レジ袋有料化から1年が経ち、エコバッグを持ち歩く習慣もついてきた今日この頃。それまで、エコバッグというと同じようなサイズ・同じような形のものが多かったのですが、今は用途に合わせ多様化しています。
スーパーだけでなく、コンビニのレジ袋も有料化していますが、ふとした時に立ち寄ることが多いのでエコバッグを持ち合わせていなかった!なんてことも。
そこで今回は、実際のエコバッグ使用率やコンビニで使う時に便利なエコバッグなどをご紹介します。
目次
コンビニもレジ袋が有料化、理由はなぜ?
レジ袋の元となるプラスチックは「軽量」「丈夫」「安価」「成形しやすい」と利点も多く、さまざまな製品に使用されています。一方で、プラスチックを燃やす際に出る温室効果ガスが地球温暖化を促進したり、海洋プラスチック問題が深刻化したりと環境汚染の原因にもなっているのです。
2015年に採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の中でもプラスチックに関する課題が決められ、取り組みが進んでいます。プラスチックによる環境汚染は想像以上に深刻な問題で、ウミガメや海鳥など多くの生き物が被害にあっています。
2018年7月1日には、アメリカ・シアトルでプラスチックストローが全面廃止となり、スターバックスコーヒーでは紙ストローが使用開始されたというニュースも記憶に新しいですよね。
その2年後の2020年7月1日、ついに日本でもプラスチック製レジ袋の有料化が開始されました。現在では、スーパーやコンビニ、飲食店など多くの店舗で、レジ袋が有料となりマイバッグを利用する方が多くなっています。
経済産業省:https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html
コンビニのレジ袋の値段はいくら?
有料化となった今、レジ袋はいくらで購入できるのでしょうか。店舗によって異なりますが、多くの場合小さいサイズで2〜3円、大きいサイズで5円程度で購入できます。
特殊なサイズや形状のもの、紙袋の場合は10円以上するものもありますが、3〜5円前後で購入できることが多いです。
コンビニでレジ袋を買う人の割合
レジ袋有料化が始まってから、常にエコバッグを持参される方もいれば、「数円で買えるなら……」と都度レジ袋を購入される方もいるでしょう。
今回は、コンビニでレジ袋を購入する方の割合はどれくらいなのか、0〜12歳のお子さんを持つママ・パパを対象にアンケートを実施しました。
Q.コンビニで買い物する際、レジ袋は購入しますか?
今回のアンケート結果では、およそ6割の方がエコバッグを持参していることがわかりました。また、「手持ちのカバンに入れる」「手で持って帰る」と答えた方も合わせると、8割以上の方がレジ袋を購入しないという結果に。
スーパーに比べて、急に立ち寄る機会も多いコンビニ。エコバッグを忘れてしまっても、購入数が少なくそのまま持って帰れる場合は、わざわざレジ袋を買わない方も多いのでしょう。
レジ袋を購入する方は1割にも満たないことから、エコバッグ持参の流れが定着していることを実感しますね。
コンビニ用のエコバッグがあると便利!
アンケート結果でもわかるように、エコバッグ持参が主流になっています。各所で多様なエコバッグが販売されていますが、スーパーのカゴ一つ分の荷物が入る大容量のエコバッグが一般的です。しかし、コンビニでの買い物では大きすぎて中で荷物が散乱してしまう、という問題も。
お弁当やおやつを買いにコンビニに行く時用に、小さいサイズのエコバッグがあると便利です。最近では、コンビニのレジ袋サイズのエコバッグも多く販売されていて、畳むとコンパクトになり持ち運びしやすいタイプもあります。
コンビニ用エコバッグの選び方
普段の買い物で使うものとは別に、コンビニでちょっとした買い物をする時に使うエコバッグはどのようなものを選べばよいのでしょうか。
容量・サイズ
コンビニでよく使われているレジ袋は下記のタイプが多いです。
・6号(関西表記25号):およそ幅15×長さ31cm
・12号(関西表記30号):およそ幅18×長さ38cm
・20号(関西表記35号):およそ幅21×長さ46cm
・45号(関西表記45号):およそ幅30cm×長さ53cm
一番小さいものは、缶コーヒーや小さなお菓子などが入るサイズで、一番大きいものはスーパーで多く使われているサイズです。お弁当や飲み物などちょっとした買い物の際は、おそらく12号・20号サイズのレジ袋を使うことが多いでしょう。
コンビニ用のエコバッグでも上記のサイズを目安に選ぶことをおすすめします。また、不使用時はコンパクトになるものを選ぶと、いつでもカバンに入れておけるのでエコバッグの入れ忘れも防げますよ。
商品名に「コンビニサイズ」「Sサイズ」と書いてあるものの多くは、コンビニの買い物にちょうどよいサイズです。
お弁当用にはマチ付きタイプを
コンビニでは、お弁当を買う方も多いでしょう。買ったお弁当の傾きを防ぐために、マチがしっかりととられているものを選ぶと安心です。また、保温・保冷機能がついているタイプであれば、温めたお弁当が冷めにくくなります。
おすすめのコンビニレジ袋型エコバッグ10選
こちらでは、コンビニサイズに特化したおすすめのエコバッグをご紹介します。「Sサイズ」「コンビニサイズ」と呼ばれるコンパクトタイプから、少し容量があっても折りたたみ時はコンパクトになるタイプまで多様です。
1:マーナ「シュパット」
折りたたみ式エコバッグの定番!『シュパット』のSサイズはコンビニ用にぴったりです。サイズは約約30×26cm。コンパクトですが、500mlのペットボトルが6本も入る容量があります。
『シュパット』の特徴は折りたたみ方法。両端をシュッと引っ張るだけで、パッとたためます。折りたたむと、ポケットに入るほど小さくなるので、普段使うカバンに常に入れておいても気になりません。
2:カルディ「エコバッグ」
コーヒーと輸入食品を取り扱う「カルディ」では、オリジナルのエコバッグを販売しています。薄くて軽量で、内ポケットが収納袋になり、折りたたむとコンパクトになります。
また、手頃な価格なので複数購入し、各カバンや車の収納ポケットなどさまざまな場所に入れておけば安心です!
3:DEAN&DERUCA「ミニマムエコバッグ」
世界中のおしゃれな食品が並ぶセレクトショップ「DEAN&DERUCA」では、エコバッグのラインナップが豊富です。レジ袋有料化以降も続々と新商品が発売され、人気アイテムは即SOLD OUTになるものも。
こちらはDEAN&DERUCAのショップバッグをモチーフに作られた、ミニサイズのエコバッグです。ちょっとした買い物にちょうどよいサイズで、コンビニでの買い物にもぴったり。折りたたむと手のひらサイズになります。
4:Dailylike「Pocket Bag」
こちらは、雑貨がかわいいと人気の韓国ブランド「Dailylike」のエコバッグ。Dailylikeはオリジナルのテキスタイルが特徴で、エコバッグも動物やフルーツなどかわいらしいデザインが多いです。
頻繁に使うエコバッグだからこそ、使っていて気分が上がるものを使いたい!という方におすすめです。Sサイズはコンビニのレジ袋サイズで、内ポケットが折りたたみ時の収納袋になります。
5:サワフジ「ストレッチエコバッグ rara」
こちらはちょっと変わったエコバッグ。クシュクシュの見た目が特徴の『ストレッチエコバッグ rara』は伸縮性があり、普段は手のひらに収まるサイズですが、荷物に合わせて形状が変わります。
伸縮自在なので、幅の広いお弁当を平らに入れるときも便利です。折りたたみ式のエコバッグが多いですが、こちらは折りたたみの必要はありません。ひとクセあるエコバッグを探している方におすすめ。
6:MONOPRIX(モノプリ)「エコバッグ3枚セット」
フランスのスーパーマーケット「MONOPRIX」のエコバッグは、フランス土産としても人気。持っているとちょっとおしゃれなアイテムです。
小さなエッフェル塔を散りばめた柄や、フラワー柄、ゼブラ柄にドンとロゴの入ったインパクトのあるデザインです。少し大きめサイズですが、折りたたむと薄くコンパクトになるので、コンビニでたくさん買い物をしたい時も便利です。
7:ゴーウェル 「MOTTERU クルリト mini 」
こちらはコンビニのお弁当が平らにピッタリと入るサイズのエコバッグです。サラサラで柔らかい生地でさわり心地がよく、しっかりとした作りとなっています。くるくると折りたたみゴムバンドで留めると、コンパクトになりますよ。
デザインもシンプルで、パパでも持ちやすいカラーリングが多いです。汚れたら洗濯機で丸洗いできるのも高ポイント!
8:チチカカ「ころころフルーツ エコバッグ」
フルーツモチーフがかわいいこちらのエコバッグ。持ち手が長めなので、肩にかけても持ちやすいコンパクトタイプです。エコバッグの角にあるフルーツ部分に、折りたたんで収納できます。
9:キングジム「パッタン」
『パッタン』はその名の通り、パタンパタンとたためるエコバッグ。中に芯材が入っているので、折りたたみ式エコバッグによくある「やわらかくてうまくたためない!」と悩まされず簡単に開閉できます。
開くと、幅のあるお弁当を平らに入れやすいサイズ感で、お買い物用以外にもランチバッグとしても重宝しそうです。
10:ロイヤル通販「2WAY コンパクト エコバッグ EQUIP」
最後にご紹介するのは2wayタイプのエコバッグ。水平と垂直の2通り使うことができて、傾けたくないものを入れる時は水平に入れると、風呂敷で包んだように持てます。
また、保冷・保温機能があるのでコンビニで温めたお弁当やお惣菜もホカホカの状態で持ち帰れます。折りたたむとカードサイズになり、普段の持ち歩きにも便利なアイテムです。
コンパクトタイプのエコバッグをいつでもカバンにIN!コンビニでもマイバッグを
アンケート結果では、コンビニでもレジ袋を購入せずエコバッグを使っている方が多いことがわかりました。エコバッグ持参は、簡単にできるSDGsの取り組みのひとつ。お気に入りのエコバッグがあれば、習慣化しそうです!
構成・文/秋音ゆう