余った餃子の皮は冷凍保存で使い切る! 解凍方法とアレンジ術、春巻きの皮の冷凍方法も

スーパーなどでは、肉と一緒と売られていることが多い餃子の皮。数十枚単位で売られているため、一度に使い切れないことはありませんか? そんな時は、冷凍保存がおすすめです。そこで今回は、餃子の冷凍保存方法や解凍方法、餃子の皮のアレンジレシピなどを紹介していきます。

餃子の皮を冷凍保存するメリット

・保存期間が長くなる

一度開封した餃子の皮の冷蔵保存期間は約3日間。乾燥しやすいため、あまり日持ちしません。すぐに使う場合は冷蔵保存でもO Kです。しかし、使う予定が立っていない場合は、冷凍保存しておくのが賢明でしょう。

・餃子の皮同士がくっつきにくくなる

餃子の皮を冷蔵保存して皮同士がくっついていた、なんていう経験もあるのではないでしょうか。これは、餃子の皮が水分を吸って起こるもの。きっちり密閉して冷凍保存することで、皮同士がくっつくにくくなります。

解凍時に餃子の皮がくっついてしまうことがあるので、適切に保存し正しい方法で解凍することが大切です。

餃子の皮は袋のまま冷凍保存しても大丈夫?

市販の餃子の皮は、未開封であれば袋のまま冷凍保存することができます。その際は未開封とはいえ、乾燥するのを防ぐために、あらためて別の保存袋に入れて保存するのが良いでしょう。

もう一つ気をつけておきたいポイントは、袋のまま冷凍保存した餃子の皮は、全部一気に解凍しないといけないということ。まとめて凍っているため、解凍して皮を剥がす際に破れてしまうことがあるかもしれません。時間に余裕がある場合は、数枚に小分けして冷凍保存することをおすすめします。

餃子の皮の冷凍保存方法や保存期間

市販の餃子の皮も、手作りした餃子の皮も、冷凍保存することができます。実際に餃子の皮を冷凍保存する手順や、保存期間をみていきましょう。

冷凍保存の手順

1、餃子の皮を3~5数ずつに小分けする(使い切れる量)。

2、小分けにした餃子の皮をラップで包みます。

3、重ならないようにフリーザーバックに入れ、空気を抜いて冷凍庫で保存しましょう。

保存期間

約1か月間保存することができます。しかし、冷凍庫内の匂いが移ったり乾燥してしまうので、なるべく早く使い切る様にしてください。

ベチャっとしない餃子の皮の解凍方法とは?

冷凍した餃子の皮は、電子レンジで解凍するのはおすすめできません。水分がとんでしまい、パサパサになってしまうからです。また常温で解凍するのもN G。水分が出てきてしまい、ベチャっとした皮になってしまいます。

そこでおすすめしたいのは、冷蔵庫に移して解凍する方法と手で温めて冷凍する方法です。手で温めると餃子の皮がくっつかずに、一枚ずつきれいにめくることができますよ。

冷蔵庫で解凍する方法

冷凍保存しておいた餃子の皮は、使う日の前日から冷蔵庫に移して解凍します。時間がない場合でも、20分ぐらい冷蔵庫に入れておけば解凍することができます。

手の温度で解凍する方法

凍ったままの餃子の皮に手のひらを数秒間当て、手の温度で解凍します。皮の端からゆっくりと持ち上げる様に剥がしていくと、きれいにめくれますよ。

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春巻きの皮も冷凍保存できる?

結論からいうと、春巻きの皮のも冷凍保存することができます。しかし、餃子の皮と違って、市販の春巻きの皮は最初から皮同士が密着していますよね。そのため、一枚ずつ区切って冷凍する必要があります。春巻きの冷凍保存方法をみていきましょう。

春巻きの皮の冷凍保存方法

1、春巻きに皮を一枚ずつラップか、クッキングシートで区切ります。

2、使いやすい量に小分けして、全体をラップで包む。

3、フリーザーバッグに入れ、空気を抜いて冷凍保存しましょう。

保存期間

約1か月間保存することができます。しかし、餃子の皮同様、早い目に使い切るほうが良いでしょう。

解凍方法

冷凍した春巻きの皮は、使う2時間前くらいに冷蔵庫へ移すと解凍することができます。

餃子の皮と春巻きの皮の違いとは?

餃子の皮の原材料は「小麦粉(強力粉)・水・塩」。一方で、春巻きの皮は「小麦粉・水・塩・油」です。そして、大きな違いは、春巻きの皮は加熱してあるということ。一度焼いてあるんです。ちなみに、餃子の皮と焼売の皮の原材料は同じ。焼売を作る際、餃子の皮で代用することができますよ。

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餃子の皮の作り方

自宅でも簡単にもっちりとした餃子の皮を作ることができます。

【材料(約20枚分)】

  • 薄力粉… 100g
  • 強力粉… 100g
  • お湯… 100cc
  • 塩… ひとつまみ
  • 片栗粉(打ち粉)… 適量

作り方

1、ボウルに薄力粉、強力粉、塩を入れます。

2、1に少しずつお湯を加えていき、菜箸などで混ぜましょう。

3、粉類がホロホロになったら、手で捏ねていきます。

4、生地が一つにまとまったら、それを半分にします。

5、生地を棒状にし、ラップで包む。

ラップに打ち粉をしておくと、生地がラップにくっつきにくくなります。

 

6、生地を30分ほど寝かせます。

7、寝かせた生地を10等分にカット。

8、片栗粉で打ち粉をし、切り分けた生地を麺棒で薄く伸ばします。

9、丸く形成したら出来上がりです。

餃子の皮は乾燥しやすいので、できあがった皮はラップをかけておきましょう。

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余った餃子の皮を使ったアレンジレシピ

餃子の皮は色んなアレンジを楽しむことができます。今回ご紹介するのは、お弁当にもおすすめの「餃子の皮でキッシュ」。そして、スープをもう少しボリューミーにしたい時にピッタリな、「餃子の皮でワンタン風スープ」のレシピです。

餃子の皮でキッシュ

【材料(6個分)】

  • 餃子の皮… 6枚
  • 卵… 1個
  • 牛乳… 大さじ2
  • ほうれん草… 1束
  • ハム… 2~3
  • ピザ用チーズ… 適量
  • 塩… 少々
  • コショウ… 少々
  • アルミカップ… 6個

【作り方】

1、ハムは細かくカット。ほうれん草は軽く茹で、冷水にさらします。

2、ほうれん草は水気を絞り、2~3cm幅にカット。

3、ボウルに卵、牛乳、塩、コショウを入れ、よく混ぜます。

4、アルミカップの中に餃子の皮を入れ、形を作ります。

5、3に卵液、切ったハム、ほうれん草を入れ、ビザ用チーズをトッピング。

6、オーブントースターで7分間加熱します。

7、焼き色がついたら完成です。

餃子の皮でワンタン風スープ

【材料(2人分)】

  • 餃子の皮… 4~5枚
  • 小松菜(もしくは青梗菜)… 1束
  • にんじん… 1/2本
  • 椎茸… 2個
  • 鶏ガラスープの素… 小さじ1
  • 薄口しょうゆ… 大さじ2
  • 水… 500cc
  • ごま油… 適量

【作り方】

1、小松菜、にんじん、椎茸を食べやすい大きさに切ります。

2、餃子の皮は細長くカット。

3、鍋に水、鶏ガラスープの素、薄口しょうゆを入れ、沸騰させます。

4、沸騰したら、小松菜、にんじん、椎茸を入れます。

5、具材に火が通ったら、餃子の皮を入れる。

6、ひと煮立ちさせて、最後にお好みでごま油を回し入れて完成です。

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余った餃子の皮は冷凍保存がおすすめ

余りがちな餃子の皮も冷凍保存することで、長期間保存することが可能です。また、餃子の皮は色んなアレンジ料理があります。冷凍ストックしてあると、献立の幅も広がるのではないでしょうか。

構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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