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子ども靴・スニーカーの上手な洗い方をご紹介
子どもの靴には、土や泥、埃のほか、汗や皮脂などさまざまな汚れが付着しています。誤った洗い方をしてしまうと、かえってそれらの汚れを広げたり、染みつかせてしまうかもしれません。
そこで本記事では、子ども靴・スニーカーの上手な洗い方をご紹介。
基本の洗い方や素材別・頑固な汚れ&臭いの対処法ほか、おすすめの靴洗浄グッズをお伝えしていきます!
布製スニーカー 基本の洗い方
布製のスニーカーは、手順を間違えると汚れが広がってしまうおそれがあります。まずは、布製スニーカーの基本の洗い方をおさえておきましょう。
用意するもの
スニーカーを洗う際は、下記の5点があると理想的です。
やわらかい毛のブラシ
食器洗い用スポンジ
使い古した歯ブラシ
中性洗剤
洗面器やバケツ(スニーカーが入る大きさのもの)
ゴム手袋
土や埃を取り除く
まずは、靴の表面に付着した大きな土や埃を取り除きます。
靴底や縫い目の細かな汚れは、使い古した歯ブラシで落としましょう。
水に浸し、つけ置きをする
洗面器やバケツにぬるま湯を入れ、中性洗剤(1リットルあたり小さじ1杯程度)を加えます。靴を15分〜20分程度つけ置きし、汚れを浮かせましょう。
このとき、つけ置きしすぎてしまうとスニーカーの生地が伸びてしまうおそれがあるので注意。
中性洗剤をつけてブラシでこする
つけ置きから靴を取り出したら、ゴム手袋をはめてブラシでこすります。靴のデリケートな素材(メッシュなど)のパーツは、ブラシではなく食器洗い用スポンジを代用するのがおすすめです。
中敷はもちろん、靴紐や靴底もしっかりとこすり汚れを落としましょう。
ぬるま湯ですすぐ
汚れを十分に落としたら、ぬるま湯ですすぎます。洗剤が靴に残らないようにたっぷりのぬるま湯を使いましょう。洗い流した水から濁りが消えればOK。
陰干しで自然乾燥させる
水をよく切り、風通しが良い場所で陰干し。しっかりと自然乾燥させます。直射日光を当てることは、色あせや変色の原因になるので避けましょう。
頑固な汚れ・臭いの対処法|お悩み別に解決!
また、頑固な汚れや臭いなら、原因別に対処してみるのがベター。以下では、泥汚れ・皮脂汚れ・カビ・臭い…お悩み別にその対処法をご紹介します。
砂や泥汚れによる黒ずみの落とし方
砂や泥による黒ずみが、先述した「基本の洗い方」で対処できなかった場合は、つけ置き後の「こする」工程で、洗剤に重曹をプラスしてみましょう。重曹とは、クレンザーのように研磨して汚れを落とすことができる「炭酸水素ナトリウム」の粉のこと。洗剤とともにふりかけて丁寧に磨くことで、汚れが落ちやすくなります。
汗・皮脂汚れの落とし方
汗・皮脂汚れは時間差で浮かび上がるのですが、かなり落としにくくやっかいです。そのため、日頃から定期的に洗い、素材に深く染みつかないように予防することが大切。少なくとも、月に一回程度はお手入れとして洗浄するようにしましょう。
カビの落とし方
靴箱に入れっぱなしにしていたら、カビが生えていた…というのもよくある靴トラブル。スニーカーにカビが生えていた場合は、酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯に数時間つけ置きしましょう。
水洗いできない素材を使ったスニーカーの場合は、アルコールで湿らせた布などで拭いて除菌をしてみましょう。
洗浄後は、しっかり水気を乾かすこともポイントです。
臭いの対処法
靴の臭いの原因には、足汗による高温多湿状態から、バクテリアが繁殖していることが挙げられます。重曹を溶かしたぬるま湯に、1時間ほどつけてから洗ってみましょう。悪臭の原因となる酸性の雑菌を、アルカリ性の重曹が中和してくれます。
革・合皮・スエード靴の洗い方と注意点
ひとくちに「スニーカー」といっても、その素材には、布のほかに革など、様々なものが用いられていますよね。ここでは、革や合皮・スエード素材の靴の洗い方や気をつけたいポイントを、それぞれお伝えしていきます。
革製スニーカー
革は水に弱いデリケートな素材です。お手入れの際は、水に濡らさないように気をつけつつ、専用のクリーナーを使用するようにしましょう。目立った汚れには、メラミンスポンジや革専用の消しゴムが有効です。
合皮のスニーカー
革とちがって、水洗いをしてもOKなのが合皮。ただし、つけ置きなど水に浸すことや、強くこするのはNGです。食器洗い用のスポンジに、おしゃれ着用洗剤や中性洗剤を溶かしたぬるま湯を含ませて、やさしく磨きましょう。その後は、浸さないように素早く水洗いします。
スエードのスニーカー
スエード素材もまた、食器用洗剤に水とスエード専用のシャンプーを含ませてやさしく洗います。その後、水が染み込まないように素早く洗い流しましょう。
靴洗いにおすすめグッズ・洗剤 6選
靴の洗浄は、便利なグッズや洗剤があるとグッと効率が上がります。ここでは、HugKum読者のママパパからアンケートに寄せられた、おすすめの靴洗いグッズをご紹介!
ウタマロ石けん
頑固な靴の汚れに効く石鹸といえば、やっぱり『ウタマロ石けん』が人気。通常の洗濯では落ちにくい泥汚れも、簡単かつしっかり落としてくれると定評があります。水に溶けやすく、生地になじみやすいので、靴を傷めないまま綺麗に。靴に限らず、生活の中の様々な汚れを解決してくれる、部分洗い用洗濯石けんです。
オキシクリーン
「オキシ漬け」で話題の『オキシクリーン』をご存知ですか? 『オキシクリーン』は、衣類のシミ・汚れを漂白・消臭、除菌する酸素系漂白剤で、もちろん、靴に付着した頑固な汚れや臭いも解決してくれます。お湯に溶けると酸素の泡をたっぷり放出し、汚れにしっかりアプローチ。家中の掃除にも併用できるので、ひとつ用意しておくととっても便利♪
ウタマロクリーナー
『ウタマロクリーナー』は、先にも挙がった『ウタマロせっけん』の泡スプレータイプです。『ウタマロせっけん』の効果はそのままに、泡スプレーでより使いやすい! キッチンまわりやお風呂掃除に適した「住宅用」ですが、靴を洗うときに本製品を使っているご家庭も多いようです。「手軽に使いやすい」と読者ママパパたちから好評!
KIWI ズックリン
上ばき・運動靴・スニーカーの汚れ専用の合成洗剤『KIWI ズックリン』もおすすめ。ミクロ粒子の働きで、靴に染み込んでしまった汚れや、頑固な泥汚れも落とします。使い方は、ズックリンを直接かけて、ブラシでこすり洗いするだけ! 消臭もしっかりしてくれるので、活発すぎるお子さんのドロドロ靴の洗浄におすすめです。
ミヨシの粉せっけん
昔ながらの製法を守り続ける、ロングセラー洗濯用粉せっけん『ミヨシの粉せっけん』は、環境を配慮し、新しい油脂と同等まで精製された再製油を採用。
しっかり溶けて、強力に汚れを落とす「こだわりのプロ仕様」が魅力です。ママパパたちからは「きれいに落ちる」との声が!
横須賀 洗濯石鹸 ブルースティック
部分汚れ専用の洗濯石鹸『横須賀 洗濯石鹸 ブルースティック』は、普通の石けんでは落ちないような、泥汚れや食べこぼしのシミ、襟や裾の汚れ落としが得意。もちろん衣類だけでなく、学校の上靴やスニーカーの頑固汚れにも効果的。スティックタイプなので包み紙を剥がして擦り付けたり、使う分だけカットできたりと、使いやすい♪
放置をしないこと&コマメなお手入れが大切!
ここまでお伝えしてきたように、汚れは放置すればするほど、生地に定着し、どんどんと落ちにくくなってしまいます。泥や砂・埃がついたら、できるだけ早く落とすことが大切。さらに、たとえ目立った汚れが見えなくても、コマメにお手入れをしておくと◎です。子どもの靴はすぐに汚れてボロボロになりがちですが、今回ご紹介した靴の洗い方やおすすめ商品を用いながら、サクッときれいに洗浄してみましょう。
構成・文/羽吹理美