【名づけ】「碧」という名前を徹底解析! 漢字の意味や由来、名前候補のバリエーションをリストアップ

碧は鮮やかさと古風なイメージを兼ね備えた、素敵な名前ですよね。ここでは碧という名前の人気度や漢字の持つ意味、碧が入った名前の候補などをご紹介しています。

碧という名前の人気度

「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」によると、碧は2010~2020年まで11年連続で、男の子の名前で100位以内にランクインしています。2010~2019年までは「あおい」の読みでしたが、2020年は「あお」の読みで13位と上位に入りました。他には、碧人(あおと)・碧斗(あおと)などが人気です。2015~2020年まで6年連続で、男の子の名前の100位以内に入っています。

女の子の名前でも、2020年に「あおい」の読みで73位に入っています。

有名人では、サッカー選手の田中碧(あお)さん、声優の悠木碧(あおい)さんなどが活躍しています。日テレ系ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない」では、菅野美穂さんが演じる役名も水無瀬碧(あおい)。男女どちらにでも付けられる名前といえます。

参考:たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング

碧という漢字の意味や由来

碧という漢字は何を表すのでしょうか。ここでは、意味や由来、名前に込める願いなどをご紹介します。

読み

【訓読み】あお・あお(い)・みどり
【音読み】へき・ひゃく
【名のり・人名訓】きよし・たま

画数

14画。

由来

碧という漢字は「王」「白」「石」から成り立っています。「王」は3つの美しい玉を紐で通した象形、「白」は白く輝くことを表します。これらを「石」と組み合わせ、光沢のある玉のような石を示すようになりました。

意味

青色の美しい石・深い青色・青緑色などの意味があります。

また、碧が入った色の名前は次のようなものがあります。

碧色(へきしょく)

強い青緑色のことで、勾玉の素材として知られる碧玉の色です。碧玉は、英語ではジャスパーと呼ばれる宝石ですが、ブルーサファイヤを表すこともあります。

紺碧(こんぺき)

深く濃い青色です。「紺碧の海」「紺碧の空」のように、海や空の色を表すときによく使われます。

青碧(せいへき)

鈍い青緑色で、中国古代の玉石の色に由来すると言われています。僧尼の服に用いられたとされ、やや渋みのある色です。

紅碧(べにみどり)

紅がかった淡い空色で、紅掛空色とも呼ばれています。空色に紅色を薄く重ねて生まれる色です。

願い

美しい色のイメージから、澄んだ心を持つようにと願いを込めます。

碧が入った男の子の名前候補

1文字で「あお」「あおい」という名前も素敵ですが、ここでは碧が入った男の向けの名前候補をご紹介します。

碧太(あおた)

14+4=18画。太は「大」と「二」が組み合わさってできた漢字で、大きいものを2倍にさらに大きく表し、太い・大きいという意味になりました。男の子の止め字で人気の漢字です。大きくたくましく育って欲しいと願いを込めます。

碧大(あおた)

14+3=17画。大は大きい・多いことを表し、末広がりの良いイメージがあります。両手両足を広げた人の象形から生まれた漢字です。伸び伸びと育つよう想いを込めます。

碧人(あおと・あおひと)

14+2=16画。人は人間を表し、男の子の止め字で人気の漢字です。立派な人になるよう願って名付けます。

碧仁(あおと・あおひと)

14+4=18画。仁は思いやり・情けを意味します。にんべんに「二」を組み合わせ、2人を表し、人と人の間の思いやりや慈しみを示すようになりました。他人を思いやることができるように、人徳のある人に育つように想いを込めます。

碧斗(あおと)

14+4=18画。斗はひしゃく・容量の単位・星座の名前などを表します。北斗七星のイメージから大空や輝きが連想されます。壮大な夢を持つように願いを込めます。

碧音(あおと・あおね)

14+9=23画。音は音色や声などを表します。音楽の才能に恵まれるように想いを込めます。「あおね」の読みは、女の子の名前にも向いています。

碧也(あおや)

14+3=17画。也は断定を表し、男の子の止め字で定番の漢字です。

碧が入った女の子の名前候補

ここからは、碧が入った女の子向けの名前候補をご紹介します。

碧花(あおか)

14+7=21画。花は草木の花や美しいものを表し、女の子の名前で人気の漢字です。花のように美しく育つように願いを込めます。

碧七(あおな)

14+2=16画。七は数の名前や多いことを表します。ラッキーセブンのイメージから、幸運に恵まれるよう願って名付けます。

碧海(あおみ・たまみ)

14+9=23画。海は海や海のように大きなものを表します。大きな愛に満ちた人になるよう想いを込めます。

碧希(たまき)

14+7=21画。希はまれ・珍しいことを表します。希望のイメージから、希望に満ちた人生を祈ります。

名前に使える、日本古来の色彩を表す漢字

他にも、名前に使える日本古来の色彩を表す漢字をご紹介します。

蒼(あお・あおい・そう)

13画。あお・生い茂ることを表します。蒼色(そうしょく)は深い青色で、鬱蒼(うっそう)と生い茂る草木のような色です。木のイメージから真っすぐ育つように、空や海のイメージから大きな心を持つようにと願いを込めます。

葵(あおい)

12画。アオイ科の植物の総称です。葵色(あおいいろ)は葵の花のように、ややくすんだ紫色を表します。また、徳川家の家紋・三葉葵(みつばあおい)は葵の御紋として知られ、和風なイメージや由緒正しい印象があります。品格のある人に育つよう想いを込めます。

藍(あい・らん)

18画。タデ科の一年草や青色の染料を表します。藍色(あいいろ)はやや緑がかった青で、デニムの染料として知られるインディゴと同じ色です。鮮やかな色のイメージから、生き生きとした人生を願って名付けます。

空(そら・くう・こう)

8画。空色(そらいろ)は晴れた空の明るく淡い青色を指します。英語のスカイブルーとほぼ同じ色です。大空のようにスケールの大きな人になるように想いを込めます。

瑠(る・りゅう・たま)

14画。宝石の瑠璃(ラピスラズリ)を意味し、瑠璃色(るりいろ)もその宝石の色です。やや紫がかった鮮やかな青色をしています。瑠璃は12月の誕生石でもあるので、12月生まれのお子さんにピッタリな漢字です。幸運を呼ぶ石と呼ばれていることから、幸せになるよう願って名付けます。

璃(り・あき)

15画。瑠と同じく、宝石の瑠璃(ラピスラズリ)を表します。「成功の保証」「真実」「健康」「幸運」など、とても良い石言葉があるので、これらにあやかって名付けるのもよいでしょう。

桜(さくら)

9画。バラ科サクラ属の木の名前です。桜は日本の代表的な花として親しまれています。桜色は桜の花びらのような淡紅色を表します。皆に愛される人になるように想いを込めます。

桃(もも・とう)

10画。バラ科モモ属の木の名前やその果実を指します。桃色(ももいろ)は桃の花の色を表し、明るく淡い赤色です。桃は古くから不老長寿を与え、邪気を払うと言われているので、元気に健やかに育つよう願って名付けます。

杏(あん)

7画。あんずを表し、英語名はアプリコットです。杏色はあんずの果実の色で、ソフトな黄赤色を示します。実りある人生を祈って名付けます。

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碧を名付けの候補に!

美しい色が思い浮かぶ、碧。色のイメージや空や海が好きな人は、ぜひ名付けの候補にしてみてくださいね。

※ HugKum の記事から「名付け」に関する記事をピックアップしました。参考にしてみてください。記事はこちら

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文・構成/HugKum編集部 ※写真はイメージです。

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