年収ランキング企業別トップ10
まずは、日本で年収の高い企業トップ10のランキングを見ていきましょう。どんな企業がランクインしているのでしょうか。
参照元:平均年収「全国トップ500社」最新ランキング(東洋経済ONLINE)
1位:M&Aキャピタルパートナーズ
平均年収:2269万円/平均年齢:31.4歳/本社所在地:東京都
M&Aキャピタルパートナーズは、大手M&A仲介会社。中堅・中小企業のM&A仲介業務を得意としています。今後、中小企業は高齢化が進み、事業承継が増えることが予想されるためさらなる発展が見込まれます。
2位:キーエンス
平均年収:1751万円/平均年齢:35.8歳/本社所在地:大阪
キーエンスは、自動制御機器、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡などの開発、製造販売を行う会社です。新たに生み出す商品の約7割が「世界初」「業界初」であることから、他者が真似できない独自の技術によって利益を上げていると考えられます。
3位:ヒューリック
平均年収:1708万円/平均年齢:39.4歳/本社所在地:東京都
ヒューリック株式会社は、東京都心の不動産の保有賃貸業・投資開発事業をメインに扱う不動産会社です。現在あるビルの建て替えや高層化で急成長しています。
4位:三菱商事
平均年収:1678万円/平均年齢:42.7歳/本社所在地:東京都
三菱商事は、三菱グループの総合商社です。世界約90の国・地域に拠点をもち、天然ガス、総合素材、石油・化学ソリューション、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループ体制で幅広い事業を展開しています。
5位:伊藤忠商事
平均年収:1627万円/平均年齢:40.2歳/本社所在地:大阪府
伊藤忠商事は、世界62ヶ国に約100の拠点を持つ大手総合商社です。繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野で取引を行っています。そのほか、国内外における事業投資なども展開する会社です。
6位:地主(旧社名 日本商業開発)
平均年収:1558万円/平均年齢:40.3歳/本社所在地:大阪府
不動産金融商品の開発を行っている会社です。特徴的なのは、独自の不動産投資手法「JINUSHIビジネス」を基に、事業用定期借地権を利用した不動産投資を行っていることです。
7位:三井物産
平均年収:1482万円/平均年齢:42.1歳/本社所在地:東京都
三井物産は、三井グループの総合商社で、金属やエネルギー領域など、資源領域を得意とする会社です。ちなみに、鉄鉱石、原油の生産権益量はほかの商社に比べて群を抜いています。
8位:ソレイジア・ファーマ
平均年収:1480万円/平均年齢:49.9歳/本社所在地:東京都
ソレイジア・ファーマは、アジア諸国におけるがん領域の革新的医薬品の開発、販売をしている会社です。がんにまつわる医薬品は今後も注目を集めることから、利益を上げていると考えられます。
9位:ストライク
平均年収:1357万円/平均年齢:35.5歳/本社所在地:東京都
ストライクは、公認会計士が主体となって設立した”M&A専門”の会社です。M&A仲介業務を柱に、それらにまつわる関連業務も提供しています。
10位:住友商事
平均年収:1356万円/平均年齢:42.7歳/本社所在地:東京都
住友商事は、機械、エレクトロニクス、金属、発電所や上下水道といった社会設備、エネルギーなど、あらゆるものを扱っている総合商社。66か国・地域に131拠点があり、世界中の取り引き先やパートナーとともに、さまざまな事業を展開している会社です。
年収ランキング職業別トップ10
職業別の年収ランキングトップ10をご紹介。どんな職業がラインクインしているかチェックしましょう。
参照元:年収ランキング(マナビジョン)
1位:航空機操縦士
年収:1694.6万円
航空機操縦士は、飛行機を操縦する仕事です。多くの人の命を預かる仕事であるため、なるには操縦士の資格や、定期的な身体検査や無線に関する免許、さらに機種ごとに異なる技能証明を受けなければなりません。
格安航空会社のパイロットも年収は高く、国内線でも国際線でも年収差はほとんどないといわれています。
2位:医師
年収:1169.2万円
「臨床医」と呼ばれる医師は、人の病気や怪我を治療する仕事をしています。医師のなかには、研究を行う基礎医学者もいます。
医師は、人の命に関わる仕事であるため、年収が高いです。ただし、病院や診療所に勤める勤務医と、自分で病院を開業する開業医では年収が異なり、一般的には開業医のほうが年収が多いのだそう。なかでも美容外科の開業医の年収は3000~5000万円程度といわれています。
3位:大学教授
年収:1100万円
大学に所属し、自分自身の専門分野を研究したり、学生に講義を行うのが大学教授の仕事です。国公立大学と私立大学では年収に数百万の違いがあるとされており、私立大学のほうが多いようです。著名な教授になれば、書籍の出版や、テレビ出演などでさらに収入がアップします。
4位:大学准教授
年収:871.2万円
大学准教授は、大学教授に準ずる立場です。仕事は大学教授と大きな違いはなく、自分自身の専門分野を研究しながら、学生に講義を行います。
年収は、大学教授同様、国公立大学と私立大学では年収に数百万の違いがあります。
5位:記者
年収:791.6万円
意外と高年収なのが記者の仕事です。新聞や雑誌、テレビ、インターネットなどに活躍の場をもち、取材をして記事を書き、各媒体に掲載します。媒体のなかでは、大手新聞社が年収が高いようです。
6位:不動産鑑定士
年収:754.2万円
土地や建物といった不動産の価値を評価するのが「不動産鑑定士」です。そのほか、不動産の活用方法などをコンサルティングすることもあります。不動産の価格は日に日に変化するため、適正な価格を鑑定しなければなりません。そのためにはあらゆることを調べる必要があり、労力がかかります。
なお、不動産鑑定士になるには国家資格の取得が義務となっており、難関試験といわれています。
7位:弁護士
年収:728.6万円
弁護士は「法律の専門家」といわれており、法律を使って基本的人権を用語する仕事です。具体的には、法廷での訴訟活動や、私的なトラブルの紛争の解決などを行います。
8位:大学講師
年収:718.9万円
大学講師は、大学教授や大学准教授と同様、専門分野の研究や学生への指導を行うのが主な仕事です。大学講師には2タイプあり、教授にステップアップ可能な「常勤講師」と、授業のみ受け持つ「非常勤講師」がいます。
9位:高等学校教員
年収:709.2万円
高等学校教員は、高校に勤め、自分の専門分野を生徒に教育・指導する仕事です。公立と私立で年収は異なり、私立のほうが年収が高いとされています。
10位:一級建築士
年収:702.9万円
建築士には「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」の国家資格があり、一級は最難関の国家資格です。一級建築士の仕事は、建築物の設計や工事の監理を行います。
勤め先には建築会社や住宅メーカー、設計事務所などがあり、それぞれで年収にばらつきがあります。売れっ子の建築士になれば、1億円程度の年収を稼ぐ人もいます。
ユニーク&専門性の高い職業の年収は?
ここでは、漫画家やユーチューバーといったユニーク&専門性の高い職業の年収を紹介します。
漫画家
年収:400万円
コミック誌やWebなどに漫画を描く仕事です。ジャンルには、少年マンガ、少女マンガ、青年マンガ、女性向けマンガ、学習マンガ、エッセイマンガなどさまざまあります。
年収は、原稿料や印税がメインです。マンガがヒットすると、映像化やグッズ化などで収入が増えることもあります。
参照元:職業別平均年収ランキング197選【2022年最新版】-年収ランキング
プロゲーマー
年収:450万円
プロゲーマーは、ゲームで報酬を得る人のこといいます。具体的には、ゲームの大会に出場し、賞金や報酬を受けます。
近年人気となっているeスポーツにより、注目されている職業で、トッププロゲーマーともなると1億円以上稼ぐ人もいます。
参照元:日本と世界のプロゲーマー年収ランキング!e-スポーツで生きていくことは可能?-DMM WEBCAMP
ユーチューバー
年収:800〜900万円
ユーチューバーは、動画を撮影し、編集してユーチューブにアップするのがメインの仕事です。おもな収入源は広告収入で、そのほか、企業とタイアップした動画による収入、スーパーチャット、オリジナル商品の販売などで収入を得ています。
参照元:ユーチューバーの平均年収はどれくらい?収入源は?-フィナンシャルフィールド
アスリート・スポーツ選手
年収:4174万円(プロ野球選手の場合)
アスリートやスポーツ選手のおもな仕事は、スポーツでお金を稼ぐことです。プロ野球やサッカーのJリーグでは、リーグ戦を戦います。ゴルフやテニスなどでは大会に出て優勝を目指し、賞金を獲得することで収入を得ます。
参照元:プロ野球選手の平均年俸4174万円、球団別トップは2年連続ソフトバンク…2位は巨人-読売新聞オンライン
芸人
年収:10万円〜
芸人の仕事は、テレビやラジオ、お笑いライブに出演して芸を披露することです。どのメディアに出演するのか、また所属事務所によって年収が異なります。また、CM出演料や書籍の出版、イベント出演料、グッズやCDなどの収入などがあれば、年収はおおいにアップします。
作家
年収:200〜400万円
小説や絵本、エッセイなどを書く仕事が作家です。作家の収入源は、原稿料や印税がメインとなります。そのほか、テレビ出演やインタビューなどでも収入を得ます。
日本人ラッパー
年収:100〜数千万円
ラッパーの仕事は、ラップ音楽を演奏する仕事です。リリック(歌詞)を書いたり、音楽を作ったりする場合もあります。
参照元:ラッパーの年収はどれくらい?普段の仕事と副業の収入源を解説-働きぺディア
日本人格闘家
年収:100万円〜1億円越え
格闘家は、格闘技の大会で格闘スポーツをする仕事です。おもな収入源はファイトマネーで、所属団体の大きさによってファイトマネーは比例し高くなります。
将来の仕事の参考に
さまざまな職業の年収を紹介しました。憧れの仕事の年収はわかりましたか? ご紹介した職業の年収も参考にしつつ、親子で将来の仕事について考えてみてはいかがでしょうか。
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文・構成/HugKum編集部