣きの対処法を見ていきましょう。

様子を見る

寝言泣きの場合、しばらくするとおさまって、静かに眠り出すことがほとんどです。寝言泣きが始まっても刺激を与えず、様子を見るようにしてください。

もし5~10分経っても泣き止まないなら、寝言泣きではないので、授乳やおむつ交換などをして寝かしつけてください。

すぐ抱っこしない

赤ちゃんが寝ているときに泣き出したら、抱っこしてあやしたくなりますが、少し待つようにしてください。しばらくすると、そのまま寝始めるかもしれません。

授乳しない

すぐに抱っこしないことと同じように、赤ちゃんが寝ているときに泣き出したからといって、すぐに授乳するのではなく、5~10分くらい様子を見るようにしましょう。

それでも泣き止まないときは、お腹が空いている可能性がありますので、授乳してあげてください。

優しく触れる、トントンする

赤ちゃんが夜泣き出したときは、まず様子を見ながら、お腹に優しく触れたり、トントンと撫でてみましょう。ママの温かい手のぬくもりと心地よいリズムで、赤ちゃんは安心して眠ってくれるでしょう。

赤ちゃんの寝言泣きを軽減するための工夫

毎日の生活の中でちょっとした工夫をすることで、赤ちゃんの寝言泣きを減らすことができます。

お昼寝は午後の早い時間に

夜にぐっすり深い眠りに入るためには、昼寝は12時~14時頃の午後早めの時間がベスト。こうすることで、夜寝る前の3~4時間は赤ちゃんを起こしておくことができ、夜によく眠ってくれるようになります。

授乳は寝る直前に

授乳やミルクをあげる時間も大切です。寝る前の3時間は授乳せず、寝る直前に授乳すると、赤ちゃんはお腹がいっぱいになって、ぐっすり眠れるようになります。

昼間の刺激を減らす

赤ちゃんは日中にさまざまな刺激を受けると、夜、深い眠りにつけず、寝言泣きにつながることがあります。寝言泣きがあまりにもひどい場合は、昼間に多くの刺激を与えないように気をつけるとよいでしょう。

具体的には、赤ちゃんにとって初めての場所に行かない、大勢の知らない人と会わないといったことがあげられます。

疲れすぎないようにする

大人も疲れた日は深く眠れなかったりすることがあります。それは赤ちゃんも同じこと。寝言泣きがひどいときは、日中、疲れすぎるようなことはさせないよう、気をつけましょう。

眠る環境を整える

部屋を暗くして、快適な温度の中で、赤ちゃんを寝かせてあげましょう。暗くなって眠る時間だと、赤ちゃんも認識しやすくなり、スムーズに眠りにつけるようになるでしょう。

体調不良に注意

赤ちゃんの体調が優れないときは、寝ているときに泣き出しても、すぐに寝言泣きと判断しない方がよいでしょう。

赤ちゃんの様子がいつもと違うときは、体の不調が理由で泣いている可能性があります。

寝言泣きは赤ちゃんの成長の証

夜、寝ているときに赤ちゃんが泣き出すと、ママ・パパは心配なうえに、自身の眠りが妨げられて辛いと感じることもあると思います。

赤ちゃんの寝言泣きは、赤ちゃんの脳や体が発達してきた証拠。成長過程のひとつと言えます。日中、寝言泣きを減らす工夫をしながら、優しく見守ってあげてください。

参考:e-ヘルスネット「眠りのメカニズム」

記事監修

Kawai
助産師・看護師・保育士
河井恵美

看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わる。青年海外協力隊として海外に赴任後、国際保健を学ぶために兵庫県立大学看護学研究科修士課程に進学・修了。現在はシンガポールの産婦人科に勤務、日本人の妊産婦をサポートをしている。また、助産師25年以上の経験を活かし、オンラインサービス「エミリオット助産院」を開設、様々な相談を受け付けている。

エミリオット助産院

【助産師監修】赤ちゃんのぐずり期「メンタルリープ」とは? 計算方法や時期一覧をご紹介!
メンタルリープとは? メンタルリープとは、赤ちゃんの成長過程で急激に知能が発達する期間に、赤ちゃん自身がその変化に戸惑い、ぐずったり泣いた...

文・構成/HugKum編集部

編集部おすすめ

関連記事