習い事の月謝袋、どうしていますか。今は、市販のかわいい袋もたくさんありますし、印刷して使えるテンプレートもネットを探すと、いろいろあります。手作りするのもいいですね。
この記事では、月謝袋の書き方から、テンプレートを使って作る場合の注意点などを解説。また、SNSで見つけたかわいい月謝袋の手作りアイデアや、おすすめの月謝袋を紹介します。
目次
月謝とは
まずは、月謝とはなにか、その意味や歴史・由来を解説します。
意味
月謝には、どういう意味があるのでしょうか。辞書によると、次のような意味です。
指導を受ける謝礼として月ごとに支払う金。特に、授業料。
月に支払う謝礼、授業料が「月謝」です。
出典:デジタル大辞泉(小学館)-goo辞書
歴史・由来
残念ながら、月謝の由来ははっきりわかっていません。歴史的にも、いつから「月謝」がはじまったのかは不明ですが、江戸時代の寺子屋では、入門料を「束脩(そくしゅう)」、授業料を「謝儀(しゃぎ)」として納めていました。
江戸では、銭(お金)を納めることが多かったようですが、地方では、食品や物品を納めていたようです。
月謝袋・封筒の書き方
月謝袋は、どこに何を書けばいいのかわからない…そんな方もおられるでしょう。ここでは、月謝袋・封筒の書き方を手順に沿って説明します。
月謝袋・封筒を用意する
まずは、月謝袋か封筒を用意します。月謝袋は、文具店やネットで販売されているので、好きなデザインを選ぶとよいでしょう。
封筒を用意する場合は、無地で縦型の白封筒がおすすめです。
表書きを書く
封筒を用意し、表書きとして「月謝」と書きます。「お月謝」と書く人もおられるかもしれませんが、そもそも「月謝」には謝礼の意味があるので、「お」をつける必要はありません。
英語で書くなら「Lesson fee」や「Monthly fee」と書くとよいでしょう。
何の月謝かわかりやすくする場合は、「○○体操教室 月謝」とか「○○英語塾 月謝」など、「教室名(習い事の名前)」と「月謝」を書くようにします。教室名がない場合は、「○○先生」と先生の名前を書くとよいでしょう。
名前・金額を書く
月謝袋には必ず名前を書きましょう。「月謝」と書いたところの下に名前を書きます。「殿」などの敬称がプリントされている場合、消す必要はありません。そのままでOKです。
納めた金額は、封筒の裏側に日付と一緒に書くようにします。市販の月謝袋で、金額を書く欄がある場合は、そこに毎月の月謝代を記入していきます。
お金を入れる
お金は、できるだけきれいなお札を用意します。特に新札でなくてもよいでしょう。袋に入れるとき、お札は人物が描かれている部分が上部になるように入れます。おつりが出ないようにします。
封はしない
封をする必要はありません。どうしても気になるようなら、はがせるタイプののりを使うとよいでしょう。
月謝をわたすときには、封筒を両手で持ち、「よろしくお願いいたします」など一言添えてわたしましょう。
月謝袋のテンプレートの選び方や印刷の注意点
月謝袋を手作りするときに役立つ、テンプレートや封筒の選び方、印刷するときに注意したいことを説明します。
テンプレートの選び方
テンプレートは、
・「月謝」「月謝袋」などと書かれていて、何の袋なのかがすぐわかる
(もしくは、「月謝」などと書けるスペースが設けられている)
・名前、金額を書く欄がある
・毎月の受領印が押せるスペースがある
ものがおすすめです。月謝を渡す方はもちろん、月謝を受け取った方にもわかりやすく、便利なものを選びましょう。
封筒の選び方
封筒を選ぶときには、サイズと紙質に気をつけるようにしましょう。
サイズは、一般的な月謝袋のサイズが「角8封筒」ですので、そのサイズを選ぶようにします。お札が入れやすいサイズで、記入欄を大きくとることができます。
紙質は、耐久性のあるものが適しています。月謝袋は1年間使いますし、お金の出し入れを繰り返すので、しっかりとした紙質の封筒を選ぶようにしましょう。
印刷の注意点
封筒に印刷するときは、用紙サイズと印刷の向きに注意してください。角8封筒に印刷する場合、用紙サイズは「角形8号」または「ユーザー定義」で幅119mm、高さ197mmに設定します。そして、印刷設定で、印刷の向きを設定してください。
多少ずれることもあるので、1回、テスト印刷をして、位置を確認するとよいでしょう。
かわいい月謝袋の手作り・アレンジ法
月謝袋を手作りしたり、アレンジしたりするのも楽しいものです。ここでは、SNSで見つけた手作りの月謝袋、アレンジ法を紹介します。
茶封筒をアレンジ
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市販されている一般的な茶封筒に、ボタニカルなイラストと「ありがとうございます」のメッセージを添えています。手作りの月謝袋なら、先生へのお礼の気持ちがよく伝わります。
顔はめプリンセス風
プリンセスのイラストに、リボンを付けて立体的に。顔の部分に子どもの似顔絵を描いたり、顔写真を貼ったりすると、世界でひとつだけのオリジナル月謝袋になります。
月謝袋のいろんな使い方アイディア
月謝袋は、月謝を入れる以外にもさまざまな使い方があるようです。SNSで見つけた面白い使い方アイディアを紹介します。
おこづかい袋
おこづかいを現金のまま手渡しするのは味気ない…。そんな思いから月謝袋をおこづかい袋にしたアイデアです。おこづかいを渡し忘れることもなくなり、パパに感謝の気持ちを添えることもできます。
家計管理
医療費や飲み会費、パパのお小遣いなどを月謝袋に振り分けて、家計管理をされています。各費用ごとに使う金額を明確にしているので、無駄遣いが減り、節約にもなります。
かわいい月謝袋のおすすめ
かわいい月謝袋を使うと、習い事が楽しくなりそう。ここでは、おすすめのかわいい月謝袋を紹介します。
すみっコぐらし 月謝袋
「すみっコぐらし」の月謝袋。しろくま、ぺんぎん(?)、とんかつ、ねこ、とかげの人気キャラクターのほか、サブキャラの、えびふらいのしっぽもプリントされています。月謝袋が「すみっコ」たちなら、レッスンもがんばれそう!
オリジナル月謝袋 マリン
船やヨットのかわいいイラストが描かれた月謝袋。「男の子向けの柄を増やしてほしい! 」という声から生まれました。月謝袋のほか、おこづかい袋に使うのもおすすめです。
月謝袋 Tree Moegi
おしゃれな、ボタニカル柄の月謝袋はいかが。お子さんだけでなく、ママの習い事にもピッタリです。
かわいい月謝袋でレッスンのモチベーションアップ!
月に1度、習い事の先生にお礼の気持ちを込めて渡す月謝袋。かわいい月謝袋やお気に入りの月謝袋、シンプルな封筒をアレンジした月謝袋なら、習い事がもっと楽しくなりそうです。
また月謝袋は、おこづかい袋や積立貯金などにも使える便利なアイテム。お気に入りの月謝袋を使って、楽しくお金の管理をしてください。
文・構成/HugKum編集部