冷蔵庫の掃除から「SDGs」へ
キッチンは、SDGs(エス・ディー・ジーズ)をはじめる最適な場所です。というのも、家庭からの食品ロスを減らせる絶好のチャンスだからです。ぜひ余裕のある時に、冷蔵庫の中を掃除してみてください。なぜって? 忘れられた食材が意外と見つかる可能性が高いからです。
余った餃子の皮、どうしてる?
数枚だけ残った餃子の皮…「冷蔵庫の奥でカピカピになって発掘された」なんて経験はないでしょうか。消費期限前に冷凍保存しておくという手もありますが、餃子の皮を使い切るコツって他にもあるんです。
まずは、原材料をチェック!
餃子の皮は何から作られているか考えてみましょう。餃子の皮は、基本的に小麦粉と水、塩さえあれば作れます。つまり、うどんや刀削麺、パンなどと同じ材料。ということは、麺類やパン代わりに使っても面白いと思いませんか?
餃子の皮、使い切りレシピ
餃子の皮の材料が分かったところで早速、アレンジレシピに挑戦してみましょう。今回は、ラーメンと、おやつに最適な包み焼きの2つをご紹介します。ここでは、味噌ラーメンにしましたが、ピリ辛の担々麺やほうとうの代わりに使っても美味しいです。また包み焼きは、チーズなどを巻いても合いますよ。
餃子の皮で作る味噌ラーメン
材料(1人分)
餃子の皮…5~6枚
味噌ラーメンのスープ(市販可)…1袋分
好みの具…適宜
作り方
1.餃子の皮は、細切りにする。
2.1~2分ほど茹でて水でさっと洗い、水けを切る。
3.鍋でラーメンスープを作り、②を入れて軽く温めたら完成。
好みの具を盛りつけて召し上がれ♪
餃子の皮だと言わなければ、きっと分からないはずです(笑)
2種ソーセージの包み焼き
材料(6個分)
餃子の皮…6枚
あらびきソーセージ…3本
魚肉ソーセージ…3/4本
マヨネーズ、油…各適量
カレー粉(あれば)…適宜
作り方
1.魚肉ソーセージは、食べやすい長さに切る。
2.2種のソーセージを餃子の皮の手前に並べる。
マヨネーズを皮の上に少量のせ、ノリ代わりにする。
3.手前からくるくると巻き、マヨネーズでとめる。この作業はお子さんと一緒にやっても楽しそう。
4.フライパンに油を敷いて熱し、③を並べて蓋をする。片面に焼き色がついたら返して水少々(分量外)を加えて蒸し焼きにする。
そのまま食べてもいいのですが、カレー粉少々をふってカレー味にしても◎
ケチャップとも好相性です。
「もったいない」を見つけてみよう
いつも使っている市販品でも、目先を変えれば新しい食べ方のヒントが隠れています。「これって何で作られているのかな?」と、考えるだけでも“もったいない”を減らせるきっかけに。お子さんと一緒に、身近な食材からSDGsを探してみるのも楽しい食育になりそうですね。
構成&文/川越光笑(たべごとライター・栄養士)