冷凍餃子の美味しい焼き方|羽根つきやパリッと上手に焼くコツを伝授!

子どもから大人まで大人気の餃子。お取り寄せをしたり、まとめて作った餃子を冷凍してストックされている方も多いはず。しかし、冷凍餃子をいざ焼いてみると「ベチャ」っとしてしまったり、「上手く焼けない」という声もよく聞かれます。お店のコンロと違い、家庭用のコンロは火力が弱いことが失敗の原因の一つ。

今回は、冷凍しておいた餃子を家庭用のコンロやホットプレートでも美味しく焼くコツをご紹介していきます!

冷凍餃子の焼き方のコツ

冷凍餃子は、ちょっとした手間を加えることでパリッと美味しく焼けますよ! そのコツをご紹介していきます。

解凍しないで冷凍のまま焼く

冷凍餃子を美味しく焼くコツとして、まず重要なのが「解凍しないで冷凍のまま焼く」ということです。解凍してしまうと、餃子の水分が出てしまい皮が破れやすく、「ベチャ」っと仕上がってしまいます。

パリッと焼くには、水よりお湯がオススメ!

凍ったままの餃子に軽く焼き色をつけ、それから蒸し焼きにします。この時、お湯を入れるとパリッと焼けますよ!

冷凍餃子が「ベチャっ」となったり、崩れてしまう原因の多くは温度にあるんです。蒸し焼きにする際に、水を入れるとフライパンの温度が下がる。フライパンの温度が下がると、焼きムラができたりフライパンに餃子の皮がこべりつく原因になるんです。

お湯を入れることで、フライパンの温度が下がるのを防ぐことができますよ。

間隔を空けて焼く

蒸し焼きにする時に餃子は膨らむので、1㎝ほど間隔を空けて並べましょう。間隔を開けておかないと餃子同士がくっついてしまい、皮が剥がれる原因になります。

一度にたくさんの冷凍餃子を焼かない

冷凍餃子を一度にたくさん焼かないことも、冷凍餃子を美味しく仕上げるポイントの1つ。

時間がない時などは、1つのフライパンで一気に焼いてしまいたいですよね。しかし、冷凍してある餃子はフライパンの温度を一気に下げてしまいます。先ほども述べたように、フライパンの温度が下がると「ベチャ」っとする原因になり、皮がパリッとしにくくなりますよ。

羽根つきにする方法

お店で出る餃子のように羽根をつけると、食感が良く、見栄えもキレイで食欲をそそります。そんな羽根つき餃子はご家庭でも簡単に作ることができますよ。

まず、少量の水で小麦粉を溶いたものを用意しておきましょう。その中にお湯を入れて混ぜます。水溶き小麦粉とお湯の割合は、水溶き小麦粉1に対して、お湯は10です。

冷凍餃子に焼き色がついたら、お湯で小麦粉を溶いたものをフライパンに注ぎ入れます。あとは、蓋をして5〜6分蒸し焼きにするだけ!  蒸しあがったら蓋を取り、水分を飛ばせば羽根つき餃子の出来上がりです。

また、片栗粉で羽根を作るやり方もあります。しかし、片栗粉で作ると時間が経つにつれ水分を吸うため、しんなりしやすいのが特徴。焼いてから食べるまでに時間がある場合は、小麦粉で羽根を作るのがオススメです。

最後は再び油でパリッと

餃子が蒸しあがったら、残っている水気をしっかり飛ばし、最後にごま油をひと回し入れるのがポイント。餃子の表面を揚げ焼きにすることで、パリっと仕上がり、香ばしいごま油の香りも加わりますよ。

市販の冷凍餃子には、パッケージに焼き方が書かれています。市販の冷凍餃子を焼く場合は、各社記載の手順通りに焼いてくださいね。

フライパン編|冷凍餃子の美味しい焼き方

美味しく焼くコツを押さえたところで、実際にフライパンで冷凍餃子を焼く手順をご説明していきます。

用意するもの

・フライパン(フッ素加工してあるものが好ましい)
・フライパンの蓋
・冷凍餃子
・サラダ油
・ごま油(仕上げ用)
・お湯
・水溶き小麦粉(羽根つきにする場合)

冷凍餃子に軽く焼き目をつける

まずは、フライパンに油をひき、火をかけ温める。フライパンが十分に温まったら火を弱火にし、冷凍餃子を1㎝ほど間隔を空けて並べます。

餃子に軽く焼き目がつくまで火にかけましょう。最後にしっかり焼き目をつけるので、ここでは軽く焼き目をつけるだけで大丈夫ですよ。

お湯を入れて蒸し焼きにする

餃子に軽く焼き色がついたら、フライパン全体にお湯を入れて蒸し焼きにします。(※羽根付きにする場合は、水溶き小麦粉をお湯で溶いたものを入れます)

お湯の量の目安は、餃子が1/3浸かるくらい。お湯を入れたら蓋をし、強火で5分ほど蒸し焼きにします。水気がある程度なくなったらOK。

水気を飛ばし、ごま油で仕上げる

水気がある程度なくなったら蓋を開け、中火にして一気に水気を飛ばします。

水気がなくなったら、鍋肌にごま油を回し入れ、フライパンを揺すりごま油を全体に馴染ませましょう。お好みの焼き色がついたら完成です!

ホットプレート編|冷凍餃子の美味しい焼き方

フライパンに比べて焼く面積が広いホットプレートは、一度にたくさんの餃子を焼くことが可能。家族が多い方や、餃子パーティーをする時など、一度にたくさん焼きたい時にはホットプレートがオススメですよ。

用意するもの

・ホットプレート
・ホットプレートの蓋
・サラダ油
・冷凍餃子
・お湯
・ごま油(仕上げ用)
・水溶き小麦粉(羽根つきにする場合)

冷凍餃子に軽く焼き色をつける

ホットプレートの温度は強(250度前後)にし、サラダ油をホットプレート全体に馴染ませます。

1センチ程度の間隔を空けて餃子を並べ、軽く焼き色がつくまで加熱しましょう。

お湯を入れて蒸し焼きにする

餃子に軽く焼き色がついたら、お湯を餃子の1/3から1/4の高さまで入れ、蓋をします(※羽根つきにする場合は、水溶き小麦粉をお湯で溶いたものを入れます)。

水気がなくなるまで蒸し焼きにし、水気がほとんど無くなったら蓋を取ってください。

仕上げはごま油で香ばしく

最後に、ごま油を回し入れ、しっかり焼き色をつけていきましょう。水気がなくなり、皮がパリッとしたら完成です!

失敗にサヨナラ!

いかがでしたか?  冷凍餃子を焼く時は、温度がポイントであることがわかりましたね。ポイントをおさえて、もう冷凍餃子の失敗とサヨナラしましょう!  パリッとジューシーな餃子をご自宅でもお楽しみください。

 

構成・文・撮影(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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