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プラントベースミルクの時代到来!?
今、じわじわと盛り上がりを見せているプラントベースミルク(植物性のミルク)。おなじみの豆乳のほか、アーモンドミルクやライスミルクなど、各社から様々な商品が発売され、CMでも目にするようになってきました。スターバックスでも、ミルクをソイやアーモンドに変更できるので、選ぶ楽しみがありますよね!
そんな中、大塚食品から新しいプラントベースミルクの情報が入ってきました。これは試してみなければ♪
『スゴイダイズ』シリーズに「スゴイオーツミルク」「スゴイひよこミルク」が新登場
大塚食品の『スゴイダイズ』シリーズ。ご存じの方も多いのではないでしょうか。
『スゴイダイズ』のスゴイところ
『スゴイダイズ』は、20年間にわたり培ってきた大塚食品独自の「マイクロクリーミ―製法」という、製造時に出る繊維質も含め、素材をまるごと使っているところ。飲んでもザラザラせずクリーミーで、本当に繊維質まで入っているの? と驚いてしまいます。
この製法を使って、新たに「オーツ麦」と「ひよこ豆」を使ったミルクが発売されたとのこと。なぜ新たな商品として、この2つの素材を選んだのか気になります。
「スゴイオーツミルク」と「スゴイひよこミルク」のスゴイひみつ
今回、開発を担当された大塚食品の齊藤さんにお話を伺いました。
筆者:なぜ新素材に「オーツ麦」と「ひよこ豆」を選んだのですか。
齊藤さん:オーツ麦は加工することで甘さと香ばしさを引き出すことができ、日本人の口にも馴染みやすい味わいです。また、オーツ麦は栽培過程での環境負荷が少ない穀物と言われているのも理由のひとつです。
一方ひよこ豆は、世界では多く食べられている豆ですが、日本ではあまり馴染みがありませんよね。食べるために手間もかかるため、簡単に摂取できる飲料という商品形態で開発にチャレンジしました。 ひよこ豆は、次世代の植物性タンパク資源としても注目されていて、タンパク質のほか、食物繊維、葉酸も摂取できるんですよ!
筆者:開発で苦労したのはどんなところですか?
齊藤さん:オーツ麦、ひよこ豆※1ともに「素材をまるごと使ったサステナブルな飲料」というコンセプトがあったので、植物由来のざらつきや粉っぽさを減らし、いかにミルク調になめらかに仕上げるかがポイントでした。
また、一般的な植物性ミルクに使われることもある、油脂や香料、増粘剤などを使用せず、素材そのままの味わいをミルク調に仕立てるのにとても苦労しました。
筆者:0~12歳のお子さんがいるHugKum読者層のママやパパ、お子さまに、どんな点がおすすめですか?
齊藤さん:「スゴイオーツミルク」、「スゴイひよこミルク」は125mlとお子さまでも飲みやすいサイズで、鉄や葉酸、タンパク質※2などの栄養を摂っていただけます。
筆者:鉄分や葉酸は、妊娠前や妊娠中の女性に欠かせない栄養素。ママも一緒に飲みたいです!
※1 ひよこ豆はうす皮を除く ※2 タンパク質の一日の必要量は、大人が50~60gに対し、読者層のお子さんは約15~40g(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」0~11歳の推定平均必要量より)
おいしくないと子どもは絶対に飲んでくれない…反応は?
お話を聞き、成長期の子どもや女性に良さそうだなと感じましたが、我が家の息子達(小4、小1)は飲んでくれるのでしょうか?
鉄分豊富な「スゴイオーツミルク」は貧血気味の息子に良さそう
まず、「スゴイオーツミルク」で私が注目したのは、鉄分が補給できる点。実は、小4の息子が以前貧血と診断され、病院で処方された鉄剤を飲んでいたことがあります。服用を終えてからも、鉄分の豊富な食材を使うようにしたり、鉄分入りのサプリやパウダー、お菓子を買ったりと、色々試してきました。大塚食品さんにこの話をすると、この「スゴイオーツミルク」では子どもが1日に必要な鉄※3の10~20%を補うことができるとか!
「おいしい!」と息子達はそのままグイグイと飲んでいました♪ これは、食事の工夫と合わせて、継続して飲ませたい!
※3 鉄分の一日の必要量は、読者層のお子さんは約3.5~7mg(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」0~11歳の推定平均必要量より)
コクのある「スゴイひよこミルク」は、料理の隠し味としても優秀
次に「スゴイひよこミルク」を飲んでみました。こちらは「スゴイオーツミルク」よりも素材の持つ独特のコクを感じます。プラントベースミルク推しの筆者にはたまらない味ですが、我が家の小1の次男はちょっと苦手だったご様子。
大塚食品さんからのアドバイスで、いつものパスタやリゾットに使うのがおすすめと聞いていたため、朝ごはんのときに簡単ミルクリゾットづくりに挑戦。
玉ねぎとべーコンをバターで炒め、炊いたお米とひよこミルクを入れたら、あとは塩コショウだけで軽く味付け。10分弱で作ったものですが、これが大成功!
そのまま飲むのはNGだった次男が、朝から「おいしい、おいしい」と一気に完食しました!
ひよこ豆そのもののうまみとこっくりした甘みで、塩分少な目でも深い味わい。しかも、タンパク質が摂れるとあり、我が家の朝ごはんのレギュラーメニュー化決定です♪
アレンジレシピはいろいろ!
大塚食品さんのホームページでは、食育指導士の福本陽子先生考案のアレンジレシピが見られますので、ぜひチェックしてみてください。
栄養価の高いおやつとしてストックしておきたい
最近SDGsに関する取材が多い筆者は、家畜を育てることで多くのCO²を排出すると知り、植物性のミルクへの関心がさらにアップしています。全てのプラントベースミルクが、環境負荷が低いわけではないのですが、良い商品を見つけ出すことも楽しみのひとつ。この新商品も個人的に嬉しいニュースでした。
また、毎日慌ただしく生活している中で、子どもに栄養価の高い食事やおやつを用意し続けるのは、至難の業。子どもの「おなかすいたー!」が始まったとき、タンパク質や鉄分、葉酸などが摂れるこれらのミルクがストックしてあれば、重宝しそうです。もちろん、自分の小腹が減ったときやカフェタイムにも、罪悪感が少なく飲めそうです♪
体にも環境にも優しい新たなミルクの選択肢として、試してみてはいかがでしょうか。
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文・構成/寒河江尚子