栄養たっぷりパプリカ、摂るべし!
パプリカとピーマン、ししとうの3種類…なんか似ているなぁと思ったことはありませんか? 実は、いずれも辛みの少ない唐辛子の仲間です。これらは共に抗酸化力の高さで知られるビタミンCとE、βーカロテンが豊富なのが特徴。βーカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されることから、頭文字をとってビタミンACE(エース)と表現されることも。“ビタミン・エース”だなんて、ネーミングからも元気をもらえそうですよね。
パプリカの冷凍方法
パプリカの冷凍方法は、ピーマンと同じ。肉厚なパプリカは、丸ごと冷凍しても解凍後に食感が変わりにくく、冷凍向きの野菜です。
今回は、生のまま丸ごと・カットして・加熱後の3つの冷凍法をご紹介していきます。ピーマンの冷凍法が気になる方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
そのまま冷凍
まずは、丸ごと冷凍する場合です。パプリカは、よく洗って水けを拭いてから冷凍しましょう。
スーパーで、こんなに可愛い商品 ⤴をみつけてしまいました! 通常のピーマンの半分くらいの大きさで「スナップパプリカ」です。ミニサイズのため、丸ごと冷凍でも庫内がかさばらずにオススメです。
カットして冷凍
切ってから冷凍する場合は、好みの大きさでオッケー。使う料理に応じて、切り方を変えて保存しておくと便利です。ここでは、赤と黄色のパプリカをみじん切りにしてみました。
ラップで小分けにし、保存袋に入れて冷凍保存しましょう。
加熱して冷凍
最後は、加熱後に冷凍する場合です。パプリカの栄養素であるβーカロテンやビタミンEは油との相性抜群! 茹でて栄養素を流失せず、油で炒めてから冷凍保存するほうが得策です。
パプリカの解凍方法
冷凍パプリカの解凍方法は、冷凍のまま加熱するのがベスト! ですが、どうしても「生のまま」使いたい方のために、ちょっと実験をしてみましたよ♪
冷凍のまま加熱調理
冷凍パプリカは、凍ったまま加熱調理が正解です。他の具材も使う場合は、フライパンが熱い状態で冷凍パプリカを投入! 一気に加熱することで、水分の流失を最小限に減らすことができます。
生のまま使う場合は自然解凍・電子レンジ
次に実験(笑)。冷凍パプリカを冷蔵庫に移して自然解凍した場合と、電子レンジで解凍した場合で比べてみました。
実験結果は下の写真です。左が電子レンジ解凍・右が自然解凍のパプリカ。電子レンジは、加熱が入るため少し小さく縮んでいますよね?
しかし、食べ比べをしてみると、自然解凍のほうが若干、水っぽい印象。やはり、緩慢解凍ではないほうが食感を生かせるようでした。
冷凍したパプリカの保存期間
冷凍したパプリカの保存期間です。
「生のまま丸ごと冷凍」「カットして冷凍」した場合は、約1ヶ月。油で炒めて冷凍した場合は、約2週間ほど。
冷凍焼けする前になるべく早めに食べ切りましょう。
* * *
ビタミン・エース(ACE)は、抗酸化力の他に美肌効果もあることで知られる栄養素です。彩り鮮やかなパプリカは料理のアクセントにも最適。ぜひ、積極的にとり入れて楽しんでくださいね。
撮影・文/川越光笑(たべごとライター・栄養士)
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冷凍パプリカの通販
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冷凍パプリカを使ったレシピ
パプリカを上手に冷凍保存したら、さっそく日々のレシピに活用したいですね。冷凍パプリカで応用できるおすすめレシピを、料理家の先生たちに教えてもらいました。次ページからずらっと10選ご紹介します。